phantasmagoria

読んだ本のこと、それ以上に買った本のこと、ときどきライブのことを書き散らかしてみたりする。

昨日の話ですが、ふらっと海を渡り高松まで行ってきました。というのも、「黒猫シリーズ」でおなじみ、ミステリ作家・森晶麿氏のトークイベントがあったからです。作家さんのイベントなんて普通は都会(主に首都圏)でしかやってないから、こんな近くであるなら行くしかないでしょう!ということで。

行先はライブ遠征で個人的にはおなじみ、ことでん瓦町駅の駅ビルに入っている瓦町FLAG。商業ビルかと思いきや、8階が高松市の施設になっているらしく、そこの会議室が会場でした。中に入ると受付してくれたのが森氏本人だったのでちょっとびっくり(笑)。黒ずくめのスリムなお方でした。そして思いのほかイイ声です。

イベントは約2時間のプログラムとなっていて、掌編朗読と質疑応答、最後にサイン会。朗読は当初、イベントのお土産となっている黒猫シリーズの断篇集からということでしたが、諸事情により(氏の娘さんの友人が来ていたためだとか。未成年に対する教育的配慮といったところでしょーか・笑)、同人誌として作られた掌編集から4作を披露してくれました。その掌編集は読んだことがないので、個人的にもそっちの方が嬉しかったりして。で、合間合間にその掌編に関係するエピソードや、参加者からの質問への回答、あとはオフレコですが今後の刊行予定なども。ああっ言えないっ……言えないけど秋の件は楽しみ……っ!

ちなみに掌編は最後に朗読された「どろぼうと猫」が一番よかったです。ある事情で貧しい飼い主の元を去り、次いで裕福な家に飼われることになった猫が、前の飼い主と意外な再会を果たすというお話。猫の乙女心にきゅんとしました。カワイイ。トークでは、ワープロの話がとても印象的というか笑ってしまいました……懐かしいなあワープロ。今時の人は知らないんだろうなワープロ。あと「カフカな彼女」ヒロインの「図々しい」というセリフは奥様の口癖から来てるとか。なんだか微笑ましいです(笑)。

で、最後はめいめい好きな本を持ち寄り、サインをいただくというコーナーに。私は持ち運びの面を考慮して文庫版「遊歩」を持って行ってたのですが、他の方は私と同じか、または単行本の「回帰」が多い印象。岡山での開催だったら「サロメ」にしたんだけどなあ……と思いつつも、そういえば作家さんに面と向かってサインをもらうのってこれが初めてなんですわたし。名前も入ってるし。ちょっと感動しました。

黒猫

左がお土産の断篇集で、右がいただいたサイン(隠してるけどちゃんとフルネーム入ってます)。猫のハンコがカワイイです。ていうか断篇集なんなの。けしからんぞもっとやれ(あれ?)。

とまあそんな感じのイベント参加なのでした。直前まではちょっと緊張しましたが(なぜか)、「講演会!」みたいなかしこまったイベントではもちろんなかったので、すごく楽しかったです。次はぜひ岡山にも来てほしいなーとか思ったりして。岡山イオンの未来屋書店とかいかかでしょーか。ミステリー館で以前「サロメ」がフィーチャーされたこともあったし。


*ここ1週間の購入本*
毛魂一直線「私が言うとおりになる3」(ヤンマガKC/講談社)
糸森環「恋と悪魔と黙示録 恋咲く世界の永遠なる書」(一迅社文庫アイリス/一迅社)
長月遥「花冠の王国の花嫌い姫 クロサンドラの聖人」(ビーズログ文庫/KADOKAWA)
峰守ひろかず「六道先生の原稿は順調に遅れています」(富士見L文庫/KADOKAWA)
須賀しのぶ「夏は終わらない 雲は湧き、光あふれて」(集英社オレンジ文庫/集英社)
若木未生「永劫回帰ステルス 九十九号室にワトスンはいるのか?」
井上真偽「探偵が早すぎる(下)」(以上、講談社タイガ/講談社)
菅浩江「ID-0 2 Vive hodie.――今日生きよ」(ハヤカワ文庫JA/早川書房)
王城夕城「天盆」(中公文庫/中央公論新社)
町田康「ホサナ」(講談社)

宮辻薬東宮
宮部 みゆき
講談社
2017-06-21

中学1年生の頃、伊藤の母親が宝くじで一千万円を当ててしまう。家族で話し合った結果、半分は伊藤やその姉の学費として貯金し、残り半分を頭金にしてマイホームを買うことに。「あすみニュータウン」と名付けられたその分譲住宅地は、以前事件があったり別の家が建っていたりということもないまっさらな土地で、一家は何の問題もなく一戸建てを購入し、入居の日を迎える。しかし年賀状に使おうと新居の前で撮った記念写真がどうにもおかしいことに気付く一家。家の内外関係なく、撮影したものをプリントすると、なぜか一部がぼやけ、実際とは異なる家具や壁紙が写りこんでいるのだ。カメラもプリンターにも問題がない事を確認した伊藤と姉は、次に周辺に聞き込みを行い、この家の周辺でなにか隠されたいわくがないかどうか調べたが、やはり当初の話通りなにも出てこない。しかも日が経つにつれ、家族がそれぞれ身体の不調を訴え始め……。(宮部みゆき「人・で・なし」)

