phantasmagoria

読んだ本のこと、それ以上に買った本のこと、ときどきライブのことを書き散らかしてみたりする。

化学探偵Mr.キュリー (中公文庫)
喜多 喜久
中央公論新社
2013-07-23

四宮大学の庶務課に勤務している七瀬舞衣は、課長の猫柳から構内のあちこちに穴を掘られているという妙な事件の話を聞かされる。かねてより学生のモラル低下を懸念した学校は「モラル向上委員」を設置しており、舞衣はその委員に任命された先生と共に、今回の事件についての調査を命じられるのだった。委員となった理学部化学科の准教授、「Mr.キュリー」こと沖野春彦の元を訪れて協力を要請する舞衣だったが、顔を合わせた沖野はあからさまにやる気なし。しかし掘り返された場所のひとつが農学部の浦賀教授管理の畑であることを知った沖野は急に興味を示し、舞衣を伴って教授の元へと向かうが……。

大学随一の秀才と名高い准教授・沖野が、庶務課の舞衣が持ち込んだ学内の事件を化学知識で解決していくライトミステリ連作集。

ちなみにタイトルおよび綽名の「Mr.キュリー」とは、舞衣の上司である猫柳(趣味:ウィキペディアの編集)によって付けられたもの。母方の祖父がフランス人で姓が「キュリー」だったことから、キュリー夫人と紐付けてつけられたという、当人にとってはある意味迷惑な呼び名であるらしいが、実際に本人は人付き合いが悪く、生徒から慕われるタイプの教員でもないため、特にその綽名が呼ばれている形跡がないのでプラマイゼロといったところだろうか(笑)。

そんな彼の平穏な日常を賑やかしていくのが、事務員である舞衣の存在。最初は舞衣が持ち込む事件や相談、はたまた教員に課せられる事務仕事などを突っぱねていた沖野だが、物怖じしない性格の舞衣に押されたのか、だんだん彼女の持ち込む事件に積極的に関わっていくのがなんとも面白い。かと思えば、舞衣が男友達(しかもアイドル)と一緒にいるところを見て不機嫌になるなど、いつの間にか「あれ?あれあれあれ?」と言いたくなるような反応を見せていることもあり、それはそれでますます楽しくなってくるので、今後このふたりの関係がどう変化していくのかも気になるところ。

ゴルコンダ
斉藤直子
2019-04-29

先輩が家を建てたということで、お祝いがてら向かった「僕」。美人で優しい奥さんの梓さんがベランダでふとんを叩いているのを見てから、「僕」は家の中へと入る。出迎えてくれた先輩の横には梓さんがいて、新築祝いにと渡したヤカンを受け取ると、これでお茶を用意するわと言って奥へと消えていく。すると今度は背後にある玄関の方から梓さんの声が。夜勤明けだという梓さんは疲れ顔を「僕」に見せることを恥じらいながら廊下の奥へと消えていく。と、今度は洗濯カゴを抱えた梓さんが階段を下りてくる――そう、先輩の奥さんである「梓さん」は、なぜか28人もいるのだ……。(「ゴルコンダ」)

西崎憲主宰の電子書籍レーベル「惑星と口笛ブックス」から刊行されている、作者初の短編集。河出文庫のSFアンソロジー「NOVA」にも収録されている、語り手の「僕」が巻き起こす、理不尽だがどこかユーモアあふれる(?)連作6本と、実在の剣道家・山本忠次郎を主人公に据えた時代ものの中編が収録されている。

元々「NOVA」所収の「ゴルコンダ」および「禅ヒッキー」が好きだった身としては、新たな「僕」シリーズが読めて嬉しい限り。先輩の奥さんがなぜか28人もいる表題作「ゴルコンダ」、ある企業のコールセンターで禅を啓いたオペレーターとの攻防(?)を描く「禅ヒッキー」、「僕」が発明したアプリが世界を(いろんな意味で)変化させる「ティルティ・テイル」、引っ越した「僕」の部屋で起きた怪異を描く「1ミリの彼女」……等々、とにかく語り手である「僕」の周辺で起きる様々な謎現象について綴られている短編群なのだが、実際のところ、諸悪の根源は「僕」であり、たまたま居合わせた(あるいは故意に「僕」に呼び出され巻き添えを喰らった)先輩はただただかわいそうな気がしてならない。とはいえ、それはそれとして(笑)、とりあえず今後の「僕」の活躍(という名のやらかし)にますます期待したい。

