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読んだ本のこと、それ以上に買った本のこと、ときどきライブのことを書き散らかしてみたりする。

ウィザーズ・ブレイン 〈6〉 再会の天地〈下〉 (電撃文庫 (1500))ウィザーズ・ブレイン 〈6〉 再会の天地〈下〉 (電撃文庫 (1500))
三枝 零一

メディアワークス 2007-10
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シティ・ニューデリーの市民会議は紛糾していた。次々と明かされるマザーシステムの真実に戸惑う市民たち。激しさを増す、マザーシステム推進派のアニルと反対派のルジュナの応酬――アニルの言葉を通じて、護衛として間近にいた錬は、何のためにいまここにいるのか、そして自分が何をすべきかを考えはじめていた。そんな時、会議場に突然現れた「賢人会議」は、会議の様子を全世界に放送し、さらに正式に会議に参加。そこで真昼は、マザーシステムに関わる重大な事柄を突きつける……。

様々な思惑が絡まり合うシリーズ6巻、しかも「下」。作者いわく、ようやく最初のエピソードが終わったのだとか。って、完結までどれだけかかるんだ(笑)。
とりあえずニューデリーでの事件は終息。今後の世界の行く末を握るであろう面々は、ひとまずそれぞれ別の方向へ。それぞれの今後の動向が気になりますが、それ以上に、散り散りになった面々の組み合わせがまた気になって気になって……錬とフィアはいいとして、イルと月夜、ヘイズとクレアという組み合わせがまたなんか……どうなるのこの2組(笑)。

そして真昼――なかなか底知れない男。双子の姉・月夜でも止められるかどうかわからない暴走っぷり。真昼が出てくると、話がどう転がるか予測がつかなくなって面白い。

続きがとても楽しみです。ただし、いつ出るのかな……。

今日はダスト・トレイルだったのですよね。
……行きたかったよう(´Д⊂)


ここのところ毎日のように本屋に寄ってから帰っています。ストレスがたまっているのですきっと(TДT)
「文藝」を買い、「群像」も買い、んで今日も文庫1冊に漫画1冊。

というか……意志の弱い私……単行本で持っているのに買っちゃった……長嶋有「泣かない女はいない」。表紙の写真のきれいな水色に惹かれてつい……。

来月、中村航「100回泣くこと」が文庫になるとの情報があるのですが、こっちもまた買っちゃいそうだな……単行本持ってるけど。


*購入本*
渡辺祥智「その向こうの向こう側5」(ブレイドコミックス/マッグガーデン)
長嶋有「泣かない女はいない」(河出文庫/河出書房新社)




シュノーケル「EQ」聴いてます。既発シングル4枚を含む全12曲収録。
今、一番気に入っているのは6曲目の「アイラブユー」と、9曲目の「雪の罠」。
私がシュノーケルというバンドを好きな理由は、ボーカル・西村くんの声が好みであること。そしてもうひとつ、時々はっとするような、胸に刺さる歌詞があること(あくまでも主観であり私的な意見ですが)。「アイラブユー」では≪幸せにしたいから 笑って僕を困らせて≫、そして「雪の罠」では≪今思えば あれが君と会った最後≫というフレーズ。想起される状況は人それぞれでしょうが、私はこのふたつの歌詞がとても印象に残りました。やっぱいいわ。来年のライブが楽しみです。

さて、笙野頼子特集の「文藝」2007冬号、買って来たぜ! 昨日も(今日もだけど……)帰るのが遅かったので、睡眠時間をやや削ってはみたものの、全部は読み切れませんでした。まだ笙野文学を読み始めて半年、いわゆる初心者なものですから、とりあえず全著作レビューから読んでみました。まだ数冊、積みっぱなしのものがあるのですよ……なにせこのお方の本は、読むのに大変な気力と体力と時間を要するもので(汗)。あとは前から順番に読んで、現在は書き下ろし短編「にごりのてんまつ」の手前で止めております。なんか読むのがもったいない……! まあ読むけどね、今日明日中には。
面白かったのは中原昌也からの質問で「石田衣良についてどう思うか」的なものがあったこと。根に持ってるなあ(笑)。
それから書き下ろしエッセイ「近況という名の、真っ黒なファイル」。「群像」での嫌な状況、再び?ということで……「ろんちく〜」の刊行が1か月遅れたのってまさか……とか思ってしまいます。発売日が10/12説と10/16説があるようですが、今度こそ出るのか? ちなみに講談社HPの文芸書新刊案内では、現時点で10/12発売分まで書影がありますが、まだ「ろんちく」はございません。

