たったひとり

じぶんたったひとりで
自分が自分とわからないとき

ただ
ただ
周囲をながめる

ただ
ただ
周囲をながめる

生きるために 」(妻のことば)





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開店して2週間以上が過ぎました



この2週間色々なことがありました


順を追ってお話しする前に


まず
ご来店していただいた
お店のお客様へのお礼を述べたいと想います




開けた最初の週の初日

雨の中
台風のような豪雨が降りしきりました


雨の中
駅からも離れてるため
これだと
誰も来てくれないかもしれないと想っていたのですが


雨と風の降りしきる中
一人の女性のお客様があらわれた事に
とてもびっくりしました


その女性のお客様は
かなりの遠方からおいでいただかれたようで
妻の実家の付近に住んでおられるということにも
びっくりさせられました


またその後
偶然かもしれないのですが
私の実家の付近からも
はるばるお越しいただいた男性のお客様がいらっしゃいました


またその後日も最初の週は
妻のブログの読者様を中心に
遠方からさまざまなお客様にお越しいただかれました



特に
日本海側から
2回も来ていただいたお客様には
本当に感謝の念を感じずに堪えません 



ただ
最初の週の日曜日以降
客足はばったり途絶えました 

 

日曜日は
事前に挨拶回りをした同業者の方が来られるるかな?
とも想ったのですが

その日
誰一人来られず
はじめてノーゲストの日を迎えることになりました 


翌週の第二週も
一人のお客様を除き
連日お客様がノ―ゲスト状態でした


店を開く前から
不安に想っていた
誰も来ないという予測が的中してしまった感じでした




店の営業をはじまる直前も
かなりゴタゴタしていました


開店直前
本当は店で
営業のつめの準備をしてるはずなのでしょうが


何故か妻が
「 ねこのお墓をすべて運びたい 」と言うので

うちで息を引きとったすべての猫たちのお墓をぜんぶ
開店前にも関わらず 慌ただしく積みいれて
何度も車で運び出ししていました

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なんで
開店前なのに
泥だらけのプランターのお墓を運ばなきゃいけないんだろう?


はなはだ疑問だったのですが


とりあえず
妻に言われるまま
深夜までその作業はしました

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また
豆を渡されたので
それを千種新田の家の周囲に撒きました

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その外
2013年に買った
伊勢神宮の御山杉を丸ごと使った椅子セットも開店前日
軽トラックを借りて
運びいれをしました

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それは本当に
引っ越し屋さんに頼みたいくらい
本当に本当に重かったのですが

非力な妻と私の二人で
アパートの二階と倉庫からおおきな椅子を運び出して
近くの海岸で休憩をとった後

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千種新田の物件に持って行き
狭い階段を通って 
2階までなんとか上げることができました



またその椅子の運び入れが終わった直後
午後3時過ぎぐらいに 
たまたま宅急便の車が来て
ひとつの荷物を届けてくれました



それは
妻の親族の中で
唯一お付き合いがある妻の叔父からの贈り物で


開店に合わせて
それはそれは
豪華なお花が届いたのです

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それは本当に
あの鄙びた地域にはそぐわない 

銀座の高級クラブの前にでも飾られるような
豪華な花束だったのですが

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残念なことに
本オープン直前の深夜
台風のような強風と雨が襲い

花台が倒れ
無残にも散ってしまうという惨事が起こりました


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開店最中にも
様々な作業が並行して行われました



店で借りていた倉庫の引渡し

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すべての酒や荷物を運び入れした後
多数の梱包材やダンボール箱 ゴミなどが残っていたので
それを数日以上かけて掃除したり
資源ゴミに出したりしました

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6月末に部屋を明け渡さなければならなかったので
何とかそれに間に合うように掃除を終えたのですが


倉庫の引き渡しが行われた後も
ノ―ゲストの状態が続きました

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結局
2週目に来ていただけたお客様は 
6月29日にいらしてくれた
妻のブログを長年 読んでくださった女性の一人客様だけで



それ以外の二週目の日は
ずっとお客様がいない状態でした

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来る日も来る日も
店で待ち続けても 誰もこない状態で

暇だったので
たびたび
外に出てみるのですが

店にごはんをもらいに来る
二匹の野良猫ちゃんを除き
誰も店に近寄る気配のない状況でした


街頭のほとんどない暗い夜道を見る中
こう想いました


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以前
銀座でBARをしていた時には
店の正面の通りに人がごった返す中

何でうちの店だけ
こんなに人が入らないんだろう?

