2007年12月

2007年12月31日

秋山vs三崎を語る【ヒールはこうでないと】

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青木vsカルバンという今年最高のカードが消滅した時点で大晦日のワクワク感は50%減だ。マジで50%減。
他の試合もいくつか楽しみなカード、見所があるカードがあるが、ワクワク感という点では図抜けていたこのカードがなくなったのは本当に痛い。

青木vsカルバンは試合前にどれだけゾクゾク感を味わえたどうかと思うと残念だ。
意外性があり期待感があるマッチメイクで本当に楽しみな試合はゴングが鳴る前にゾクゾク感が来る。会場で見てるとなおさら来る。あれはたまらない。

今年の大晦日でそれが味わえそうなのは、残念ながら数試合。
昨日書いたヒョードルvsホンマンとやはりあとは三崎vs秋山だろうか。

2人ともPRIDEとHERO'Sのトーナメントを勝ち抜いた正真正銘のチャンピオン。三崎の場合はちょっと棚ボタだけどね。
これだけの肩書き同士がこのタイミングで対戦するなんて素晴らしい。

しかも三崎は秋山嫌いを公言してるし。肌が黒くてちょっと悪そうっていう共通点はあるけど、イデオロギー的に反対な2人がぶつかるっていうのは盛り上がっていい。

そしてやはりいま格闘技界である意味最も旬な格闘家が秋山だと思う。あれだけの大事件を起こして、復活したと思ったら制裁マッチを自分の最高の試合にしてしまうなんて。最も幻想の抱ける選手にすらなっている。

ちなみに僕は秋山があまり嫌いでない。世間的には悪人扱いだし、PRIDEファンからはブーイングを受けているらしいが。もちろん昨年のあの事件は論外。しかし秋山には残虐性やいやらしさをあまり感じない。感じるのはどんなことをしてでも勝利を掴もうとするハングリーさ。昔から柔道時代も意地汚くて、様々な手を使って勝利を掴もうとしてきたハングリーな勝利至上主義者なんだと思う。もちろん好きになれないが、嫌いではない。逆にここまでのヒールというのはどうしても注目してしまう。このスーパーヒールがどこまで行くか楽しみだったりする。

三崎はどちらかというとちょっと苦手かな(笑)。個人的なセンスとしてあの人間的熱さが苦手。僕は郷野のような斜に構えたタイプの人間の方が好きなので。

技術的なことを全然書いてないが、正直よく分からない。三崎の強さをイマイチ理解できてないからか。
PRIDE・GPの時は飛び込み際のパンチが巧くて、ダッキングが巧くて、飛び込んでの足掛けテイクダウンが巧くてスタミナがあるいい選手だと思った。でもトリッグに簡単に塩漬けにされたりフィリオに完敗したりとどうも強さを明確に実感できない。菊田さんのインタビューによるとスタンド打撃も寝技も三崎有利だそうだが。
引き出しは圧倒的に三崎の方が多いと思われるが、僕の勝手な印象ではやや秋山の醸し出す幻想の方が勝っているという感じか。

まじめに勝負どころを考えるとやはりスタンドの間合い。秋山は抜群に鋭い前後へのステップワーク。対する三崎の武器は思い切りのいい鋭い踏み込みと上体の激しい使い方。どっちが相手を捉えられるかが勝負だろう。

どっちが勝っても楽しめそうなので期待して見たい。



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2007年12月30日

ヒョードルvsホンマン展望

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僕の周りもみんなヒョードルが勝つって言ってるけど、僕はかなりホンマンに期待している。っていうか強いと思っている。

そもそもあんなうすらでかい奴がK-1で通用するわけが無いと思ってたけど、かなり通用している現実がある。あそこまででかくてごついと、顔を殴られても足を蹴られてもそうそう効かないってことがK−1の実績で分かった。また相当スピードに欠けるが強いパンチとヒザも持っている。スタンド打撃に関してはヒョードルも戦いを避けるであろう。
そしてホンマンはシルムの横綱。腰が軽いわけが無い。まわしは無いがそうそう倒されるわけが無い。ヒョードルはかなり腰が強いが、コールマン戦やリンドランド戦を見ても圧倒的に強いわけではない。シュルト戦でもシュルトの腰の高さにややてこずっていた印象がある。そう考えるといままでの敵の中でも最もテイクダウンに苦労するかもしれない。
うまく倒せたとしても決定的な一打をすぐ打ち込めるとは限らない。ヒョードルはズールを左フックで倒した後、サイドから強烈な鉄槌とサッカーボールキックで追撃したが、脇を差してうつぶせになった巨体のズールに起き上がられている。ホンマンほどの体格があれば、脇を差されて抑えこまれない限り、強引に起き上がることも十分可能とも思える。
とにかくヒョードルの強力な武器である、スタンドパンチ、テイクダウン、パウンドを耐えうるポテンシャルが十分ホンマンにはあるんじゃないかって気がするのだ。