というか、「群像」11月号。笙野頼子のエッセイ?が載ってるじゃないですか。しかも平田俊子の小説も。というわけで買いに走ったのですが、いかんせん田舎の書店には置いてませんでした……(:_;) また大きいところに行ってきます。

平田俊子といえば、件の「文藝」に、最新詩集の広告がありました。タイトルは「宝物」で予価は約2700円。たかっ(Д)゜゜
でも見つけたら買ってしまいそう……。

あ、ウィザブレ6巻の下の感想をまだ書けてないような……まあいいか、また今度。

本屋とTSUTAYAに行ってきました。

まず、新刊をいくらか回収。それと「音楽と人」を買ってきました。目当ては当然GOING UNDER GROUND。
なんと今回は丈さんのインタビュー。バンドの方向性についてと、曲作りについて。この1年ほどの間に、そんなに深刻な状況になっていたのだとは知りませんでした。そして「愛のうた」に隠された丈さんの私事――まさかの発言に思わず泣くかと思いました。いや本気で。素生さんが公式サイトで今回のアルバムについてのメッセージを発表していますが、このふたりはなぜこんなにも同じことを考えているのか。丈さんはインタビューの最後に、こういうことでバンドがダメになるとかいうことはありえない、と言っていましたが、これだけの絆があればきっと大丈夫。

そしてTSUTAYA。シュノーケル「EQ」買ってきました! したらばツアーのチケット先行販売をやってるじゃないですか! しかも昨日から。ぎゃあ、と叫んで電話に飛びついたのは言うまでもありません。というわけで来年(半年も先の話だよ……)、シュノーケルのライブ初参戦決定。
ついでに11月の新譜の予約もしてきました。とりあえずゴーイングとアジカンとテナーの3枚。こちらは発売日通りに入荷とのことなのでひと安心です。


*購入本*
山口美由紀「天空聖龍〜イノセント・ドラゴン〜4」(花とゆめコミックス/白泉社)
びっけ「獏 1」(ゼロサムコミックス/一迅社)
山賊「やさぐれぱんだ 2」(小学館文庫/小学館)
三枝零一「ウィザーズ・ブレイン此〆堂颪療恵蓮焚次法廖陛天睚幻/メディアワークス)
米澤穂信「遠まわりする雛」(角川書店)

マリア様がみてる 薔薇の花かんむり (コバルト文庫 こ 7-55)マリア様がみてる 薔薇の花かんむり (コバルト文庫 こ 7-55)
今野 緒雪

集英社 2007-10-02
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バレンタインデートを終え、ついに瞳子との関係に決着をつけた祐巳。一息ついたのもつかの間、また慌ただしい日々が始まる――いよいよ「3年生を送る会」の時期。しかしその頃、祐巳は妙な噂を耳にする。すでに進学先が決まっているはずの祥子さまが、なぜか猛勉強をしているということで……。

いやあ、良かった良かった。やっと「この時」がきました。長かった……。

祥子さまの猛勉強の理由は何となく察しがつきますが、次巻に持ち越された祐巳と祥子さまの遊園地デートがどうなるかはさっぱりわかりません。というわけで次回はきっと、久々の紅薔薇姉妹のラブラブあまあま展開に……(期待)。

恋のドレスと大いなる賭け (コバルト文庫―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (あ16-17))恋のドレスと大いなる賭け (コバルト文庫―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー (あ16-17))
青木 祐子

集英社 2007-10
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名門貴族オルソープ家からの依頼を受けたクリス。令嬢・アディルの心の底に芽生えた恋心に気づいたクリスはドレスの構想を固めるのだが、とりかかろうとした矢先に、アディルの想い人の名前を知り……。

とりあえず今回の感想は……シャーリー(゚皿゚メ)! ひどい。ひどすぎる。

森 薫「エマ」のウィリアムと違い、まだまだ体面を気にし、貴族という立場を捨てらないシャーロック。この展開は吉と出るか凶と出るか。
そしてアディルとの会話中にクリスが視た「黒いもの」とは何なのか……察しはつくが考えたくない。