宮部みゆき、辻村深月、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介の5人による、書き下ろしホラー系リレーアンソロジー。

宮部みゆきによる、購入したばかりの一戸建てで起きた怪現象を描く「人・で・なし」からスタートし、ゆるやかな繋がりをつけた5本の短編が治められている。もちろんリレーなので、最後の宮内悠介「夢・を・殺す」は、巻頭の宮部作品に繋がっていくというつくりになっている。各作品の「繋がり」ははっきりと明示されているわけではないので、どの部分が「そう」なのかを考えていくのも面白い。

個人的に印象に残ったのは、家に起きた怪現象の話――かと思いきや意外なラストに着地する宮部みゆき「人・で・なし」と、その次に置かれた辻村深月「ママ・はは」。この2編の繋がりはおそらく「写真」だと思われる。

「ママ・はは」はタイトルの通り母親をめぐる物語。小学校で教師をしている「私」が、同僚で友人の亜美から聞かされたのは、彼女の成人式の写真にまつわるエピソードだった――亜美の母親も彼女と同じく教師だったが、その性格はまじめで融通が利かず、自分がこうと信じたものを娘に強要するタイプの人間だった。お菓子は与えられず、テレビも見せてもらえず、勉強と習い事に明け暮れる日々。そんな母親から早く離れたいと願い、県外の大学へと進学した亜美だったが、成人式を前に母親から「振袖を買ってあげるから帰ってきなさい」という連絡を受ける。一緒に選びに行き、一目惚れした藤色の振袖を本当に買ってくれたことで母親への評価を改めた亜美だったが、その2日後、やはり振袖を返品すると言われ、結局ピンク色の振袖をレンタルしたのだという。しかし現在、手元にある成人式の写真では、亜美は藤色の振袖を着ている。それはいったいなぜか――という内容。この母親の振る舞いもひどいが、本当にひどいのはその顛末。とはいえ一概に「ひどい」とも言い切れない後味の悪さと、亜美の身に起きたことに対する恐ろしさが尾を引いている。そんな感じで、どの話もホラーというか理不尽というか、少しずつ違う5つの「ぞっとする」結末が楽しめる(?)1冊。

政略結婚
高殿 円
KADOKAWA
2017-06-24

加賀藩主・前田斉広の娘である勇は、生後半年にして加賀大聖寺藩主の三男・利極との婚約が決まっていたものの、他の姉妹たちの結婚や、徳川の姫君の降嫁などもあり、実際に嫁いだのは18歳になってからだった。初めて目にした夫の線の細さと色の白さから、思わず「さとうだいこんのよう」と考えてしまった勇だったが、心優しい夫や姑、そして兄のもとに降嫁した溶姫などに囲まれ、穏やかな日々を過ごしていた。唯一の悩みは子がなかなかできなかったことで、勇も正室の務めとして側室を勧めたものの、利極はそれを拒否。とはいえ勇もついに懐妊し、娘が産まれてますます幸せな日々が続くものと思っていたが、その矢先に利極が急死し……。(「第一章 てんさいの君」)

2015〜2017年にかけて各種地方紙に連載されていた、幕末から昭和の時代をそれぞれ生き抜いてきた3人の女性の姿を描く大河ロマン長編。

第1章の勇は幕末にあって藩主に嫁いだお姫様。第2章の万里子は明治から大正にかけ、洋行帰りで「自由」を追い求める先進的な女性。そして第3章の花音子は没落した公家華族の娘で、レビュー劇場で歌手を務め、やがてスターダムにのし上がり戦後までを駆け抜けた「華族女優」。女性が抑圧され、ひたすら「家」を守るための道具として扱われていた時代にありながら、彼女たちは時にそれを肯定し、あるいは否定しながら、自らの信念に基づいて突き進んでゆくのだ。

個人的に一番好きなのは第1章の勇。絵に描いたような政略結婚とはいえ、どれだけ周囲が勧めても利極が側室を持たず、勇を大切にしてくれるというエピソードからすでに涙が止まらない。お家第一の世の中にあってこういった態度を取るのはいいことではないのだろうが、やはり現代を生きるこちらにしてみれば(あるいは少女小説脳ということになるかもしれないが)、妻のことを大切に、かつ尊重してくれている――あるいは愛してくれているというのがよくわかる。だからこそ夫を喪った後の彼女の女傑ぶりも、すべてが亡き夫のためなのだということがわかるからこそ、最後まで何度も泣いてしまった。そしてそんな彼女に遺されていた「てんさい」の皿が、のちの万里子や花音子のもとに渡っていくという展開にも。