と、ここまでメチャメチャホンマンを持ち上げてきたが、ホンマンが勝つ展開もイマイチイメージができないのも確か。ミルコにも打ち勝つ抜群の踏み込みとスピードを持つヒョードルが総合ルールでホンマンのパンチを喰らうとはとても思えない。
無理やりホンマンの勝利を予想するとしたら、組み合いからもつれて上になり、強引な激しいパウンドで出血TKOぐらいか。

あと戦闘マシーンともいえる百戦錬磨のヒョードルに対し、どうもホンマンは心が強いようには感じられない。かなりの劣勢になったらそのまま「痛いから許してタップ」もあるような気がする。

やはり勝負どころはヒョードルが予告どおりに組み付いて倒しに来たときにホンマンがどう対応できるかだろう。踏み込んでの足技に対応できるか、片足タックルを踏ん張れるか。そのまま脇を抜けてバックにつかれても冷静に対処できるか。そんなとこだろうか。とにかくこれだけ語れるほど展開がイマイチ読めない楽しみなカードなのだ。

でも万が一ホンマンが勝っちゃったりすると、ますます格闘技界が巨人最強傾向になり、非常につまらなくなるだけでなく、僕ですら寂しさを感じているPRIDE幻想崩壊が決定的になるので、それは勘弁して欲しいと思ってたりする。



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2007年12月29日

うしが独断で選ぶ2007年修斗BestBout

岡嵜山本うしが独断で選ぶ2007年修斗BestBoutです。

第1位 山本篤vs岡嵜

知名度がある外様シューター「山本篤」と試合のチャンスと知名度に恵まれない関西シューター「岡嵜」の激突。どんな試合展開になるか戦前はさっぱり見当がつかなかったが、スタンドでもかみ合い、グラウンドでもかみ合い、お互い攻撃し、スイープしパウンドを落としあう素晴らしい展開に。最後までどちらがペースを握るか分からず目が離せなかった好試合。堅い試合よりも攻める試合を見せた山本篤。久々に見たら物凄く引き出しを増やして素晴らしい総合格闘家になっていた岡嵜選手。2人とも良かった。

第2位 天突vs廣田

廣田という強敵を相手にして天突の狂気と技術の向上が輝いた好勝負。仇討ちマッチだったこともあって最高に熱かった。そして天突の猛攻に圧倒的不利な状況になりつつも、最後まで真っ向からぶつかり、3Rは逆に猛攻をかけ意地を見せた廣田も素晴らしかった。

第3位 高谷vsカルバーリョ

多くの関係者が評価しているように誰が見ても素晴らしい試合。2人の気持ちの強さがとにかく凄い。2人のパンチの技術も凄かったし、お互い見せ場を作ったところが良かった。2人とも評価を上げた試合。

◇その他、素晴らしかった試合3試合

◆リオンvs阿部兄

ライコンドーなのか良くわからないが、見事な右を打ち抜いて王者だったリオンをパウンドアウト寸前まで追い込んだ阿部兄。そしてふらついたままの打ち合いで一撃必殺の右をカウンターで喰らわしたリオン。王者対噛ませ犬とすら思えたマッチメイクが大盛り上がりマッチに化けた素晴らしい試合。

◆室伏カツヤvs吉田朋彦

最軽量級のクラスBの試合だけど本当に面白かった。2人がとにかくアグレッシブ。そして2人とも極めを徹底的に狙っていく。殴って倒してパスして極めを狙って。2人がずっとそんな動きを仕掛け続ける試合。パウンダー全盛のこの時代にこのスタイルで結果を出すのは難しいだろうが、2人には相変わらず極め極めスタイルでの勝利を目指して欲しい。

