東谷文庫

二年間のうちに且て東谷と呼ばれてゐた土地に単身移り住む計畫の、 成功するか頓挫かを隠居生活のスタートと共に開設したブログにて記録   但し、一年二箇月にして断念 以下に連なるは、我がBLUE RUINSのお片付け目録

R.C.Andrews《On the Trail of Ancient Man》1926年刊の一部を割愛して、邦訳版『恐竜探検記』が小学館【地球人ライブラリー】の2巻目として出版されたのは1994年のこと。1978年に【世界探検全集】の一冊として『恐竜探検記』が河出書房新社より
ふり返れば、マイケル・クライトンの『ジュラシック・パーク』の出版が1990年、スピルバーグによる映画化が1993年のことです。
原題はアンドリュースのゴビ砂漠探検の当初の目的、人類誕生の地を探すことに沿つてゐて、一大恐竜ブームがなければ1978年の出版で忘れられてゐたかもしれません。
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アンドリュースがアメリカを発つてから100年目の記念展でした。~10月10日まで
公園内では台風14号通過による後片付けがあちこちで。
   ◆
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Protceratops andrewsiの幼体から成体までを演出するべく、豊富に産出する頭骨を並べてゐます。
プロトケラトプスは種小名にアンドリュースの名があるやうに、彼の隊が発見し、記載されました。
新大陸にはトリケラトプスなどの大型角竜(周飾頭)類がゐましたが、アジアのこれは小柄で角も未発達であることから【原始的な・角のある・顔(アンドリュースの、原ケラトプス)】と名づけられました。松田眞由美『恐竜学名事典』北隆社 2017年刊
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全き誤解から、会場でしきりに首を傾げたことを覚えてゐます。
プロトケラトプスの歯は嘴から遠い、白丸内にあります。
それでつい、ウマやゾウの臼歯を連想し、成長とともにこれほど頭骨が巨大化すると歯の大きさはどう対応させるのか?と。

結論からいへば、プロトケラトプスの歯は画像の凸凹の数だけ、先端がギザギザポテト状に波打つた個々の歯列でした。
顎が伸びた分補充するのか、乳歯から永久歯へ、歯のサイズを変へるのかは(ぼくには)不明ですが。
ネットを探索した際、【プロトケラトプス類における頬歯の発生様式】黒須宏美(京大・理)松岡宏重(京大・理)を見つけましたが、論文のタイトルだけで内容は閲覧できませんでした。なにか方法があるのかもしれませんが。

《化石ハンター展》にはサブタイトルがあつて【ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣】です。
アンドリュースの衣鉢を継いだ王暁鳴Wang Xiaomingをはじめとするアジアの化石ハンターたちが、ゴビ砂漠からチベット高原へとフィールドを切り開いてゐる現在については、ぜひ会場で。

科博の特別展について書き残す予定が、(気が急いて)、
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内径が110mm、長さ900mmのアクリルパイプの上下に同じ厚み(3mm)の底板と天端を接着したもの。
西表で買ひ求めたモダマを紐で浮かせつつ、全体も吊り下げができるやうに設計しました。
まあ、接着剤に付属してゐた簡易な注入器のせゐもあつて漏れることがあり、パイプの一部に曇りがでてしまひました。
ポリ製の注入器なので、たぶん指の熱で(内部の空気が)膨張し液剤が噴いたのでは?
ガラス製の注射器をもちながら、つい横着をしてしまひました。

なんとか【ヴンダーカンマー・匣展】に出品できる程度には仕上がりました。
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材料が揃つたので先に仕上げてみたかつたのです、(気が急いて)。

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白い毛の下も、茶の毛の下も、皮膚は黒い。
見つけたのは本剥製の、シマウマの鼻先です。

まん中の柱の右奥にあるけれど…二人連れのあひだに貌が覗いてゐます!
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木製の立体から飛び出してゐるのは抽斗の把手。
十幾つかの立体に、合計46の抽斗があつたか。
そのひとつに、国立科学博物館の日本館で開催中のこの企画の、趣意をひそませてありました。
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剥製は寄贈されたヨシモトコレクションから。
ウシ科、シカ科の偶蹄目だけでもいろいろ違ひが明らか。
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これは本剥製といつて、生前の形で再現されてゐます(鑑賞用?)。
ただこれでは場所や費用が嵩むので、(より多くの個体を集めた)研究用には
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哺乳類なら綿に毛皮を纏はせる必要がありません。これを仮剥製と呼びます。
本剥製も手足と頭骨を残し、骨組みは針金のやうな金属で。※一段うへのX線写真参照

