戦極

2009年11月13日

戦極第十一陣PPV観戦記【切ない試合は一流の証明】

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PPVで観ました。お客は入ってるんでしょうか。採算取れてるんでしょうか。
頑張れ雷電。ドンキは好きじゃないんだけどね。

オープニングファイト ×矢島雄一郎 vs RYOTA○(2Rアームロック)

やってません。

第1試合 ×大澤茂樹 vs ロニー・牛若○(3-0)

大澤打撃が…。スピードが。まだまだ総合格闘家としてのバランスが悪すぎる。
これじゃただのパワーファイター。右目を潰されたとはいえ、テイクダウンされまくりだし、距離を完全に支配されてるし。とてもトーナメントに入れるレベルじゃなかった。

第2試合 ×BIG・ジム・ヨーク vs デイブ・ハーマン○(1RKO)

グラウンド踵は有効な打撃だと皆知っていたけど、あれで決まるのは初めてじゃない?
ハーマンはうーんまぁまぁ強いのかな。

第3試合 ×星野勇二 vs マルロン・サンドロ○(1RKO)

野獣が…。あれだけケージフォースで強かったのに。切られてもいいからタックル入って欲しかったなぁ。
全然きれいじゃないけど、サンドロのロングフックで吹っ飛ばされるんだから厳しい。
微妙な判定はともかくほぼ互角に打ち合い、テイクダウンして競り勝った小見川の地力はやっぱり凄い。

第4試合 ○郷野聡寛 vs 辛拉麺×(3-0)

真面目な郷野も良い。相変わらず打撃のテクが凄い。でもタフネスコリアンは倒れないから困ったものだ。手足の長いガードもやっかいだし。でもちょっと英語のマイクは長すぎたかな。
次回は入場も弾けて欲しい。

第5試合 ×ケビン・ランデルマン vs スタニスラブ・ネドコフ○(2-1)

米国vs東欧レスラー対決。ネドコフが勝利したけど、試合前の期待も無し。試合後の感慨も無し。興味無し。

第6試合 ○横田一則 vs 光岡映二×(3-0)

横田相変わらず速いなぁ。首投げ激強だなぁ。でもロープ際の逃げるような攻防がどうも好きになれん。結果してつまらない。応援しにくい。
そしてマイク。ヤバイ。ヒドイ。そろそろ自分のキャラを自覚して地味強に徹するかヒールになるか考えたほうがいいと思う。

Fight of the Soul ×BULL vs 上山知暁○(1Rチョーク)

組んだ意図がよく分からん。あの相手に勝って大はしゃぎする上山。恥ずかしい。弟はもっと志の高い選手だったと思う。

第7試合 ×北岡悟 vs ホルヘ・マスヴィダル○ (1RTKO)

負けちゃった。切ないなぁ。絶対ファンは増えている。好き嫌いはともかく勝っても負けても惹きつけられるもん。そんなファンも切なくなる負け方だったのでは。

殴られすぎだよぉ。廣田戦では足関見れなくて寂しかったけど、今回はこだわりすぎ。でも北岡がそう戦ったんだからしょうがない。相手が本当に強かったし。スタンドも強かったし。

今回みたいな戦いもドキドキして好きだけど、せっかく距離のとり方もポジショニングも巧いんだから、削って削ってチャンスを狙う展開も見せて欲しい。連敗は心が痛いね。

第8試合 ×ジョルジ・サンチアゴ vs マメッド・ハリドヴ ○ (1RTKO)

これだからスラブ人は。あれだけ完成度高いと思っていたサンチアゴがあっさり。硬水飲んでるから?拳が固すぎ。下からの鉄槌で意識飛ばすなんてたまらないね。やっぱスラブ人強いよ。戦極よく連れてきた。早く次戦も見たい。

ちなみにデビューは修斗リトアニアだそうで。修斗最強だ(笑)。

ちなみにサンチアゴの中途半端なサングラスと海水パンツ風トランクスは王者としてダメだと思う。

第9試合 ○小見川道大 vs 日沖発× ○(2-1)

2人とも強いね。激戦。接戦。スタンドは予想通り。発君そんなに打たれてないし効かされてないけど、下がるから印象悪いんだよな。
でも発くん小見川からタックル取って何度も上から攻めた。引き込んでから後転してのスイープはたまらなかった。
びっくりしたのは小見川のガード。あの発君の寝技を完全に凌いだ。あの怒涛のパスを防ぐんだから凄い。判定つけなくていい試合でしょ。こういう試合があるとドローありの方がいい気がする。トーナメントじゃないんだから。

そもそも発君がエリート?柔道のスーパーエリートと地方のジムでコツコツ総合だけをやってきた雑草少年の対戦だというのが正しい認識だよね。



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2009年08月08日

戦極 第9陣 PPV観戦記

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戦極長かった…。夜中見たんだけど翌日寝不足で辛かった。でも凄く濃かった。おもしろかった。

○中尾“KISS”芳広 vs チェ・ムベ×(判定3-0)