◆扇久保vs矢作

これも新人同士の激しい試合。クラスBとしてはかなりレベルの高い2人がガッツンガッツン殴り合い、扇久保がタックルしまくり、矢作がタックル切りまくり。でもまた扇久保がタックルで倒しまくって矢作がまた立つ。そしてまた2人がガツガツ殴りまくった試合。激しくて熱かった。


思いついたのはこんな感じです。忘れている試合もあると思います。地方の試合は見てないので選考対象外です。ごめんなさい。
自分で選んでおきながらBestShooterとほとんどダブっていないのが面白いです。


※ご指摘を受けて内容を変更しました。大変失礼いたしました(^-^;)。



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2007年12月25日

うしが独断で選ぶ2007年BestShooter

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相変わらず忙しいけど、今年の修斗をちょっと振り返ってみたいと思います。

うしが独断で選ぶ2007年BestShooterを勝手に発表。


第1位 ランバー・ソムデート

代々木の試合がインパクト強すぎた。菅原選手を評価していたからこそ、あの圧勝劇は衝撃的だった。
とっくに肉体的には全盛期を過ぎているはずなのにあの強さ。ランバー本人の人間としての強さ。ムエタイの奥深さ。ちょっとショックだった。あのエグイ眼を潰す右ストレート、柔軟すぎる寝技、強烈なパウンドと鮮やか過ぎるテイクダウン。格闘家としての引き出しが違い過ぎた。ムエタイトップ選手の次元の違いをまたまた痛感し、総合がまだまだ進化していく可能性を考えさせてくれた。今後階級差を超えたマッチメイクしか思いつけないのが残念。生まれるのが早すぎたか。そんないろいろなことを考えさせてくれた選手だったので1位に選ばせていただきました。

第2位 中蔵隆志

少し前までは何度も負けてるし、一発もないし、ほどほどのバランスの良い選手だと思っていた。それが昨年あたりから圧倒的な技術を見せ付ける凄い選手に。もう最近は達人にすら見える。噂の吉鷹理論を最も実践する選手か。今年は当然3戦3勝。誰もが認める強豪相手にダウンを取りまくり一本を極める試合振り。最も試合が見たい選手の1人。ここまで若手の挑戦を退けまくった中蔵選手はもう世界王者の資格がある。あとは本人が望むように川尻や石田との対戦が組めれば最高だが。

第3位 正城ユウキ

元々熱い素晴らしい試合をする選手だったけど、今年ついにブレイク。3戦3勝。塩田戦の一発KOも素晴らしかったが圧倒的不利な予想を覆して、格上の阿部弟を見事に一本勝ちした試合が忘れられない。来年トップ3に噛み付いて結果を残すことを期待したい。


◇その他素晴らしかった選手5名(試合数が多いので新人に偏ってます)

◆石渡伸太郎

今年3勝。2KO。まだまだ若くて粗いが、あの強烈なパンチは本当に特別なもの。早くクラスAに上がって暴れまわって欲しい。

◆阿部博之

新人王の決勝では惜しくも池田さんにリベンジをされたが、去年から見せていた寝技の強さに磨きがかかっていた。もう憎たらしいくらい強くて会場が静かになる選手がフライ級で見れるとは。本当に強い。

◆扇久保博正

元々強かったが、今年の後半は右肩上がりに恐ろしい強さに。全局面で戦え、テイクダウンからパウンド、極めの流れは完全にクラスBの次元を超えていた。クラスAの選手も戦々恐々としているのでは。早くランカーとの試合が見たい。

◆山崎昭博

重量級なのに軽快でテクニシャン。このパウンド全盛期に上でも下でも極め極めスタイル。そして今年3戦全勝。KOも極めという結果。本当にお見事。こういう素晴らしい選手をどう生かすか。修斗の重量級よ、盛り上がれ。

