PIOVANO

2009年11月03日 16:35

舌の先から足の先までふるえた夜

演奏会2演奏会 五重奏






世界的チェリスト
Luigi Piovano
彼自身の手によるお料理と音楽とワインの稀有な演奏会。
私のバイオリンの先生からこの素敵なお誘いを受けた。

場所は、先生の旦那様がオーナーの麻布十番・
カフェ
オリンピコ。
画家でもあるオーナーのカフェは
住宅街にぽつんとある。
店内には、自身で集めた骨董の椅子やシャンデリアなどが
いっぱい。優しい照明の光で照らされ、来る人をほっと
させる独特の雰囲気を持つお店だ。

オリンピコ おきもの2オリンピコオリンピコ おきもの












シューベルト
弦楽五重奏に続き、
ピアソラ
オブリヴィオン、リベルタンゴ…

この数日で一気空気に冷たさが出た。
晩秋を感じさせる夜にはより一層心に染み入る。


オリンピコでの演奏会は、耳や目からだけでなく、
足の裏から伝わる振動で演奏を聴くのが醍醐味。
演奏者と同じくする木の床から足に楽器の振動が
ズンズン伝わってくる。


オーナー自慢の骨董の椅子に座って聴く。ちびっ子の
私には少し高すぎて足が全部床につかない。お行儀が
悪いけど、ちょっとズルっと体を前にずらして、
足裏全体をつける。

すぐとなりに
LUIGIがいてチェロを弾いている。

演奏会 椅子演奏会 2つの足






(上)左が私の右足。右が演奏中のLuigiの左足。
この距離から音と振動で迫ってくる。

(左)オーナーの骨董コレクションで今回の私の椅子。中には100年前の椅子も。リアルアンティークがカフェの椅子として普通に使用されている。シャンデリアも中国でオーナーが集めてきたもの。素晴らしいインテリアで美味しいお食事をいただけるのがカフェオリンピコ!


演奏の後は、LUIGIとバイオリンGrazia Raimondi
本場イタリアの
パスタとドルチェを振る舞ってくれた。

演奏会 お料理演奏会 お料理2







(左)
「手伝ったのは買い物だけ」とオーナー。
   切るところから最後の盛り付けまですべて行う彼ら。
      お腹を空かせて、
ついつい「美味しそうだなぁ」と
      鍋の中を覗き込む私たち。


(上)パスタよりお湯のほうが少ない
!? GraziaLuigiの指示で
      時間をはかる。
さらに、2人で試食して、茹で具合を何度も確認。


    → 次に続く 



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