クワイエットルームにようこそ (文春文庫 ま 17-3)クワイエットルームにようこそ (文春文庫 ま 17-3)
松尾 スズキ

文藝春秋 2007-08
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28歳の明日香が目覚めた場所は精神病院だった――なぜか酒のつまみに、ためこんでいた欝病の薬の類をぽりぽりやった明日香は当然ぶっ倒れ、恋人の鉄ちゃんに発見されて病院送り。胃洗浄で出てきた薬物の量が「うっかり」レベルではなかったため、精神病院送りになっていたのだ。鉄ちゃんと担当医師の許可がなければ退院できないのだが、診察予定日はまだ先だし、鉄ちゃんは病院に来なくなるわでどうしようもなく……。

絲山秋子「逃亡くそたわけ」と同じく、映画公開間近の作品。しかもこちらも主人公が精神病。
人間、追いつめられると「自分探し」をしてしまうものなのでしょうか。状況に流されないように自己を確立したくなるというか。この主人公も病院で他の患者たちと交流(?)しながら、自分の過去を振り返っていく。退院直前に起こった事件、そして鉄ちゃんとの関係の変化――短いながらもなかなか読み応えがありました。

今週は火曜日の時点でなぜか「今日は水曜日……」とか思っていたため、なんだか1日増えたような気分です。頭の中では明日は土曜=お休みなんですけど……実際は金曜なんだよなあ。なんで1日ずれたんでしょうか(笑)。

10月に入ったのにいつまでたっても涼しくなりません。ここ数日は7分袖を着ていたのですが、どうにも昨日とか暑かったので、今日は半袖に逆戻り。今日もなんかだかむしむししてました。やだなあ。やる気が起きません。

ですが嬉しいお知らせも。
ビクターのゴーイング公式サイトで「さかさまワールド」および「Holiday」のサビ部分の試聴が始まっていました。やっぱり9/1に新木場で聴いた新曲が「さかさまワールド」だったようです。たぶん。
発売まであと少し。楽しみです。

ちなみに……本来であればすでにシュノーケルのアルバム「EQ」を手にし、感想なんか書いちゃったりしたかったのですが……最寄りのTSUTAYAに1か月も前から予約しておいたのに、発売日に入荷できないとの回答が!
なんですってー(屮゚Д゚)屮
悩んだけど、通勤途中にCD店はないし、10%オフ特典もあったので、ここは大人になって入荷日(10/6)を待つことにしました。でもこれがゴーイングだったらゆるさん。遠回りしてでも買いに行きますよ。


*購入本*
今野緒雪「マリア様がみてる 薔薇の花かんむり」
青木祐子「ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと大いなる賭け」
ながと帰葉「諏訪に落ちる夕陽」(以上、コバルト文庫/集英社)
松井今朝子「銀座開化おもかげ草紙」
川上弘美「パレード」(以上、新潮文庫/新潮社)

まいじゃー推進委員会!様で開催中の「変ラノ」――「そう、あたしたちはこんなにも変てこなライトノベルを愛しているのだらよ」に参加してみようかと思います。

いやあ、選ぶのに苦労した。
というわけで私の微妙なラインナップは以下の通り(一応ひとこと感想もつけてみました)。


川上稔「AHEADシリーズ 終わりのクロニクル7」(電撃文庫/メディアワークス)
【変ラノ/9784840232407】
この設定、展開、そして厚さ!……大好きです。

秋田禎信「愛と哀しみのエスパーマン」(富士見ファンタジア文庫/富士見書房)
【変ラノ/9784829117621】
主人公が超能力に目覚めるきっかけもすごいし、主人公たちエスパーマンの敵(?)・愛ちゃんの世界征服を目指すきっかけもすごい。

樹川さとみ「グランドマスター! 総長はお嬢さま」(コバルト文庫/集英社)
【変ラノ/9784086010320】
少女小説+ファンタジー+「水戸黄門」という話。ヒロインのコンセプトは「気持ち悪くてかわいい」そして「セクハラ」(笑)。

ゆずはらとしゆき「十八時の音楽浴 漆黒のアネット」(ガガガ文庫/小学館)
【変ラノ/9784094510133】
「跳訳」という試みもさることながら、古い作品がどこまで現代ラノベに迫れるのかということを表した作品。それがまさかこんなことになるとは思いませんでした……。

牧野修「楽園の知恵 あるいはヒステリーの歴史」(ハヤカワ文庫JA/早川書房)
【変ラノ/9784150308957】
ハヤカワがラノベかどうかはさておき。こういうのに耐性がなかったので、ぶっ続けで読むと軽く発狂しそうになりました(笑)。