ベストバウトも書く予定。



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2007年12月20日

熱いバンタム王者BJは戦いに飢えているのだ きっと

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田澤vsBJが1月の後楽園で決まった。

BJはまだフェザーでやるのか。前回の敗戦を考えると意外な感じもするが、バンタムに戻ってもやるべき相手がいないというかタインミング的にいないというか納得なのだが。

今回は相手がなかなか素晴らしい、ガッツマンの田澤選手が抜擢された。最近3戦勝ち星に恵まれていないが相手が悪いだけで田澤選手はかなりいい選手だ、パンチも激しい打ち合いするし、投げはかなり強いし、寝技も巧い。
個人的にはかみ合うし、激しいいい試合になると思う。基本的には全てにおいて田澤選手が有利な感じがするが、田澤選手はガードがたまに甘かったりするから、そこがポイントか。

果敢にフェザーへ挑戦するバンタム王者BJもこの挑戦を受けた田澤選手も偉い。楽しみなカード。

でもBJはバンタムでランバーとやるのが一番見たかったりして。



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2007年12月18日

パレストラ東京10周年

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パレストラが10周年を迎えました。

気づくと僕も入門10周年でした。
今日偶然会員証を見たら1997年12月17日入門でした。正に10周年。

道場内に中井さんと大河内さんがマットを敷いているときに手土産の「かもめの玉子」を持っていってから10年です。

10年も通っているのにあんまり強くなってないけど、通う前より相当強くなったし巧くなりました。
パレストラだから続けられたし、強くなれたと思ってます。
体調崩したり、忙しかったり、怪我したりして通えない時期もあったけど、なんだかんだいって10年です。
自分で「よく通った偉い」なんてちょっと思ったりしてます。

振り返ると、とにかく充実して楽しい10年でした。
これも中井先生といつもの練習仲間のおかげです。ありがとうございます。


そしてこれからもよろしくお願いします。

まずはあと5年が目標かな。



2007年12月16日

12/8修斗新宿大会観戦記

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師走の寒い中、熱い熱い試合ばかりを見てきました。やっぱ新人王がかかっているからみんな気合が違っていたのかな。
とにかく一本、KO、流血、大流血、大逆転と激しい試合が多く盛り上がった大会でした。

観戦記の前に入場トラブルの件。
17:50。ビルのエレベーター乗り場で凄い人数が待っていた。係員によると「入場時間が押しています。まだ会場に入れません。お待ちください」とのことだった。18:00になり「会場の時間になりました」とのことで、すぐ7Fに上がったんだけど、なんともう第1試合始まってやんの。当然超ガラガラの会場で。なんで観客は入れなかったの?なんで試合開始遅らせなかったの?わざと?連携不足?よく分からなかったけど、第一試合の両選手を応援に来た人も少なくないはず。どうなってるんでしょ。


▼第1試合 2007年度新人王決定トーナメント決勝 ライトヘビー級5分2R
○洋樹(格闘サークルOZ)
一本 1R1分17秒 ※チキンウイングアームロック
●大番“C-BOY”高明(パラエストラ広島)

バックを取られた洋樹が桜庭ロックでひねり上げてそのままサイドから一本!

洋樹選手、消極的なデビュー戦のイメージが凄く悪かったんだけど、その後は見事なKOと一本。お見事。3賞候補だったのでは。

大番選手は入場と勝利時のパフォーマンスが売りだったらしいが、先述の理由で見れなかった。

▼第2試合 2007年度新人王決定トーナメント決勝 バンタム級5分2R
○細谷健二(和術慧舟會東京本部)
判定 3−0 ※20−19、20−18、20−18
●亀井達朗(パラエストラ広島)

亀井の三角に期待したが不発。自ら引き込みアームロックとかも仕掛けたが不発。確実に上を取り地味に殴った細谷が勝利。
結果論だけど、決勝戦を見る限り昨年のメンバーの方がレベルが高かったかも。

細谷選手見た目も超いい人そう。本人も不安がっているが激動のバンタム級を生き残れるか。
亀井選手残念、寝技は巧そうだったが、やはり警戒されていると厳しかったか。

▼第3試合 2007年度新人王決定トーナメント決勝 ライト級5分2R
○伊藤一宏(TKエスペランサ)
TKO 1R3分25秒 ※ドクターストップ
●谷口智則(マッハ道場)

期待の一戦。伊藤は半端じゃない刺青。皮膚呼吸が心配。
伊藤はキックタイプと思ったが、前傾姿勢でやわらかい動き。ハイを連発。しかし殴り合いになると谷口が圧倒。フックとアッパーで猛攻。伊藤は横や後ろを向いて逃げる。谷口は打ち合いに自信を持ったか笑いながら殴りかかる。伊藤もたまに蹴りやヒザで反撃