亥子ころころ
西條 奈加
講談社
2019-06-26

麹町にある人気の和菓子屋「南星屋」の主人・治兵衛は、ひょんなことから左手首を痛めてしまう。店にいるのは自分の他に出戻りの娘・お永と、その娘のお君だけで、力仕事ができる男手がいないため、力の要らない簡単な菓子しか作れない日々が続いていた。そんなある日、家のそばで行き倒れている男を見つけた治兵衛一家。介抱しつつも素性を尋ねたところ、雲平と名乗るその男もまた菓子職人で、弟弟子であった亥之吉が行方知れずになったため、京から亥之吉の奉公先がある番町までやってきたのだという。雲平は治兵衛がこね損ねた餅を目にして、「ひすい」という別の菓子にしてはどうかと提案し……。(「夏ひすい」)

「小説現代」に2016〜2018年にかけて掲載された、和菓子屋「南星屋」を舞台にした人情系時代小説。第36回吉川英治文学新人賞受賞作「まるまるの毬」の続編でもある。

前巻でいろいろと悶着はあったものの、少なくとも表向きは平穏を取り戻したはずの南星屋。しかし治兵衛が怪我で和菓子が作れなくなったり、たまたま助けた菓子職人の雲平の存在が周囲に様々な波風を立てたり……と、今回もあれこれと問題が発生。しかしそのたびに、治兵衛は自ら書き上げた菓子帳と新たなアイディア、そして職人としては最新の技術を持っている雲平の助言もあり、新たな和菓子を作り出しては問題を解決に導いていく。

やはりお君の破談の件はあちこちに影響を及ぼしてはいるのだが、今回はそこにお永の揺れる心中も加わってさあ大変。確かに老主人とその娘(しかも出戻り)、そして孫娘しかいない家に、(そこそこ)若い男がやってきたとなると、周囲の奥様方だけでなく、別れた夫までも、何かが起きるのではないかと邪推してしまうのは仕方ないこと。けれど逆に、そういう存在が現れたからこそ、今まで一歩を踏み出せなかった元夫が動くことができたという見方もできるので、結果オーライといったところかもしれない(笑)。

怪我をしたこと、そして雲平という若い頃の自分によく似た和菓子職人と出会ったことで、再び和菓子職人としていろいろと考え始めた治兵衛。今回出てきた和菓子も、もちろんどれもおいしそうなものばかりだったが、それを生み出したのは治兵衛ひとりの力ではない。新しい風を迎えて、これからますます発展していきそうな南星屋の行く末をもう少し見てみたいと思った。


◇前巻→「まるまるの毬」

私はどうも飴の食べ方が下手らしく、噛み砕いたりしてないのに1個食べただけで口の中がなぜか傷だらけになるので、いつしか自分で飴を買わなくなりました。最近食べた飴はもっぱら貰い物ばかりです(笑)。しかし先日、上京時に(意を決して)買ったパパブブレという店のキャンディは、口の中で割とすぐ溶けてざくざく噛み砕けるので、口の中が傷付かずに済んでいます。ありがとうパパブブレ。

20190711飴

左はあげる用に買ったアソートキャンディで、右が自分用のチョコミントキャンディ。ある作家さんのTwitterで見かけて、その見た目がキレイすぎてずっと気になってたんです。外側が見ての通りミント味(ただしそんなにキツくない)で、中にチョコ味のペーストというかクリームというか的なものが入ってます。チョコミントを「歯磨き粉っぽくてちょっと……」という人でも大丈夫な気がします。たぶん。

……とまあここまで絶賛しておいて何なんですが、実はまだ1袋食べきってません。やはり元々飴を食べるという習慣が廃れてしまっているため、バッグの中に入れていても忘れてしまうんですよね(笑)。今度大阪に行くので、また見に行ってみようとか思っていたのですが、どうしようかな……。


*ここ1週間の購入本*
あおのなち「きみが死ぬまで恋をしたい2」(百合姫コミックス/一迅社)
瀧波ユカリ「モトカレマニア3」(KC kiss/講談社)
大須賀めぐみ「マチネとソワレ6」(ゲッサン少年サンデーコミックスSP/小学館)
神尾あるみ「民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき」(富士見L文庫/KADOKAWA)
喜多喜久「化学探偵Mr.キュリー1〜3」(中公文庫/中央公論新社)
小川一水「疾走!千マイル急行(上)(下)」(ハヤカワ文庫JA/早川書房)
宮木あや子「手のひらの楽園」(新潮社)


強く念じれば、他者の強い思念を「声」としてとらえることができる少年・エリオット。家族とともに訪れた空港で、爆弾魔がいることに気付いたエリオットだったが、そんな彼の訴えを警備員が聞いてくれるはずはなかった。しかし、たまたま近くを通りかかった軍人めいた青年・琥珀はそれを信じたばかりか、爆弾の在処を突き止めて解体し、これを仕掛けた組織を倒しさえするのだった。長じて大学生となったエリオットは、モロッコへの旅行中に翡翠と名乗る青年と出会う。実は彼は琥珀の仲間であり、過去の爆弾事件で逃げおおせた爆弾魔「スズメバチ」がエリオットを狙っていることを知り、琥珀の命令で護衛に来たのだというが……。(「第一話 宝石の樹」)

