長野県大町市美麻地区にある大塩屋敷平・・・。大塩屋敷平がある地域は、今から約400年前の元和7年(1621年)切明新田村として開拓されたとされています。
ただ、付近には戦国時代の大野田城(大ノ田記事参照)があり、また、大町から信州新町への街道が古くから通っていたこともあり、新田開発以前からある程度の人が住んでいたと推察されます。
そして、400年に及ぶ歴史に終止符を打ったのは旧美麻村の集落移転事業でした。今は地図の空白地帯で、原野に還りつつある廃村集落となっています。
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(レポート)
大町市の美麻地区にある秘境ムード漂うもくじき荘から北側の谷に入ったところに大塩屋敷平は存在します。
大塩屋敷平が属していた切明新田村の江戸末期の古地図です。
「古城跡」は大野田城、坂ノ尾は境野をさしているのでしょうか?。この地区の産土神社は荒井の諏訪社ですが、現在はそこに至る道は藪に完全に閉ざされています。しかし、最もこの地域が栄えた江戸時代はそれなりの人の行き来があったのでしょうか?。

集落探しは少々難航しましたが、大塩屋敷平に至る古道を発見しました。
人の足により削られた地形と道端に植えられた水仙が私を導いてくれます。

河岸を上がったところに切り開かれた平坦地には、家屋の梁や竃などの道具が遺されていました。

この平坦地をさらに登ると、納屋が遺されおり、家屋があった平坦地もみつかりました。移転事業により1軒が離村していますが、最後まで残ったのがここに住んでいた住人なのでしょう・・。

村影弥太郎さんが8年前に訪れた時は納屋は健在だったようですが、現在、崩壊が進んでおります。
8年前は養蜂の巣箱があり、定期的に住人が訪れているようだったのですが、現在は訪れる人もいないようです・・・。

墓地をさがしましたが、発見できませんでした・・・。
ただ、集落の一番上部には馬頭観音がのこされていました。

廃村に遺された馬頭観音・・・。
かつての住人に大事にされた馬だったのでしょうか?。

集落の北側には古い井戸の跡が残されていました。

・・・・そして大塩屋敷平と言えば、素晴らしい双体道祖神が遺されているのですが、今回は発見できませんでした。
2年前に道を間違え、原野を彷徨している中で偶然出会うことができた素晴らしい道祖神・・・。前回の遭遇は奇跡だったのかもしれません。
いずれにしても、廃村には素晴らしい石造物が遺されており、場合によっては放置され、消失してしまう可能性があります。
世界遺産ブームの中、世間ではもう少しこのような石造物に目を向けてもいいのでは?、と私は思っています。
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道祖神の場所はわかりませんが、こちらも秋頃にまたリベンジしてみたいと思っています。
記事とは全く関係ありませんが「14-15シーズン、ヤナバ復活予定!」とのことです。やはりマックアースグループでした。
そして、私のほうは小松原湿原に行ってきました。
湿原までの林道歩きが長くてかなりバテました。山中で出会った人も2組のみ、静かな山歩きが楽しめました。
ちょうどワタスゲが見頃でしたが、今年のコバイケイソウは不作っぽいです。