リサーチ会社を経営している穂柄は、不動産会社に勤めている友人からある依頼を受ける。それはとあるマンションの事故物件を1週間住み込みで調査するというものだった。なんでも対象となる909号室では7年前に妊婦が自殺し、以後はその部屋だけでなく、同じフロアの部屋すべてに人が居着かなくなってしまったのだというのだ。穂柄はバイトの大学生・優馬に事故物件であること以外の詳細を伏せた状態で909号室に住まわせ、自分は管理人室で定点カメラを通してその様子を監視することに。すると1日目からすぐに、穂柄の想像を超えるような出来事が少しずつ起こり始めて……。
「事故物件の住み込み調査」というただそれだけの仕事が、思いもよらない結末を呼び寄せる超常ホラー作品。
タイトルにある通り、主人公の穂柄は7日間にわたって事故物件を調査することに。それにしても不思議なのは、事故物件だけでなく、その周囲の部屋からも住人がいなくなっているという点。確かに同じフロアにそういう部屋があれば不吉がるのは仕方ないとは思うが、それだけにしては奇妙な気もする。やがて穂柄のもとには、その奇妙さを裏付けるような情報も集まり始めるのだが、それらの点が線で繋がっていく気配があまりないままに日々は過ぎていくというのが、なんとも不気味に感じられる。いつの間にかこの案件そのものに巻き込まれてしまっていた穂柄や優馬がこの先どうなってしまうのか、またこの事故物件で起きている事態は何を目的としているのか、なにもかもわからないのがまた余計に怖く感じられた。