嬉野君原作・夏目イサク作画の漫画「熱帯デラシネ宝飾店」の前日譚となるシリーズ第1弾。「小説Wings」2018年秋号および冬号に掲載された2作品と、書き下ろし短編「月の婚礼」が収録されている。

第1話はエリオット少年がいかにして「珊瑚」というコードネームを得て「宝飾店」に加入したのかというエピソードとなる「宝石の樹」、第2話は翡翠の過去を交えつつ、彼の視点からとある依頼――周囲で不審事件が相次ぐ未亡人の護衛を行う「流れる女」となっている。どちらもすべてというわけではないが(エリオットはわりと「全部」な気もするが)、珊瑚や翡翠の過去や考え方が知れる、興味深いエピソードとなっている。個人的には2話目で翡翠が見せた優しさ(のようなもの)がなんとも印象的。正義だとか悪だとかそういうことではなく、自身の信条、あるいは「護衛」という自らの役割に基づいて動く彼らがなんとも頼もしいエピソードだった。

そんなエピソード群の中にあって、相変わらず謎なのが琥珀という存在。エリオットが初めて会った時と現在では多少心境に変化があった――落ち着いた?――ようではあるが、そもそも彼はなぜ燭銀街で護衛業を営むことになったのか。そしてエリオットが見て取った「変化」は何によるものなのか……あと2話分の連載があるようなので、琥珀について多少なりとも判明することがあるかどうか気になるところ。



SFマガジン2019年2月号の「百合特集」の反響を受けて編まれた、おそらく史上初の百合SFアンソロジー。同特集号に掲載された5作品に加え、コミック百合姫に掲載され「ソ連百合」と話題になった作品、さらに書き下ろしの3作品が収録されている。以下、特に気に入った作品についてのひとこと感想。

◇宮澤伊織「キミノスケープ」
ある日突然自分以外がいなくなった世界をさまよい続ける少女が、同じ境遇の人物が残したメッセージを頼りに、彼女と巡り合うまでを描くロードムービー的短編。二人称で淡々と描かれていく「わたしとあなただけの世界」が、恐ろしくもどこか魅力的。

◇森田季節「四十九日恋文」
死者の霊魂がこの世を離れる49日の間だけ、特殊な形態で死者とメッセージのやり取りができることになった世界。1日目は49文字まで、それ以後は日を追うごとに1文字ずつ伝えられる文字数が減っていくという制約の中で、恋人同士だったふたりの少女たちが、最後の1文字でお互いに伝えた言葉が同じだったというのがなんとも切ないし、けれどとても嬉しく感じられる。

◇伴名練「彼岸花」
天涯孤独の少女・青子と、彼女の庇護者であるという美しい女性・真朱との日記のやり取り。物語が進むにつれ、青子の周囲はいわゆる吸血鬼だらけだということが判明する。ふたりの関係とその末路がなんとも幻想的。

◇小川一水「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ」
閉鎖された氏族の中で、自身が負う「役割」等々のせいで結婚相手が見つからないテラ。そんな彼女の前に現れたのは、別の氏族から脱走してきたダイオードと名乗る少女だった……ということで、良き相棒同志の間に愛情が芽生えるまでを描く宇宙的海洋系ガール・ミーツ・ガール的な。ふたりが思いを通わせる終盤の展開がなんともこの作者らしい。

〔少女庭国〕 (ハヤカワ文庫JA)
矢部 嵩
早川書房
2019-06-20

立川野田子女学院の卒業式の日、講堂へと向かっていた中学3年の女生徒は、気付くとドアがふたつだけある石造りの部屋で目を覚ます。一方のドアにはノブがなくこちらから開けることは不可能だったが、もう一方のドアにはノブがあり、そして1枚の紙が貼られていた。そこには学校長の名前と共に「卒業試験の実施について」との文章が書かれているのだった――いわく、ドアの開いた部屋の数をn、死んだ卒業生の数をmとし、n-m=1となるようにせよ、と。それを見た卒業生の仁科羊歯子がノブの付いている方のドアを開けると、そこには同じ制服を着たひとりの女生徒が眠っていた。羊歯子の来訪によって目を覚ました村田犬子と共に状況を整理しようとするも、そもそもなぜ自分たちがこのような状況に置かれているかはさっぱりわからない。とりあえずふたりは順にドアを開けていき、次々と同級生であるはずの女生徒たち――とはいえ誰もがお互いのことを全く知らないのだが――を起こしていくが……。

中3女子たちが閉ざされた空間で無限に増えていく、あまりにも奇妙な百合SF。仁科羊歯子という女生徒を主人公に据えた表題作と、その後(?)の卒業試験の様子を描く「少女庭国補遺」の2作品で構成されている。

