![]() | 我が呼ぶ声を聞いて 幻獣降臨譚 (講談社X文庫―ホワイトハート) 本宮 ことは 講談社 2011-12-05 売り上げランキング : 4010 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
シリーズ本編19巻、ついに完結。
せっかく戦争が終わったと思ったのも束の間、アリアたち、そして騎士団はそれぞれ大変な事実に直面することに。最後の最後まで気の抜けない展開ではあったが、これまでアリアが触れ合ってきた騎士団の面々が何をどう考えて戦いに臨んでいったかが丁寧に描かれていた。さらに同じ頃、アリアたちは王都で黒幕の正体を知ることとなる。そしてその人物がいかにしてその責任をとろうしていたのかも。それしか方法はなかったのか、と絶望させられる一方で、それを収めるかたちでシェナンがとった行動にはなんとも言えず驚かされた。女だけが幻獣や精霊と契約してその力を使うという、そんな世界は正しいものか否か――その問いの答えはアリアを含めた女性たちの願いそのものであり、同時にシェナンの願いともなって結実する。光焔という強大な力の存在もあるにはあるが、なによりたったひとりの少女の真摯な願いが世界を変えた、そんなラストがとても清々しいと思う。
◇前巻→「捧げよ、永久に続く祈り 幻獣降臨譚」

















