2007年05月

自殺に甘いニッポン!

 引っ越しのために塾を辞めた少年が、ひょっこり顔を出した。元自宅近くのクリーニング店から引き取っていない洗濯物があったので、取りにきたついでに寄ったという。塾長さんが席を外しておられたので、「自習しとき」と待たせる。少年は、塾頭さんに英語の分からないところを教えてもらったあと、しばらく試験範囲を自習して帰った。

 彼が通っていたころには叱ってばかりだったが(笑)、それでも居心地が良かったのだろう。

 現在も、授業が終わった後、なかなか帰ろうとしない生徒がいる。今日は、日報をつけている私たちにまとわりついて、「首都/県庁所在地クイズ」にむりやり付き合わされた。中3受験生なんだけどねーこいつ。

 塾頭さんが、「じゃあ、私からも問題を出すわ。今日自殺したのは誰?」と質問。生徒は「知らん」とひとこと。横から私が「ざーどのさかいいずみ!」と口を出したら、塾頭さん、苦笑いしながら、「松岡農水大臣ですよー」と。

 え、ほんとに?! 帰宅してすぐ、ウェブサイトをチェックした。朝日新聞に、こんな記事があった。
http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY200705280437.html
緑資源機構 元理事「事件、政治家にも」 松岡氏自殺

2007年05月28日22時23分

 林野庁出身の松岡農水相の自殺。同庁を含む農水省や緑資源機構の関係者は、慌ただしさのなか、松岡氏の影響力と自殺への衝撃を口にした。

 「林野行政の後ろ盾だった。ここまで頑張って、大臣までのぼりつめて、築き上げてきたのになぜ……」。林野庁のある関係者は言葉を詰まらせた。「彼の政界での師匠は故中川一郎氏。中川氏も首をつって自殺した。これ以上、党に迷惑をかけると党にも申し訳ないという気持ちがあったのではないか。切腹するつもりで自ら命を絶ったのだろう」と無念さをあらわにした。(後略)


 切腹って…(苦笑)。この国は何かと自殺を美化し過ぎだ。

 仮に松岡大臣が不慮の事故で亡くなったのなら、無念だったろうと、その死を弔うにやぶさかではない。だが、公人の自殺は問題からの逃亡であり、国民に対する裏切りである。同情する余地はまったくない。

 現在追及されている諸「疑惑」が嘘で大臣が潔白であるのなら、堂々とそう主張すればいいし、そうできただろう。「疑惑」が事実で、大臣が逮捕ー議員辞職に追い込まれたとしても、それで「人生終わり」とはならない。この国の「立派な先輩議員諸氏」には、逮捕ー辞職の数年後(執行猶予明け)に議員に再立候補し、有権者に「支持」されて復帰した人が何人もいるのだし。

 大臣があえて死を選んだのは、表面化した問題以外にも真っ黒クロなことをしていたから、と判断するのが、常識人というものだ。彼の死によって、いくつかの「悪事」が明るみに出ぬまま、「闇に葬られる」かもしれない。

 現在の日本社会やマスメディアに、自殺の背後に隠れているものをえぐり出し、明るみに出す力があるとは思えない/期待できない。情けない話だ。

まじょは楽し

 映画監督河瀬直美さんが、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したという。おめでとう、河瀬さん!

 10年前、彼女がやはりカンヌで新人賞を受賞したときは、異なる媒体からの依頼が相次ぎ、何度も取材したものだった。「まいどー、今度は○○の取材ですー!」ってなかんじで(笑)。東京の某出版社の取材では、彼女の出身校(大阪写真専門学校、現在は大阪ビジュアルアーツ専門学校)、ならびに本人の「思い出の場所」での撮影も依頼された。