開いている部屋数と死んだ卒業生の差が「1」であり、1部屋に1人ずつ卒業生がいる以上、ひとつでも部屋を開ければ生き残れるのはその場に居合わせた生徒たちのうちたったひとりだけ。ただひたすら部屋と「卒業生」しかいない空間に、誰ひとりとして顔見知りのいない同級生たち。試験に「合格」したとしてもどこへ戻ることができるのか、それはまったくわからないまま、彼女たちはドアを開け、一方向へ突き進んでいくしかないのだ。

羊歯子たちが選んだ結末はなんともやるせないものではあったが、それはひとつの答えに過ぎず、続く「補遺」ではかわるがわるたくさんの卒業生たちが現れ、ドアを開けては殺し殺され死んでいく。中には「開拓者」となり、まるで人類が進化を遂げていくがごとく、そこにあるもの――壊したドアだったり、卒業生たちの持ち物だったり、あるいは死んだ卒業生たちの衣服や身体そのものだったり――を使ってコミュニティーを作り、身分の差が生まれ、ひとつの社会を形成していく。しかしそれはなにも生み出さない、なにも未来には残らない、閉じた世界。リソースは限られている(厳密にいえば、まだ開けていない部屋の「卒業生」を利用すれば増やすことは可能だが……)からして、いつかは滅びることが分かっている世界。

自分を含めた誰かを殺めることができれば、必ずひとりは「合格」するというシステムにおいて、しかしこの「合格」することは果たしていいことなのかどうか。かといってこの空間に留まり開拓を続けることがいいことであるとも言い切れない。結局何が目的なのか誰にもわからない中、終盤で東南条桜薫子と三段河原花柳子(すごい名前だ……)がこのシステムについての考察を述べている。ではこれが実験だったとして(それが物語の内側の存在によるのか、外側の存在によるのかはさておき)、この結果が何をもたらすのかというのは、月並みではあるが読んでいるこちら側のなかに立ち現れる「感想」、そのものなのかもしれない。そんなどうしようもない物語のラストに置かれた、石田好子と本田加奈子のエピソードだけが救いのような気がした。

注文の多い注文書 (ちくま文庫)
小川 洋子
筑摩書房
2019-06-11

都会の中の引き出しの奥のようなところにある街区――迷路の奥のような、そんな場所に「クラフト・エヴィング商會」はある。「ないもの、あります」という看板を掲げるこの店に訪れたある女性は、川端康成の未完の小説「たんぽぽ」に登場する「人体欠視症治療薬」を探しているのだという。その小説の主人公と同じく、彼女も付き合っている男性の姿が少しずつ、彼女が触れてしまった部分から順に見えなくなってしまっているのだというが……。

5つの物語に登場する架空の物品を求める客と、「ないもの、あります」を掲げるクラフト・エヴィング商會のやりとりを描く短編集。各話、客による依頼パートを「注文書」、その注文に応じて商會が探し出してきた物品を写真付きで提示するパートを「納品書」、その物品を受けた依頼人の反応を描く「受領書」とし、「注文書」と「受領書」を小川洋子が、「納品書」をクラフト・エヴィング商會が手掛けている。

川端康成「たんぽぽ」、サリンジャー「バナナフィッシュにうってつけの日」、村上春樹「貧乏な叔母さんの話」、ヴィアン「うたかたの日々」、内田百痢嵬重咫廚5編をテーマにした短編群であるが、元ネタとなる作品を知らなくても問題はない。依頼人たちが語る「ないもの」にまつわるエピソードは様々で、その状況からすでに突飛なものなのではあるが、静謐な語り口がそうとは思わせない力を持っている。そして商會が探し出してきたものは、ただ言葉で綴られるのではなく、その写真までが掲載されているからこそ、存在感を持って眼前に迫ってくるのだ。あらすじに「現実と架空が入り混じる世界で」とあるがまさにその通りで、もしかしたらこれは今どこかに実在しているのではないかと言うような気もしてくる。個人的には「冥途」の初版本の落丁にまつわる第5のエピソードが好きで、どこか怪談めいた雰囲気がたまらなかった。

ご無沙汰している間に7月になってしまいました。
なぜご無沙汰していたかというと、先週末、つまり7月6〜7日は、アイドリッシュセブンの2ndライブ「REUNION」があり、6日午後からライビュを観て、翌日の7日は現地にてライブに参戦してきたからです。どっぷりですね(笑)。

1日目は映画館でのライブビューイングということで、手ぶらで座っておとなしく鑑賞していました。なお今回、周囲の方々はペンライトこそ持っていたものの、座ったままでいてくれたので大変見やすくて助かりました(笑)。