その疑問の日々の連続だったのですが


明かりのほとんどない暗がりの田舎の夜道を見ると
人が来ないのは当然だなあっと
一種のあきらめに近い気分に包まれます


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ただ
店の余裕資金は残り少なく
生活費の蓄えも少なくなっている状況で

何とか生活費と
店の維持費 仕入れ
そして毎日の猫たちへのごはんあげの費用も工面しなければなりません


いかに
お金を稼いでいけばいいのか?

そう想っていた矢先


さらなる
椿事と言うか
トラブルが起こってしまいました



こだわりが無いものほど
おおきくつよくまわせる

でもたいていの人は
こだわりを捨てたいわけじゃない

だから
たいていの人は
こだわりない人を
使役して
おおきくつよく
まわそうとする  」(妻のことば)



以前から妻は
傍目に
正常な社会人の方々とは異なる
奇行とも言えるような行動をとっていました 


都知事が変わった
去年の夏以降
特に感情のむらが少しづつ激しくなり


今まで使わなかったような
乱暴な口調で私に話すようになりました

それはもしかすると
去年 小池都知事が誕生して以降
激しくなった近隣の住民の方々の
様々な苦情や物言いがストレスになったのかもしれませんが


うつろな目で
妻とは違う
何か別な人格が憑依したような目線で

「 おまえのせいだ! 」
 「 時間を返せ 」
 「 わたしの霊感返してよ! 」

と意味不明なことをたびたび言われるようになりました


年末近くになると
服に掴みかかられたり 
マフラーを引きちぎられたり
髪を引っ張られたり
物をぶつけられたリ
殴られたりしたこともあったのですが


それらの行動をした後
おとなしくなった妻は
自分がした行動の大半を記憶していません


様々な物が壊される中

ねこたちの写真が記録していた
パソコンを壊された時は 
さすがに私も本気で怒ったりしたのですが


それ以降
妻はアパートの壁を殴るようになり
素手で壁にいくつもの穴を開けていました



なんだろう?
ものすごく手が痛い 」と言っていて
壁を殴って
手を傷めた事をあまり記憶していないようでした


また
深夜にもかかわらず
アパートや千種新田の家の前で大声で叫んだりした事も
度々あって


そういう時の妻の目の色や話し方
動き方やイントネーションなどを注意深く観察したのですが


その別人格のようになっている妻の表情は


なんとなくなのですが 
以前妻が親しかった
今ではほとんど縁が切れてしまった
妻の親族のひとりのようなしゃべり方
物の言い方やイントネーション 
口ぶりのような気がしました 