 河瀬さんが選んだ「思い出の場所」は鶴橋。奈良から近鉄電車で鶴橋に着き、ここでJRに乗り換えて学校に通っていたから、と。地元の私たちにとって鶴橋は、焼肉の煙立ちこめる駅。編集部からかなりロマンチックなイメージで撮影詳細を依頼されたので、私たち(河瀬さん、写真家の上野好子さん、私)は苦笑したものだった。

 結局、ガード下のキムチ屋さんでの買い物ショットを撮った後、環状線のガードにある「鶴橋」のプレートを背景に、赤信号を利用して、河瀬さんには車道に立ってもらった。雨の日だったので傘をさして。肩幅より広めに開いた両脚、きりっとカメラをみつめる表情。彼女の持つ強靭な精神が表れていて、とてもステキな1枚になった。

 河瀬さんの映画は日本のマスメディア受けする作風ではないが、世界各国で評価され、トータルで次の作品作りにつながればいいよねー。

     *     *     *

 さてさて、土曜日は、年に1度の「まじょの会」のつどいだった。1年前から日程を決めていたにもかかわらず、欠席者3人。皆さん忙しいのだなー。会場は、京都三条木屋町角のそば処「たくみや」さんである。6時から9時までたっぷり食事とおしゃべりを楽しんだあと、徒歩数分のウオッカーバーナカニシに移動した。

 中西さんによれば、30分ほど前まで夫がいたという。面子は、研究会の仲間。あら残念だったわー。マイダーリン、けっこうハンサムですよね、と、シアタードラマシティでばったり出会った彰子さんに同意を求めたら、「さぁ、私、男性の顔に興味ないから」とばっさり(苦笑)。前回この店にきたときは、キエフ時代からの常連さん(篆刻家、書家)に、「ごっつ二枚目ですやん」と褒められたんだけどねー。

 後に夫に聞いたところでは、日曜日も別の研究会があったので、早々に帰宅したのだという。

 まじょ7人のうち1人は京都人。3人は同じホテルに宿泊し、1人は定宿へ。彰子さんは京橋の京阪ホテルに予約を入れたので、私と一緒に京阪に乗ることになった。

 中西さんが、「昔の写真がありますよ」と、キエフ6階時代のプリントを出してきた。ちょうど30年前の写真。まだ真っ黒な髪の中西さんがカウンターの中にいて、エプロン姿の私が、外の椅子に座っている。撮ったのはお客さんである。

 「百恵ちゃんみたいー」との声があがった。をほほほほほ。
 おい、こら、そこのキミ! まさかーと思ったでしょ!! 
 でも、私も、なるほどーと思ったのだよ。続きを読む

まいりました!

 私は人の顔と名前を覚えるのがわりと得意で、それはちょっと自慢だったりしたのだが…上には上がいるものである。いやー、まいったまいった、降参であります!

 某自治体から、男女共同参画関連の委員に就任してほしいとの打診があった。担当課長さんによると、部長の推薦だという。「むかーし、先生(←いちおう私のこと)と一緒に飲んだことがあると言っていましたよ」と。

 うーむ。私、講座担当のスタッフや受講生と講座修了後に「打ち上げ」をしたことはあるが、部長さんみたいに「エラい人」と飲んだ記憶はない。もしかして、以前の仕事関係者か、あるいは、なんらかの運動にかかわっていた人だろうか???

 ご挨拶がてら、部長さんにお目にかかった。確かに見覚えのある顔だったが、いつどこで会ったのか思い出せない。「お顔に見覚えはあるんですけど…」と素直に謝ったら、「もう15年ほど前ですかね、西梅田の○○○で…」とおっしゃる。その店の名前を聞いたとたん、どっと汗が噴き出した(笑)。そう、いっぺんに思い出したからだ。

 いまはもうないというその店には、2回しか行ったことがなかった。一度は夫と。もう一度は、5、6歳年下の女性の友人と。「部長(当時はまだ違うけど。笑)」と話したのは、友人と飲んでいたときである。

