2006年02月12日
新橋のリゾート地
「琉球家 なんくるないさ」
住所:東京都港区新橋3-25-15(JR高架下)
営業時間:月曜 17:00〜3:00。火〜金曜 17:00〜4:30 土曜 17:00〜24:00
ランチ時間は11:00〜スープがなくなるまで営業(14時くらいが目安な予感)
定休日:日曜・祝日(ランチは平日のみ)
先日TVを見てたら、ラーメン特集の中でラーメン王がイチ押ししていた店。ラーメン王て、ラーメン王て!失笑の貴公子と並ぶくらい恥ずかしい肩書きに、思わず親近感を得てしまう。あ、ラーメン王って自分で語ってる訳じゃないのか。なんくるないさとは、沖縄の方言で「なんとかなるさ」って意味。TVで紹介される店に数年前は行き捲る事もあった、どれもそこそこは旨い、しかしインパクトに欠ける。ラーメンのランキング番組でも上位を占めるのは、毎回決まった店ばかり。世間のランキングよりも、心の中に自分の食ランキングをしっかり持っている男は、そんな番組を見ても順位は決して揺るがなかった。ちなみに「中華八十番」なんかがB級グルメ好きとしては高順位。
そんな中、たまにはTVに騙されてみようかと思い、ラーメン王おすすめのこの店に寄ってみた。推してたメニューも敢えて同じ物を選ぶ事にする。JR新橋駅からガード沿いに南下すると徒歩3分程で、左手にカラフルな看板と暖簾が見えるので発見しやすい。今回は昼に訪問、昼はらぁーめん限定のメニュー。
ランチメニュー
・沖縄らぁーめん(白・黒) 600円
・沖縄つけめん(白・黒) 700円
・特製塩らぁーめん 900円
・田舎風ごはん(日替わり) 100円
トッピング
・大盛り、味玉、九条ねぎ、のり、各100円。チャーシュー200円。
トッピング全部入りは500円。
スープは白と黒のどちらかを選択。男なら白黒ハッキリ付ける見せ場でもある。
間を取ってグレーなんて注文すると、駅前広場の噴水に投げ入れられたり、しない。白があっさりまろやか、黒がややこってり、焦がし油が香ばしい。
昼時に店に着くと、店の前にはリーマンが5人並んでいた。初めてでも、ランチメニューの看板が写真付きで置かれているのでメニュー選びに迷う事はなさそう。列に並んでる最中に店から、私服にエプロンの女性店員が出てきて注文を取りに来る。紹介されてた、つけめんの白、大盛りを注文。田舎風ごはんが気になり注文するも、すでにごはんがなくなり終了との返答があった。田舎風ごはんが食べたいなら、昼のピーク前に行くのが最善の策。後ろに続く列もリーマンばかり、決して女性厳禁な空気は流れていない店なんだけど、新橋OLの姿はなかった。
10分程待って店内へ。店の中は昼にも関わらず元が夜の店だけに薄暗く、カウンター12席のみ。40席と店のHPでは表示されてるけど、昼はテーブル席を使わない分、席の数が少ない。沖縄風の赤瓦屋根、泡盛の入った巨大な酒樽が並んでいるカウンター、ドラム缶のような丸い椅子。写真には映っていないが、カウンター左にはシーサーの小さな置物もある、この置物に終始睨まれっぱなしだった事はここでしか言えない。なにもかもが沖縄テイスト、広い海、青い空、そんな環境で生まれ育ったものが内装にも活かされている。店員は厨房に調理人でガタイのいい黄色いシャツの男性が一人。ホールの接客に女性二人の三人体制。忙しいながらも常連と一言二言会話したり、きびきびとした接客態度で店内を忙しく動き回っていた。