中尾テイクダウンが素晴らしい。でもバック取られたときのロープから身体を出すのは冴えない戦略。ハジケてほしいんだけど。

○日沖発 vs 金原正徳×(判定3-0)

2人とも超素晴らしかった。家族の前で、声出して騒ぎすぎた。発くんあんな強かったんだ。パンチもテイクダウンも素晴らしかったけど、あのパスから極めにいく怒涛の攻め。いやー強い。そして金ちゃんの粘り、粘り、攻め。とにかく素晴らしい試合。スポンサー賞が生まれたのも納得。

○小見川道大 vs マルロン・サンドロ×(判定2-1)

うーん小見川の勝ちでいいんじゃないの。攻めてたし。積極的に動いてたし。サンドロ相手に打撃でも組みでもあれだけ渡り合った小見川凄いよ。サンドロは凹ったわけでもなく寝技で勝ったわけでもないのに判定に不満抱きすぎ。ちょっと最近ノヴァはみんなバランス感覚悪いんじゃない。

○ジョン・チャンソン vs マット・ジャガース×(2R1:25三角絞め)

チャンソン超強い。強引な打撃はリスクもあるけど、寝技凄いよ。あの基本的なあおりから逆三角で固めて、殴って最後は極めた。うーん強い。サンドロや発くんとが見たい。

○光岡映二 vs クレイ・フレンチ×(1R1:50フロントチョーク)

ミッツー鮮やかな勝ち方。背中の甲羅は伊達じゃない。極めはいいね。

×郷野聡寛 vs ダン・ホーンバックル○(3R2:50KO)

あれだけ郷野がパンチを入れても効かないホーンバックル。そして久々に衝撃のKO。昔から見てきた思い入れのある選手がああいう倒れ方すると本当にショック…。

×藤田和之 vs ブラゴイ・アレクサンドル・イワノフ○(判定2-1)

イワノフ打撃巧いじゃん。ハンドスピードもあるし、それなりに強いと思う。藤田は完全にスピード負けしてたし。でもイワノフ案外簡単にテイクダウンされてたなぁ。寝技巧い感じじゃないし。でもとにかく一部だけは期待以上だったので早くもう一度みたい。
藤田は素敵だし頑張ってたけど、あの試合で判定に文句言ってもなぁ。

○三崎和雄 vs 中村和裕×(1Rフロントチョーク)

凄いびっくりした。三崎凄い。こんなに強かったっけ。ファーストコンタクトからリズムとスピードが全然違う。速い。そしてあの変則的で多彩な打撃。うーん凄い。コンディション最悪だって話ばっかりあったけど、いつも以上に強く見えた。

○金原正徳 vs 小見川道大×(判定2-1)

金ちゃん取り付かれたように動きまくって素晴らしかった。ポジショニング、スタンドでのバランスの良いコンビ。3Rは攻め込まれたけど文句無い勝ちでしょ。GOZOさんおめでとう!

×北岡悟 vs 廣田瑞人○(TKO)

廣田見事な寝技の対応。あれだけギロチンのプレッシャーを仕掛けられながら極められず何度も立ち上がったのは驚いた。相当グラップラーへの耐性があるのを証明した。そしてバランスの良いタックル耐性と相変わらずのパンチ連打。そして慣れないはずのグラウンドヒザも完璧。元々スタミナあるほうだし、横田との5Rタイトルマッチも見たいな。もちろんもっと大物との対戦も。
中蔵、天突に負けたときには限界を感じさせたけど、見事に金網王者、戦極王者と登りつめた。
ただ、現在はまだ普通に強い王者。今度は戦極王者としてどういう風に化けるかに期待。



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2009年08月04日

覚悟を見せてくれたメインイベンターの話

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もう随分前。戦極ライト級GPが始まる前に、あいつに言われた。

 

「○○さんは修斗贔屓だからどうせ廣田選手を応援するんでしょ(笑)?」

「同門を応援しないやつがいるか(怒)!」って怒っておいた。

そのときも「他の選手と覚悟が違うから負けない」みたいなことを言っていた。

そんな覚悟を持った後輩の試合について。

 

負けちゃった。結果的に完敗。試合前は煽って煽って。挑発して挑発して。


入場もイマイチ集中しきてれなかったのは気のせいか。
以前の五味じゃないけど、北岡が「北岡」になろうとしているように見えた。


でも、試合が始まると相変わらずの凄いキレ。いつものステップから圧倒的なタックルでテイクダウン。そしてそして攻める攻める攻める。今回はなぜか足関に行かず、徹底的にギロチン狙い。妙にこだわりがあるように感じた。

しかし凌がれる。その後も強引なまでにギロチンを狙うも凌がれる。

徹底的に凌ぎきった廣田も見事。

そして1R後半で早くも恐れていた失速。


しかし2Rも攻める。スタミナ辛そうだけど攻める。スタンドで意外にも北岡の左がガツガツ当たる。ただあれだけ当てても廣田がひるむ場面はなかった。
3Rになってスタミナますますきついはずだが北岡の闘志は衰えず、強引にテイクダウンして上から攻め続ける。