で、2日目。朝7時台に岡山を発つ飛行機に乗り、一路東京へ。しかしこの日はあいにくの雨。直前まで天気予報では雨から曇りへと変わっていったはずなのですが、前日になると雨マークが。そしてまあ前日の予報ですからさすがに外れることもなく、東京に着くと絶え間なく霧雨が降っているし、なにより寒いんです。あれだけ暑さ対策、日焼け対策を考えていたのに全然要りませんでしたね。

まあ暑いよりはいいか……といったん池袋へ向かい、ちょこちょこと用事を済ませてからいざ現地・メットライフドームへ。西武池袋線に乗っていくことになるのですが、駅には今回のライブの特設ポスターが貼られまくっていて、つい激写してしまいました。

20190713ナナライ

その後、満員電車に30分ほど揺られて現地に到着。相変わらず雨がやまない中、14時前には入場できたのですが、そこからトイレに行ったら長蛇の列で、並んでから出てくるまでに約30分要したのにはびっくりです。おかげで時間が潰れてよかったですけど(笑)。

私の席は3塁側のスタンドだったのですが、入るのはもちろんドームの外周からなんですよね。すり鉢状になったドームの底には、前日のライビュで見たのと同じセンターステージと、そこから四方に伸びた花道。これが現地……!と、これだけでぐっとくるものがありました。

で、ライブですが、まあ前日に同じものを見ていても、臨場感が違いますよね。ライビュだとカメラが映しているものしか見えませんが、現地なら自分の見たいものが見えるんです。まあ前述の通りスタンド席ですので、ステージ上のメンバーたちの表情までは見えませんが、本当にそこにいるんだ、というのを強く感じられます。そして昨年も同じことを思いましたが、アイナナもTRIGGERもRe:valeもZOOLも本当にいるんですよそこに……!

昨年のライブ以降、ゲーム内ではさておき、各グループの新曲CDがリリースされたりということはなかったので(Re:valeのアルバムは出ましたが)、セトリがそこまで変わるとは思ってなかったんですよね。でまあそれは半分くらいその通りだったんですけど、でも前回のライブでやってない曲もあるし、実は初披露の新曲などというものもあったし、なによりステージ構成そのものが違うことからもわかるように、演出がまったく違うんですよね。前回よりもお金かかってそうです(笑)。とにかく凝ってるんですよね。センターステージがせり上がるし回るしでもう大変。次に誰がどこから出てくるのか予想できません。しまいにはなんとTRIGGERが楽屋通路からスタンド席の階段を使って出てくるという演出もあって、なかなか度肝を抜かれましたね。

というのも「DAYBREAK INTERLUDE」の時、モニターにMVの冒頭部分(雨の中、メンバー3人がステージに向かって一歩を踏み出すシーン)が流れまして。で、次の瞬間に画面が実写に切り替わり、暗い通路を歩んでいく3人の後ろ姿が。そのまま明るい場所に出たと思うと、そこはスタンド中央の階段で、観客席の間を抜けて花道の端にある稼働ステージに向かうという流れ。なんなのこの臨場感。かっこよすぎでしょTRIGGER。これはもう惚れるしかない……!(注:手遅れ)

まあそんな感じでTRIGGERがかっこよかったのはいつものことなのですが(あ、わたくしゲーム未プレイですので、マネージャーではなくただのTRIGGERファンとして参加しております・笑)、アイドリッシュセブンの7人は相変わらずわちゃわちゃしてて可愛いし、Re:vale先輩は王者の貫禄半端ないし、初登場となるZOOLはアイナナたち3グループとはまったく違うハードなパフォーマンスでとにかく圧倒されました。4時間もあったはずなのに、始まってみるとあっという間で、今思い起こしても本当に夢のような時間でしたね。もう1週間が経ちますが、まだふわふわした気持ちのままのような気がします。こういうのもロスっていうんでしょうか。なんてこった。

20190711ナナライ

ちなみに2日目は「郷に入っては郷に従え」ということで、作法に則り(?)ペンライトを振ってきました。しかし慣れない動作のせいか、翌日から右腕が筋肉痛になっていたのは秘密です(笑)。あとライブ前および翌日は相変わらず書店巡りなどに興じておりました。下記購入本のおおむね半分は東京でゲットしたものです(笑)。


*ここ2週間の購入本*
浅野いにお「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション8」(ビッグスピリッツコミックスSP/小学館)
灰原薬「応天の門11」(バンチコミックス/新潮社)
柚アンコ「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました2」(角川コミックス・エース/KADOKAWA)
永瀬さらさ「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました5」(ビーンズ文庫/KADOKAWA)
辻村深月「きのうの影踏み」(角川文庫/KADOKAWA)
嬉野君「弾丸のデラシネ1」(ウィングス文庫/新書館)
深沢仁「この夏のこともどうせ忘れる」(ポプラ文庫ピュアフル/ポプラ社)
川瀬七緒「女學生奇譚」(徳間文庫/徳間書店)
小川洋子、クラフト・エヴィング商會「注文の多い注文書」(ちくま文庫/筑摩書房)
矢部嵩「[少女庭国]」(ハヤカワ文庫JA/早川書房)
西崎憲「蕃東国年代記」(創元推理文庫/東京創元社)
西條奈加「亥子ころころ」(講談社)
高殿円「35歳、働き女子よ城を持て!」(KADOKAWA)
「夜想♯ 中川多理――物語の中の少女」(ステュディオ・パラボリカ)


