プライド

2008年01月04日

「やれんのか!」全試合雑感

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今日もざっくりと「やれんのか!」の感想を。

○マイク・ルソー(アメリカ)【一本 1R2分58秒 ※前方裸絞め】×ローマン・ゼンツォフ(ロシア/レッドデビル)

この無名のぷよっとした巨漢アメリカ人が器用にヨースサウスチョークを使いこなすとは。アメリカにおけるグラップリングレベルの高さを感じました。

○川尻達也(日本/T-BLOOD)【2R終了 判定3-0】×ルイス・アゼレード(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)

川尻選手不完全燃焼だったねぇ。アゼレードのガードが巧かったというか。まあアゼレード相手にテイクダウンの作戦で行ったらああなるか。また川尻選手のスタンド打撃はあまり見られなかった。進化具合が非常に興味あるんだけど。
思い入れのある選手だからいい試合が早く組まれることを期待。

○瀧本誠(日本/吉田道場)【2R終了 判定2-1】×ムリーロ・ブスタマンチ(ブラジル/ブラジリアン・トップ・チーム)

いやーおもしろかった。お互い持ち味出しすぎ。っていうかブス先生素晴らしすぎ。総合、柔術の教本ビデオを見ているような素晴らしい動き。「そうきますか〜!さすが!」っていう動きばかり。スタンドでもグラウンドでも上になっても下になっても素晴らしい技術。
そんなブス先生と果敢に打ち合い、決定的な一発を打ち込んだ瀧本のパンチの切れが素晴らしかった。どっちに判定がいってもいいぐらい両者を称えたい試合でした。
ブス先生、ルチャとの対抗戦を戦った重鎮中の重鎮なのにまだバリバリ現役だとは。ホントに恐れ入ります。
瀧本、かなり粗いので、対戦相手によっては完封されてもおかしくないスタイルだけど、高田のいうとおり一発を持っている。弁慶との試合も本当に素晴らしかったし今後も何かを期待したくなる選手。

○石田光洋(日本/T-BLOOD)【2R終了 判定3-0】×ギルバート・メレンデス(アメリカ/ジェイク・シールズ・ファイティングチーム)

いやー戦前はモジャが相当有利だと思ってたけど、石田選手凄かった。モジャにああいう形で勝つとは。1Rは動いて動いて動き勝った。あれだけバックを取り捲るとは。アオキックも言ってたけど、モジャの穴は立ち上がり際にバックをとられそうになることらしい。そして見事にそれを徹底してやりぬいた。とにかくタックルが素晴らしい、その後の止まらない動きが素晴らしい。モジャの身体能力と勢いで何度も展開を戻されたけど最後まで徹底して動きぬいて攻め抜いた。脳天バスターをやり返したというのも最高。印象点で大きく違うのでは。2Rは下になる時間が多く、最後まで立ち上がれなかったのは地力の差を感じて残念だったが、腕拉ぎ腕固めを極めかけたのも下から殴りまくったのも見事。ダメージという意味では判定が微妙とも言えるが、あれだけイニシアチブを握っていたのだからもちろん勝利で問題ない。デビュー以来全ての試合を見ているがベストバウトでは。
モジャは初敗北残念。無尽蔵のスタミナで動きまくって圧力で相手を潰すのがモジャだが、初めて動き負けたのでは。

○三崎和雄(日本/GRABAKA)【KO 1R8分12秒 ※左フック→右サッカーボールキック】×秋山成勲(日本/フリー)

三崎に驚かされたのは、秋山のあの右を喰らっても、追撃の重いパウンドを喰らっても冷静に防御し、素早く立ち上がったこと。そして左フックのボディと顔面への打ち分け。それに尽きるでしょ。あんなに打撃巧いとは。あと一見滑稽な跳びヒザのフェイントだが、あれを10分間やり続けらるスタミナが異常。今頃になってダンヘンに勝った凄さが分かった。

再戦は基本的に賛成。あくまでもあの蹴りはグレーだし。そしてこんな凄いカードは何度でも見たいから。ただ、じっくり時間をおいての再戦が希望。すぐ再戦はお互いにとってメリットないと思う。

○エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッドデビル)【一本 1R1分54秒 ※腕ひしぎ十字固め】×チェ・ホンマン(韓国/フリー)

昨日書いたとおり非常に面白かった。

○桜井“マッハ"速人(日本/マッハ道場)【2R終了 判定3-0】×長谷川秀彦(日本/SKアブソリュート)

びっくりするほどつまらない試合。マッハどうした…。減量失敗か。あの修斗時代の筋骨隆々のマッハはどこにいったんだ。あの動きがキレキレで本能のままに戦っていたようなマッハはどこにいったんだ。あの下腹部のだぶつきは悲しいぐらい。今後もあのコンディションで出てくるなら多くは期待できないような。

