2012年04月22日

今後ますます重要になるBI「ビヘイビア・アイデンティティ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Oval-Link Co.,Ltd

CIとはコーポーレートアイデンティティのことで、
直訳すると「企業個性」となる。

アップルコンピュータはアップルコンピューターの、
ソニーはソニーの企業個性がある。

つまり、その企業らしいイメージをつくるのが
CIの役目だ。

そのCIは、VI、BI、MIという要素がある。
VIとは、ビジュアルアイデンティティのことで、
目に見えるすべての企業イメージを指す。

商品、商品パッケージ、広告、社屋、
名刺、封筒、制服、看板etc。
これらには、企業のロゴやマークが関係している。

BIというのは、ビヘイビア・アイデンティティのこと。
直訳すると、振る舞いの個性ということだ。
つまり、その企業らしい振る舞いということ。

ホンダの社員らしい振る舞い、
バンダイの社員らしい振る舞い・・・というわけだ。

例えば、アップルの社員が「ソニーは素晴らしい」
とたたえるとそれは「らしくない」。
アップルの社員が、毎朝屋上でラジオ体操をしている
・・・というと、らしくないだろう。

おおざっぱにいえば、社風みたいなものだ。

BIは、MIによって明文化されている。
MIはマインドアイデンティティと呼ばれる。
社訓、社定、行動規範がそれだ。
さて、オリンパス事件を契機に、
どんな大きな企業でもBIが大事ということは
わかっただろう。

JALもしかり、ライブドアもしかり。

昨今BIが外部の監視委員会によって
縛られていることはなさけないことだ。
これは企業がVIばっかりを見て
BIやMIをないがしろにしてきた結果と言える。

今を遡るころの1980年代は
CIブームで、社名ロゴ変更ブームだった。

キリンビール
アサヒビール
日本たばこ
NTT
コーセー

・・・とロゴ変更にいとまがなかった。

その時は、ロゴ変更というVIに伴って
BIが確立され、MIが明文化された。

21世紀に向けての日本企業人の
襟が正され、「Japan is NO.1」も流行った。

それから、30年。
今、インターネットで検索すると
BIはどこにも出てこない。
日本企業の凋落は毎日の新聞に掲載されている。

逆にアメリカ企業は息づいてきた。
例えば、アップルの「think different」の
MIは確実にグレードが進化しているだろう


いまこそ、企業はBI、MIを確立するべき
時に来たと言える。


シャープはやっぱり目の付けどころを
シャープにしてほしいし、
ソニーは、ソニーらしい「It’s a SONY」を
確立してほしい。

そのスローガンは社員の心の中から沸き起こるものだろう。

オーバルリンクもさ来月で10周年。
がんばりまあす。



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