。伊藤も鼻血を出したが、伊藤のヒザ?か何かで谷口の額から大出血。でストップ。勝利を確信していた谷口は大声で叫び、コーナーにもたれかかって落胆。

伊藤選手勝利したが浮かない表情。納得いってないんだろう。初めて見たがよく強さが分からなかった。この階級は打撃強い選手が多いんで、打ち合いできないと大変そうだが。

谷口選手なんとも不運。強いがなかなか結果が出ない。しいていえば大振りでスピードに欠けたか。

▼第4試合 2007年度新人王決定トーナメント決勝 フライ級5分2R
○池田“三男”博之(パラエストラ東京)
TKO 2R1分25秒 ※タオル投入)
●阿部博之(K’zFACTORY)

池田は飛びヒザ連発でプレッシャーをかける。パンチを出し阿部が組み付くと徹底的に離れる。一瞬倒されてもすぐ立つ。池田のパンチが阿部のおでこを腫らす。動きがやや落ちた池田を阿部がテイクダウンし、ハーフから重たそうなパウンド落とす。2Rも池田は同じ作戦。すると打ち合いから左ストレートがヒット!阿部ダウンでかなり効いている。阿部はなんとか立ち上がって仕留めにかかる池田にタックルでテイクダウン。しかし池田の1Rから見せていた蹴り上げ連発が今回は見事にアゴにクリーンヒット!ロープにもたれ動けない阿部を見てセコンドはタオル投入!

三男さん、見事な逆転勝ちで一本負けした相手からリベンジ!リング上で号泣でした。
いやー正直前戦の完敗を間近で見ているから今日は正直厳しいと思ってた。パレの仲間もそう思っていた人間多数(^-^;)。しかし見事な作戦通りの動きを完遂し強豪相手に圧勝。結婚もしたそうだし、本人もまさかの敢闘賞も受賞したし、本当におめでとうございます。

阿部選手超強いので今回も勝利は堅いと思っていたが、寝技に1回しか持ち込めなかった。阿部選手レベルのグラップラーにとってもやはり課題は組み付いて倒すことなのか。でもあの強さを見てるんで、この選手クラスAに上げないと対戦相手が大変なんじゃないかって心配になってしまう。あの憎々しいまでの寝技が見れるよう早めの復活期待。

▼第5試合 2007年度新人王決定トーナメント決勝 フェザー級5分2R
○扇久保博正(パラエストラ松戸)
一本 2R3分35秒 ※スリーパーホールド
●金山康宏(PUREBRED京都)

松根2世が定着してきた扇久保。どんどん強くなっている。今回も強烈なテイクダウンから見事なポジショニング。バックを奪うとエグイほどの強烈なパンチを後ろから振るう。手だけで打っているが、強烈で見る見るうちに金山の顔が腫れる。2Rも扇久保がテイクダウンするとバックマウントから攻め立て最後は2戦連続スリーパーで締めた。

いやーこりゃ強い。ぶっちぎりで新人王に。MVPも納得。激戦のフェザー級に殴りこんでくるのは間違いない。フェザー級は層が厚くなってきたからこれからが大変だろうけど、本当に穴がないタイプだからそうそう負けないだろう。

▼第6試合 2007年度新人王決定トーナメント決勝 ミドル級5分2R
○山崎昭博(SUBMIT静岡)
TKO 2R0分54秒 ※レフェリーストップ
●湯浅友和(シューティングジム大阪)

1Rスタンドで湯浅のパンチがヒットし、そのまま上を取り、山崎の仕掛けを凌いでパウンドを落とす。山崎かなり効いた様子をみせる。2R山崎がスタンドで反撃すると見事にフックの連打がヒット。ふらつく湯浅に膝蹴りで攻めてるとグロッキー気味の湯浅を見てレフリーがストップ!逆転勝ちに山崎陣営は大爆発!室伏兄弟の喜び方が印象的だった。

山崎選手、今回も潜って鮮やかにヒザ十時を取りに行ったりと得意の極めムーヴが素晴らしかったばかりか、見事な打撃で試合を制した。技能賞にふさわしい試合を毎試合見せて見事新人賞獲得。ミドル級ランキングは超停滞しているけど、クラスBにはかなりいい選手が揃ってきたと思う。なんとか外部の選手とかと絡めて盛り上がられないものか。

