・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oval-Link Co.,Ltd
ライザーというのは、ディスプレイする時の小さな台のこと。
アンコと言う人もいれば、サイコロという人もいる。
四角い、シンプルな箱なのだが、
これがディスプレイする時にとても役に立つ。
このおかげで、商品の見栄えがよくなり、ディスプレイも
美しく見えるのだ。
今日はこのライザーの使い方をお話ししよう。
●ディスプレイを三角形にするために使う
商品をディスプレイする時は、ディスプレイの輪郭を
三角形にすることが基本中の基本だが、
ライザーを使うと、かんたんに三角形にすることができる。
三角形の輪郭とは、頂点が真ん中にあり、裾野が
左右に広がっている状態をいう。
そのため、真ん中の商品がニュッと上に突き出ている
状態が好ましい。
ところが、高さがあまり変わらない商品を並べる場合は
真ん中を高くするのが難しい。
それで、ライザーを真ん中に置いてその上に商品を置き、
ニュッと頭2つ3つ分高く展示する。
すると、真ん中が高くなり頂点ができるので
そこから左右にすそ野が広がっていくのである。
●商品特徴をよく見せるために使う
商品を寄せてひとつのカタマリにして展示するのが
ディスプレイの基本だが、寄せたときに
商品のラベルやシェイプ、柄などがわかりにくく
なる場合がある。
その時に、ライザーを使用してカタマリの中から
商品をニュッと出して、商品のカタチや柄、ラベルなどが
よく見えるようにする。
ディスプレイされている商品で、
商品パッケージに記されている商品名が
見えない場合が多い。
これでは、なんのためにディスプレイしているのか
わからない。
化粧品売場やお菓子売場でよく見かけるが
商品名が見えるようにするのは当然のことだ。
これができていない売場が多いので気をつけよう。
●オブジェとして使う
私たちがよく見るライザーは、アクリルで透明なものが
多いが、ライザーは実に種類が豊富。
木もあり、レンガもあり、皮もあり、ギフト箱もある。
ライザーは、ディスプレイの黒子なので隠すのか基本。
ライザーの前に商品を展示することによって
ライザーを隠す。
しかし時には立派なオブジェの役割も兼ねる。
例えば、クリスマスのチョコを置くライザーとして
ギフト箱を使用する。
すると、ギフト箱はチョコを空中に押し上げると
同時に、オブジェにもなる。
レンガや木も、カントリーとかクラシックとか
ディスプレイのテイストを強調する場合は
見せてもいい。
●どうしてもライザーが見えてしまう場合は
詰めもので隠す
とはいえ、どうしてもアクリルライザーが見えてしまう
ケースがある。
その場合は、詰めものと行って、ライザー自体に
オーナメントを詰める。
例えば、夏のディスプレイの場合は、ビー玉を詰めたり
春のディスプレイの場合は、ガーベラを詰める。
すると、ライザー自体がオブジェに変化する。
●ブランドPOPとして使う
ライザーにブランドロゴが入っていて、
それが皮やスチールでできているものがある。
もちろんライザーとして使用するが
この場合は、ライザーのロゴが見えるように、商品を展示する。
すると、ブランドPOPとなり、どのブランドのバッグか
ディスプレイを見てわかるのである。
●展示棚として使う
ロの字ライザーは、そのまま棚として使用できる。
例えば、調理器具のディスプレイでは、
ライザーの上にコーヒーメーカーをいて、
ライザーの中に、コーヒーのたて方の本やレシピ本、
または豆を置く。
すると、コーヒー生活のテーマが伝わってくる。
また、よくあるマルシェ風のディスプレイでは、
ライザーが木箱で、その中に商品をたくさん置いている。
いかがだろうか?
単にライザーといっても、いろいろな使い方がある。
クリスマス・ディスプレイはいまが本番。
ライザーをうまく使用して、素敵なディスプレイを
つくろう!!
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