席に座り数分後、店内の沖縄民謡のようなBGMに体を踊らせながら、つけめん白の大盛りが運ばれてくる。大盛にしただけあって見ての通り、麺は多め。きしめんのような太さや、ラーメンの中細麺のような太さのそれぞれ違う麺があり、つけめんとしても新しい食感。魚系のカツオが効いたさっぱりスープが太めの麺によく絡む。スープの具は、ネギ、揚げ玉、胡麻、海苔、チャーシュー。こってりしてそうな濃い色の外見とは裏腹に、意外とあっさり系。特に分厚い塊の甘さのあるチャーシューは絶品で、柔らかく噛むほどに肉の味がじんわりと口の中に広がる。噛むとカリっとした食感の小さい揚げ玉も沖縄風に花を添える。店員に頼めばスープ割りをしてもらえて、スープのみをじっくりと味わう事も出来る。つけ麺は新しいメニューらしく、客の注文比率はらぁーめん8割に対し、つけ麺は2割程度だった。
食べてみて判明したのが、意外とラーメン王と味覚が合ってるかもという思い。TVや雑誌のラーメン屋の紹介では、実際に店内に赴いても余り合わない店が多かった事もあり、ここは衝撃的だった。新橋のガード下にこんな店があったなんて!3文字で語るなら、旨い。5文字で語るなら、また来たい。匠の技とも言える、奥の深いダブルスープと麺の競演を一度味わってみて損はない。
人当たりがよく愛想もいい店員さん達で、
店の雰囲気は温かい。
30分居ただけで時間の流れがゆるやかになり、新橋のど真ん中なのに沖縄気分。
なんくるないさぁと呟きそうになる。危ない。
だが男の人生は、なんくるないさとは行かなそうである。
画像で追記
…という事で前回右折が来店した直後に、このような惨事と相成りました。会計時に尋ねた所、沖縄らぁーめん、つけ麺は元々ランチ限定メニューだそうなので3月からは完全にメニューから消えてしまうらしい。それを惜しんでか、スープを飲み干す客の姿が目立つ。これからは沖縄そばをメインにするとの事なので、幻のメニューに…。2月中は食べられるので、気になった方はお店のランチタイムにどうぞ。
特別付録
実は1月中に目を付けて、何度か通ってたりする。
幻となる前に、目に焼き付けておくも良し。
左上:沖縄らぁーめん(白)チャーシュー、大盛り
左下:田舎風ごはん
右上:沖縄らぁーめん(黒)
右下:赤い箸
たかがラーメン、されどラーメン。
消え行く味はどこか儚い。
住所:東京都港区新橋3-25-15(JR高架下)
営業時間:月曜 17:00〜3:00。火〜金曜 17:00〜4:30 土曜 17:00〜24:00
ランチ時間は11:00〜スープがなくなるまで営業(14時くらいが目安な予感)
定休日:日曜・祝日(ランチは平日のみ)
先日TVを見てたら、ラーメン特集の中でラーメン王がイチ押ししていた店。ラーメン王て、ラーメン王て!失笑の貴公子と並ぶくらい恥ずかしい肩書きに、思わず親近感を得てしまう。あ、ラーメン王って自分で語ってる訳じゃないのか。なんくるないさとは、沖縄の方言で「なんとかなるさ」って意味。TVで紹介される店に数年前は行き捲る事もあった、どれもそこそこは旨い、しかしインパクトに欠ける。ラーメンのランキング番組でも上位を占めるのは、毎回決まった店ばかり。世間のランキングよりも、心の中に自分の食ランキングをしっかり持っている男は、そんな番組を見ても順位は決して揺るがなかった。ちなみに「中華八十番」なんかがB級グルメ好きとしては高順位。
そんな中、たまにはTVに騙されてみようかと思い、ラーメン王おすすめのこの店に寄ってみた。推してたメニューも敢えて同じ物を選ぶ事にする。JR新橋駅からガード沿いに南下すると徒歩3分程で、左手にカラフルな看板と暖簾が見えるので発見しやすい。今回は昼に訪問、昼はらぁーめん限定のメニュー。ランチメニュー
・沖縄らぁーめん(白・黒) 600円
・沖縄つけめん(白・黒) 700円
・特製塩らぁーめん 900円
・田舎風ごはん(日替わり) 100円
トッピング
・大盛り、味玉、九条ねぎ、のり、各100円。チャーシュー200円。
トッピング全部入りは500円。
スープは白と黒のどちらかを選択。男なら白黒ハッキリ付ける見せ場でもある。