湯浅選手安定している試合運びだったが。もったいない負け方だった。

▼第7試合 ライト級5分2R
○中村浩士(東京イエローマンズ)
判定 3−0 ※20−18、20−19、20−18
●中尾享太郎(シューティングジム横浜)

中村が相変わらずの組み力でバシバシテイクダウンしていく。そして押さえ込んでゴツゴツパンチ。いつもの中村勝ちパターン。2Rも中村がテイクダウン。中尾が動いてグラウンドの展開から何度もバックを奪うが、その度にすぐ落とされて下になってしまう。そんなわけで基本的に上にいた中村の勝利。

中村選手相変わらずテイクダウン強い。抑えこみも強い。それは前から分かっているので、そろそろ極めや試合を決めるようなパウンドが見たい。

亨太郎は殴れず、倒され、ポジションをキープしきれない。これで5連敗。強豪相手とはいえいよいよきつい。

▼第8試合 ウェルター級 5分2R
○パオロ・ミラノ(パラエストラ東京)
判定 3−0 ※20−19、20−19、20−19
●岡田孔明(PUREBRED大宮)

相変わらず岡田選手凄い応援団。地元の知人と柔道の教え子とその父母が多数。多くの花束とテープを受ける。

テイクダウンは当然岡田。豪快に投げる。パオロは練習仲間も驚くラバーガードで対抗。フットチョークを極めかける場面も。スタンドはパオロの勢いのあるパンチラッシュが岡田の顔面を捉えて後退させる。岡田は何度もテイクダウンするが、パオロのラバーガードをうまく攻略できない。

スタンドのパンチを評価されたかパオロが勝利。本人も思いっきりこの判定に驚いていたのは笑った。決して意外な判定じゃないでしょ。最近の修斗判定基準としては。

▼セミファイナル(第9試合) ミドル級 5分2R
○奥野泰輔(GUTSMAN・修斗道場)
TKO 1R4分42秒 ※ドクターストップ
●杉浦“C坊主”博純(シューティングジム大阪)

奥野試合前の睨み合いからキレタ表情。この選手は毎回気合が本当に凄い。そしてこの試合も凄い試合に。セコンド以外にもガッツマンのプロ選手が全員出てきて最前列で応援していたのは奥野の人望か。

奥野がパンチでラッシュ。とにかく前に出る。打たれても前に出る。野獣のように口を開け目を見開いて攻める。杉浦は気迫に押されつつもフックを打ち返す。このフックが左右とも非常に鋭い。杉浦選手パンチ巧い!って思ってたらカウンターでフックが入り。奥野ダウン!効いている。しかし奥野再開後も猛攻。杉浦がバックからテイクダウンし、マウントも奪う。奥野は顔面ノーガードでマウントパンチを受けながらエビをしてガードに戻す。そして蹴り上げていたら一発が杉浦の額に入り杉浦大流血。当然ストップ。

杉浦は試合を支配していたのにまさかの敗北となり悔し泣きで退場までずっと号泣。でもあの鋭くて重いフック。強い。次が見たい。この大会はSTG大阪勢は運が無かった。湯浅選手も逆転負けだったし。

奥野選手なんとか起死回生の蹴り上げで勝利。でもこの選手は凄いや。あの気迫はハンパない。名勝負製造機。後楽園ホールで見たいな。

▼メインイベント(第10試合) フェザー級 5分3R
○上田将勝(パラエストラ東京/同級世界9位)
判定 3−0 ※30−29、30−28、29−28
●徹肌ィ朗(和術慧舟會岩手支部/同級環太平洋9位)

今回の徹はロード・オブ・ザ・リングで入場。でも会場に伝わらなかったかなぁ。イマイチ盛り上がらず。確かに分かりにくかったかも。僕は3部作とも見て好きな映画だったけど。ちなみに徹はゴラムの覆面で前が見えず、客席に迷い込んだ(笑)。

試合は期待通りのグラップリング合戦。最初にテイクダウンを徹が取り、上田は秒殺されないかあせったらしいが、落ち着いてポジションを挽回し、攻勢に。組んでの膠着気味な展開もあったがグラウンドになると見事な動きの2人。徹の仕掛けを潰して、首を中心に徹の動きを制してポジションを奪っていく上田。最後は横三角で固めて殴って終了。