セラフィーヌは夢をみる。ひとつめはまだ幼い頃、彼女の名前が「ルイーズ」であった頃の記憶――この時、国王だという「ルイ14世」の前に引き出されたセラフィーヌだったが、彼が本物の国王ではなく「偽物」であることを看破してしまい、捕らえられそうになってしまうのだ。ふたつめはその後、ある女性の手引きでヴェルサイユ宮殿から脱出するさなかの記憶。頭の中にある「小さな箱」に大事な記憶を入れておくよう教えられたこと、そしてゆくゆくは自分を助けてくれるであろう「本物のカリオストロ伯爵」の存在を示唆されたこと。みっつめはその女性と別れ、南仏にあるR女子修道院に入ってからの記憶。仲間たちと様々な「善行」の研究をしていたところに現れた「カリオストロ」と名乗る錬金術師、亡くなった院長が隠し持っていたとされる「ミシェルの予言書」なる書物の存在。やがて国王の追手が現れ、修道院が焼け落ちたこと。――そうして目覚めたセラフィーヌは、「小さな箱」に入れていなかった記憶をほとんど失った状態で、カリオストロ伯爵と名乗る錬金術師の館にいた。カリオストロの手伝いをしながら少しずつ記憶を取り戻そうとするセラフィーヌだったが、自分が覚えていた「錬金術師」の在り方と、カリオストロのそれがまったく異なっていることに戸惑いを隠せないでいた。そんなある時、突如カリオストロに殺人の嫌疑がかけられてしまい……。

18世紀のフランスを舞台に、記憶を失った謎の少女と錬金術をめぐるミステリ長編。

とにかく謎だらけな「夢」の記述から始まる本作。セラフィーヌが何者なのかはっきりしないまま、彼女はカリオストロ伯爵のもとで錬金術的な才能を発揮し、やがて伯爵にかけられた嫌疑を晴らす手助けをすることに。記憶もなければ他に頼れる人もいないとあっては不安だろうに、前向きに自分の居場所を作っていこうとするセラフィーヌの頑張りがなんとも眩しい。が、しかしそもそもこの「伯爵」と、セラフィーヌの第3の夢に出てくる「カリオストロ」とはどういう関係なのか。現在は錬金術師のことを意味する「ゆがみ」という存在はいったい何なのか。セラフィーヌはなぜ「ゆがみ」を看破する力をもっているのか。そもそも彼女の頭の中にある「小さな箱」とはなんなのか。そしてセラフィーヌはいったい「どこ」から――というより「いつ」から伯爵のもとへとやってきたのか……。とまあこんな感じで、いろいろと謎が多すぎる物語なので、続編がないとまったくもって落ち着かない状態。いったい彼女の身に何が起きているのか――そしてこの「世界」がどうなっているのか、気になって仕方ない。


生まれつき病弱であること、「魔花」と呼ばれる奇病に冒されていること、そして魔女の証とされる髪と瞳の色のせいで、父王から疎まれて育ってきたシュトロイゼル王国の第1王女・リースヒェンだったが、若き天才医師・エレンフリートによって奇病は治り、さらには彼と婚約することに。治療のために傷跡が残ったことの責任をとるため、という名目ではあるが、互いに惹かれ合っていたふたりにとっては幸せな日々が続いていた。しかしある時、リースヒェンの弟である異母弟が突如、原因不明の昏睡状態に陥ってしまう。父王はリースヒェンが母親の胎内で双子だったことを根拠に「忌み子」と認定し、彼女を処刑しようと兵を差し向ける。そんな彼女を迎えに現れたのはエレンフリート。彼はリースヒェンの「粛清権」を買い取り、彼女を自身の研究の被験体にするのだと告げ、自身の領地へと連れ帰るが……。

「童話」シリーズ第4弾は、おそらくこれまでの中で一番古い時代の物語。魔女にして忌み子とされた王女と、そんな彼女を慕う青年医師とのラブストーリー。

奇病で病弱、親から疎まれて王宮の奥深くに閉じ込められ、さらにはあらぬ罪を着せられ処刑寸前……と最初から不幸すぎるヒロイン、リースヒェン。そんな彼女の支えになっていたのが、主治医にして婚約者のエレンフリート、唯一の親友ともいえる異母弟の婚約者ルイーゼ、そして彼女のそばに常に付き従う美しい毛並みの猫・クラウディア。しかしエレンフリートは彼女が処刑されると決まった瞬間に豹変するし、ただの猫だと思っていたクラウディアの正体が判明するし(とはいえこちらはまったく害はなく、むしろ心強い(?)味方ではあるが)で、穏やかだった彼女の日々は目まぐるしく変化していくことに。しかし多少のすれ違いはあったものの、基本的にはふたりの想いが通じ合っているので、最後まで安心して読むことができた。そして叫ぶしかなかった……「あまーーーーーい!」と……。

このシリーズの「王子様」的存在は毎回けっこうクセのある人物というか、ヒロインのことが好きすぎてあさっての方向に行きかけている方々ばかりだったのだが、今回のエレンフリートも多少そのケはあるようで(とはいえ一番「控えめ」ではあるが・笑)、クラウディアの心労やいかに、といったところ。彼が歴代ヒーローのアレな部分を嗅ぎつけるのに長けていたのはもしかしてエレンフリートのせいなのかも……などと思ったりして。