 部長の述懐。
 「ぼくが○○さんの写真展のパンフレットを見ていたら、井上さんが、私もその写真展に行ったと話しかけてきたんですよ。井上さんと一緒にいた女性は△△大学出身で、その大学の□□先生とぼくが隣り同士に住んでいるというところから…」

 そうそう。カウンターの角っこあたりに私たちは座り、私の左となりに「部長」が座っていた。で、私は見ず知らずの男性に話しかけたのである。飲み屋バイト歴の長い私は、そういうことを平気でしていたんだよなー、いつも(をほほ)。

 □□先生は女性差別オヤジとして有名だったので、友人ともども、そうとう好き勝手なことを私はしゃべりまくったのだった(ははは)。

 部長によると、私たちは名刺交換もしたそうで(記憶なし。苦笑)、それ以降、ずっと私のことを記憶にとどめ、私の仕事ぶりも見ておられたのだという。私が写真入りで紹介された新聞記事も読みましたよ、と。

 ふぅー、である。飲み屋で1回だけしゃべったことがきっかけで、15年ぶりに仕事で再会するとはねぇ。ちなみに、当時、留学から戻ったばかりだった友人は、いまでは著名大学の教授である。その後の彼女の経緯を話していたら、部長さん、目を丸くして驚いておられた。

 夏までには、再会に乾杯! する機会が持てそうである。いやいやそれにしてもびっくらこいた初夏の1日であった。

 
 

56回目の誕生日

 今日は私…と、若草@末娘わくたの誕生日。彼女の写真展を訪ねがてら、2人で互いの誕生日を祝うことにした。

 写真展『君の名は』の会場神戸市民ギャラリーは、神戸大丸のすぐ南、ノーリツ神戸ショールームの1階奥にある。このロケーションでこの2人なら、祝杯を挙げるのは南京町に決まってるでしょー!

 というわけで、昼過ぎ、連れ立って南京町に向かう。南京町広場の南東角にある焼豚店「堂記號」の前に、3代目オーナー黄さんが立っている。おー、久しぶりー! 元気やった? と声を掛け合いながら握手。すると黄さん、わくたに向かって、「新聞見たよー」。

 そう、今日の神戸新聞に、彼女の写真展のことが、カラーの大判写真を添えてでっかく紹介されていたのだ。なーんてステキな誕生日プレゼントでしょ! 私まで嬉しくなるではないか。

 長い行列で有名な豚まんの店「老祥記」をのぞくが、3代目曹英生さんの姿が見えない。彼は今、南京町商店街振興組合の理事長をつとめていることもあり、何かと忙しいのだろう。「堂記號」の黄さん、「老祥記」の曹さん、そして「群愛飯店」の施さんの3人が、南京町に賑わいをもたらすために活躍した、同い年の若手三人衆だった。私とわくたが出会ったころは30代後半だった彼らも、いまや50代に足を踏み入れている。

 …ってなわけで、ランチは当然(?)、群愛飯店である。ちょっと離れたテーブルに座られた70代カップルの女性も今日が誕生日ということで、3人でおめでとうございますを言いあう。施さんからは、生ビール1杯ずつを、誕生日プレゼントにおごってもらった。ありがとー! やっぱりいい男だねぇ、施さんは!(笑)。

 食後は向かいの喫茶店「しゅみ(須弥)」さんへ…というところまではいつものコースだったが、ここでマスターにショックな話を聞かされた。お店は夫妻で経営されており、マダムと私は、ダイエットやジム通いの自慢(?)をしつつ、成果の上がらないお互いの体型をからかう間柄だった。なのにその彼女が、たった50歳の若さで、乳がんで亡くなったというのだ。がんが分かった時にはすでに体内あちこちに転移しており、手のつけようがなかったという。

 誤診が原因といえるかもしれない。がんが発見される8カ月ほど前に彼女は体調不良を訴え、乳房にも違和感があるといって受診している。そこでは「乳腺炎」と診断された。そのときにもっと詳しく、あるいは別の病院で受診し直していれば、がんが早めに発見され、手遅れにならずにすんだのではないか。