そして4R。とうとうガクンと北岡の動きが鈍る。タックル取れる気配すらなくなる。殴られ、タックル切られ、しこたまヒザを入れられる。パウンドも入れられ、最後はがぶられヒザを入れられストップ。

最後は自ら動けなくなり、文字通りボコボコにされ、ボロボロにされそれでも心を折らず、攻める姿勢を最後まで貫いての敗北。

試合後も廣田と何を話したか知らないが、すがすがしく言葉を交わし、リングを降りても真っ赤に腫らした顔を隠すことなく関係者に明るく挨拶しての退場。

立派だった。かっこよかった。


北岡みたいな総合格闘家は本当に難儀だと思う。自分が極めるときは一瞬。しかし自分がやられるときは今回のようにスタミナが切れ苦しく、動けず精神的にも辛く、そしてしこたま殴られる。本当に損なスタイルだ。

それでも徹底的にスタミナを考えずパンクラシストらしく秒殺を狙っていったのは北岡らしくかっこいい。

そんなグラップラーのテイクダウンに対してロープを使ってテイクダウンを凌いだ廣田に注意した後に、スタンドから再開はありえねぇ。本当に勘弁してほしい。
あとブレイク直後に足を越されて、サイドから再開したのも北岡が可哀想だった。直後にボコボコに殴られたし。そんな小さくないトラブルに心が全くぶれてなかったのも立派。


今回は正に北岡が負けるパターンという感じの試合。どんな相手でも極めてしまうのではという幻想が消えてしまったのは確か。五味、横田、光岡、井上、誰と戦っても同じ作戦を取られたらなかなか厳しいのではと思わせてしまった。

ただ今回は日本でも珍しい5Rのタイトルマッチ。3Rなら北岡がきっと勝利したというのはあまりにも都合のいい仮説だが、3R戦いきることができるのをあらためて証明したのも確か。


こうやって初防衛戦に失敗し、戦極のエース的存在からも陥落してしまった。特異で奇妙なキャラなのは確かだし、試合前の大口も不愉快に感じる人もいるだろう。

でも誰と戦っても秒殺しかねないという稀有な存在なでることには変わりないし、今回は特に格闘技に対する覚悟はリングに上がる前から、リングを降りてまで見事だったと思う。

お疲れ様。



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2009年07月10日

戦極Gは北岡の扱い方を分かってる

090710北岡の出る戦極はおもしろい。

前回は北岡vs廣田の特集だったけど、2人の舌戦が見ていて楽しい。
廣田もなかなかの挑発振りだけど、北岡のキャラはやっぱり別格。


「僕の次元とは違う。下の次元」

「僕の試合を見て勉強してください」

「頭悪いのかな?」

「イメージ的には踏み潰す」

「お前じゃ無理だ」

「お客さんに伝えるエネルギーが欠けてる」


こんなきつい言葉ばかりを発する北岡は世間ではどう思われているんだろう。
傲慢キャラか。勘違いキャラか。

個人的には刺激的で、おもしろくて、微笑ましいんだが、そう取らない人もいるだろう。
それも分かっていつつ、このキャラを貫いている北岡。
一部で思い切り嫌われようが、注目されていることを絶対喜んでいると思う。
でも、あいつはエリートじゃないから自分を冷静に見つめている部分もあるはず。

なんだかんだいって今のところ見事に有言実行中。言ってる内容も具体的な説得力あり。


この楽しいキャラを続けるためにもぶっちぎって勝つのを希望。



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2009年05月03日

戦極第八陣PPV観戦記【スプーンは曲げるもの】

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戦極第八陣をPPVで観た。感想を。

ああ、いまだにうちのスカパーはアナログ。デジタルで観たいなぁ。


【第1試合/ライト級】
×真騎士
(1R サッカーボールキックで反則)
○毛利 昭彦

真騎士は勢いがいい。フィジカルもハンパ無さそうだし、もっと強い相手を当てないと実力査定ができない。まぁじっくり育てるのも大事だけど。少なくとも変則的なパンチが凄く重いっていうのは貴重。