◇前巻→「聖女が魔を抱く童話 葡萄の聖女の料理帖」

水声 (文春文庫)
川上 弘美
文藝春秋
2017-07-06

1996年――10年間無人だった実家に戻り、一緒に暮らし始めた都と陵の姉弟。かつてこの家で母は死に、これを機に父はひとり暮らしを始めた。陵が使っていた部屋には南京錠をかけて開かずの間としたが、中からは父が買い集めた柱時計の音が聞こえ続けていた。陵と一緒に暮らす中で、都の記憶は過去と現在を往還する。そのなかで夢に現れるのは、なぜか幼い頃の母親の姿だった。そして現実でも、生前の母の姿を、言動を、印象を、何度も思い出すのだった……。

読売文学賞受賞作の長編。母親の死、そして弟との関係を、静謐なまなざしで見つめる物語。

どこかはすっぱで、あけすけで、いわゆる「女からは嫌われ男からは好かれる」タイプなのだろうな、と思わされる都と陵の「ママ」。都にとって母親の思い出がこれほどまでに鮮烈なのは、同性だからなのか、父親の影が薄いからか、あるいは自分とどこか重なるものがあるせいか。「パパ」は都たちの実の父親ではなく、「ママ」の兄なのだという。だから両親は夫婦ではなく、都と陵の父親は別にいることをふたりは知ることになる。しかしそのことを知っていても知らなくても、都と陵の関係はきっと変わらなかっただろう。

幼かった都たちは当たり前に成長し、おとなになっていく。男女のきょうだいがいつまでもべたべたと仲良くしているはずもなく、精神的にも物理的にも距離は離れ、それぞれに恋人ができていく。陵の方はどうだかわからないが、都の方は陵に彼女ができることをどこか苦々しく思う部分があった。陵が産まれたときに都が抱いた感想――「これはわたしのものだ」というその延長なのか、そうではないのかはわからない。けれどきっとその想いは、本人が意識していない心の奥底に常にあったのだろうと、都の陵に対する執着心を見るにつけ、思わざるをえない。

本来は家族なのだから、家族としての「愛情」は最初からあったのだと思う。しかしそれがいつしか男女間に芽生える「恋情」に変わったのかと言えば、そうでもないような気がする。ふたりはあくまでも家族で、きょうだいだった。母親の語る「戦争」、戦後に起きたいくつもの事件や事故、そして震災と、陵が巻き込まれかけた地下鉄サリン事件。いくつもの「死」がふたりのそばをかすめ、さらには最も身近な存在であった母親が死に至るという状況に接したことが引き金となったのだろう。しかしこうなることはある意味必然であり、時間の問題だったのかもしれない。危ういバランスの上で成り立つ関係のはずなのに、その足取りはしっかりしているように見えるのは、どこまでもふたりが「きょうだい」のままだからなのか。そんな不思議な関係性がつよく印象に残って、いまでもまだ尾を引いている。

正解するマド (ハヤカワ文庫JA)
乙野四方字
早川書房
2017-07-06

アニメ「正解するカド」のノベライズを担当することになった作家・乙野四方字であったが、アニメが始まり、締め切りが迫ってもなお、1文字も書けないでいた。脚本とシリーズ構成を務める作家・野崎まどから「アニメとは全く違うものを」と言われたこともあり、何を書けばいいのかまったくわからず途方に暮れる乙野は、かつてバイト中にヤクザらしき客が捨てていった薬のようなものを口にしてしまう。表現しがたいイメージの奔流を感じたのち、ふと我に返った乙野の前に現れたのは、「カド」に登場するキャラクター・ヤハクィザシュニナだった。しかしこの「ヤハクィザシュニナ」は、フラクタル模様の立方体「カド」ではなく、同じ模様ではあるがそれよりもずいぶん小さい正方形の「マド」(と乙野が命名)から現れ、さらには記憶喪失なのだという。状態回復のための手伝いをしてほしいというザシュニナに対し、乙野は交換条件を持ち掛けるのだった。ノベライズを完成されるための手伝いをしてほしい――ではなく、「父親を殺したい」と……。

メタフィクションSFとでもいうべき、アニメ「正解するカド」のスピンアウトノベライズ。

乙野本人の前に現れる「ヤハクィザシュニナ」は果たしてホンモノなのか、それとも彼の妄想なのか。妄想あるいは別人格のようなものであれば、乙野本人の知識と「ヤハクィザシュニナ」の知識は一致するはずだが、そうでもない面も見せられることから、ますますこの「ヤハクィザシュニナ」が何者なのか、乙野にも読者にもわからないまま物語は続く。

やがて作中でアニメの放送が始まると、ザシュニナの発言や行動もそれをなぞってゆくという展開になり、ようやくアニメのノベライズらしい状態になっていくが、本作はしかしそのまま同じ方向へは進まず、別の結末へと突き進んでゆく。そしてもうひとつ、乙野がザシュニナに告げた「父親を殺す」という発言の真相も。アニメと野崎まど作品をベースに描かれる「正解」の様相にはただ驚かされた。確かにこれも「正解」だ。というよりこの世界にあるすべてが「正解」なのかもしれないな、と。