間を取ってグレーなんて注文すると、駅前広場の噴水に投げ入れられたり、しない。白があっさりまろやか、黒がややこってり、焦がし油が香ばしい。
昼時に店に着くと、店の前にはリーマンが5人並んでいた。初めてでも、ランチメニューの看板が写真付きで置かれているのでメニュー選びに迷う事はなさそう。列に並んでる最中に店から、私服にエプロンの女性店員が出てきて注文を取りに来る。紹介されてた、つけめんの白、大盛りを注文。田舎風ごはんが気になり注文するも、すでにごはんがなくなり終了との返答があった。田舎風ごはんが食べたいなら、昼のピーク前に行くのが最善の策。後ろに続く列もリーマンばかり、決して女性厳禁な空気は流れていない店なんだけど、新橋OLの姿はなかった。
10分程待って店内へ。店の中は昼にも関わらず元が夜の店だけに薄暗く、カウンター12席のみ。40席と店のHPでは表示されてるけど、昼はテーブル席を使わない分、席の数が少ない。沖縄風の赤瓦屋根、泡盛の入った巨大な酒樽が並んでいるカウンター、ドラム缶のような丸い椅子。写真には映っていないが、カウンター左にはシーサーの小さな置物もある、この置物に終始睨まれっぱなしだった事はここでしか言えない。なにもかもが沖縄テイスト、広い海、青い空、そんな環境で生まれ育ったものが内装にも活かされている。店員は厨房に調理人でガタイのいい黄色いシャツの男性が一人。ホールの接客に女性二人の三人体制。忙しいながらも常連と一言二言会話したり、きびきびとした接客態度で店内を忙しく動き回っていた。
席に座り数分後、店内の沖縄民謡のようなBGMに体を踊らせながら、つけめん白の大盛りが運ばれてくる。大盛にしただけあって見ての通り、麺は多め。きしめんのような太さや、ラーメンの中細麺のような太さのそれぞれ違う麺があり、つけめんとしても新しい食感。魚系のカツオが効いたさっぱりスープが太めの麺によく絡む。スープの具は、ネギ、揚げ玉、胡麻、海苔、チャーシュー。こってりしてそうな濃い色の外見とは裏腹に、意外とあっさり系。特に分厚い塊の甘さのあるチャーシューは絶品で、柔らかく噛むほどに肉の味がじんわりと口の中に広がる。噛むとカリっとした食感の小さい揚げ玉も沖縄風に花を添える。店員に頼めばスープ割りをしてもらえて、スープのみをじっくりと味わう事も出来る。つけ麺は新しいメニューらしく、客の注文比率はらぁーめん8割に対し、つけ麺は2割程度だった。食べてみて判明したのが、意外とラーメン王と味覚が合ってるかもという思い。TVや雑誌のラーメン屋の紹介では、実際に店内に赴いても余り合わない店が多かった事もあり、ここは衝撃的だった。新橋のガード下にこんな店があったなんて!3文字で語るなら、旨い。5文字で語るなら、また来たい。匠の技とも言える、奥の深いダブルスープと麺の競演を一度味わってみて損はない。
人当たりがよく愛想もいい店員さん達で、店の雰囲気は温かい。
30分居ただけで時間の流れがゆるやかになり、新橋のど真ん中なのに沖縄気分。
なんくるないさぁと呟きそうになる。危ない。
だが男の人生は、なんくるないさとは行かなそうである。
画像で追記
…という事で前回右折が来店した直後に、このような惨事と相成りました。会計時に尋ねた所、沖縄らぁーめん、つけ麺は元々ランチ限定メニューだそうなので3月からは完全にメニューから消えてしまうらしい。それを惜しんでか、スープを飲み干す客の姿が目立つ。これからは沖縄そばをメインにするとの事なので、幻のメニューに…。2月中は食べられるので、気になった方はお店のランチタイムにどうぞ。特別付録
実は1月中に目を付けて、何度か通ってたりする。幻となる前に、目に焼き付けておくも良し。
左上:沖縄らぁーめん(白)チャーシュー、大盛り
左下:田舎風ごはん
右上:沖縄らぁーめん(黒)
右下:赤い箸
たかがラーメン、されどラーメン。
消え行く味はどこか儚い。