 夫妻の長女は難関国立大学の医学部保健学科を卒業して看護師として活躍している。容態の急変したマダムは、奇しくも娘さんの働く病院に救急車で運ばれ、そこで最期をむかえたという。

 妻を失った虚しさと、もっとしてやれることがあったはずだとの後悔、妻(母)の死をなかなか受け入れられない父と娘との間でコミュニケーションが取れなかった数カ月間のしんどさ、「60の手習い」で始めた男の手料理(娘、息子のどちらも仕事がら生活時間が不規則なので、マスターが料理を引き受けているそうな)の苦労などなど、率直な話しぶりの奥に、深い深い喪失感があった。

 お店を出てもう一度ギャラリーに戻ると、首から大型カメラを下げた、リタイア組とおぼしき男性3人が会場にいた。うち1人は、口をひん曲げ、眉間に深いしわを寄せた難しい表情でギャラリーを後にしつつ、「田舎の母親を思い出すわ」と、ぼそっとつぶやいた。

 ああ、おにーさん、その偏屈顔は、涙をこらえるためだったのですね。続きを読む

若冲展、オススメであります

 土曜日の神戸行きが日程変更になったので、代わりに京都へ。烏丸今出川の北東に位置する相国寺に、若冲展を観に行った。
 今出川通の参詣路入口に立つガードマンが、「ただいまの待ち時間40分」のプラカードを掲げている。ひょえー。若冲はいつからこんなに人気者になったんかいな?!

 私は平日昼に見ることもできるが、夫は土日しか時間がとれないため、おとなしく行列に並ぶことに。行列してまで入場を待つなんて、中学生のころ福岡で見た「ツタンカーメン展」以来じゃないかしら?(笑)

 いやいや、並んだ甲斐があった。かつてはここ相国寺に共にありながら、いまは宮内庁に所蔵されている「動植綵絵」30幅と、「釈迦三尊像」(相国寺蔵)が、120年ぶりに一堂に会したという。展示室は、これらの作品を一挙に展示するために建てられたというだけあって、部屋に入ったときの迫力はそうとうなものである。
相国寺若冲展の様子上に紹介したウェブサイトでは、パノラマ式に展示の様子を見ることができる。その一部を切り取って貼り付けてみた。若冲の作品は細密画のようでありつつ、実際にはあり得ない構図も多く、一種の「抽象画」だと、私には思える。何はともあれ、期間中にもう一度は行きたいものだ。


 満足して会場を出たあとは、「わびすけ」で一服。京大に「進々堂」があるように、同志社には「わびすけ」。前回来たのはまだ京都に住んでた頃だから、20年近く前になる。それでも全然変わらないのが老舗だよなー。そのとき一緒だった女子(いまはもう40代!)は女子中高大出身の「お嬢様」で、男女共学の雰囲気に憧れまくっていた(笑)。いまは、親の思惑通り「ええとこのお坊ちゃま」とお見合い結婚して母になっているのだろうか?

 私はときどき、こういう「スペシャルお嬢様」に憧れられることがあった。世間体にとらわれることなく好きに生きているところが羨ましかったのだろう。ただ、私としては、「お嬢様」が私のような生き方を貫くのは難しいと考えていたので、一定の距離は置き続けていたけれどね。

 宮本百合子やいわさきちひろほど強い「何か」と「才能」を持っていれば、「お嬢様」から「政治思想と活動」の世界に入り込んでも生き抜けるだろうけれど。

 隣りに座った男子2人(学生風)は、名物いもねぎを2人で1つだけ注文し、お店の人に、「2人で入ってきはったら、1人1つは注文してもらわんと…」とやんわり諭され、「じゃ、コーヒーもひとつ」と追加。彼らは途中で席を変わったので、コーヒーまで分け分けして飲んだかどうかは分からない。関西弁ではなかったので、旅行者なのか、あるいは、この春大学に入った新入生なのかな。途中、ケータイでしゃべっていた話の内容から、同志社の学生でないことは判明したけれど。