砂の城 風の姫 (講談社X文庫)
中村 ふみ
講談社
2017-07-04

黒翼仙となった裏雲、そして天の声が聞こえなくなった天令・那兪を救う手掛かりを求め、代々女王が治めている隣国・燕へと向かった飛牙。しかしある夜、ひょんなことから甜湘という少女を助ける。どこぞの箱入り娘らしき甜湘に乞われ、飛牙は町の案内をしてやることに。しかしそんなふたりの前に現れたのは王宮からの追手。実は甜湘は燕国の次期女王である名跡姫で、現在家出中だったのだ。不審者として捕らわれそうになった飛牙だが、甜湘は彼こそが自分の「胤」であると宣言したため、飛牙は王宮にて丁重に軟禁されることになってしまう。「胤」とは燕国女王が跡継ぎを産むための制度上の夫。しかしこれまでに甜湘の「胤」がふたり続けて不審死を遂げていることが分かり……。

天が人に統治を認め授けた「天下四国」を舞台に、徐国の元王子が各国を流浪する中華風ファンタジーシリーズ2巻。

今回の舞台は、女王によって建国され、統治され続けている「燕」。しかし女王による統治制度は形骸化され、いまや摂政の専横によって国が荒れつつあるという状態。そんな中、名跡姫である甜湘はこの状況を憂い、なんとか国を建て直すために見聞を深め、女王の復権を考えているというなかなか意識の高いお姫様。いかに現在やさぐれてしまったとはいえ元王族の飛牙としては、そんな甜湘の心意気にすっかり共感してしまい、彼女のために奔走することになるのだ。相変わらず面倒見がいいというか人がいいというか……だが、それでこそ飛牙という感じもする。

そんな飛牙を文句交じりではあるがサポートするのは那兪。蝶に変化して王宮や摂政の邸宅に入り込んであれこれ見聞きしてくれるので、飛牙の行動がなんともスムーズに運ぶ。ここまでくると多少ご都合主義感も否めないが、今回はどちらかというと陰謀論よりも飛牙と甜湘のロマンスがメインだと思えばまあ問題はないかと。

とはいえ飛牙の本来の目的――裏雲や那兪を救うこと――についての手掛かりについてははかばかしくない状況。特に前者については、裏雲とは別の黒翼仙に遭遇したことで、絶望感が深まったことも確か。那兪についてはなんとなく大丈夫じゃないかと思わないでもないが、裏雲についてはなにか対策があればいいのに、と祈らずにはいられない。


◇前巻→「天空の翼 地上の星」

先日、母が大阪に出かけた際にお土産を買ってきてくれました。わざわざ都会に出かけて行ったのだからさぞかしステキなものを買ってくれたのだろう……と受け取ったところ、中身はユニクロのリラコでした。あとUT。母よ、ユニクロは岡山にもありますよ……!

まあおかんも別に岡山にユニクロあるって知らないわけではないですよもちろん。最近、私が寝間着代わりに着ているユニクロのルームウェアがくたびれてきてたのを知ってて、わざわざ買ってくれただけなので、嬉しいっちゃ嬉しいんですがまあ最初はびっくりしますよね……(笑)。

しかしリラコって初めて履いたんですが、これいいですね(今更)。薄いし軽いしで夏にはぴったりですね。今までなぜ買わなかったんだろう……まだこの世界には私の知らないことがたくさんあるよーです。

さて、ここで久しぶりのTommyさんでのお買い物について。7月に入ってウェブストアが開いたので例によって例のごとく買っちゃいました。ちょろすぎですな私。

Tommy201707
下ふたつが今回の新作として出ていたアーモンドキャラメルシューと、ワッフルコーンアイス(ナッツ&プレッツェル)。上ふたつはバッグチャーム福袋に入ってた棒付き星型キャンディと、ダークチェリーのデニッシュかな? 全部バッグチャームです。最初は下ふたつだけ注文してたんですが、後からバッグチャーム福袋が追加されたのでまた注文しちゃったという。これまでアクセサリーの福袋はあったけど、バッグチャームは初めて見たのでつい……。1個分のお値段で2個入ってるとかお得だし、しかも過去の購入履歴を見て、中身がダブらないようにしてくれるという配慮がすごい。いいお店だなあとしみじみ思いました。そしてやっぱりカワイイ&おいしそう……たまらん……。


*ここ1週間の購入本*
菅野文「薔薇王の葬列8」(プリンセスコミックス/秋田書店)
平方イコルスン「スペシャル2」(トーチコミックス/リイド社)
ジョージ朝倉「ダンス・ダンス・ダンスール6」(ビッグコミックス・スピリッツ/小学館)
西尾雄太「アフターアワーズ2」(ビッグコミックスSPヒバナ/小学館)
川上弘美「水声」(文春文庫/文藝春秋)
西條奈加「まるまるの毬」(講談社文庫/講談社)