でもあの反則は論外。あまり反省したそぶりもないし。またやりかねない。「気持ちは分かる」的なコメントでやや擁護気味の解説陣もいかがなものか。

毛利の倒れながらのマイクはびっくり(笑)。マイク終わって普通に担架乗るし。

【第2試合/ライトヘビー級】
×トラビス・ビュー
(3R TKO)
○スタニスラブ・ネドコフ

うーん。

一番驚いたのはビューのセコンドが腫れを引かすのに折り曲げたスプーンを使用していたこと(笑)。ホテルからパクッてきたのか。あとは琴欧州のデカさかな。

ヘトヘトのネドコフはへたりこんでのマイク。2試合続けて、立たずにマイクかよ。プロ格闘技史上初じゃない。

【第3試合/ウェルター級】
○瀧本 誠
(1R ヒールホールド)
×マイケル・コスタ

瀧本はたたずまいがいい。浮かれていない感じがいい。足関いっちゃうところが心配だけど、勝ったからいいか。小見川と同じく適正体重で本来の実力を発揮するのでは。

コスタ敗北しておいてまさかのマイク。そして聖書の押し売り。まぁ布教じゃしょうがないか。

【第4試合/フェザー級GP2回戦】
○マルロン・サンドロ
(1R TKO)
×ニック・デニス

うーん圧倒的強さ。半端無い。パンチ超重そう。この階級はジョゼ・アルドもいるし、ノヴァが最強かも。強すぎ。そう考えると僅差判定負けだったJ太郎は凄いんじゃないか。

ノヴァ・ジャパンの阿部さん確実にいるよな。お元気そうで。

レフリー止めるのちょっと遅かったよな。2発パウンド余計だった。

【第5試合/フェザー級GP2回戦】
○金原 正徳
(判定3-0)
×ジャン・チャンソン

ベストバウトかな。2人とも凄い。いい試合。金ちゃんの冷静な打撃とバシバシ当てた左も素晴らしかったし、チャンソンの気迫とガードからのパンチと蹴り上げは強烈だった。三角もガンガン入れるし。

意外にもスタンド打撃でダメージ与えたのが金ちゃんで、グラウンドでダメージ与えたのがチャンソンって感じ。

判定は本当に微妙。韓国でやってたらチャンソンだったかな。

なにはともあれ、金ちゃんの総合力素晴らしい。最後自分から寝たように見えたのだけは残念だけど、どの局面も動けて素晴らしい。今のところ決め手がないので器用貧乏というのも事実だが。

次は誰だろうなぁ。まさかサンドロ以外は3人も日本人が残るなんて國保さんも思ってなかったんじゃない。

チャンソンホント強い。でもテイクダウン耐性がイマイチないのと、きれいな打撃する選手にはまだまだ判定負けしそう。

そういえば、塩田さんの15分間途切れることの無いセコンドワークも素晴らしかった。解説陣が褒めてたね。

【第6試合/ライトヘビー級】
×KEI山宮
(3R TKO)
○シャンジ・ヒベイロ

シャンジはバックからの腕十字は巧かったけど、あとは最後の右だけ。タックル下手だなぁ。テイクダウン練習してこないとワンランク上のレベルに勝てると思えない。案外スタンド打撃でずーっと勝つ選手になったりして。

山宮残念。最後は大舞台で勝負に出たか。1R取られてるし、しょうがないか。

【第7試合/ライト級】
○横田 一則
(判定2-1)
×レオ・サントス

横田の反応は凄い。本当にアジリティってやつ?が凄い。対戦相手は本当にヤダと思う。でも基本的に後手後手でしっかり攻めたのは1Rのパウンドぐらい。スタンドで打ち負けてたのが意外。廣田に打ち勝ってレオサンに打ち負ける。リーチの問題か。

判定は超僅差で横田か。まぁしょうがない範疇だけど。相手が強豪だけど、イマイチな試合だったのも間違いないところ。北岡の苦笑いがそれを物語っている。必死のマイクアピールも北岡にスルーされた。
北岡マイクで応じてやれよって思ったけど、試合もマイクもしょっぱかった横田へ対する嫌がらせだったのかもしれない。それはそれで北岡らしくてOKだが(笑)。
そういえば郷野も妙に横田に冷たいよな。愛の鞭か。ずーっと冷たいが。

レオサンのバックへの動きは素晴らしかったし、スタンド打撃もテイクダウンも良かったが、結果的に下になる時間が多すぎ。もったいない。グラップリングなら潜りからのXガードでスイープしまくるんだけど、総合はそうはいかないんだろうなぁ。さてこの地味に強い選手はまた呼ばれるのか。

【第8試合/フェザー級GP2回戦】
○小見川 道大
(1R TKO)
×ナム・ファン

ナム・ファン足関スイープは素晴らしかったが、小見川はマジで覚醒してる。階級を落としたことも理由のひとつだろうが、自分の距離が分かっている打撃。総合では貴重な足技を使ったテイクダウン。gozoさんばりのギロチンコントロール。そして全局面でのヒザ。いやー今日も本当に強かった。ギロチンとワールドはもっともっと総合でブームになると思う。

正直弱い時期の小見川しか知らないから、凄く過小評価してたんだけど、ここまで全局面でいい試合を見せられると参りましたって感じ。文句なしの素晴らしい総合格闘家だ。

【第9試合/フェザー級GP2回戦】
○日沖 発
(1R TKO)
×ロニー・牛若

相変わらず期待されすぎて、しかもメインで大丈夫かと何度も裏切られてきた僕は心配になってしまうんだが、相性の問題か、充実度の問題か今回もこれ以上無い完勝。正にマウントから三角という誰もがかかる日沖スペシャル。しかも何度もタップしようとする相手の腕を掴んでタップさせずに殴り続けるという非道振り(笑)。とにかく素晴らしいフィニッシュの一言。

次回はサンドロとやらないだろうから日本人対決か。うーん戦極凄いな。いいトーナメントになるツキを持ってるかも。


総括ですが、地味なカードでしたけど、なかなか面白かったです。

相変わらず全員に持たせるマイクが気になってしょうがないんですけど、最近考えが変わりました。あれはマイクの練習をさせているんだと…。教育の一環だと…。戦極で何試合も重ねるうちに、みんな面白いことが言えるプロのファイターになるでしょう…。きっと…。



