ビジュアルマーチャンダイジングのセオリーといえば、
VP,PP,IPの基本構成だ。
この3つの役割については、下記を参考にしてほしい。
●VMDとは
これに、建築的な視点と販促的な視点から、
GPとAPを付け加えてみた。
GPとはグランドプレゼンテーション。
APとはアーチクルプレゼンテーション。
客が店に入るところから、商品をつかんでバスケットに
入れるまでの、購買の基本動作の流れに沿った売場のディスプレイを
考えると次のようになる。
GP・・・遠くから売場を見た場合の見通しのこと。
建築で言うパースペクティブになる。
売場の見た感じなので、ショーウインドウはその一部に過ぎない。
VP・・・ショーウインドウ
PP・・・壁面や柱上のディスプレイ
IP・・・商品が陳列されている棚
AP・・・商品に付着しているPOP。パッケージデザインと一体化しており、
パッケージを見ただけで商品特性を理解できる。
GPは、店の前に立った時点から、遠くはなれたところ・・・30mくらい
だろうか・・・から売場に引き込むことを考えたもの。
その場合、売場は遠くの点になるので、まとまりとしての売場のファサード
デザインをどうするか?ということになる。
※ファサードとは、正面図のこと
APは、商品そのものだから、パッケージデザインやPOPを考えるときに
必要な技術となる。
パッケージやPOPのデザインは、IP(棚割り)の続きとして考えることが
大事になってくる。
今までは、
VP,PP・・・デコレーター
IP・・・商品部
GP・・・建築家
AP・・・パッケージデザイナーまたは広告会社
というように分業していたが、これを一気通関するプロデュースが
必要となってくる。
それを担当する人が、ブランドビジュアルマーチャンダイザーと
いうことになる。
ブランドVMDとは、まさにGP→VP→PP→IP→AP
で売場を考えるVMDに他ならない。
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今週のテーマは
「Vol.25 OHNSK オンスクの法則」