軽井沢での事件を解決した直後、悠貴は美久に対し、一方的に「エメラルドの探偵」としての解雇を告げ、そのまま姿を消す。喫茶エメラルドにももちろん現れないし、真紘も何か知ってはいるようだが、時ヶ瀬家に戻ったということ以外、美久に対しては何も語ろうとはしなかった。理由を知りたい美久は慧星学園に乗り込んで問いただそうとするが、悠貴はすげなく美久を追い返そうとする。そんなタイミングで現れた百々花は、「エメラルドの探偵」への依頼を持ち出してくる。無視を決め込む悠貴に憤慨し、美久は自分が依頼を受けると宣言。さらに、この依頼を解決出来たら、真実を語るよう悠貴に約束させるが……。

悠貴の突然の変節に衝撃を隠せないシリーズ11巻。クライマックス直前ということで、今巻では悠貴にまつわるいくつかの謎が解けつつも、ここにきて最大の謎が現れるという展開に。

前半は百々花が持ち込んできた、他校で起きたタイムカプセル紛失事件の謎を、美久が単独で解くという展開に。悠貴の心変わりに動揺しつつも、なんとかこの事件の解決を糸口にその真意に迫ろうとする美久。しかし事件は解決したものの、その終盤で現れた悠貴の態度は冷酷極まりないもの。美久のことを徹底的に拒絶し、どんな言葉も届かない状態となってしまった悠貴に、美久は絶望を隠せない。しかしそのタイミングで現れたのは聖。彼のおかげで、美久は「悠貴」という最大の謎に挑むことになるのだ。

これまで悠貴の助手として活躍してきた美久だったが、今度は聖を助手に従え、最大の謎に立ち向かう様はなんとも頼もしい。聖だけでなく、過去の依頼人も言っていたのが、「エメラルドの探偵」は悠貴と美久のふたりを指すのだということ。自分を見失っているとしか思えない今の悠貴が、以前の「エメラルドの探偵」に戻るには、美久の存在が不可欠。以前、悠貴に電話をかけてきた「稀早」の正体も判明し、不安要素はどんどん増えていくが、けれど美久ならきっとなんとかしてくれると、そう信じたい。


◇前巻→「オーダーは探偵に 謎解きいざなう舶来の招待状」

夢見る帝国図書館
中島 京子
文藝春秋
2019-05-15

小説家を目指しているフリーライターの「わたし」は、上野公園のベンチで喜和子さんという老女と出会う。初対面のはずなのに距離感が近く、強引だけど無邪気でどこか憎めない。そんな喜和子さんと何度か会って話をしているうちに、彼女の生い立ちについてもいくつか聞かされることになる。そして、上野にあったという、日本初の国立図書館たる「帝国図書館」に対して強い思い入れがあることも。喜和子さんは「わたし」が作家を志望していることを知り、自分の代わりに帝国図書館の物語を書いてみないか、と持ち掛けてきて……。

「別冊文藝春秋」に掲載された同作を書籍化した本作は、日本初の国立図書館である「帝国図書館」の始まりから終わりまでを、謎めいた老女・喜和子さんの生涯と共に描く長編作品となっている。

喜和子さんの煙草の煙に咳き込んだ「わたし」に、喜和子さんが飴を差し出す――そんな出会いから始まったふたりの関係。気が向いた時に運よく会えたら、食事をしたり家にお邪魔したり、といったゆるい関係のふたりだったが、喜和子さんの半生を断片的に聞くうちに、気付けば「わたし」は上野にあった帝国図書館の物語――しかも主人公はその「図書館」そのもの!――を書くことになってしまう。しかしそのさなかで喜和子さんは亡くなってしまう。そこで「わたし」は、喜和子さんとの約束(といっても、ちゃんと約束はしていなかったが、いつの間にか喜和子さんの中では「わたし」が書くと確約していたことになっていた・笑)を守り、「夢見る帝国図書館」という物語を書くことになるのだ。

