2020年08月14日 10:31

8/14 おとん、おかんのことと同調圧力

天気:晴れ
連日の猛暑、たまりまへん。午前中はなんとかエアコンなしですましてるけど、午後からは入れっぱなし。電気代が心配。
お盆に入り、久しぶりに父母の墓参りをしょうと田舎(和歌山・橋本)の兄貴にメールすると「コロナ禍が終わってからにしてくれ」とのこと。80に手が届く年寄りにしたら、コロナの本場から来られるのは、やはりいやなんやろ。
父母いうと、今でも、たまに夢に出てくることがある。先日もうなされ系の夢で、父母のいる家に帰ろうとして夜も遅いので電話せなというのをみた。誰かが、記憶から消えた時が死んだ時、というてたが、その通りとおもう。だから、たまにでも夢をみたり、思い出したりしてる限りは、こころの中では、父母はまだ生きているのだ。
父母というと、わいは24歳まで大学に在籍しており、その間(いくら当時学費が安かったとはいえ)、よくも面倒をみてくれたものだ、ということと、とにかく働くことをなんともおもってなかったという印象をもっている。おやじは洋服の仕立職人で、おふくろは、その手伝いと家事。一日中動き回ってた。
そんな父母に、直接、墓参りはできないが、こっちから手を合わせておこう。

まったく別のはなし。最近、映画監督で作家の森達也さんの本をよく読んでいる。今読んでるのは「同調圧力 メディアーメディアが三流なら社会と政治も三流なのだ」。この本で、今の天皇の立ち位置がようやく理解できたのと、同調圧力の問題がするどく指摘されている。
「オウムによって始まった集団化は、東日本大震災によってさらに加速している。同質性を求め、異物を排除し、敵を見つけて攻撃したくなる。集団のそんな行動様式が、疑似右傾化的な振る舞いとなっている。」
まさに同調圧力である。コロナに対し、いろんな自粛要請があるが、あくまで要請であり、個人がちゃんと対策をしておれば、すべての自粛に従う必要はないはず。なのに一人が違う動きをすると、それを目の敵にする風潮がある。それは思考停止。
先日、ある集まりのメンバーが、感染者の多い大阪に行くのは控えようという、近所の呼びかけのペーパーが回ってきたこともあり、集まりに参加しないといってきた。もし、それを破って大阪に行ったことがしれると村八分的に扱われるという空気があるだろう。これって、異物を徹底的に排除した戦時中の隣組と同じではないかとおもう。
前にもいったが、この国の副総理は、日本が感染を抑えられているのは「民度がちゃう」と他のG7に説明したら、みんな黙ってしまったというが、それは感心してではなく、あきれてものが言えなかっただけなのだ。同調圧力に弱いことを自慢するものではない。

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