その妻の親族は
 
傍目にも羨ましがられる
セレブ婚を果たされたようですが


度々
妻と共に
その親族の家の前にご挨拶の品物をもって
伺ったのですが

妻はいつもその親族の家の前で
いつも門前払いをされていました


でも妻は毎日
縁切りされた親族の事を何時間もしゃべっていて


もしかすると
別人格があらわれるのは 
その親族に縁切りされたことも一因かもしれないと感じました


私は狭苦しいアパートで
妻であって
妻でないような激しい言葉のなじりを聞きながら


妻がより超美人になってくれればいいな
より超若くなってくれればいいなと 


目の前の現実から目をそむけるように
ひとり そんなことを想っていました



そして
夏至の後
急に妻の暴言や暴力は身を潜めました


ですが
今度は
激しい徘徊をはじめるようになりました


感情が高ぶっていた頃も
度々 東京や横浜に行っては
一見意味がない徘徊をくりかえしていたのですが


私は
家で物を壊されるよりは
いいかなと想っていました


ですが
連日ノーゲストで
売上がない中


毎日
品川や東京に行かれると
それだけでかなりの交通費がかかってしまいます

店になかなか収入が上がらない中
妻がほとんど使わない物を衝動買いしてしまう事も含め


また
ねこたちの中で
具合が悪くなった猫達の治療費に
かなりの額がかかったことも含めて


経済的なことで
妻を責めたりもしました



それでも妻は
東京に行き

時に最寄り駅まで迎えに行ったりもしたのですが
ねこたちのごはん配りに間に合う時間には
ぎりぎり帰っていました



6月29日には 
その週 
唯一の女性のお客様が着て
その方は妻のブログの愛読者の方だったのですが


そのお客様がいらしていた時
たまたま東京にいる妻から
電話がかかってきました 

その日の妻は 
 「 品川の平家の塚に行けと言われた 」
と言っていて
品川にいた様子だったのですが


接客中
お客様を無碍にも出来ず
かといって
妻からの電話を切るにもしのびなく


とっさに
妻からの電話を
目の前の読者のお客様にお渡しして
妻とお話してもらう事にしました


妻は人見知りですが
何故だか
その女性のお客様とは違和感なくしゃべれていた気がします


後で
妻のしゃべった言葉やキーワードに
その女性は色々とおもいあたる節があると言っておられました


そして
6月30日の事でした


いつものように
暇なバーカウンターでぽけーーーっと佇んでいると


東京に出かけた妻から
電話がありました


なんでも
その日
私だけでなく
不動産屋のM様からも妻に連絡があったようで


いつもは行かない新宿に
その日は行っているようでした


妻は夜の新宿を歩きながら 




やっぱ天才 」

撮影した 」

意味不明なことをしゃべっていたのですが


私は
ねこのごはん配りが
そろそろ帰るようにと言いました


妻は
間に合うように帰るとは言ったのですが

その後
11時頃連絡があり
妻は まだ新宿にいると言います


11時に新宿です!

もちろん
大貫には間に合いません


私は
その日
暇だったことも含め
少し語気を荒げ


今日のねこ達のごはんあげをどうするの!?