○青木真也(日本/パラエストラ東京)【2R終了 判定3-0】×チョン・ブギョン(韓国)

「元々60kgの総合初心者でしょ。酷いカードだな」って僕も思ってました。
ブギョン選手メチャメチャいい選手でした。自ら引き込んだときは「考えたね〜」と思ったけど、まさか青木くんが2回も極めかけられるとは。感動的に素晴らしい腕十字の入り方だったね。さすが現在最も旬な寝技師ユン・ドンシクと同じチームだけある。まあ総合初心者には変わらず、青木くんに凹られましたが、あれだけ攻めて極めさせなかったんで十分仕事はしたんじゃないでしょうか。もうちょっと総合練習してから65kgあたりでガンガン試合をして欲しい選手でした。
青木くんにはとにかく3月にJZとやってもらいたいです。やはりタイプ的にも受けずに攻めて欲しい。



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2008年01月03日

ヒョードルは皇帝にふさわしい

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やっと「やれんのか!」と「Dynamite!!」を昨日見終わった。相変わらずハードディスクに録って飛ばしながら見てもかなり時間がかかる。

それにしても「やれんのか!」の熱さは凄かった。あれだけいい試合が連続するものなのか。その分一部つまらない試合との落差は凄かったが。やはり素晴らしいマッチメイクは素晴らしい試合を生むいうことと、あとはスタッフ、観客が作り出す熱がいい試合を生み出す一因になっているということだろう。

それに比べて「Dynamite!!」の寂しさ。録画しなくて良かったかと思うくらい。本当にあれが世間に格闘技として届いているかと思うとちょっと微妙だ。

書くことがありすぎるがボチボチと。

秋山vs三崎はネットでも凄まじい反響で。サッカーボールキックが焦点になっているようで。
細かく言えば白でも黒でもなくグレーな気がしますが、少なくとも黒ではない。野口レフリーが「立ち上がり様だったから反則じゃない判断」とコメント。これが最終結論でしょう。判定が覆ることもまずないでしょう。


やはりおもしろかったのはヒョードルvsホンマン。2人とも凄かった。

あの217cmのホンマンに左フックを当てたヒョードル。倒されても冷静にこれしかない腕十字を極めたヒョードル。一度失敗してもまたすぐ仕掛けて極めたヒョードル。かっこよすぎた。試合後のコメントも素敵だった。ダナにこき下ろされて若干世界最強に疑問符がついているこの頃だが、60億分の1を名乗るにふさわしい勝ち方だった。

ホンマンも良かった。あの圧倒的なテイクダウン力。まさかあの体で組んで倒すのがあそこまで迫力があるとは。これしかないというい技で負けてしまったが、腕十字の対策さえ覚えれば、恐ろしい選手になるのは間違いない。ヒョードル以外に誰が勝てるのかと思う。

ヒョードルが最高に素敵な勝ち方をして、ホンマンがその怪物性を見せつけ幻想を残したまま敗北した。ある意味一番期待していた結果だったかも。



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2008年01月02日

三崎のマイク

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三崎は凄かった。とにかく凄かった。強かった。

正直この試合を見て三崎の評価が物凄く上がった。見直した。


でも最後のマイクはどうかな。

一応日本国籍を取得している相手に勝って「日本人は強いんです!」というのも、
秋山への皮肉が一部混ざっていると思える「柔道最高!」というのもどうもセンスが感じられない。

そして事前にどんな流れがあろうとも、KO負けした敗者はいたわるべきでないのか。
まだ顔面からの出血も止まらない鼻骨骨折した相手を引きずり出して罵倒するのはいかがなものか。

その後は秋山に禊の場を与えたとも言えるが、2人の表情を見る限り、三崎の叫びが秋山に心に届いているようには見えなかった。
空気も読めずに「こいつは反省してます!なっそうだろ!?」なんて言う熱血教師と
一応反省しているけど、とてもその教師の熱さについていけない心が荒みきった不良少年って感じに見えた。

ちょっと違和感あったなぁ。あれでちょっと冷めた。

 

 



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2007年12月31日

秋山vs三崎を語る【ヒールはこうでないと】

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青木vsカルバンという今年最高のカードが消滅した時点で大晦日のワクワク感は50%減だ。マジで50%減。
他の試合もいくつか楽しみなカード、見所があるカードがあるが、ワクワク感という点では図抜けていたこのカードがなくなったのは本当に痛い。

青木vsカルバンは試合前にどれだけゾクゾク感を味わえたどうかと思うと残念だ。
意外性があり期待感があるマッチメイクで本当に楽しみな試合はゴングが鳴る前にゾクゾク感が来る。会場で見てるとなおさら来る。あれはたまらない。