「わたし」は帝国図書館における史実を調べ、書き継ぐ一方で、なぜ喜和子さんが帝国図書館にそこまでこだわるのかを知ることになる。そして終戦以後の喜和子さんの身に起きていたことや、彼女が探していた「としょかんのこじ」という絵本についても調べることで、喜和子さんという人物がどのように形作られたかということも。事実なのか虚構なのかわからない「喜和子さん」にまつわるエピソードの数々が、パズルのピースのようにきれいに嵌まり、いつしかひとつの物語になっていく過程は、それが真実かどうかはさておくとしても、なにか心に響くものがある。本が好きという共通点があるからこそ、それはなおさら響いたのかもしれない。物語を知るということは、目には見えないけれど、確かに力になる。そう思い知らされたような気がした。

HELLO WORLD (集英社文庫)
野崎 まど
集英社
2019-06-21

本好きの内気な高校生・堅書直実の前に、不審なフード姿の男が現れた。彼は10年後の未来からやってきた直実本人なのだという。彼は直実にいくつかの「事実」を告げる――直実がいるこの世界は、アルタラと呼ばれる量子記憶装置に保存されている過去のデータであること。これから3か月後、直実は同じ図書委員でクラスメイトの一行瑠璃と付き合うようになること。そしてその直後、瑠璃が事故死すること。記録の中だけでもその事故を阻止し、瑠璃の笑顔を取り戻したいのだという「未来の直実」の言葉に心打たれた直実は彼に協力することを決める。彼のことを「先生」と呼びながら、翌日から直実は先生の経験をなぞって瑠璃との距離を縮めつつ、「神の手」と呼ばれる未来のデバイスを使って、事故を防ぐための練習を始めるが……。

同名映画の原作として書き下ろされた恋愛青春SF小説。内気な自分を変えたいと願う少年が、その存在意義を揺らがせながらも走り出すボーイ・ミーツ・ガールものともなっている。

実は自分がいる世界が「現実」ではなく、記録に残された過去の存在である――という驚きの展開が序盤からあっさりバラされる本作。過去の記録――つまりは(「現実」に対する)虚構の存在であると言われてもなお、直実は未来の、本物の自分のために奔走することになる。変わりたいと願い、それでも変われなかった直実は、未来の自分である「先生」、そして瑠璃の存在によって、少しずつ、しかし確実に変わってゆく。先生の望む「事故の阻止」だけではなく、瑠璃との間に起きた他の事件の結末も変えてしまうくらいに。

直実は「変わる」ことで新たな世界と出会い、その歩を進めてゆく。一方で、プログラマーである「未来の直実」――ナオミは、過去の記録を改竄することで、アルタラが秘めた能力を図らずも解き放つ一因となってしまう。プログラミング言語の入門編として組まれるプログラムもまた「HELLO WORLD」であり、いわばこの言葉は、本作においてはすべての始まりを意味していると考えられる。そんな様々な「始まり」が、幾重もの未来を導いていく結末は、ある意味ではこの作者らしからぬ優しさに満ちている。そこが意外でもあり、同時に救いでもあった。


引きこもり支援カウンセラーの竺原丈吉は、自分が受け持っている「引きこもり」3人に対し、ある提案をする――それは「人間を創る」というもの。ウィザードとも称される正体不明の凄腕ハッカー「ロックスミス」の協力を取り付けた竺原は、絵の上手い芹香にキャラクターデザインを、PCに詳しい聖司にプログラミングを、そして音声に詳しい洋佑にはキャラの声を担当させ、いわゆる「不気味の谷」を超える「ヒト」を創ろうと試みる。しかしその目的は、誰にも明かされないまま。やがて丈吉の動きに不審なものを感じ取ったロックスミスは、丈吉に加え、彼と関係が深そうな聖司を除外し、芹香と洋佑を含めた3人で「アゲハ」という美少女キャラを作り上げ、丈吉に売りつけようと考える。しかしそのさなか、ロックスミスのネットワークに「ジェリーフィッシュ」と名乗る別のハッカーが侵入していたことが判明。さらに自分が排除されていることを知ってもなお、丈吉は特に動揺することなく、どころか次は「幻の象を作り出そう」などと言い出して……。

2016年に刊行された長編小説を文庫化。どこかつかみどころのないカウンセラーが、引きこもりたちと共に様々なものを「創る」物語。

引きこもりといってもその理由は様々で、学校が原因であることもあれば、家庭が原因であることもある。いっさい外出できないわけでもない。けれどそのことを当然のこと、仕方のないことと思って諦めているわけでもなく、それぞれが罪悪感なり焦燥感なり、複雑な想いを抱いたまま、引きこもらざるを得ない自分に苦しんでいるのだ。そんな彼らの得意分野に目を付けた竺原は、彼らにコードネームを付け、しかも「凄腕のハッカー」などというある意味非現実的な存在まで引っ張り出して、現実に存在しないモノを創り出そうと試みる。