りりりちゃん(弱ってる猫)への薬あげも一人では難しいんだよ! 」

と激しい口調で詰問もしました


ただ
何故だかその日の妻は
いつもよりも危うげな口調で


「 たすけて 」を何度も連呼しました


ですが
こちらが
迎えに行こうか?
というと 
 「 迎えに来なくていい 」と言ったりします



そして
そのような
何度かの電話のやりとりの中
 妻は急に 
「 財布を落とした 
カードもなくしたかもしれない 」と言いました



その時
妻が持っていたクレジットカードは
私のクレジットカードです

本当は本人以外 カードは使用してはいけないのですが
もしもの時に 咄嗟に使えることも考えて
カードを一枚 渡しておいてました


ただそのカードは
普段 猫たちのごはんを買う時に
使用しているカードです

現金が残り少ない中
カードでやりくりしながら
ねこのごはんを買っているのですが


もしカードをなくしたら
使用限度額の問題もあって
カードで
ねこのごはんを買う事が難しくなります



私は怒り口調で


なんでカードをなくしたの!?
 本当に財布がないの? 」
と今想えば
かなりの強い口調で妻を責めたてました


妻は
泣きながら
「 ごめんなさい 」と言いながら

すぐに電話を切ってしまいます

電話を切ると
電源も切ってしまうようで

その後数十分以上
連絡がとれなくなります

その後
また妻から
電話がかかるのですが


その時
交番に行って財布がないかどうかを届け出するように言うのですが


何度か電話が切れた後
妻も新宿の交番に行ってはいるみたいなのですが


僻地とは違い
華やかな新宿の金曜日の夜

慌ただしい夜の新宿の交番には
人が多数訪れていて

そんな中
いつもよりロレツが回らなく 
意味不明なことをしゃべってる妻が交番を訪れても
あまり警察官に相手にされないようでした


そうこうしてる事態が
1時間以上も続いてる中
その日の猫たちのご飯を作りながら


私は妻に もう一度カバンの中を探すように
その中にお財布が入ってないかどうかをたずねました


すると
数十分後に
妻から電話がかかり
鞄を探すと
なんと財布があったことに気づいたようです


その後
カードも
見つけることができたようで
ちょうど
カード使用停止の申請をしようかと想っていた直前だったので
少しホッとしました


ですが
妻は財布を見つけたことに安心したのか
「 一人で帰れる 」と言って
 その後 数時間連絡が取れなくなってしまいました


結局 その夜の
ねこたちのごはん配りは
私ひとりで終えました

ごはん配りをした後

妻がいるとおぼしき
新宿までとりあえず 車で迎えに行こうかとも想ったのですが


行っても
電話が通じないのでは意味がありません


それに
精神的に疲れていて
寝不足でもありました 

その日
24時間近くごはんを食べてない事にも気づいたので
アパートの近くの
24時間営業のラーメン店で
ラーメンを食べて
帰宅することにしました



アパートから
早朝に連絡をすると
つながって
妻はすぐに帰ると言いました


その後安心して
寝てしまったのですが
起きて時計を見ると 9時過ぎです


でも妻はまだ帰ってきてる様子ではありませんでした


再び
妻に電話をすると

何でも妻は山手線に乗っていて
ぐるぐる回っていると言います


私は
少しあきれてしまったのですが


迎えにいこうにも
本人が
詳しい居場所を告げないうえ
山手線でぐるぐる移動中なので
どうしようもありません


それに
千種新田では
まだそろえなければならない物や業務も多くあって 
 
開店前にそれを準備しなければいけません



それに
妻がああいう状態だと
その夜のねこたちのごはんも
私一人で用意しなければならないでしょう


具合の悪い猫ちゃんには
薬あげと水分補給もしなければなりません



そこでこう考えました

もしかすると別人格は
ただこちらのペースをかき乱したいだけかもしれない

ならば
向こうの行動でペースをかき乱されるよりも
相手がどういう行動をしようともマイペースを保って
とりあえず自分のすべきことをのんびりしていこう


とりあえず
妻にはカードだけはなくさないようにと言い

妻を迎えに行くことはせずに
自分のすべきことを
ゆっくりとしはじめました



午前11時から
洗濯をはじめて 洗濯機を回している間 
近くのホームセンターで千種新田で使う備品を揃え

それからねこたちのごはんを買って 
洗濯物を干してから
お店に行こうとしたのですが


ちょうどホームセンターで備品を買い終わった
午前12時11分頃
連絡が着ました


その時の
妻の様子はなんだか怯えてるようでした


変わると言って
出たのは男性の警察官のようで

何でも妻が新宿警察署に保護されたと言います



奥様ですか?

新宿署の前でたすけを求めていたので
生活安全課で対応して 保護しました 」


新宿署の警察官は
妻を迎えに来て欲しがっている様子でした


私は
店の開店準備前で忙しい中
少し頭がパニックしました


おそらく今から妻を迎えに行くと 
その日の店の開店時刻には間に合わないでしょう

それに開店前にやる用事も
まだ山積しています


でも
空を見ると


なんとなくすぐに新宿に行った方がいいと
言ってる気がしたので
即効で新宿に向かう事にしました


木更津から
新宿には
1時間弱で着きました


新宿署の前の警察官に
事情を話すと
まず車を新宿署の門の前に停めて
2階の受付に行くように言われました


2階の受付で
やり取りをした後
生活安全課のある
5階に行く黄色い通行証のようなものを手渡されました


それを首からかけるように言われたのですが
私は何となくそれを首からかけるのは気が進まなく


手に黄色い通行証をもって
5階まで行きました

廊下をウロウロしてると
生活安全課の前で 妻の担当の警察の人が立って待っていました


中に入ると
妻はある取調室の椅子に座っていました


私はすぐに妻のところではなく
一旦 その横の取調室で少し事情を聴かれました


私はこの一年
自治会がらみで妻が
新居予定の近隣の方から
苦情を言われ続け
それが原因でノイローゼ気味になってるかもしれないと言いました


また
私との結婚以降 
妻が親族の大半から絶縁されてることも話しました


妻は親族に会いに言っても
いつも門前払いをされていること


ものすごく仲が良かった親族からは
縁切りを告げられ
結婚式に呼ばれなかったことも
ショックだった様子で

もしかするとそれが
長期的にそれが妻を不安にしてた要因かもしれないと言いました


私は今日の一件があったので
とりあえず
妻の親族に連絡を取ってみようとは想うのですが


ただ
妻の親族のひとりに
私が部落出身ではないかと言われたこと


また
縁切りをした
妻の親族の中には旧家出身がいるので
もしかすると難しいかもしれません と言うようなことを言いました


「 旧家 」
と言うキーワードを聞くと
警察官は
少し同情したような 
事情を理解できたような目つきになりました



それらの話をすると
20分ぐらいかかると言われた
引き渡し作業は
実質5分ぐらいで終わり



そのまま担当警察官に
新宿署の玄関まで送られました
玄関前には数人の警察官がいました


妻はそれを見て
行列してる と言いました



たすけて
たすけて

わたしはそれを言って
新宿の警察署の中に入った


でも警察署の中に入って
わかった


たすけて
と言っていたのは
わたしではなかった

あの警察署の中から
聞こえてきてた声だった 」(妻の言葉)