スペシャル 2 (torch comics)
平方イコルスン
リイド社
2017-07-14


平方イコルスン「スペシャル」2巻が出ました。常にヘルメットをかぶっている謎の怪力少女・伊賀さんを中心に、普通じゃないけど普通な人々が織りなすスクールライフ・コメディです。今回は天使すぎる転入生・さよちゃんが周囲からイジられまくります。一応コイバナをしてるはずなんだけどまったく甘酸っぱくないのはなぜなんだろう……(笑)。他にも急に馬で通勤したいと言い出す先生がいたり、かたくなに宿題をやってこないけど怒られるのはイヤで心を無にする女子がいたりと、今回もどこかおかしい(けどどこがおかしいのかわからない)感は健在。この作者の話、好きだなあ。


ゴーストをめぐる事件に巻き込まれたせいで、情報局の上層部はカイの存在に注目し始めていた。カイはエドによって四元素の属性を調べられたあげく、金銭面の援助も含めた破格の条件でロンドンへの移住を打診される。しかしその間にランスが黙ってウィッツバリーへ戻ったことを知らされたため、エドへの返事は保留としたまま、ランスを追ってウィッツバリーへ戻るのだった。鞠子の家を引き払っていたランスだったが、ノアからのヒントのおかげで居場所を突き止めるカイ。言い争いを繰り返しながらも、カイはランスをなんとか自宅に連れ戻すが、今度はそこにタガート兄弟が現れて……。

シリーズ5巻はカイの決断編。自身の今後のこと、鞠子のこと、そしてランスのことについての。

事件の後遺症――悪夢に悩まされ苦しみながらも、やはりカイが気になるのはランスのこと。これまでの間でそれなりの関係は築けていたはずなのに、結局ランスは黙ってカイの手を離そうとする。本人はカイのためと思っているのだろうが、普段の態度や行動からそれを察するのは難しいし、なにより本人が察してほしいとも思っていなさそうなのだから質が悪い。だからこそカイは苛立つし、そしてそんなカイにランスもまた苛立ってしまうのだろう(そうは見えないが、あれは苛立ってるに違いない、と思う)。

結局のところ、どんなに突き放そうとしてもカイはランスを諦めないし、ランスもまた、突き放しているように見えてカイを心配しているのだから、ふたりの関係については「いいコンビだなあもう」としか言いようがない。あとはランスがもう少し、自分のことを顧みて、自分のしたいことができるようになってくれればいいのだけど――きっとカイもそう望んでいるのだろうから。


◇前巻→「英国幻視の少年たち4 ウィール・オブ・フォーチュン」

誘拐結婚 (ソーニャ文庫)
宇奈月香
イースト・プレス
2017-07-02

伯爵令嬢のシンシアは美しい幼馴染・ノランをずっと想い続けており、年頃となった今でも、ノランに付きまとう女性たちを厳しく牽制し続けていた。しかし社交界デビューを控えたある夜、突然ノランから「気持ち悪い」などと酷い言葉を投げつけられてしまう。それまでの食生活のせいでひどく太ってしまっていた自分の姿にも愕然としたシンシアは、以後部屋から出ることもままならず、社交界デビューもできぬまま5年の歳月が流れていた。親友のカレンのおかげですっかり痩せ、母譲りの容色に磨きをかけたシンシアだったが、ノランの言葉のせいで陥った人間不信は治らぬまま。カレンによって外に連れ出されても、軍人として有名になったノランとあちこちで出くわし、そのたびに逃げ出してしまうのだった。そんなある夜、カレンの誕生日パーティーに向かったシンシアは、カレンの兄・アイザックに媚薬を盛られ、襲われそうになってしまう。しかし間一髪で助けに入ったのはノラン。やがて目覚めたシンシアがいたのはノランの屋敷だった。ノランはシンシアを何度も組み敷いたあげく、彼女に結婚を迫る。巷間では恋仲であると噂されていたアイザックではなく、ノランと共にパーティー会場から出て行ったことが悪評となっていること、それがひいては父親の立場に悪影響を及ぼすことを示唆されたシンシアは、その求婚を受け入れざるを得なくなり……。

美貌の青年軍人と伯爵令嬢のすれ違い執着ラブロマンス。

ロマンス小説らしからぬ序盤のヒロインの状況(完全にモブ悪役令嬢状態)には面食らったものの、そこからのヒロインのトラウマっぷりが半端ない本作。そもそも彼女が太っていたのは、食が細いノランを励ますために自分の食べる量を増やしていた結果。しかもあれだけ手酷い扱いをされたにも関わらず、ノランを憎み切れていないのだからもはや健気としか言いようがない。しかし一方でノランには嫌われていると思い込んでいるので、何を言われてもすべてを悪い方に取ってしまい、自分で自分を追い詰めていく姿には涙が出てしまう。

