・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oval-Link Co.,Ltd
皆さんは、ディスプレイの
テーマ設定どうしているだろうか。
ただ漠然と、「テーマはクリスマス」みたいに
想定してないだろうか。
「テーマはクリスマス」にして、いつもの商品に、
ただクリスマス用品を飾っただけ・・・では、
提案力あるディスプレイと言えない。
もっと具体的にテーマを練ってみよう。
テーマを深堀することによって、ディスプレイに提案力が増し。
それを見たお客様は、夢想してくれるのだ。
商品を使ったシーンを頭に思い浮かべてくれるわけだ。
テーマの深堀は、「サブテーマ」を設定すると可能だ。
売場塾では、サブテーマのことをモチーフと呼んでいる。
サブテーマは、テーマを細かくしたもので、
これによって展示商品やそのコーディネートの仕方、
ディスプレイ用品、展示全体の色などが設定できる。
例えば、「テーマはクリスマス」だが、
どんな人が迎えるクリスマスか、どんな風にクリスマスの日に使うのか、
なんのためにクリスマスの時期に買うのか・・・
などを具体的に絞り込む。
それは、「クリスマスの時にホテルで男女が出会う時に使うもの」
「クリスマスの時期に部屋で暖かく過ごせる家族のため」
のようなものでよい。
このようなサブテーマを設定すると、
店内から展示商品を選択しやすくなる。
あなたが家具店のウインドウの展示を制作すると仮定する。
「テーマはクリスマス」だけでは、キッチンテーブルセットに
クリスマスケーキとキャンドルを飾るだけになってしまうだろう。
そこで、サブテーマを「お子さんたちにサプライズギフトを
手渡すためのファミリーのクリスマスイブ」と設定するのだ。
「お子さんたちにサプライズギフトを手渡す、
ファミリーのクリスマスイブ」だとすると、
店内からピックアップしてくる展示商品は、
お子様用食器類、お子様の椅子、パーティゲームが
加わる。
さらに、ディスプレイ用品は、クラッカーやお菓子袋などが加わるだろう。
ディスプレイ全体の色は、赤い水玉や
きらきらした星のオブジェになる。
そして絵本も置かれるだろう。
このように、サブテーマを設定すると、
ディスプレイを見たお客様が立ち止まって夢想してくれる。
「こんなだんらんもいいな・・・」となるだろう。
さて、サブテーマは、ひとつの主題(テーマ)に対して、
複数設定することができる。
それは、5W1Hを考えることで、いろいろな発想ができる。
5W1Hとは「誰がその商品を使うのか」「どこで使うのか」
「どんな理由で使うのか」「いつ使うのか」「なんのために使うのか」
「いくらか」ということだ。
来週からクリスマスのメインシーズンが始まる。
「クリスマスのディスプレイをしよう」という前に、
テーマとサブテーマを考えてみよう。
そうすれば、いつものディスプレイに提案力が増すことうけあいだ。
提案とは、まさにプレゼンテーションのこと。
それはディスプレイそのものの意味でもある。
テーマとサブテーマでお客様を立ち止まらせ、
夢想させるプレゼンテーションをつくろう!!
------------------------------------------------------
VMDセミナーのお知らせ
------------------------------------------------------
VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を学んで
売場づくりの即戦力を身につけよう。
東京秋葉原11月22日開催。
●VMD売場の改装・改善セミナー