その後
妻は木更津への移動中


いつもの性格に戻ったのか
ごめんなさいと何度も謝りました


でも
私は特に妻が悪いとは想っていませんでした

何故だかわかりませんが
原因が別なところにある気がしていたのです


木更津に戻った時は
午後2時20分頃でした

急いで
妻をアパートまで連れて
シャワーを浴びるように言いました


私は
その間 洗濯物を干し
ものすごい急ぎ足で
残りの猫たちのごはんを買って
店に向かいました



その時
妻も店に連れて行けばよかったのでしょうが
 

その日は土曜日だったので
もしかするとお客さまが着てるかもしれない

待たせちゃいけないと想って
大慌てで店に向かっていたのです


店に着いたのは
午後3時20分頃でした


はじめて
開店時刻に遅れ
店に到着しました

でも先週とは違い
店に人はあらわれません



結局
その日 店に来るまではあわただしかったのですが
ひとりもお客様はいらっしゃいませんでした


そのことで
またストレスと不安を感じました


ただ
店の合間に
妻の実家に連絡を入れました


午後4時過ぎに
2度ほど妻の実家に連絡をしたのですが


その日妻の親族にはつながりませんでした



アパートにいる妻から夕方ぐらいに連絡があって
少し落ち着いていた様子で
後で店に来るような事を言っていたのですが


駅に付いた頃から
様子がおかしくなったようで


いつのまにか
電車に乗って
また東京方面に向かいだしたようでした



そっちの方が怖い
怖い気がした

怖くない方に行ったら
品川方向になった 」(妻の言葉)



そんな感じのわけのわからないことを
妻は言い続けていました


私は
怒りながら戸惑いながら

どうしよう?
と想いました

店は暇だ
でもお客様が来るかもしれない
店を開けるわけにはいかない



それに
妻は詳しい居場所は告げない
迎えに行っても 場所がわからないかもしれない


ねこのごはんあげは深夜にしなければならない


今夜妻は
また帰らないかもしれない

寝不足で疲れてる中
ひとりで
ねこのごはんあげを
しなければいけないかも

そんな事で
午後10時過ぎまで
頭が混乱していました



そんな時でした
携帯を見ると
午後21時過ぎに一通のメールが入っているのを確認したのは


たくさんの迷惑メールの中に
一通だけ届いたそのメールは


先日
6月29日に
店にいらしていただいた女性のお客様からのメールで
お礼の文面のメールでした


私は
何故だかその女性からメールが入ったのを見た途端
 
妻とその女性が 
わりと違和感なくしゃべっていた事を想いだしました


そして
これだ!
と想い


店に来ていただいたお礼を告げるよりも先に
その女性にメールしました

メールの内容は
妻が 新宿署に保護されたこと


そして
帰った後
ふたたび行方不明になって
今 品川あたりをうろついているようなことを告げました


そしてその女性に
妻の電話番号を伝えて

よかったら
妻に電話をして欲しい


妻の話し相手になって
もしよかったら
落ち着かせてあげてほしいという事をメールで伝えました


一度しか来られていない
お客様に 
まったくもってとんでもない無茶なお願い事をしたのですが


その女性のお客様は快諾してくれて
何度か妻に電話をしてくれました


最初妻は
知らない人から電話がかかってきて
???な状態だったのですが


数日前
店で電話越しに話をした女性だと知ると
ふたりの間で何らかの会話が交わされたようで


その後妻は
品川駅から 木更津行きのバスに乗って戻ると言いました



その日は
7月1日でした


11年前
私と妻が駆け落ちのように
引っ越しをした夜が
7月1日の夜でした



たったひとり

自分たったひとりで

誰も知人がいない時

自分が自分とわからない時

どうするのだろう


ただ
ただ周囲をながめる


ただぼうぜんと
周囲をながめる

生きるために


昨日
木更津の
駅のターミナルと
バスターミナルを
ずっと見ていた


ただ
ただ
どうしていいか
わからず

ずっとながめていた


人のつくりし人がた

単純で
シンプルだけど
ひねるように
ねじるように複雑にしるしがつけられていた


これがこの街

人のつくりし人がた

人の編み物


ホームレスさん
家出少年少女たち
いくところない人々が
駅やターミナルをただ眺めるのは

本能的に運をつかむため

運の巡り
人の運を見る行動を
無自覚にしてる 」(妻のことば)