 ……ってなぐあいに、どうでもいいことをぼんやり思いつつコーヒーをいただく。
 夕食はびお亭。その後、ウオッカバーナカニシに寄り、もう一軒ハシゴして(笑)、それでも10時過ぎの特急に乗っておうちに帰還。

 遊んだ土曜日、のんびり日曜。そして今は月曜午後。仕事をさぼりすぎている! 気合いを入れませう>輪厚ぃ。

リアルうさぎや会場に関するアンケート

 昨17日、大学の帰りにリアルうさぎやの候補店に寄った。一口食べて…こ、濃い! 味が!! ここは京都発祥の店だが、店舗によってメニューが異なる…ということは、味付けも違うのかな? おまけに高い! レシートを見ると、原価は100円しないと思われる「お通し」が500円。生ビール中600円も、普通より100円高いなぁと思いつつオーダーしたら、出てきたのは小サイズのグラスだった! こりゃヤバい、と、一品(1500円)のみを注文。たったこれだけで2600円である。クーポンを持参したので1割引きにはなったが。

 もちのろんろんで、満腹にはほど遠い。帰路、冷凍のフライドポテトを購入して自宅でチンし、冷蔵庫の発泡酒をぐびぐび飲んで、胃袋をなだめる。そんなわけで、リアルうさぎや会場としては、しっかーく! である。

 本日(18日)午後は、梅田界隈のホテルや大型施設のレストラン街をチェックして回った。リアルうさぎやの「メイン」はなんといっても参加者のおしゃべりなので、個室か、それに近いコーナーのある店を探す。…9人(現在までの参加表明者)というのはビミョーな人数なのねー。いわゆる飲食店では6〜8人の個室が多く、ホテルの場合、15人以上なら個室になるプランがけっこうあるのだけれど。

 本日ピックアップしたのは3店。ホテル阪急インターナショナルのブッフェは個室ではないが、一度試してみたいと思っていたので、ついでにリストアップしてみた。希望者の多い店に予約をするので、コメントをよろしく>みなさま。また、「私は○○が苦手」という方は、それを書き込んでほしい。我輩は、ちゃららさんは豆腐がアカンと聞いていたのに豆腐店に予約した、という苦い前科持ちなのであった。

 会場はいずれも大阪駅から徒歩圏内。2、3は1ほど席数が多くないので、いちおう名前は伏せておいた。

  1. ホテル阪急インターナショナル ナイト&デイ アーリーサマーブッフェ。
    ホテル1階の吹き抜けのあるフロア。でかい。個室ではなく、テーブル席での食べ飲み放題。私、ブッフェは未経験(喫茶と単品は食べたことあり)。クーポン利用で4500円になるはず。
    http://www.hankyu-hotel.com/hotels/18hhinternational/rest2.html

  2. 四川料理の店(準個室、ないしは、景色のいい窓際の丸テーブル)
    飲み放題つきで5000円〜5500円。一度しか行ったことないけど、おいしかった。

  3. メキシコ料理の店(半個室。テーブルをコの字型に囲める)。
    飲み放題つきで4500円〜6500円。昔はよく通い、テキーラを飲み干していた(笑)。

リアルうさぎや、6月16日に実施!

 さっそくのコメント、ありがとうございました!>みなさま。
 6月16日(土)であれば、書き込んでくださった全員の都合がいいようなので、この日に決めさせていただきます。参加予定の他のみなさま、ぜひこの日で都合をつけてくださいね!

