・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oval-Link Co.,Ltd
アイテムとはitemと書き、商品単位のことを指す。
ところが、商品単位って言ってもよくわからないだろう。
VMDでいうアイテムとは、品目を指すことが多く、
服、帽子、靴下、ベルト、マフラー・・・。
こういうのをアイテムと言う。
え?でも。
服がアイテムだと意味が広すぎるかも、と思うだろう。
コート、ニット、カットソー、シャツ、パンツ、レギンス・・・。
いやいや、レギンスはパンツと同じような感じがするから
レギンスはパンツというカテゴリーの1アイテムかな・・・。
また、帽子は、キャップ、キャスケット、スキー帽など
いろいろな種類があるな?
これもアイテムというのかな?
それともカテゴリー?いやジャンル?
と、アイテムを定義づけるときりがない。
アイテムとは、ある程度一般で汎用されている
品目の名前と考えればいいだろう。
例えばシャツはアイテムに違いないが、
もう少し細かいアイテムの言い方も可能だ。
・ドレスシャツ(関西はカッターシャツ・関東はワイシャツ)
・Tシャツ
・ロングシャツ
・ブラウス
これらはシャツをさらに噛み砕いた
アイテムといっていい。
パンツというアイテムもいろいろだ。
●サイズで細かく分かれたアイテムは
フルレングスパンツ
クロップトパンツ
ショートパンツ
・・・
●ワイドで細かく分かれたアイテムは
バギーパンツ
ワイドパンツ
スキニ―パンツ
ストレートパンツ
ブーツカットパンツ
パンタロン(古いか・・・)
・・・
●文化・民族で細かれたアイテムは
アリババパンツ
サファリパンツ
カウボーイパンツ
ジョッパーズパンツ
・・・
アイテムをこのように細かく刻むとキリがない。
そうファッションのアイテムというのは実に
いろいろあるのだ。
反対に、電化製品だとアイテムは少なく、
例えば洗濯機。
・全自動洗濯機
・ドラム式洗濯機
・乾燥機付き洗濯機
・二槽式洗濯機
と、このくらいしかアイテムはない。
「全自動洗濯機アクア」 とか
「ドラム式洗濯機ザブーン」
となると、もう商品名あるいは、
商品ブランド名になってしまう。
箸もそうだ。
箸自体がアイテム名だが、
細かく刻んでも
・割り箸
・箸
これで終わりだ。
・木の箸
・鉄の箸
・陶器の箸
・・・
・ピクニックに使う箸
・会食で使う箸
こうなるとアイテムではなく、
素材別分類名や用途別分類名となる。
このように、商品によってかなり「アイテム名の深度」
は違うが、こう覚えよう。
千趣会やセシールなどのカタログ通販サイトを見てみる。
下着カテゴリを見てみる。
・ブラジャー
・ショーツ
・ランジェリー
・ボディスーツ
・ガードル
・パジャマ
・・・
と、インデックスにいろいろ名前が載っているのが
わかるだろう。
ここら辺をアイテムといっていいだろう。
で、ブラジャーをクリックするとさらに
・ワイヤーつき
・E75
・ポケット付
・カップ付
・ビスチェ
・・・
と出てくる。
下着メーカーの関係者間では、
ここはアイテムと言ってもいいし、
百貨店関係者はアイテムではなく、仕様別分類名と言っても
いいかもしれない。
つまり、アイテムの定義は、使用する人によって違ってくる、
という実に曖昧なものだというのは
覚えておこう。
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