判定は僅差なるも3-0で上田さんに。

徹、序盤のテイクダウンといい、グラウンドのさすがとしか言いようが無い動きといい強かった。ただ強豪相手で勝ち星には恵まれてないんだよね。当然入場から寝技まで非常に期待している選手なんだけど。

上田さんマジで強い。安定してみていられる。やはりグラウンドになると独特なグランドコントロール技術が発揮され、いつも相手を制している。いよいよ来年はタイトルと意識したマッチメイクになるか。本当に今後に期待。


今年も修斗における選手の皆さん、関係者の皆さん、ファンの皆さんお疲れさまでした。
今年最後にいい大会が見れて良かったです。来年以降も観にいくと思います。よろしくお願いします。



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2007年12月09日

熱すぎた新宿

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新宿大会面白かったです。

新人王決定戦はどれも激しくてKO、一本の試合ばかり。しかも逆転が多かった。
特に歳末出血大サービスという感じで流血がこの大会は多かった。
先生たち大変だっただろうな。

そんな異様なムードの会場をきっちり上田さんと徹が締めてくれました。

クラスA一試合っていうのは寂しかったけど、文句無く面白い大会でした。



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2007年12月07日

12/8修斗新宿大会見所

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今年最後の大会。もう明日だ。
今年は新人王決勝をひとつの大会で実施。これはいいね。表彰も初めて同時に。後楽園ならなお最高だが。
とにかく明日6人の新人王が決まるわけだけど、実質6人のクラスAとランカーが誕生するわけで。将来のチャンピオンが参加している可能性もかなりあるわけで。楽しみ。

【第1試合】ライトヘビー級 5分2ラウンド[新人王決定トーナメント決勝戦]
洋樹(埼玉/格闘サークルOZ)
versus
大番“℃-BOY”高明(広島/パラエストラ広島)

洋樹はスタンド打撃に長ける。大番は未見。グラウンドタイプか。

【第2試合】バンタム級 5分2ラウンド[新人王決定トーナメント決勝戦]
亀井 達朗(広島/パラエストラ広島)
versus
細谷 健二(東京/和術慧舟會東京本部)

亀井選手未見。ただ連続三角一本勝ちだとか。そりゃ凄い。当然この試合も期待。最近広島勢は本当に凄いな。正に闘裸男効果ってやつか。
細谷選手、赤崎戦でタックルを切られていたことしか覚えていない。基本的にグラップラーだろう。当然三角対策はするだろうが当日の展開は如何に。

【第3試合】ライト級 5分2ラウンド[新人王決定トーナメント決勝戦]
伊藤 一宏(広島/TKエスペランサ)
versus
谷口 智則(茨城/マッハ道場)

これはかなり注目。2人ともきっと強い。伊藤選手は太田選手に一本勝ち。YOKOSAIにTKO勝ち。相手は2人とも強い選手。試合は未見なんだけど、かなり強いはず。たまにチーム吉鷹にも参加だとか。楽しみ。
対する谷口選手も強い。2連続TKO勝ち。負けもウィキー、粕谷、石渡だからしょうがない。元々腰とパンチと気持ちが強い。
かなり迫力のある打撃戦になるのでは。

【第4試合】フライ級 5分2ラウンド[新人王決定トーナメント決勝戦]
池田“三男”博之(東京/パラエストラ東京)
versus
阿部 博之(神奈川/SHOOTO GYM K'z FACTORY)

とにかく巨強の阿部選手。再戦だが前回は三男さんが阿部選手に寝技で凹られ最後はスリーパーでやられている。正直総合力では阿部選手が上だし、寝技だとかなりの差があるだろう。でも三男さんには鋭い打撃がある。勝負はいかに当てるか。それに尽きる。

【第5試合】フェザー級 5分2ラウンド[新人王決定トーナメント決勝戦]
扇久保 博正(千葉/パラエストラ松戸)
versus
金山 康宏(京都/PUREBRED京都)

扇久保選手も強い。スタイルは師匠の松根君コピー。豪腕と力強いテイクダウンとパウンドと極め。あのスタイルならそうそう負けるとは思えないが。
金山選手は未見。デビュー以来2分け。運は強い?

