秋の気配

2007年12月21日

山の三色

かえでの黄葉
 〔庭のかえで 2007年12月1日撮影〕

秋の山の彩りの代表、緑、黄、赤です。


「人類のあけぼの〈上〉」 (『図説 人類の歴史』)
という本を読みました。現在、10巻まで出ています。
それによると、現在の人間の祖であるのはホモ・サピエンス・サピエンス(新人)。20万年前に地球に登場。
イメージとしては、集団で狩をしたり、木の実等を採集して生活していたように思っていたけれど、今から3万年前くらいまでは、肉食獣の食べ残しをあさる、ハイエナと同じ存在(人間はハイエナの餌でもありました)。

ネアンデルタールなどの旧人が滅び、新人が生き残った原因として、考古学的発掘においての差は認められない、ただ「環境適応を果たすべく文化的能力を育んだ」ことが関係するのではないかと書かれています。

環境に適応するために文化的能力は高まるのであって、環境を人間に適応させようとし始めた現在、文化能力は不要になり、地球をむさぼる巨大ハイエナに進化したのかもしれません。

2007年12月09日

地球温暖化

色付く山2
 〔山の彩り 2007年12月撮影〕


今年は少し色付くのが遅い??
というか、色付き始めたらもう散っていました。
庭のイロハカエデも黄色から赤に変らず、茶色になって落りはじめました。
柿の木も12月になった時、既に葉も実もありませんでした。
身近なところで、少しづつ何かがおかしくなっていることは間違いないようです。



2007年11月29日

キラキラ☆彡

赤い実
 〔赤い実、何の実? 2007年11月28日撮影〕

突然、山の樹木が色付き始めました。
ピントが甘くてごめんなさい。

街はクリスマス・イルミネーションで光を放っている。
いつからだろう、膨大な電力を消費している虚飾にしか映らなくなったのは。
クリスマスツリーに飾りをするのは、神が降臨する依り代だからだと想像できるのだけれど、今はバベルの塔みたい。

この間も、「藤の木に光の花が満開」というニュースの後で、「北極では氷が解ける等地球温暖化の問題は待ったなし」というニュースを流していましたが?????

ムラサキシキブ
 〔野生ムラサキシキブ 2007年11月撮影〕

これは、野生のムラサキシキブです。
一年で1m以上成長します。
以前、お見せした園芸種のムラサキシキブとは違うようです。

でも、こちらの方が鳥には人気らしく、毎日、少しづつ実が減っていきます。

電気で光らせなくても、輝くものはいっぱいあると感じます。

2007年11月14日

言葉にできない

草もみじ
 〔草もみじ 2007年11月撮影〕

たまたまテレビをつけたら、「徹子の部屋」放映中で、出ていたのは、“世界的人気を誇るロシアの指揮者”ワレリー・ゲルギエフ氏という方でした。
彼は子どもの頃、自然の中で遊び、様々な経験をしたことが現在の糧となっていると語った。
黒柳さんの「ロシアの自然と日本の自然は似ているとおっしゃっいましたが、どこが似ていますか?」という問に対して、ゲルギエフ氏は「自然の素晴らしさを言葉で語ることなどできない」と答えました。
指揮者というのはオーケストラの要、感性の権化のような存在、耳であらゆる楽器の音を感じながら、ひとつの音に集約していく能力を持った方のみができる職業!
の人が「言葉にできない」と答えたことにキャーッ!、感動を覚えずにはいられない。

珍しいから素晴らしい訳でもない。
自然はそこにあるだけで、素晴らしい!
人間が評価すべき存在ではなかったはず…

上の写真は道端で撮りました。
最近、はまっている“草もみじ”
これを教えてもらったのは、桃山・江戸時代の絵画、秋を描いた中に頻繁に出てきます。
いろいろな草花が足下で紅葉します。

だけど、テレビ番組の紅葉中継は上ばかりを写しだしている。
古の日本人と現代人、どちらの感性が豊かかは語る必要もない。

紫陽花の紅葉
 〔紫陽花の紅葉? 2007年11月撮影〕

紫陽花をたくさん咲かせるためには、花が終るか終らないかのうちに根本から数十cmで切るのがよいらしい。
私に老いても人生があるように、紫陽花にだって老いて朽ちていく時間を持つ権利があるような気がする。
老いて朽ちるどころか、より色気が増したように思うのですが、如何でしょう。