  リアルうさぎや
  開催日時 6月16日(土曜)早めの夕方から
  開催場所 大阪か京都

  レモンクリームさん希望の「ねぎ焼き」は狭い店で、カウンター以外には、4人がけテーブルが2つしかなく、かつ、予約もできないので、今回は見送りです。ごめんちゃい。いま狙っているのは、ラジニ映画つながりの知人に教えてもらったお店(まだヒミツ。笑)。試食に行って、うおっけーであれば、そこに決めようと思います。フロレン希望の鶏もあると思うけれど、いわゆる焼鳥はないかもしれません。

 とりあえずのお知らせでした。みなさん、バッチリ予定を開けておいてくださいね。

リアルうさぎや開催について

 待っていた腕時計が届いた。きゃっほーと喜び勇んで包装を解いて…一瞬絶句。あー、レディースウオッチだー。

 そりゃそうでしょ、私がそう注文したんだもの。でも、私は忘れていた。私は生物としては女の部類に入るけれど、感性はオヤジであることを。とほほである。

 何がショックかって、小さいのだ、文字盤が。直径24ミリ。女性用としてはごくオーソドックスなサイズのようだが、私はでかい時計が好きなんである。メンズを申し込んでおけばよかった…と嘆いても後の祭り。私の雰囲気に似合わない華奢な時計を見ても笑わないでね>みなさん。

 というわけで、リアルうさぎやについてのご相談です>参加予定のみなさま。
 私としては、新ウェブサイトができてから、と考えておるのですが、3人の方から、いつになるの? との問い合わせをいただきました。

 5月の週末はすでに予定が詰まっております。7月からは、土曜日にも仕事が入りそうです。そんなわけで、6月の週末(遠方から来てくれるはずのYASUさんやきりきりちゃんのスケジュールを考えると、土曜日が最適と思いますがいかが?)に実施しようと思うのですが、いかがでしょう?

6月2日、9日、16日、23日、30日のうち、希望日と希望料理等を、メールもしくはこのブログへの書き込みでお知らせください。


 以上、連絡事項でした。

誰にとっての「サラダ記念日」?

 まもなく日付が変わる(例によって日時詐称して13日23時59分でアップするけど。笑)。週末節約ライフが功を奏して、お財布にはまだ千円札が残っている。よしよし>私。

 部屋ん中、ちょっとはスッキリしたかな? この3日で、ゴミ袋12袋ぶんを処分した。着古した衣類は「ぞうきんにする」ことを諦め、取っ手がぐらついていたグリルパン(17、8年使ってきた)もエイヤッと処分した。当分は、セットのフライパンで代用させるつもりだ。ついでに台所の中掃除。ガスコンロ周りを磨き、なくても困らないミルクパンやプラスチック容器等々を、どんどんゴミ袋に詰めていった。

 いま計画しているのは「図書千冊処分」だ。図書館を愛用するようになって以降、購入する本は激減したが、それでも床に積んでいる本がけっこうある。これらをすべて書棚に押し込むには、不要な本を処分するしかない。残念ながら古書店で買ってもらえそうな本は少ないので、ゴミに出すしかないだろう。本を取捨選択しながら読みふけるという恐れがあるので(笑)、それを避けるのが効率的作業のポイントだろうなー。

 午後は予定通り図書館へ。7冊返して6冊借りてきた。400ページ前後の分厚い本が2冊もあってけっこう重たいが、現在続行中の「歩け歩け運動」を推進すべく、帰路は心斎橋まで2駅分を歩いた。

 久方ぶりにアメリカ村の三角公園を通ったら、4人組男子がユニークな見せ物をやっていた。2人が両手に縄を持って2重縄回しをしている中に、他のメンバーが入ってステップを踏んだりバック転したり、ブレイクダンスをしたり。しかも動きをやめることなく縄の回し手とダンサーが次々と交替する。難易度の高い技を決めると拍手が起きる。ビデオで撮影している人もいる。私もしばし立ち止まって楽しんだ。