もちろんその目的が金儲けではないとは決して言いきれない。しかしそれはあくまでも副産物であり、あるいは次の「創造」のための資金集めのようなものでもある。その手際は褒められる手合いのものではないことも確かにあるが、しかし竺原のやっていることが間違っているとは到底言い切れない。自分たちのしていることは誰かを不幸にすることではないんですよね、と問われた竺原は、それを否定する。その潔さが逆に清々しいし、なおかつ引きこもりの彼らに厳然たる「現実」を突き付けているようにも見える。そうしながらも、一方では彼らに現実との向き合い方を教えているようにも思えるのだ。まっすぐに向き合わなくてもいい。少しでも、指の先が触れる程度でも「外」に関われていれば、それでいいのだと。

「外」に揺さぶられたばかりに引きこもっていた彼らは、竺原の計画に乗ったことで「外」を揺さぶる側になった。そうした成功体験が彼らに自己肯定感をもたらし、その可能性を広げていく。狭い、居心地のいい部屋の中でだってできることはあるのだ、と。物語の最後に置かれた「続けろ!」という言葉の力強さが、とても印象に残った。

ふらっと書店に行くと角川文庫・新潮文庫・集英社文庫の夏フェアが始まっていたので、「ああ、夏が来たんだなあ……」と思い知らされる今日この頃です。もはや夏の風物詩ですね。というわけで結果はこちらです。

20190629夏フェア

……たまたま! たまたまなんですよ!(言い訳)
「HELLO〜」の方は作者買いで元々買う予定でしたし!……まあ、「まことの〜」の方は完全にフェアで取り上げられてたから買っちゃったんですけどね。6月の新刊ではあるみたいですが。
ということで、角川文庫はミニクリアファイル(全3種)、集英社文庫はゴム製のしおり(全4種)でした。ちなみにこれ毎年言ってるような気がするんですが、角川の夏フェアノベルティ、ビニール製ブックカバーか布製ブックポーチを復活させてください……あれめっちゃ便利だったので……!


*ここ1週間の購入本*
∞谷鳩「来世を誓って転生したら大変なことになった1」(ゼロサムコミックス/一迅社)
なま子「ドラマティック・アイロニー6」(シルフコミックス/KADOKAWA)
近江泉美「オーダーは探偵に 失われた絆にひとしずくの謎解きを」(メディアワークス文庫/KADOKAWA)
畠中恵「まことの華姫」(角川文庫/KADOKAWA)
野崎まど「HELLO WORLD」(集英社文庫/集英社)
小林泰三「神獣の都 京都四神異譚録」(新潮文庫nex/新潮社)
SFマガジン編集部・編「アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー」(ハヤカワ文庫JA/早川書房)
「刀剣乱舞絢爛図録 一〜二」(ニトロプラス)


自宅で自死を遂げたはずが、気付けば羅生門らしき場所で目覚めた芥川龍之介。目の前に現れた「袴垂」と名乗る女盗賊は、彼に未来の「東京」で起きる事件――街行く人々が突如互いに殺し合う、地獄絵のような情景を彼に見せる。彼女いわく、芥川の作品がこの現象を引き起こしたのだ、と。この事件を止めるべく、袴垂の指示に従い、芥川は「茶川龍之介」として2018年の東京、田端に降り立つことに。「事件」で最初に殺された、初恋の相手によく似た女性――内海弥生を救うべく、彼女を家政婦として雇い、田端駅周辺で起こり始めた奇妙な事件の謎を追うことになり……。

現代に転生した芥川龍之介と、芥川大好きな元国語教師・弥生が、田端周辺で起きる複数の事件の謎を追うライトミステリ長編。

基本的に芥川(もとい「茶川」・笑)と弥生の掛け合いで物語は進んでゆく。(文字通りの)ジェネレーションギャップによって反発しあうふたりの姿は見ていてなんとも面白いのだが、それは事件が起き始めてからも変わらない。実は互いに外見だけはばっちり好みであるがゆえに、その中身との差に落胆しつつも、互いへの好意はちゃんと育まれているのだからなんとも(笑)。

そんな中で起きるのは、芥川が袴垂に見せられた情景の引鉄となりそうな事件の数々。ひとつひとつは小さなものだが、それらの事件が一部ずつ連鎖していることに気付いた芥川は、最初は弥生を(これは本人に拒否され断念したが)、ついでは自分を囮として犯人を捕らえようと試みるも、なかなかうまくいかない。そのせいで逆に警察に目を付けられたり、あるいは芥川も弥生も相手のために自ら囮になろうとしてみたり、いろいろと状況がもつれあっていくのだが、最終的にそれらがきれいに繋がり、見事に解決されていく展開が気持ちいい。

ちなみに、富士見L文庫での森氏の作品は2019年6月時点で4作あるのだが、そのうちの3作品はいずれも既存の作家や作品がモチーフのミステリとなっている(本作は3作中2作目。なお1作目はカフカ、3作目はホームズ)。もし次があれば、今度は何が取り上げられるのか予想してみるのも面白いかもしれない。

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