以上。
投票所も見てきましたが、なかなか面白いことになっています。集計が終わったら、ランキングの中からどれか読んでみようかな。

逃亡くそたわけ (講談社文庫)逃亡くそたわけ (講談社文庫)
絲山 秋子

講談社 2007-08-11
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21歳の「あたし」は、ある日精神病院から脱走した。中庭にいた「なごやん」(24歳男性。東京好きな名古屋出身者)を無理やり連れ出し、躁病の症状に苦しみつつ、なごやんの車で九州を南下していく……。

映画公開間近の作品とのこと。
観光地をめぐりつつの逃走旅行。「あたし」と「なごやん」は男女の関係でもなければ親友でもないのだが、それゆえの微妙な距離感がよく表れている。単純に仲良しということではなく、同じ病を抱える者としての親近感。わかっているからこそ出てくる不満や苛立ち、云々。

そして単なるロードノベル的なものではなくて、故郷愛的なものがそこかしこに織り込まれている。「あたし」は標準語を喋ることもできるのだが、かたくなに方言を使い、なごやんは故郷――名古屋が嫌で上京していたこともあり、かたくなに標準語を使う。けれどなごやんは話のおりおりで――「あたし」が語る九州の名物に対抗するように――名古屋の自慢をするのだ。

ただの脱走の道行きではなく、ありふれた言葉ではあるけれど、絲山秋子流「自分探しの旅」の物語である――と思う。

カラクリ荘の異人たち~もしくは賽河原町奇談~ (GA文庫 し 3-1) (GA文庫 し 3-1)カラクリ荘の異人たち~もしくは賽河原町奇談~ (GA文庫 し 3-1) (GA文庫 し 3-1)
ミギー

ソフトバンククリエイティブ 2007-07-12
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周囲に関心が持てず、さらに家でも継母とぎこちないため、居場所がなくただ漫然と日々を過ごす高校生の太一。夏になった頃、父の勧めで賽河原町にある「空栗荘」という古びたアパートで下宿をすることに。だがバスに乗って降り立った賽河原町は普通の町ではなくて……。

クラスメイトに「異世界に行く方法」を問われて「バスに乗って」と答え、つまらないと言われた太一。けれど実際そうなってしまうあたりが、意表を突かれる感じで面白い。
空栗荘の面々も「異人」――奇妙な人ばかり。妖怪モノ(?)として目新しい感じは特にないけれど、ほのぼのとしてて良いです。せっかく空栗荘の変な人々もいろいろといることだし、ぜひ続編希望。

てんたまおや知らズどっぺるげんげるてんたまおや知らズどっぺるげんげる
笙野 頼子

講談社 2000-04
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「ドン・キホーテの『論争』」での「論争」中に書かれた、エッセイすれすれの短編集。
作者は「タイムスリップ・コンビナート」の主人公・沢野千本を召喚し、日常のことから論争のことまで、現実と脳内、それぞれの状況を複雑に絡み合わせながら怒涛の勢いで語らせる。ちなみに毎回、≪自分が主役の小説≫の外側から笙野頼子を語る「沢野千本○○日記」(○○の部分は毎回変わる)と、文壇に現れた妖怪――笙野の、そして千本の敵――について説明する「沢野千本特製文壇妖怪辞典」もついてくる。

ちなみにタイトルの「てんたま」は、当時流行った「てんしのたまごっち」のこと。たまごっちの類が嫌いな作者がこのゲームをあえてしていたのは「本当に嫌いかどうか確かめるため」。「おや知らズ」は、当時親知らずの治療をしていたからなのだろうが、単純に、(作者が)「親が知らない」何かをしている、ということ? 例えば自分がたびたび「どっぺるげんげる」を見ていることとか……。

沢野千本、あるいは笙野頼子のそばには、しょっちゅう「どっぺるげんげる」――ドッペルゲンガー、もうひとりの自分が現れるそうだ。家にいるのに、どこかのパーティ会場で見た、と言われたり、ひとりで飲食店に入ると店員に「お連れ様は……」と言われたり。なぜなのか、その理由は全く明らかにならないのだけど。

とりあえず「ドン・キホーテ〜」と合わせて読みたい1冊。

土日はせっかくのお休みということで、計画的に本を読もう!と一応は考えてみます。みますが……やはり計画というのはあくまでも予定であり予想であり予測なわけで。

つーわけで休みの半分が終わるというのに、まだ予定日の4分の1も消化できてません。あれーおかしいな(f-_-;)
ちなみに今日は布団カバー1式を買ってきたけど放置。あとは尾崎かおり「メテオ・メトセラ」を読み返してました……。