午前零時を過ぎた頃

ねこのごはんを作り終えた頃
妻から木更津に着いた連絡が入ったので



慌てて
千種新田から木更津駅に妻を迎えに行き
とんぼ返りで
富津に戻りました 


その日の
ごはんあげは
少し時間に遅れながらも 

無事
滞りなく
済ませることができました


そして
翌朝の7月2日
昨日のゴタゴタで携帯の充電器を店に忘れてしまい
携帯の電源がなくなりかけていたのですが 


昨夜
妻の話し相手になってくださった
その女性のお客様に
お礼の連絡をしました

そして
少し話をしていたのですが


その女性が

もしかすると
MAHAOちゃん(妻のハンドルネーム)が
そのような行動をするのは
東京で行われてる選挙が原因かもしれない 」
 というようなことを言われました


その女性のお客様の家の前には
気になる公園があって
その公園が妻に来て欲しがっているかもしれない
と言う話もしていました


私は昨夜のお礼も合わせて
その公園の場所を聞いた後
もし東京に次回行く時は
妻とともにその公園に立ち寄ってみます
と告げました


でも妻は
そんなことを話している隙に
またどこかへ行ってしまったようでした



妻がいないことに気づき
慌てて連絡を入れると
もうすでに妻は電車に飛び乗ってしまったようで
千葉方面に向かってると言われました



さらに
携帯の電源がなくなりかけていく中
何度かの電話のやりとりをした後 

千葉の手前の
本八幡駅で降りた様子だということがわかり


その時
こちらに戻るように言い
妻も一度了承したのですが


次に妻から電話がかかった時は
さらに木更津から遠く離れた
東京駅に来ていると言います


電話の充電はもうすぐ切れそうです

かといって
千種新田の店に取りに行く時間は無いようでした


私は


妻にすぐに東京に迎えに行く事を決めました

そして
携帯の充電器を新しく買って
車で充電しようとも想いました


妻には
とりあえず
銀座方面に向かうように言いました



充電器は100円ショップで買った
2個のパーツを組みあわせると
とりあえず車内で充電できるようでした


寝不足の中 
アクアラインの車中
充電をしながら


私は先ほど
妻の話し相手になってくれた女性との会話を想い出しました


 「
もし今度東京に行く時は
妻を連れてその公園に行きます 」

とつい先ほど話していたことを想いだし


あの会話をした直後
またすぐに東京に向かう事になった


だとしたら
もし妻をうまく拾えたら


その女性のお客様が言っていた公園に妻を連れて行くのがいいのかもしれない
そう想いました


 
そしてこうも想いました


もしかすると
私一人だと
妻はまた目を盗んで 
東京方面に徘徊してしまうかもしれない


ならば

その公園についた時
その女性に連絡してみよう


そして 
もしその女性のお客様のスケジュールが許すのならば
妻を見てもらうために 千種新田の家まで付いてきてもらおう
そんな事を想っていました


はっきり言って
その女性のお客様は
一度店に来ただけの 
こないだが初対面の女性のお客様です


あまりにずうずうしい願いだと言うことはわかっているのですが
とりあえず公園に着いてから 
その女性に連絡してみようと想いました



銀座の不二家前で妻を拾い
その後 高速で大急ぎで
女性の言っていた公園に向かいました


妻は
「 どこに向かうの? 
病院にでも連れて行くの!? 」
ととても不安がっていました


公園は銀座から
30キロほど離れた場所にあり
静かで
遊具も子供達の姿もほとんどないような不思議な公園でした

ゴミが散乱していて
それを片付けている清掃員の方がいました 


不安げな妻が見守る中
どこかに行ってしまおうとする妻を抑えながら

私はその女性に電話をしました


しばらく待っていると
女性は公園の奥から
こちら側に来てくれました


電話では何度か会話したのですが


妻とその女性は
はじめて会います


妻は人見知りする性格で
その女性を目にしても 挨拶もせず
車から出ようともしませんでした


でも
私とその女性が
公園の中に入ると

少しして妻が車から出てきて
公園の入り口を出たり入ったりしてました


その後
どこかに行ってしまおうとする妻をとどめながら

私はその女性に頼みました


 もし時間が許すなら このまま千種新田まで付いてきて
妻を見てもらえないでしょうか? 」
と言いました


女性はちょっとびっくりした様子だったのですが
ちょうどお暇だったご様子で


部屋に戻って
身支度をした後 おにぎりを持って 
着いてきてくださいました


女性が来るまで
妻は何度も街の片隅に消えようとしたのですが


女性が来るとおとなしく車に乗り込みました


 
その後
木更津のアパートに
荷物を取りに行った後
千種新田の店に行きました


千種新田に着いた
女性と妻は
店のカウンターに座って 


私はその間
店の準備をしたり
お客様を迎え入れる準備をしたりしていました


その間
妻とその女性はカウンターで
何かをしゃべっていたようでした




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ひととおり準備を終えた後
私もカウンターの中に入り
近くで汲んできた湧水を飲みました