 そこまではよかったが…心斎橋のデパ地下はあかんねぇ。今日はパンチェッタ用の豚バラ肉ブロックを買う予定だが、そごうも大丸も、生鮮売り場の人は少ないし、肉の売り場自体がとても貧弱。こりゃアカンわ、と、地下鉄で梅田に移動した。

 阪神地下はいつも通りの混みぐあい。そこでバカ娘を3人も見かけた。混雑した通路でケータイメールを打ちながら歩いているのだ。メール打ってるヤツの動きは人の流れを阻害する。大迷惑この上ない。しかも時刻は日曜夕方6時半。平日は閉店間際までずっと混んでいるが、日曜日は早めの時間に混雑する。野菜売り場では恒例の「ひと籠210円」の安売りが始まる時間でもあり、お客さんが続々集まってくる。そんな場所でメール打ってんじゃねーよ、馬鹿者! 

 周囲の状況に対する判断力を失っている彼女たちは、すでにメール依存症に陥っているのだろう。どの娘も20歳を越えているように見えた=れっきとした成人なのだが。

 さて、表題の件である。
 午後2時までは自宅にいて、NHKFM日曜喫茶室を聞いていた。今日のタイトルは「翻訳 新訳 自由訳」。ゲストは、「千の風になって」の「訳」で知られる新井満と、大学で翻訳を教えるジュリエット・カーペンターさんである。もっとも新井満に関しては、「千の風…」を金儲けの道具に使っている(商標登録してるんだって!)との記事を読んで以来、聞くのも嫌なんだけど(参考サイト:ウィキペディア『千の風になって』をめぐる問題。興味のある人は検索してくだされ)。

 カーペンターさんは、俵万智の『サラダ記念日』を英訳した方である。その中で興味深い話があった。続きを読む

金欠の週末也

 間の悪いことってあるもんだなぁ。

 2つの塾の講師料支給日は、10日と12日。前者は9日に仕事に行ったあと、来週14日まで行かないので、講師料は来週の受給となる。10日以降に受け取りに行けばいいのだが、大学に行ったり別の教室に行ったりで、回り道をする時間がない。もう一方の教室(今日行ったところ)は、従来、支払日が土日になると、その前日に支給してくれたので、今回もそのつもりで=今日、4月分を受け取れると算段して出かけたのだが、担当者が代わったため、お金が用意されていなかった。あちゃー。

 そんなわけで、土日はウルトラ金欠である。これも、「たまった仕事をちゃんとせい!」との、どなたかの思し召しなのであろうと考えて、をしごとに精を出すことにした。

 ここ数日、本当に無為な時間をずいぶん過ごした。

 102歳を目前にして母方の伯父が亡くなったことは、ブログに書いた。数日前、いわゆる「香典返し」が、従姉(伯父の長女)名で送られてきた。最近はたいていそうだが、今回も、送られてきたのは商品カタログである。フルカラーの280ページ。たぶん、数千にのぼる品揃えだ。

 目次を並べてみよう。
 特集1(ヨーロッパと日本の有名ブランド品)、ファッション、ビューティー、ヘルシー、トラベル、スポーツ、エクササイズ、アウトドア、キャラクター、キッズ、ペット、インテリア、特集2(ハイパースキル…って、意味不明。パズルや折畳みステッキからオリジナル絵本まで、ちょっとユニークな高価品というところ? 通販生活のカタログに雰囲気が似ている)、ハウス、キッチン、テーブルウエア、グルメ。百貨店並のラインナップである。

 学費貧乏に陥った私は、もう何年も、生活必需品しか買えない生活を送っている。だもんで、この中から「どれでも選べる」となると、それはそれは嬉しくて(爆笑)、たぶん10回以上はカタログを見直した。アホや(笑)。

 ただし、おばはんはイマイチ可愛くない選び方をしてしまう。続きを読む
プロフィール

はね奴

京都市在住。本・雑誌・DVDの企画・制作。エッセイ講座講師。20代から、労働運動と女性運動の重なる領域に生息。フェミとは毛色が異なる。

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