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VMDの新ジャンルでVMD(ビジュアル・プロモーション)と
いうものがある。
これはなんだろうか。
それを解説する前に、VMDの4ジャンルを
お話ししよう。
VMDには4つの学問分野があり、
MDP(マーチャンダイジング・プレゼンテーション)、
MD(マーチャンダイジング)、
SD(スペースデザインまたはショップデザイン)、
VPM(ビジュアル・プロモーション)があります。
MDPはディスプレイの学問、
MDは品揃えの学問、
SDはスペースデザインの学問、
VPMは店頭販促の学問だ。
さて、VPMは、店頭販促をどのようにして
ビジュアライズするかの学問である。
店頭のデモやイベントなどの販促は、
SP会社や広告会社が企画しているが
VPMはVMD会社が企画する。
店頭販促を任される広告会社は、
通常は売場の陳列自体は変えない。
売場のMDPは変えずに、店頭の決められたスペースに
デモンストレーターを派遣して賑やかしをつくる。
対して、VPMは売場自体も販促バージョンに替る。
しかも、デモ員を動員せずに、店員自体がデモ員になる。
例えば整然とした化粧品のブランド売場は近寄りがたく、
敷居が高い。
そのために店頭販促を打って近くの通行人を売場に
入りやすくするのだが、VMDの店頭販促は売場も
変革させるのだ。
例えば、陳列をわざと崩して市場的なMDPに変えたり、
棚にカラフルなビビッドカラーを施したりして、
通行人に人目を引くプレゼンテーションをする。
そのため、いつもは棚に整然と並べている商品を
他のアイテムとクロスして木箱にアソートしたり、
買い物袋に入れて展示したり・・・と
MDPやスペースデザインも変革するのである。
そうすることで、店頭に「視覚的な賑やかし」ができ、
眺めるだけでも心地よい、目によい店頭イベントになるわけだ。
例えば、当社が取り入れているVPMにこんな事例がある。
インテリア店だが、「座り心地コーナー」を設置して
普通の家具店とは違うVMDを作り上げている。
●ラフィネリビング様事例
こちらもそうだ。
ぐりこやさんの店頭に行くと、ディスプレイだけを見るだけで
ちょっとしたイベント気分になる。
グリコの博物館にいったような気分になる店頭だ。
●ぐりこや様事例
このように、
VPMは、スペースデザインやディスプレイを取り入れた
VMDの販促手法と、とらえてもらえればOKだ。
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