先日12月14日の「クローズアップ現代+」にほんの少し協力させていただきました。
タイトルは、アラフォー・クライシス。
本当にインパクトのある番組で、その後いろんな方からご意見を頂きました。
ありがとうございます。
詳細はこちらをご覧いただきたいと思いますが、
かいつまんでお話しすると・・・
バブル崩壊後に就職活動をした世代が、ちょうど40歳前後となったこと。
その時代の就職活動は、「就職氷河期」と呼ばれ、少し前の先輩たちとはうって変わって
求人数が激減し、非常に苦しい就職活動だったこと。
よって、正社員では仕事が決まらず、派遣スタッフや非正規職として社会人人生をスタート
させた人も多いこと。
あれから約20年が経ち、その世代がどう人生を過ごしているか、と言うのが
この番組のテーマでした。
衝撃的なスタートは、他の年代との年収格差。
※給与額の変化(5年前との比較)
そのほかにも、就職活動の困難さや介護の問題など、さまざまなことに触れたせいで
一つ一つの問題の掘り下げにちょっぴり残念さは残りますが、この問題を広く
知っていただくには、非常にインパクトが大きな番組だったと思います。
残念ながら、この番組に協力するに当たって、私が最もお伝えしたいところは
削られてしまったので、ここで語らせてくださいね!
想像してみてください。
何度も何度も履歴書を書き、何度も何度も面接に行き、何度も何度も不採用通知を受け取る・・・。
初職を非正規職でスタートしたアラフォーの女性たちは、未熟な年齢でそういった経験を
積み重ねた方がとても多いのです。もちろん男性にもいらっしゃるのですが、
その時代、女性たちは「いつか結婚して、やしなってもらえるでしょう?」と言う見方を
されていたので、非正規職は自分で選択したものと思われがちでした。
「気楽でいいよね」なんていう不躾な言葉もたくさん受けています。
就職氷河期で迎えられた彼女たちの就職活動には、こういった自力ではどうにもならない
時代背景があるのです。
この20年、それでもたくさんの履歴書を書き、会社に足を運んできました。
折れそうになる心を叱咤激励して、必死にがんばってきました。
なのに、面接に行くと言われるのです。
「なぜ正社員にならなかったの?」
「どうしてがんばらなかったの?」
そしてやってきた好景気らしきもの。
有効求人倍率の高まりがあちこちに書かれていますが、その詳細をご覧になったことが
あるでしょうか?
たとえば一般事務の有効求人倍率は0.4弱です。しかもパートを入れて、です。
それでも、家族から言われるのです。
「求人がたくさんあるのに、なぜ決まらないの?」
「努力が足りないからでしょう?」
励ましているつもりかもしれません。
でも、どうかお願いです。
彼女たちが生きてきた背景をもう少し知ってください。
そして、今どんな状態なのかを想像してください。
こんな理不尽な思いをたくさんしてきた彼女たちです。
自己肯定感が高くないのは、彼女たちの責任でしょうか?
私にはそうは思えません。
あるクライアントさんがおっしゃいました。
「錦戸さん、たくさんたくさん落ちた経験をするとね、どんなにがんばっても
受かる気がしないんです。だから、履歴書を買うのすら怖くなってしまう。」
それでも彼女たちは生きていくために就職活動を続けています。
なのでお願いです。
どうか背景をご理解ください。
不用意な言葉で彼女たちを萎縮させないように、どうかご配慮ください。
錦戸からのお願いです・・・。
タイトルは、アラフォー・クライシス。
本当にインパクトのある番組で、その後いろんな方からご意見を頂きました。
ありがとうございます。
詳細はこちらをご覧いただきたいと思いますが、
かいつまんでお話しすると・・・
バブル崩壊後に就職活動をした世代が、ちょうど40歳前後となったこと。
その時代の就職活動は、「就職氷河期」と呼ばれ、少し前の先輩たちとはうって変わって
求人数が激減し、非常に苦しい就職活動だったこと。
よって、正社員では仕事が決まらず、派遣スタッフや非正規職として社会人人生をスタート
させた人も多いこと。
あれから約20年が経ち、その世代がどう人生を過ごしているか、と言うのが
この番組のテーマでした。
衝撃的なスタートは、他の年代との年収格差。
※給与額の変化(5年前との比較)
そのほかにも、就職活動の困難さや介護の問題など、さまざまなことに触れたせいで
一つ一つの問題の掘り下げにちょっぴり残念さは残りますが、この問題を広く
知っていただくには、非常にインパクトが大きな番組だったと思います。
残念ながら、この番組に協力するに当たって、私が最もお伝えしたいところは
削られてしまったので、ここで語らせてくださいね!
想像してみてください。
何度も何度も履歴書を書き、何度も何度も面接に行き、何度も何度も不採用通知を受け取る・・・。
初職を非正規職でスタートしたアラフォーの女性たちは、未熟な年齢でそういった経験を
積み重ねた方がとても多いのです。もちろん男性にもいらっしゃるのですが、
その時代、女性たちは「いつか結婚して、やしなってもらえるでしょう?」と言う見方を
されていたので、非正規職は自分で選択したものと思われがちでした。
「気楽でいいよね」なんていう不躾な言葉もたくさん受けています。
就職氷河期で迎えられた彼女たちの就職活動には、こういった自力ではどうにもならない
時代背景があるのです。
この20年、それでもたくさんの履歴書を書き、会社に足を運んできました。
折れそうになる心を叱咤激励して、必死にがんばってきました。
なのに、面接に行くと言われるのです。
「なぜ正社員にならなかったの?」
「どうしてがんばらなかったの?」
そしてやってきた好景気らしきもの。
有効求人倍率の高まりがあちこちに書かれていますが、その詳細をご覧になったことが
あるでしょうか?
たとえば一般事務の有効求人倍率は0.4弱です。しかもパートを入れて、です。
それでも、家族から言われるのです。
「求人がたくさんあるのに、なぜ決まらないの?」
「努力が足りないからでしょう?」
励ましているつもりかもしれません。
でも、どうかお願いです。
彼女たちが生きてきた背景をもう少し知ってください。
そして、今どんな状態なのかを想像してください。
こんな理不尽な思いをたくさんしてきた彼女たちです。
自己肯定感が高くないのは、彼女たちの責任でしょうか?
私にはそうは思えません。
あるクライアントさんがおっしゃいました。
「錦戸さん、たくさんたくさん落ちた経験をするとね、どんなにがんばっても
受かる気がしないんです。だから、履歴書を買うのすら怖くなってしまう。」
それでも彼女たちは生きていくために就職活動を続けています。
なのでお願いです。
どうか背景をご理解ください。
不用意な言葉で彼女たちを萎縮させないように、どうかご配慮ください。
錦戸からのお願いです・・・。
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