その女性には
付いてきてくれたお礼を込めて
「 お好きなお酒をご馳走します 」と言ったのですが

先日店に来ていただいた時とは打って変わって
その日
あまりお酒は嗜まれませんでした


その日は
汗だくだくの陽気でした


でも店の中はそれほど暑くなかったようで

女性に尋ねても

ちょうどいい 」という回答を得られました


以前から
エアコンなしで
猛暑に入って大丈夫だろうか?
と少し懸念していたのですが

どうも店の中は
巧みに作っていただいた喚起の効果もあって

エアコンなしで扇風機だけで
快適に過ごせるようでした


その日
扇風機は半分しか稼働してなく
しかも弱運転状態なので


これなら
熱さが本格的になっても
なんとかしのげる感じがしました


ただ
その日も
お客様がいらっしゃいませんでした


私は
居住部でねこのごはんを作りながら


妻がもうあまり遠くに行かないように
妻のお財布をこっそりと隠したのですが


妻は
携帯で東京の選挙の様子を気にしていました

いつもならあまり妻が気にするニュースではないのですが


東京で選挙が終わる40分前と知ると
慌ててでようとしました

その時 財布がない事を知って
車にある小銭を掴んで それで東京に行こうとしていたのですが


私達は
それを止め
家の中に入れた後


またちょっと目を離したすきに
いつの間にか妻は出て行ってしまいました


私とその女性は
妻がいなくなったことに気付き 
慌てて車で探しに出たのですが

駅まで向かっても妻の姿は見かけません


慌てて引き返すと
妻が病院のあたりで
誰かに話しかけていました



妻は
携帯を見せて
「 救急車を呼んだ 」と言いました


救急隊員の方が電話に出られていたので
私は慌てて
救急隊員の方に
事情を話しました


とりあえず
妻から携帯電話もとりあげた後
店に戻ろうとすると


付いてきてくれた女性が

海を見せたらどうでしょう? 」と提案しました


一応営業中だったのですが 
その夜 お客様が来られる感じがしなかったので


妻を連れて
近くの海まで連れていくことにしました


海に行った妻は
何故か海を恐いと言いました


普段の妻は海は怖がることはありません


海を怖がる人は
妻の親族にひとり心当たりありますが 


それは
妻と仲が良かった
妻と縁切りをしセレブ婚をした
親族の性格のようでありました


私は
無理に妻を海岸に連れてくのは諦めました


その代わりに
車で
海際までいける
地元民とサーファーしか知らない
秘密の海岸まで行くことにしました


連日何度も
東京に行っていたので
ガソリンがなくなりかける感じだったのですが


8時ごろ その海岸に着きました

そこで
しばらく窓を開けて
海風に吹かれていました


その後
選挙が終わってからは
その日
妻が徘徊に出ることは無くなりました


そして
深夜
付いてきてくれた女性と共に
ねこのごはん配りをはじめて3人でして
その後 女性を東京までお送りしました


途中
何度か眠くなって
ふらふらしたのですが

何とか
その女性を送り届けた後は
帰りは眠くなることも起きず
無事に木更津のアパートに着くことができました



月曜日は
私は
金策の為
東京の私の親族の元を訪れる予定でした


妻は
朝からまた徘徊をしてるようだったのですが

お財布がなかった為
あまり遠くには行けなかったようで
小銭だけもって近くの100円ショップをうろうろしていたようです


 
駅前の100円ショップで
妻を拾ってから
東京の親族のところに行きました


妻は
その東京の親族の家にもいきなりひとりで立ち寄ったこともあるようで

そして新宿で一夜を過ごした時は
何度も東京の親族の家にも電話をかけていたようで


親族からは
妻を病院に連れて行った方がいいと言う連絡を受けていました


ただ
妻がそこに行くことを嫌がっていました


妻の様子を直接見た親族は
 その後もしつこく
精神病院に行った方がいいと言っていたのですが


はっきり言って
妻の症状は世間で言われる
統合失調症とか
多重人格とか呼ばれてる人に近い症状かも知れませんが


