5 金熊川上流に医王谷と呼ばれるエリアがあります。医王谷には曽山、小田谷、槍平、鹿籠そして桑梨の集落がありますが、今回紹介する桑梨を含め、曽山以外の集落はいずれも廃村になっており、静寂の谷といえます。

 桑梨集落は北桑梨と南桑梨に分かれていましたが、現在の地形図では「桑梨」として表記されています。

 江戸期は切久保村の枝郷として、ある程度の人口を擁し、昭和25年には15世帯103名(男42名、女61名)が在住していましたが、集落移転事業により、昭和51年全世帯が梨平集落へ転出しました。

 なお、桑梨集落の薬師堂は大塚小学校の分室として使われ、桑梨集落の他、槍平、小田谷、鹿籠、谷田川集落の子供たちが桑梨に集まり、学んでいたといわれています(2009年12月訪問)。

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