* 徳の起源―他人をおもいやる遺伝子(マット リドレー (著)ほか)
わたしたちの心をつくっているものは、「利己的な遺伝子」である。それなのに、人間社会には「協力」や「助け合い」があるのはなぜか?  「利己的な遺伝子」で説明できない、人間の本性を「遺伝子功利主義」で解きあかす。
 
 私も含めた人類は「自分の利益を最大化するため」に行動する。これは決して間違いでは無い。実際、自然淘汰というのはそれぞれの個体(遺伝子)が自己利益を最大化する結果生じるものだ。ところが、この自然界の「自分さえ良ければいい」という部分だけに着目し「合理的経済人」(という妄想)を産み出した既存の経済学がほとんど機能しないのも事実である。
 
<余録:「能いよいよ多くして、徳いよいよ薄し」…>・毎日新聞2018年12月13日
https://mainichi.jp/articles/20181213/ddm/001/070/143000c