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2009年01月06日

1/4戦極の乱・PPV雑感

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戦極のメインについては昨日書いたので、それ以外の試合も雑感を。


▼第1試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
○チェ・ム・ベ(韓国/チーム・タックル)
TKO 2R2分22秒 ※レフェリーストップ
●デイブ・ハーマン(アメリカ/F1 Fight Team)

ハーマンはまぁ普通にいい選手。郷野の言うとおり、一人練習じゃここまでしか来れないのでは。パンチを効かされていたのもあるだろうが、最後は完全にスタミナが切れ、心が折れていた。
チェ・ム・ベはあのしつこいタックルと乱戦になったときのパンチが熱かった。応援しがいのある選手だ。

▼第2試合 戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
○光岡映二(和術慧舟會RJW)
一本 1R4分22秒 ※腕ひしぎ十字固め
●セルゲイ・ゴリアエフ(ロシア/MMA BUSHIDO)

ゴリアエフの足がかなり効いて驚いたが、4分しか持たなかった。マウンド許すと一発で十字極められた。でも光岡のあの首に右足を引っ掛ける腕十時のやりかたはお見事。ゴリアエフは何を仕掛けられているのか分からなかったのだろうし、腕が抜けなかったんだろう。

▼第3試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
○アントニオ・シウバ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
TKO 1R1分42秒 ※レフェリーストップ
●中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER)

アントニオ・シウバが器用な選手になってた。コンパクトな打撃に、安定したがぶりからのスピニングまでこなす器用さ。さすがATT。アクシデントがなくてもあの選手を倒すの厳しいだろうな。
もっともっと活躍してシュルトやホンマンと一緒に「器用な巨人症最強説」を証明してほしい。
中尾は期待してるんだが残念。ただ体格差ありすぎだ。これじゃ中尾の実力が分からない。

▼第4試合 戦極ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
○キング・モー(アメリカ/チーム・クエスト)
TKO 1R3分54秒 ※レフェリーストップ
●内藤征弥(和術慧舟會RJW)

これは本当にミスマッチだと思うが。内藤も一応善戦していたし、グラウンドでの下からの仕掛けも巧いらしい。でもポテンシャルが違いすぎるでしょ。
まだ全く本格的な選手と当たっていないので、過大評価をするつもりはないが、やばすぎるポテンシャルだと思う。強い相手が探せないなら戦極で戦うのはもったいなさすぎる。
派手なパフォーマンスは特に好きでなかったが、仏頂面のレフリーに「モー!」を言わせたセンスは抜群(笑)。

▼第5試合 戦極ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
○菊田早苗(GRABAKA)
判定2−1
●吉田秀彦(吉田道場)

正直動きのないつまらない試合になると思っていた。スタンド膠着が多いのかななんて予想してた。確かにレベルは決してレベルは高くなかった。でも異文化の対決って感じでおもしろかった。

吉田の鋭く重そうな右。冷静にガードしつつ必死で組み付き、引き込みを厭わない菊田。抜群の安定感でパンチを落とす吉田。吉田と戦ったホイスと同じようにヒールで展開の打開を図り、見事足関節スイープを決める菊田。
そしてグラウンドで試合を支配する菊田、スタンドで強烈な圧力を強める吉田。2人の勝敗を分けたのはまさに柔道家対柔術家の典型的な展開、投げの際だった。
豪快に投げたのは金メダリスト吉田。投げられながらもすぐにバックについたのは菊田。あとは独壇場。最後まで全く危なげないポジションをキープして菊田が一方的に攻め続けた。
吉田に1票入ったときはぞっとしたけど…。

菊田の寝技は見事だった。しかし吉田が寝技できなさすぎ。足関への対応も駄目だし、ポジション取られてからの対応もさっぱりホイス2戦目から進歩してなかった。あれじゃ寝技系の選手とやったら…。ましてやどの局面でもとんでもないレベルで戦うトップ選手と戦ったら全く戦えない。本人が引退を匂わすのもやむを得ないと思うが。

それにしても正に時代は足関だなぁ。NTTのように磨き上げれば一本をバンバン取れる。そうでなくても総合での試合では最も有効なスイープとして使える。すっかりスポーツ化しちゃって技術が固定されつつある総合だけどやっぱり面白い。まだまだ何の時代が来るか分からない。

▼セミファイナル(第6試合) 戦極ミドル級チャンピオンシップ 5分5R
○ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/ミドル級GPシリーズ王者)
TKO 5R3分26秒 ※チョークスリーパーでレフェリーストップ
●三崎和雄(GRABAKA/PRIDEウェルター級GP2006王者)
※サンチアゴが戦極ミドル級初代チャンピオンの座に就く。