また骨格標本も多くは組み立てないで袋詰め。
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この抽斗は最初のシマウマ(ヤマシマウマ)があつた【F:かもしれない模様】のなかの【どどっとドット】。
ドット模様が様々な種に現れることを例証してゐます。
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シロクマの毛はなに色か?

その毛もじつはパイプ状like a strawで、空気層air trappedにより体温を逃がさない仕組みがありつつ、光を乱反射して氷原に於ける保護色を演出することができる、《透明transparent》であると。
おまけに浮き輪の働きまであるa good flotation aid※皮膚は黒色
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【J:らしからぬ哺乳類】の抽斗のひとつ。
アルマジロのほかにカモノハシの本剥製がありました。
あれが毒針か!と興奮して撮影しましたが、拡大したところ後脚の親指の爪でした。

近ごろ御身の体脂肪率、計つたことがありますか?
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企画展『WHO ARE WE? 観察と発見の生物学vol.01 哺乳類~10月10日にて。

帰りの新幹線まで一時間以上あつたので、丸ノ内南口のIMTに立ち寄りました。
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ええ、エントランス以外、ここは撮影禁止なのです。
シャッターを押しまくつてゐるところを係の方から止められた、2017年12月の画像です。
一番奥に《ギメ・ルーム開設記念展『驚異の部屋』2015.10.02~》があり、部屋の半ばで撮影してゐました。
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半ばから入口方向を見た画像です。
画面右方向には、さらに、L字の底辺にあたる展示空間があります。
実はこの21日に、一枚だけこつそりシャッターを押したのでした。すると…

残りの展示空間を愉しんでゐたら、別のシャッター音が聞こえました。
同好の氏かと苦笑したものの、シャッター音が止まりません。おまけに近づいてくる。
係から叱られるところは見たくないし、と遂には声をかけることに。

なんのことはない、IMTの若いアルバイトの学生で、SNSにあげる画像を撮影してゐたのでした。
「よくご存じで、注意喚起、ありがとうございます」つて、面映いつて!

でもスマホはないのぢやない?
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撮影が許されてゐる《特別展示『PHOTO LOGIC-田中良知×IMT』》10月10日までから2齣ほど。

インターメディアテクIMTは自然史博物館ではありません。
アルバイトくんの云ふとおり展示空間の展示であつて、常に更新される自然史博物館とは異なる、時のなかで朽ちていく様が展示されてゐます。
ぼくにとつての身近には、小学校の木造校舎に残つてゐた理科室。
黒板と向かひあはせの、汚れたガラス戸で仕切られた収蔵棚の、塵が積もるに任せた、頸の取れかかつた、染みついた匂ひのある、キャプションを失くした…妙に懐かしい場所の記憶

おつと、展示物のやうにある我と我が身を発見。 

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知る人ぞ知る、上野駅1,2番線ホームの【エキマトぺ】がこれ。
因みに向かつて左が1番線京浜東北線(北行き)、右が山手線内回りです。

1番線に列車が入つてきて、制動がかかります。
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ドアが開きます。
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これは駅メロだつたかな?
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東京メトロ日比谷線・秋葉原駅の駅メロは『恋するフォーチュンクッキー』茅場町から上野方面行きの、まさにその部分でしたね。

上野駅の1番線も2番線もYouTubeでは【ベル】音でした。
5番線(宇都宮線、高崎線)の【線路の彼方】つぽく感じられるものの、5番線から届いた?

つまり、この文字のどれもが駅特有の音のオノマトペです。
聴覚に障害があると、周囲の音は混ざりあつてカオス。
【エキマトぺ】は視覚をもとに選別、【正解の音】の体験になると評判らしい。

発車ベルが鳴りはじめました。
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2番線の列車が動き始めます。インバーターの音か?
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 ※秋分初候 雷乃収声(かみなりすなはちこゑをおさむ)

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