【第6試合】ミドル級 5分2ラウンド[新人王決定トーナメント決勝戦]
山崎 昭博(静岡/SUBMIT静岡)
versus
湯浅 友和(大阪/シューティングジム大阪)

山崎選手は重量級なのにスピードがあって極め極めキャラないい選手。このご時勢でも積極的に足関節を狙う。
湯浅選手はパンチも強く、腰も強いタイプ。STG大阪なんで総合力も優れているでしょ。
山崎の極め対湯浅のパンチになるかな。

【第7試合】ライト級 5分2ラウンド
中村 浩士 (JPN/東京イエローマンズ)
versus
中尾 享太郎(JPN/シューティングジム横浜)

渋いカード。2人とも実力者だけど。
最近好調の中村選手。相変わらずの強烈なタックルと寝技で相手を圧倒する。あまり得意でない打撃に付き合わないのが最近結果につながっているような。
亨太郎は血筋はいいが、最近戦績が振るわない。仲間のリオンや天慶やウィッキーにも随分引き離されてしまった。総合力に優れているが、最近打撃で押される試合が多い。今回はとにかくテイクダウンされないことが肝心か。

【第8試合】ウェルター級 5分2ラウンド 
岡田 孔明 (JPN/PUREBRED大宮)
versus
パオロ・ミラノ(イタリア/パラエストラ東京)

岡田選手は新宿連戦。前回は見事に腕絡みで一本勝ち。最近ミドルキックも良く出てるし好調か。
対するはパレ東のイタリアン・パオロ。今までは一本勝ちと一本負け。練習でもガチキャラらしい。試合でもガンガン行ってくれるのでは。

そんなパオロに今日、ワイズで偶然会った。体をほぐしにきていた。同門だけど縁が無かったので初めて今日話しかけた。

「パオロ、明日試合頑張って。(握手)試合観にいきます。僕もパラエストラで柔術やってます。明日応援するんで頑張って!」
「………(微笑)」

「頑張って」しか通じてなかった気がする…。まあいいか。

セミ【第9試合】ミドル級 5分2ラウンド
奥野 泰輔(JPN/GUTSMAN・修斗道場)
versus
杉浦“℃坊主”博純(JPN/シューティングジム大阪)

奥野選手久々だな。1年振り。昨年の新人王の決勝以来か。いつも激しくて熱いいい試合をする選手。基本的に強い。
C坊主は見るの久々かも。手堅いグラップラー&パウンダーって印象。
実績的には奥野選手が有利かな。

メイン【第10試合】フェザー級 5分3ラウンド
上田 将勝(JPN/パラエストラ東京)
versus
徹 肌ィ朗(JPN/和術慧舟會岩手支部)

とうとう上田さんもメインに。相手も修グラで決勝を争った徹と。あの時も修斗での再戦を誓ったとか。修グラでは上田さんが勝利。上田さんが得意技で投げまくっていた記憶が。ただルールが全然違うから、展開は全く違うものになるだろう。
修斗での実績を見ると上田さんがかなり有利か。パンチもテイクダウンも上田さんが上と思われる。しかし寝技になったら徹は一本を極める力がある。足を取られたりバックを取られたりしたらやばいだろう。なんといってもADCC世界4位だし。
普通に行けばスタンドで上田さんが優位になる展開が見られると思えるが。

今年最後、声を出して応援しつつも、ゆっくり楽しみたいと思います。



usiwotaose at 23:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!修斗 

2007年12月03日

鉄人 癌から復帰 ランディでなく小橋

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久々にノアを見た。

鉄人小橋が腎臓がんの手術を経て、見事に復帰した。

入場の時点で泣いているアナウンサー。相変わらず凄い身体。熱い試合。異常なほど盛り上がる会場。

最初は寝転んでテレビを見ていた僕も、ムーンサルとの頃には跳ね起きて夢中になって画面を見ていた。そして…ちょっと泣けた。

小橋が勝たないような気はしたが、まさか雪崩式エメフロ喰らわせるとは三沢も鬼だ。

とにかく病魔を克服しての復帰おめでとうございます。

こんな総合馬鹿の僕を感動させ楽しませてくれるんだからノアは相変わらず凄い。

ノアだけは…。



usiwotaose at 04:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!プロレス