いやー凄かった。死闘といっても言いぐらい。5Rが短かった。かなりの緊張感。また三崎への評価が上がった。あの殺気、あのスタンドの武器の多さ、あのスピード。凄い選手だ。でもそれが続いたのは4Rまで。最後はパワーの差かなぁ。リーチの差かなぁ。テイクダウン取られて、強引にパウンド落とされて動きが鈍った。そして最後はテイクダウンからマウント取られてスリーパーで先輩パンクラシスト(強引な結びつき?)の船木と全く同じように白目をむいて絞め落とされてしまった。まさに激闘。凄い試合だった。

三崎は本当に最近凄い。試合にあまり外れがない。思想については好みが分かれるところだが、キャラも実力も凄い。以前の低評価が嘘のようだ。サンチアゴともほとんど実力差はないように感じたが、一番気になるのは体格差かな。確か1階級普通に落とせるんでしょ。どうなんだろう。

サンチアゴは強い。絶対このままいけば三崎ペースだと思いきや、きっちり勝負をつけた。5Rまで相手のホームで冷静に戦うことも凄いし、最後にきっちり一本取る技術も凄い。底が見えたようでまだ見えていないのかもしれない。うーん強い。


試合数は少ないけど外れがなくて悪くない大会だったのでは。

それにしてもフェザー級トーナメント決定8選手が気になる〜!DREAMのフェザー級トーナメントも今年はあるんだっけ?また修斗の選手がゴソッと抜かれるのかなぁ。



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2009年01月05日

まさかまさか…北岡の時代が本当に来たのでした

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北岡おめでとう。

予想通り強かった。文句なしに強かった。あの川尻、マッハ、石田に圧勝した五味に完勝するんだから。

インサイド取りました。殴らずに足首取りました。もう勝ったようなもんです。
そんな総合格闘家どこにいる。これだけ総合格闘技が進化したこの時代にここにいる。なんともおもしろくて凄い総合格闘家だ。

心配なのは今後の対戦相手。正直五味との再戦はあまり興味がない。同じ展開になる可能性があるから。今日の五味が弱かったとは思わない。日本人選手ともだいたいやったし。一番相性悪いと思われた光岡、横田にも完勝しちゃった。相当強い外国人選手でも連れてこないと面白みがない。それぐらい強い。モチベーションが心配だ。

あいつの超クセのあるキャラも素晴らしいと思う。今回の入場もハンパじゃなかった。どんなにキモくても恐くても目立つことや良いことだ。
ただしこれからはチャンピオン。郷野の言うとおり求められることが違ってくるのも確か。そんなところも期待したい。耳が痛い話だけどよろしく。
昔、変人で有名だった五味が頂点を極めたと共に人間的に丸くなったのは素晴らしいこと。でもそれにより攻撃力が低くなっていたんだとしたら格闘家としてはマイナス。業界では常識だが、格闘技が図抜けて強い人たちはたいてい奇人・変人。人格者はなかなかいない。そこが難しい問題なわけだけど。

五味は完敗だけど、入場曲も元に戻して気合入ってたと思う。結局一回もタックル取られなかったのはさすが。あそこでバックを取りにいかずに徹底的にスタンドで勝負したらもっと北岡は苦しんだと思う。五味の今後のモチベーションも心配。今後仮に横田や光岡と戦い勝ったとしても所詮北岡の下。本当にどうするんだろう。ちょっと心配。

一番良かったのは飛び込んできたヤスミンの抱擁と号泣かな。こっちも胸が熱くなった。よっぽど北岡本人は冷静に勝利を噛み締めていた。
一番駄目だったのは北岡が「オモチャみたい」と評したベルト。ホントにデザインと色使いがオモチャみたい。特にあの黄金というより黄色い色使いはないだろう。修斗のベルトも微妙だけどね。デザインも文字も。

あらためて北岡おめでとう。とんでもなく強くなった。



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2008年11月18日

最近戦極G!をよく見ている

06504最近戦極G!を見ている。

前回はライト級グランプリを特集してた。
やはり面白いのはバックステージの映像。
・北岡の秒殺に異常にガッカリする横田
・試合前に弱気になって菊田に励まされる横田
・相変わらず気合が入っていながら仲の良さそうなガッツマン勢
・光岡を秒殺して「俺凄くない?光岡英二にあんなに簡単に勝っちゃった」と自慢でなくマジで自分で驚いている北岡

そんな感じでいろいろ見れる地上波はやはり良い。

あと北岡対光岡の試合、ヒールの瞬間を見返すと北岡の言うとおり2回思い切り壊してる。「ベリッ!」「ベリベリッ!!」って音がもろ聞こえる。ヒール怖い!

YAHOO動画でもいろいろインタビューやリング上のマイクを聞いたけど、最近の北岡は不愉快なぐらいかっこいいぞ(笑)。



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2008年11月04日

戦極〜第六陣〜PPV(5時間)雑感 マイク減らせ!

