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4 2010年4月25日、長野県旧美麻村高地地区で行った廃村探査の記録です。

 和田の集落から沢を下り、次に目指したのは小米立の廃村。

 この廃村はかつて11戸の集落があり、高地地区の中でも比較的大きな集落でしたが、今では訪れる道さえありません。
 しかし、現在の地形図でも道からはるか離れて家屋の記号が残されています。

 訪れてみると、立派な蔵と広い平坦地が広がり、和田や寒方地などと同様、地形をうまく生かした集落といえます。
 

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 県道から小米立集落へ向かうためには、まず、当信川の渡渉をしなければいけません。ただ、川に埋まった石をうまく使えば、足を濡らすことはありません。
1 






















 沢沿いの斜面についた、かすかな踏み跡をたどると20分程度で小米立の集落に到着しました。
 白亜のきれいな蔵が目を引きます。新しそうなコンクリート製の電柱がありましたが、この集落が管理されているような形跡はあまりありません。
2






















 蔵はかなりきれいです。真新しい電信柱から電線がつながっていましたが、電気が通っているのでしょうか?。

3






















 集落の奥に墓地がありました。 管理されている形跡はありません。
5






















 墓地の下には無数の馬頭観音像がありました。立っているもの、倒れているもの・・いろいろです。
 その中で、ひときわ珍しい馬頭観音像がありました。2人の馬頭様が彫刻され、しかも片方の頭には馬頭が2個載っています。一見すると双体道祖神のように見えてしまいます。
 
 不幸にして双子を妊娠してしまった母馬が出産時に力尽きて死んでしまい、母馬と命を落とした双子の仔馬を供養するために、この不思議な観音像が立てられた・・・、
 なんてちょっとセンチな想像をしてしまいました。珍しいものが見れてよかったです。はるばると来た甲斐がありました。

 4回連続で旧美麻高地地区の廃村を紹介しましたが、寒方地、女生山、和田、小米立は訪れる道もなく、現在の地形図にも乗っていないディープでワイルドな廃村でした。そのせいか、かつての面影が感じられるようでちょっとしたタイムトラベルをしたような気分に浸ることができました。
 また、いつか来たいですね。

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