それにしてもひどいのは、そんなヒロインをひたすら追い込んでいくノランの態度。すべてが彼女を手に入れるためだったとはいえ、やっていいことと悪いことがあるのでは?と言いたくなるくらい用意周到かつ完全なる計算ずくの対応を、10年単位でやってのけるこの胆力がすごい。子供の頃に出会ったシンシアに一目惚れして、人を愛するということを初めて知ったという出会いのシーンだけ見るとさぞかしピュアな物語になるのだろうと思っていたのに、なぜこんなにもヤンデレとしか言いようのない展開になるのだろうか……と1周まわって感心してしまうほど。とはいえ最終的にはちゃんとヒロインにすべて白状してくれるので(たまにこの手の作品だと黙ったままのひともいるので……)、それがあってのハッピーエンドに落ち着いたので良かった。

もう生まれたくない
長嶋 有
講談社
2017-06-29

A大学の学内診療室に勤めている首藤春菜は、ある日新聞でX JAPANの元メンバー・TAIJIの訃報を目にする。それを聞いた同僚の小波美里は、そういえば昔TAIJIに会ったことがあったな、と思い出す。実際はTVゲームの中の話だし、TAIJIではない別のメンバーだったことが後でわかるのだが。そんなふたりの共通の友人である清掃員の根津神子は、食堂に置かれていた新聞で、トムラウシでの遭難事故の犠牲者が三回忌を迎えたという記事を目にし、親戚がまったく同じ日、同じ山に登っていたが運よく遭難しなかったという話を思い出す。犠牲者と神子の親戚の間にあった「ちょっとの差」――つまり死ぬか、死ななかったかの差――がなんだったのかはわからない。しかし3月に起きた地震ではそれが「数字で」表されていた。そのことがどこかで納得できないのだった……。

「群像」2017年1月号で発表されていた本作は、人の「死」について様々な想いを巡らせてゆく物語。

A大学の職員である春菜と美里、清掃員の神子、大学生の遊里奈や素成夫、講師の布田、そして美里の元夫の名村。彼女たちは日々の生活の中で様々な「死」に接することになる。ひとつは有名人の死――つまりは「知っている」けど身近ではない死。新聞やニュース、あるいはだれかとの会話の中で出てくるそれはあくまでも「話題」であるけれど、それを知ることで彼らの残した業績を思い出し、それにまつわる私的な体験をもよみがえらせることになる。そしてもうひとつは身近な人の死――よく知っている人の死、あるいは自分自身に迫る死。これは「実体験」であるからして、前者とは異なり、その人の生活だとか在り方だとかに容赦なく影響してくる。

生きている以上、誰ひとりとして逃れることができないのが「死」という現象。それを肌身に感じた時、人はどうなってしまうのか。見知らぬ人の死にだって涙を流すことはある。逆によく知った人の死を目の当たりにすると、涙すら出ないこともあるだろう。ただその喪失が何をもたらすかは、対象によっても、そしてそれを受け取る当人によっても様々な違いがある。そうやって人の在り方が変容してしまう様子が、日々の些細な出来事や感じたことと一緒に描かれていく。海の底のような深い場所に、何かがしんと降り積もるように、ただ静かに。


三征西班牙とのアルマダ海戦を終え、改修のためIZUMOへ向かう武蔵。正純たちが復興対策に加え、先の戦闘を経て武蔵へやってきたメアリや立花夫妻の処遇や手続きに追われる中、なぜかIZUMOから着港拒否の連絡が入る。理由がわからず首を傾げる正純の前に現れたのは、かつての教皇ウルバヌス8世――現在はその任を完遂し、以心・崇伝を襲名しているという少女だった。彼女は正純を「極東の代表」とし、後に徳川幕府の元で発布されることとなる「武家諸法度」の歴史再現を迫ってきて……。

梅組女子による女子会的回想話な番外編「ガールズトーク」ももう3巻。これまでは本編以前のエピソードだったが、今回は本編2〜3巻の間に起きていた騒動が描かれてゆく。

おそらく誰もが耳にしたことのある「武家諸法度」。幕府の麾下にある大名たちの行動を制限し、幕府の影響力を強めるこの方策は、確かに今後「徳川幕府」となるであろう武蔵の面々にとって重要なもの。しかしまだその時期が来ていない現状にあって、この存在と運用方法を先んじて示唆することはどう考えても武蔵にとってマイナスになりかねないできごと。ではなぜ崇伝はこの再現の前倒しを突然要求してきたのか。そして遠くない未来、これを世界に向けて発布しなければならない武蔵側は、これをどう解釈し、同時に世界にそれぞれ解釈させようというのか。まさに崇伝の言う通り「極東の在り方を決める」重要なエピソードとなっている。

とはいえやっぱりそこはガールズトーク。締めるところは締めるが、基本的にはいつも通り女子会のノリで進んでいくことに。広義のガール(?)ネイトママンも参戦し、状況はますます混迷を深めることに(笑)。そしてなんといっても今回の目玉は表紙にもなっているメアリ。英国を出て武蔵へとやってきたことでいくばくかの不安を抱いていた彼女だが、それを解消してくれたのはいつものノリの梅組の面々、そしてなにより点蔵の存在。点蔵への募る想いだとか、ふたりで初めて町歩きするエピソードだとか、現在パートで新居を考えるくだりとか、とにかくメアリの点蔵さま好き好き状態には降参するしかない。ごちそうさまでしたー!