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僕はPPVを録画した。公式HPの通り5時間分。

そう!メインの前で録画が切れやがった(T-T)!メインはネットで血眼になって動画を探して見ました。結果を見ないようにしつつ探すのは大変だった…。

というわけで戦極長すぎ。

とにかく試合後のマイクを減らせ!!それで約30分は縮まるはず。

▼第1試合 戦極ミドル級グランプリシリーズ2008セミファイナル
○ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
一本 1R1分10秒 ※ヒールホールド
●シアー・バハトゥルザダ(アフガニスタン/ゴールデングローリー)
※サンチアゴがGP決勝に進出

修斗ライトヘビー級王者寝技できなすぎ。って貶したかったが、サンチアゴが巧すぎ。タックルがぶられてからの切り返しもさすがだが、あの足関への入り方は参った。

でも…、次の試合があるのにマイク取ってんじゃないよ!

▼第2試合 戦極ミドル級グランプリシリーズ2008セミファイナル 5分3R
○中村和裕(吉田道場)
判定3−0
●佐々木有生(GRABAKA)
※中村がGP決勝に進出

地味だったけど緊張感があっていい試合だった。やっぱりカズは強いね。柔道選手と思えないほどパンチが巧い。

▼第3試合 戦極ライト級グランプリシリーズ2008セミファイナル 5分3R
○横田一則(GRABAKA/第3代DEEPライト級王者)
判定3−0
●廣田瑞人(GUTSMAN修斗道場/第2代ケージフォースライト級王者)

いやー横田強いな。やっぱり天才肌なのかも。本当にスピードが違った。出入りが速い。ありゃ確かに速くて強い。組んでからの対応も自分の形を完璧に持っている。
廣田は先にパンチを当てられて困ってた。あとあの首投げが相当精神的ダメージが大きかったのでは。自分から全然倒しに行く感じがなかったし。最後まで喰らいついたけど、最後まで自分のペースにできなかった。
ダメージ的に大きな差はなかったけど力の差は見せ付けられたって感じ。

▼第4試合 戦極ライト級グランプリシリーズ2008セミファイナル 5分3R
○北岡 悟(パンクラスism)
一本 1R1分16秒 ※ヒールホールド
●光岡映二(和術慧舟會RJW)

ヤスミンの本当にうれしそうな飛びつき方が良かった。

▼第5試合 戦極ミドル級グランプリシリーズ2008リザーブマッチ 5分3R
○ジョー・ドークセン(カナダ/チーム・エクストリーム)
TKO 3R4分13秒 ※レフェリーストップ
●竹内 出(SKアブソリュート/第7代ミドル級キング・オブ・パンクラシスト)

イズルガールが出なくて残念。イズルって単語が普通に連発されていておもしろかった。
イズルは持ち味出してレスリングの強さを見せて良かった。最後までは。
ドークセンは柔術テクが素敵。何度も見せたファビオも鮮やかだし最後のマウントもびっくり。なんなんだあの安定性。

▼第6試合 戦極ライト級グランプリシリーズ2008リザーブマッチ 5分3R
○ホルへ・マスヴィダル(キューバ/アメリカ/アメリカン・トップチーム)
判定3−0
●ハン・スーファン(韓国/CMA KOREA/第4代DEEPライト級王者)

スーファンはいい選手。攻め方がいい。でも幅がない。
マスヴィダルは強いので期待していた。実際強い。でも今日はダメ。攻めなさ過ぎ。つまんねぇ。次こんな試合したらもう見たくない。

▼第7試合 ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
○アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル/チーム・ノゲイラ)
判定3−0
●モイス・リンボン(フランス/ヨーロッパ・トップチーム)

ホジェリオつまんない試合したなぁ。でもリンボンが悪い。弱いのは分かるがまともに戦え。

ホジェリオあんな試合ならマイク要らないよ!

▼第8試合 ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
○キング・モー(アメリカ/チーム・クエスト)
TKO 3R0分41秒 ※レフェリーストップ
●ファビオ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)

モー強いよ。ランペイジのパワーにKIDのセンスを合わせた感じ。メチャメチャ強い。あのタックルはハンパじゃないし、パウンドも本当にハンパじゃない。しかもスタンドのちょっとしたパンチで倒しやがった。凄い才能。ある意味一番嫌いなタイプ(笑)。
シウバは頑張ったよ。あの意地で繰り出した潜りスイープは良かったんだけどなぁ。

強いけどモーのマイクは要らないよ。微妙な会場との掛け合いはやめてよ!

▼第9試合 ライト級ワンマッチ 5分3R
○セルゲイ・ゴリアエフ(ロシア/MMA BUSHIDO)
判定2−1
●五味隆典(久我山ラスカル/PRIDE初代ライト級王者)

確かにゴリアエフはヒザもパンチも鋭かった。でもあの程度の寝技なのに…。
ちょっと無理に打ち合いすぎたかなぁ。自分でスタンドKOっていうハードルを設定しすぎじゃない。
グラウンドでガツガツ攻めてもいいのに。やっぱり五味はグラップラーと戦うべきだよ。戦極ちょっと勘違いしてるのでは。
でもあの捨て身の攻め方は熱かった。気迫はもちろんプライドを感じた。ホント凄いなって思った。
それにしてもあのダウンは驚き。あのタイプの左ジャブカウンターって凄く効くのかなぁ。まるでシュルトがセフォーをKOしたときみたいだった。

ゴリアエフ大金星なのは分かるけど、関係者への感謝マイクはホント要らないよ!