2007年10月13日

ムラサキシキブに想う

ムラサキシキブ
 〔ムラサキシキブ 2007年10月撮影〕


金木犀の花が香るころ、きれいな紫色の実をつけたムラサキシキブをよく見かけます。
これも、たぶん、鳥が運んできたものらしく、しかも、園芸種だと思われる実の大きさで、存在に気づいたのは夏の少し前ですが、こんなに立派な実をつけました。
といっても、道路際の石の隙間から出ているので先行きは心配です。

なぜ、鳥のフンがそんな隙間に命の元を落すのか分かりませんが、以前も楠がはえたので移植しようとして抜こうとしたけれど、根が切れて死んでしまいました。
助けようと思ってしたことだけれど、結局殺してしまった、とすごく悲しかった。

最近、企業の植樹活動をウリにするCMが目立つけれど、苗木を植えれば育つと思っているの?とかえって不信感を抱いてしまいます。
小さな苗木は、小さなアブラムシやアリに襲われることも少なくなく、殺虫剤を使わないのなら線香で1匹づつ殺す以外にありません。
アブラムシやアリにはひどい話ですが、かなり根気のいる作業です。

また、植樹される木の種類も人間のご都合主義の偏りが感じられるし、なんで、目の前にある樹木を大事にしないで、更地に植樹したいのかやっぱり理解できません。
しかも、その苗木が国内産のモノでない場合は、苗木についている昆虫や土中の微生物などの外来種を持ち込んでいることになるし、木が成長したら新たな生態系破壊の要因になるわけです。

そう言えば、現存のアーティストで(外国人らしい)植樹パフォーマンスをした人がいるそうです。
知っている方があったら、そのアーティストの名前を教えてください!
残念ながら、パフォーマンスに過ぎなかったため、植樹された樹木は放置され命を落としたそうです。
非難をおそれて、そのことはふせているらしい。

ゴアさんが大統領候補として急浮上していますが、大統領になったらアメリカは環境問題へと大きく舵をきるのでしょうか。
日本は‥‥はぁ〜(-_-;)

2007年10月07日

食欲の秋は

いもむし1
  〔クロアゲハの幼虫 2007年9月初旬撮影〕
柑橘系の木(いろいろとタネを蒔きすぎて、実がなるまで正体不明)の葉の上に
1cmくらいの大きさのいもむし。ママのクロアゲハが飛来してから数日で誕生。

いもむし2
 〔クロアゲハの幼虫 2007年10月撮影〕
クロアゲハの幼虫は鳥のふん色で成長します。擬態することで鳥に喰われることを防いでいます。しっとりしていて本当にふん、みたい。

いもむし3
 〔クロアゲハの幼虫 2007年10月撮影〕
やっといもむし色になりました。でもこの色になると、危険は増大。
だから、危険を感じると赤い角を出し威嚇するそうです。


秋に食欲が増すのは、気温の下降に応じて体温を維持しようとするから、らしい。
しかも、体重の増加と、食べる量の体重に対する比率は必ずしも比例しない。
つまり、小さな生きものは自分の体重の何倍も何十倍も一日に食べて、体温を
維持しなければならない。
私の解釈に不安があるので、詳しくはゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)
を(興味があれば)読んでください。

食べること=体温の維持

きっと、サナギで越冬する予定なのでしょう。
でも、うちではいつも初夏にみかけるものだったはずだったから・・・
秋に小さないもむしが体温を維持するのは大変。
寒さが来る前にサナギになれますように。

能〈胡蝶〉は、春にならないと羽化できない蝶が、初春の梅を見ることができないことを悲しみ、仏に祈り、梅の花のもとに生まれることを叶えるという粗筋です。
能では仏果の恵みを表す祝言の曲ですが、もし、現実にそのようなことが起これば・・・