◇前巻→「GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 祭と夢」


お互いに恋心を封じることに決めたものの、理美はまだ朱西への想いを捨てきれないでいた。さらに皇帝・槌瑤ら皇后になってほしいと乞われたことも混乱に拍車をかける。そんな折、神獣である珠ちゃんの様子がおかしいことに気付いた理美。朱西の勧めで、神気に満ちているという旧都・氾因に向かうことになった理美だが、五龍と皇帝が離れることに懸念を示した槌瑤砲茲辰董皇帝の休養という名目で理美だけでなく槌瑤篁揺弯諭伯礼まで同行することになるのだった。しかも到着早々、興味本位で四夫人のひとり・余淑妃が、井戸の底に沈められた、古い鏡の入った謎の箱を拾い上げてしまう。それ以来、理美は「麗春」と名乗る女性の夢を見るようになる。さらに同じころから、急に槌瑤梁猟瓦悪くなるが、原因が特に見当たらず……。

料理人の主人公が王宮で起きる問題を解決してゆく中華風ファンタジー、三角関係がますますこじれる第4弾。

今回はうっかり怨念の封じられた箱を開けてしまったことで、それぞれの本心があぶり出されるという展開に。箱を開けた理美と、彼女を慕う朱西&槌瑤砲修留洞舛出るのは仕方ないとして、鳳徳妃と伯礼は完全にもらい事故のような気もするが(汗)、しかしそのことでふたりの秘めている想いまでもが浮き彫りに。このふたりはこのふたりでかなり胸の苦しくなるような関係ではあるが、やはり最後の最後まで尾を引くのは(そしてもちろん解決しないのは)理美と朱西の恋心の行方だった。

お互いに忘れようとしながらも、やはり忘れることができないふたり。かつて恋人と引き裂かれ、皇帝に嫁ぐことになった女性の物語を自分の境遇に重ねる理美は、ついにある決断を下す。一方、朱西は自身の出生の秘密を図らずも知ることとなり、ますます悩むことに。理美の決断は立場上致し方ないことではあるが、これを受けとめきれない朱西がどう出るのか、不安はますます募るばかり。朱西を密かに監視していた丈鉄の心変わり――主である朱西の父に、朱西が自身の出自をまだ知らないと嘘をついたこともどう影響するのか、気になって仕方ない。


◇前巻→「一華後宮料理帖 第三品」

なぜかいまさら「あずまんが大王」のラバーマスコットがガチャガチャに現れたので、世代としてはついガチャってしまいまして。だってちよちゃんのお父さんもラインナップに入ってるんだよ!? ちよ父スキーなわたくしといたしましては見逃すことはできません。

というわけで最初に見つけた時はとりあえず可能な限りチャレンジ。とはいえその時に使える金額が1,500円しかなかったので(あとは万札しか持ってなかったので両替機が使えなくて……)、5回やってみたところ、榊さん・よみ・神楽・大阪×2でした。ちよちゃん父娘にかすりもしない。

でまあわたくし、ガチャガチャをさせると2回しかしてないのに連続して同じものを出すなど、経験上とにかくダブらせるのが超得意な人種でして。よって深追いするとちよちゃん父娘以外がダブりまくる可能性も捨てきれないため、その後は見かけたら1回ずつ挑戦するという自分ルールを設定。ギャンブルは引き際が肝心と上司(趣味:パチンコ)も申しておりましたので(笑)。で、その後2回見かけたのでそれぞれ1回ずつ回した結果は、よみと智でした。やっぱり父娘は出ませんでした。ていうか父娘以外はコンプリートですよ。なぜだ。

ボンクラーズ
ボンクラーズじゃねえー!!(←これが言いたかった)

ちなみに職場にあずまんが好きの後輩がいるのですが、彼女は3回挑戦しただけで父娘をそろえました。どういうことだってばよ……!


*ここ1週間の購入本*
三好輝「憂国のモリアーティ3」(ジャンプコミックスSQ./集英社)
斉木久美子「かげきしょうじょ!! 4」(花とゆめコミックスSP/白泉社)
桂明日香「スロウハイツの神様1」(KC×ハツキス/講談社)
田中相「LIMBO THE KING 2」(KC×ITAN/講談社)
雨隠ギド「甘々と稲妻9」(good!アフタヌーンKC/講談社)
中村ふみ「砂の城 風の姫」(講談社ホワイトハート/講談社)
川上稔「GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン ガールズトーク 縁と花」(電撃文庫/KADOKAWA)
深沢仁「英国幻視の少年たち5 ブラッド・オーヴァ・ウォーター」
渡辺仙州「文学少年と書を喰う少女」(以上、ポプラ文庫ピュアフル/ポプラ社)
乙野四方字「正解するマド」(ハヤカワ文庫JA/早川書房)
麻耶雄嵩「さよなら神様」(文春文庫/文藝春秋)

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