*購入本*
尾崎かおり「東方死神」(ウィングスコミックス/新書館)

「メテオ・メトセラ」の外伝で、本編の主人公・マチカの「祖父」である賞金稼ぎゾルと、不死身の賞金首《メトセラ》の出会いの話。
これを読んだので本編も読み返してました。
ちなみに本編は、祖父の跡を継いだ少女マチカが《メトセラ》と出会い、彼の宿命に共に立ち向かうという物語。燃えて萌えます(笑)。いやでも結構シリアスで重い話ではあります。ここ1年間で読んだ漫画の中ではかなり気にいっています。はやく続きが読みたいのですが……。

エンドロールまであと、 (小学館ルルル文庫 か 2-1)エンドロールまであと、 (小学館ルルル文庫 か 2-1)
壁井 ユカコ

小学館 2007-08
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高校生の右布子と左馬之助は、普通なら生まれるはずのない一卵性の異性双子。そのせいか、右布子は「もってあと数年」と言われるくらい体が弱く、心身ともに成長しきれていなかった。そんな姉をつかず離れず見守る左馬之助だが、彼に対して子供らしい執着を見せる右布子と違い、左馬之助は微妙な感情を抱いていた。その頃、ふたりが所属する映画研究会(部員は全部で4人)で、文化祭に向けてショートフィルムを撮ることに。主役は右布子と左馬之助。撮影を通して右布子には初めての友達ができ、倒れることも減って元気になっていく。それを見た左馬之助は、右布子への想いを断ち切ろうと、ある行動に出て……。

青春小説を、というオーダーで書かれたという話。青春度50%+ブラコンシスコン度50%という割合なので、姉弟もの(というジャンルは存在するのか?)が好きな人はぜひ(笑)。でも結末は大変せつないです。読み終わってからタイトルをもう一度見ると、その意味が胸に迫ってきます。「鳥籠荘の今日も眠たい住人たち」シリーズ(電撃文庫)とはちょっと雰囲気が違っていて、まさに直球勝負!という感じでした。

最近気になったこと、その1。
某テレビ雑誌にて秋の新ドラマ特集を読みました。
一条ゆかり「有閑倶楽部」の主人公グループ6人中、男3人が載ってましたが……これはひどい。そもそも悠理じゃなくて魅録が主役という時点で「???」だったのですが、キャストもなんか……ちがう……。先日のイケメンパラダイスは数段マシだったと思い知らされた気がします。あーあ。

最近気になったこと、その2。
自民党総裁選はもう終わってしまいましたが、先週だったか、フジテレビの「とくダネ!」で福田・麻生両候補の、ネット検索時の第2キーワードについてやってました。
で、麻生さん。ローゼンメイデンて(笑)。ニュースか何かで、たまたま麻生さんが「ローゼンメイデン」を読んでいるところが流れ、話題になったらしいですね。「ローゼン閣下」「ローゼン麻生」と呼ばれ、一部の方々から絶大なる支持を得ているのだとか。そして秋葉原にあるという麻生クリアファイル。迷彩柄の中にさりげなく麻生さんの顔が。作者いわく「麻生さんの顔はフォトジェニック」だそうな。フォトジェニック!?
こんな評価を受ける政治家なんて、今までもこれからもいないでしょうね……がんばれ麻生さん(笑)。


*購入本*
森 薫「エマ9」(ビームコミックス/エンターブレイン)
相川有「WIZARDS NATION 1」(バーズコミックス/幻冬舎)
カート・ヴォネガット「バゴンボの嗅ぎタバコ入れ」(ハヤカワ文庫SF/早川書房)
平田俊子「ラッキョウの恩返し」(思潮社)
笙野頼子「なにもしてない」(講談社文庫/講談社)
笙野頼子「てんたまおや知らズどっぺるげんげる」(講談社)
笙野頼子「パラダイス・フラッツ」(新潮社)
笙野頼子「渋谷色浅川」(新潮社)

「エマ9」は番外編第2巻。やっぱりエマはまったく出てきません。が、メルダース夫妻の話やらウィリアムとハキムの出会いの話やらもりだくさん。番外編は次巻で最後だとか。さみしいわ……。
「WIZARDS NATION 1」は相川有の新作。「DARK EDGE」を彷彿とさせる、群像劇的な異能力バトルものっぽいです。なんか最近、ちょっと雑めになったような気がするのですが、気のせいでしょうか……画風の変化?

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