▼セミファイナル(第10試合) 戦極ミドル級グランプリシリーズ2008ファイナル 5分3R
○ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
KO 3R0分49秒 
●中村和裕(吉田道場)
※サンチアゴが戦極ミドル級GP優勝

カズ頑張ったんだけどなぁ。よく頑張ったんだけどなぁ。最後はスタミナか集中力が切れたようで。痛烈すぎる一発を喰らってしまった。その後の追撃もかなりきつくて。ちょっとダメージ心配。
それにしてもATTの選手は本当に穴がない。強くて困まるタイプだ。

▼メインイベント(第11試合) 戦極ライト級グランプリシリーズ2008ファイナル 5分3R
○北岡 悟(パンクラスism)
判定3−0
●横田一則(GRABAKA/第3代DEEPライト級王者)
※北岡が戦極ライト級GP優勝

北岡よく頑張った。横田は試合が消極的だなぁ。あの逃げ方は好きになれない。明らかにブレイク待ちっぽいのはちょっと…。
しゃべりもちょっとねぇ。せっかく強いのにあれじゃ人気出ないんじゃない。

今回はいいカードが揃っていたと思うんだけど、トーナメント以外はグダグダで残念でした。



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2008年11月02日

あいつは覚悟が違った【戦極ライト級GP】

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今回のライト級グランプリは観戦前からかなり楽しみだった。

それぞれ別の舞台で活躍しつつ、いまいち大舞台で実力査定がされてない1流の70kgの実力者達が全員初対戦でトーナメントの頂点を決める大会だった。

スピードとキワの横田、腰とパンチの強さの廣田、盤石の寝技と総合力の光岡、そしてとにかく極めの北岡。

全く勝負が読めず、本当に実力も伯仲。優勝の可能性は25%ずつ。そんな感じで予想していた。
ただ北岡みたいなタイプは戦略読まれやすいんでちょっと心配だった。

当然世間以上に北岡に注目し、思い入れを持って見ていた僕だが、今回の組み合わせはちょっと難しいなと思っていた。
個人的には打撃系の廣田や横田と第1試合で当たって欲しかった。光岡の後輩のノッチに北岡は3戦未勝利とメチャメチャ相性悪いわけで。同門なだけでなく同じレスラー系であり、ハンセンを極めかけ、シャオリンの寝技を凌ぎきった光岡に極めて勝つのはかなり難しいと思ってた。もし判定勝ちになってスタミナ使ったら、決勝で当たるであろうタックル切るの巧い横田や廣田にこれまた苦戦すると思ってた。初戦で横田や廣田と当たればきっと展開は違うのにって思ってた。

先月北岡に会ったときにそんな話題になった。
「廣田、横田と初戦で当たって欲しかったな」ってぼやいたんだけど、
「決勝でやるから一緒ですよ」ってサラッと普通に言ってやがった。
自信が、気合が違った。

同日決勝はやる選手にとってきついねぇって話もしたら、
「男の子なんだから文句言っちゃダメ。ファイトマネーもらえるんだから」って言ってやがった。
相変わらず覚悟が違った。

先述の通り、どちらかといえば不利なトーナメントだと思っていたが、格闘技に、このトーナメントに対する気合と覚悟は間違いなく北岡が一番強いんだろうなって思ってた。

試合は想像以上に北岡の成長をみせつけてもらえることになった。
一番衝撃的だったのは光岡に完全にタックルを切られてからのあの驚愕のリフト。そして完璧とも言っていいヒール。あんなにあっさり光岡を極めるとは。もちろん十分チャンスはあると思っていたがまさかあそこまで一発で極めるとは。

そして決勝も素晴らしかった。全てのタックルをほぼ完璧なタイミングで入り、組み付いた。横田の対応力に凌がれバックは取れるも攻めれず膠着。当然タックルを仕掛けている方が圧倒的にスタミナ的にはきついはずだったが、最後までタックルを取り切った。倒してからもギロチンやワールドのプレッシャーで寝かせつつ、執拗なパウンド。そして効果的な踏みつけの使い方。後半ドンドン厳しくなると予想された戦局をだったが最後の最後まで自分の戦いを貫き通して最後はパンチでおもいっきりグラつかせるおまけつきの完勝。
いつも見せている気合だけでなく執念も見せ付けての完全優勝だった。

それにしてもよくここまで登りつめた。
あのパワーと極めの強さは世界レベルでも特筆されるレベルとこれからは認知されていくだろう。昨日北岡は世界が認めるこの階級のトップファイターになった。1/4五味戦のオッズも拮抗するかもしれない。

でも僕の中ではまだ、素人以下のパンチを打ち、大して腰も強くないと先輩達に酷評され、足関で先輩にバキバキにされ、柔術の試合で負けると泣きながら会場を走り去った奈良出身の18歳の少年の印象が随分残っているのだ。
だから本当に感慨深い。

今日はキモ強いじゃなくて、スゲーかっこよくて強かった。

北岡おめでとう。



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