ですが私は
統合失調症と呼ばれる症状であれ
多重人格と呼ばれてる症状であれ
精神病院にその人たちを行かせる必要性をあまり感じてはいません



もし何か心に傷を受けたとして 
それがノイローゼや統合失調症のような症状を起こしたとしても


私は
それは皮膚が傷ついた時のかさぶたのような状態だと想っています

かさぶたは
確かに一見 
他人から見てきれいでない状態かもしれません

ですが
肌を治していくための自然治癒の作用です


統合失調症や多重人格症が 他人から見て見苦しかったとしても


私は
かさぶたを無理に剥がすようなことはしたくありません


それにどんな精神状態でも
それはその人が何かになる過程の状態だと想っています


だからこそ
自然に任せたい


上は
受け売りの言葉なのですが
私も そう想っています


それに色々調べてみると
統合失調症のような症状の治療は
薬で症状を抑え込んでるだけで

しかも薬を何十年も飲み続けた末に 
突発的に自殺したりすることも多いと聞きます


そんな薬を人には飲ませたくはありません


それに
傍目に奇行ととれる行動をとったからといって
こちらがそれに一々反応すれば
逆にそういう行動をエスカレートさせてしまうだけでしょう


あくまでもマイペースで

相手が
どんな奇異と想えるような行動をとっても
それも相手のひとつの過程と想って
マイペースを通したいと想っています


とりあえず
妻はこんな感じで
はた目にはあちこちに迷惑をかけてしまうかもしれませんが


自分は
妻と付きあい続けたいと想いました


見守るため
お付き合いいただいた女性をはじめ
たくさんのご負担をあちこちにかけてしまったのですが


これが

ほぼノーゲスト状態の中
営業をはじめた 
田舎のバーの
最初の2週間です



それと本来
この記事は
先週のはじめごろ
更新する予定でした


しかし
泣きっ面に蜂


いざ記事を書き終えて
更新しようと想った矢先


アパートで使っているパソコンが
俗に言う
「 無限ループ状態 」を起こしてしまい 
PCが起動できなくなりました


さまざまな復旧指南サイトを見て
色々
復旧作業を試みてみたのですが
何をしても自動修復のループ状態になってしまう

途方にくれました


使用していたOSは
ウインドウズ10

使用していたパソコンは
2013年に買ったソニー製です

そのソニー製のパソコンを箱から出し使い始めたのは
去年の年末から
実質一年も使っていません


自動ループ現象の原因が
ウインドウズ10にあるのか
ソニー製に原因があったのかはよくわかりません


ただ
記事データや
この半年撮り貯めた画像が入っていたので
データの取り出しをネットで調べたPC修理会社に依頼し
それで記事の更新が1週間ぐらい遅くなりました



偶然かもしれませんが
たまたまデータの取り出しを依頼した会社の持ち込み先が
新宿の雑居ビルの5階で
妻が保護された新宿警察署から
お寺を挟んで
目と鼻の先にある場所であったことが
やけに印象的でした


ただ
データ保護の過程で
ハードディスクを取り出したため
アパートで使っているパソコンの復旧が出来なくなったこと

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そして
先週の7月3日
店にようやくインターネットを入れることができたので
おそらくこれからは
当ブログ記事の更新は

アパートではなく
店内でまめに行われるようになると想います



そして 
3週目以降の
田舎の暇なBARの日常とともに


付いてきていただいた女性からも言われたので

お酒のティスティング記事も
次回記事あたりから
再開していこうと想っています




昔の記憶は全部混ざってる

誰が誰の記憶だかわからない


でもだからこそ
すべてに緩衝を与えられる


それが集合意識

核が原型 


個人を認識してないから
すべてに響かせれる


 」(妻のことば)



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