2007年09月30日

落葉だって

柿の葉
 〔柿の葉 2007年9月撮影〕


台風が過ぎ去った後、庭に落ちていた柿の葉。
紅葉が始まっていた。
紅葉とは、気温の低下にともない葉の緑色の色素(クロロフィル)が壊れ、下の黄色や赤の色素が表面に出てくる状態のこと、らしい。
もう、光合成をしないぞ!という宣言みたい。

私はこの落葉に美を感じます。
掃きながら、ひとつひとつ違う模様に目を奪われます。

柿の葉をめぐる気になるエピソードがひとつ。

ある日、落葉を掃いていると、ランドセルを背負った男の子が通りかかり、「落葉なんて汚いから、木を伐ってしまえばいいのに」と言いました。
「落葉=汚い」⇒「汚い=伐る(殺す)」の論法は、この子が自ら考えだしたことではなく、きっと、周りの大人(社会)の考えをうつしだしたものでしょう。

落葉を汚いと感じてしまう感性を育んだものは何?
ここにいじめの根を見るのは行きすぎでしょうか?

山が消え、落葉が消えた世界を、彼が美しいと感じるのだとしたら・・・



2007年09月26日

お月見

お月見
 〔十五夜 2007年9月25日撮影〕

毎年、お月見などの日本古来のイベントの注目度が下がっているのは残念なことですが・・・・
そんなの関係ねぇ〜
で、喪中でない限りはお月見は行っています。
といっても、食中心ですが。

もっと空気がきれいなら、お月様はもっと身近に感じられるに違いない。
月や星が小さくなって、どんどん離れていくような感じがします。

それにしても、月夜は神秘的....

昨晩は、タヌキたちが夜遅くまでうろうろしていました。
残念ながら、腹鼓は打ってくれなかったけれど。



2007年09月25日

十五夜

すすき
 〔尾花 2007年9月24日撮影〕


今晩は十五夜?
上野のうさぎやさんのうさぎまんじゅうを十五羽(個)お供えするつもりだったのに、
残念ながら今年は買いに行く時間がありません。
うちはお饅頭をお供えしますが、お団子をお供えするところが主流らしく、
饅頭十五個を手にいれるのはなかなか大変です。

この写真は、近くの空地で撮影しました。
毎年、十五夜の直前に刈り取られてしまうので、なんて、無粋なーっと思っていたら、
今年は残っていました。
きっと、工事が着工すれば潰される場所だったからでしょう。
工事は許可がまだおりないようです。

ところで、すすきの花は何色でしょう?
日本の伝統的な絵画、狩野派や四条派、琳派などを見ると、
金の花、銀の花、赤の花で描かれています。
金と赤はよく見かけます。
たぶん、銀の花は姥桜ならぬ姥すすきの状態を指しているのではないでしょうか。
秋の七草の中で地味に思われがちですが、じっくり観察するときれいな色です。

2007年09月08日

野分の後に

ヤブキリ
 〔ヤブキリ2007年9月6日 庭にて撮影〕


台風9号が、去って行きました。
雨の降り始めたころ、庭で虫を見つけ撮影したものです。
「体長50mm程度、樹上でジリジリと鳴く」そうです。
私にはジッジッと聞こえます。
台風通過中も鳴いていました。
昼はセミ、夜は虫の音、両者とも真剣勝負といった感じです。

台風の後、落ち葉を掃いていたら、栗やクヌギの葉、すでに紅葉を
始めた葉など、いろいろな秋の足音を見つけました。
樹木もすっかり、掃除をされ、これから冬への準備に入るようです。

どんなに風が強くても、自然の産物である台風は樹木にとっては
なくてはならないもののようです。

鳥越俊太郎氏が「コンクリート信仰が都会の水害をもたらした。
台風を期に少し考えるべきだ」とおっしゃっていましたが、
メインキャスターを始め、誰も意味が分からないようでした。

人間は、台風と同じように地球に必要なものなのでしょうか?


Profile

usako986

里山の記憶バナー
ご賛同くださる方はお持ち帰りください
その際ご一報いただけると嬉しいです
ワンクリックのお願い
にほんブログ村 環境ブログ 地球・自然環境へ
最新コメント
  • ライブドアブログ