今年の大晦日でそれが味わえそうなのは、残念ながら数試合。
昨日書いたヒョードルvsホンマンとやはりあとは三崎vs秋山だろうか。

2人ともPRIDEとHERO'Sのトーナメントを勝ち抜いた正真正銘のチャンピオン。三崎の場合はちょっと棚ボタだけどね。
これだけの肩書き同士がこのタイミングで対戦するなんて素晴らしい。

しかも三崎は秋山嫌いを公言してるし。肌が黒くてちょっと悪そうっていう共通点はあるけど、イデオロギー的に反対な2人がぶつかるっていうのは盛り上がっていい。

そしてやはりいま格闘技界である意味最も旬な格闘家が秋山だと思う。あれだけの大事件を起こして、復活したと思ったら制裁マッチを自分の最高の試合にしてしまうなんて。最も幻想の抱ける選手にすらなっている。

ちなみに僕は秋山があまり嫌いでない。世間的には悪人扱いだし、PRIDEファンからはブーイングを受けているらしいが。もちろん昨年のあの事件は論外。しかし秋山には残虐性やいやらしさをあまり感じない。感じるのはどんなことをしてでも勝利を掴もうとするハングリーさ。昔から柔道時代も意地汚くて、様々な手を使って勝利を掴もうとしてきたハングリーな勝利至上主義者なんだと思う。もちろん好きになれないが、嫌いではない。逆にここまでのヒールというのはどうしても注目してしまう。このスーパーヒールがどこまで行くか楽しみだったりする。

三崎はどちらかというとちょっと苦手かな(笑)。個人的なセンスとしてあの人間的熱さが苦手。僕は郷野のような斜に構えたタイプの人間の方が好きなので。

技術的なことを全然書いてないが、正直よく分からない。三崎の強さをイマイチ理解できてないからか。
PRIDE・GPの時は飛び込み際のパンチが巧くて、ダッキングが巧くて、飛び込んでの足掛けテイクダウンが巧くてスタミナがあるいい選手だと思った。でもトリッグに簡単に塩漬けにされたりフィリオに完敗したりとどうも強さを明確に実感できない。菊田さんのインタビューによるとスタンド打撃も寝技も三崎有利だそうだが。
引き出しは圧倒的に三崎の方が多いと思われるが、僕の勝手な印象ではやや秋山の醸し出す幻想の方が勝っているという感じか。

まじめに勝負どころを考えるとやはりスタンドの間合い。秋山は抜群に鋭い前後へのステップワーク。対する三崎の武器は思い切りのいい鋭い踏み込みと上体の激しい使い方。どっちが相手を捉えられるかが勝負だろう。

どっちが勝っても楽しめそうなので期待して見たい。



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2007年12月30日

ヒョードルvsホンマン展望

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僕の周りもみんなヒョードルが勝つって言ってるけど、僕はかなりホンマンに期待している。っていうか強いと思っている。

そもそもあんなうすらでかい奴がK-1で通用するわけが無いと思ってたけど、かなり通用している現実がある。あそこまででかくてごついと、顔を殴られても足を蹴られてもそうそう効かないってことがK−1の実績で分かった。また相当スピードに欠けるが強いパンチとヒザも持っている。スタンド打撃に関してはヒョードルも戦いを避けるであろう。
そしてホンマンはシルムの横綱。腰が軽いわけが無い。まわしは無いがそうそう倒されるわけが無い。ヒョードルはかなり腰が強いが、コールマン戦やリンドランド戦を見ても圧倒的に強いわけではない。シュルト戦でもシュルトの腰の高さにややてこずっていた印象がある。そう考えるといままでの敵の中でも最もテイクダウンに苦労するかもしれない。
うまく倒せたとしても決定的な一打をすぐ打ち込めるとは限らない。ヒョードルはズールを左フックで倒した後、サイドから強烈な鉄槌とサッカーボールキックで追撃したが、脇を差してうつぶせになった巨体のズールに起き上がられている。ホンマンほどの体格があれば、脇を差されて抑えこまれない限り、強引に起き上がることも十分可能とも思える。
とにかくヒョードルの強力な武器である、スタンドパンチ、テイクダウン、パウンドを耐えうるポテンシャルが十分ホンマンにはあるんじゃないかって気がするのだ。

と、ここまでメチャメチャホンマンを持ち上げてきたが、ホンマンが勝つ展開もイマイチイメージができないのも確か。ミルコにも打ち勝つ抜群の踏み込みとスピードを持つヒョードルが総合ルールでホンマンのパンチを喰らうとはとても思えない。
無理やりホンマンの勝利を予想するとしたら、組み合いからもつれて上になり、強引な激しいパウンドで出血TKOぐらいか。

あと戦闘マシーンともいえる百戦錬磨のヒョードルに対し、どうもホンマンは心が強いようには感じられない。かなりの劣勢になったらそのまま「痛いから許してタップ」もあるような気がする。

やはり勝負どころはヒョードルが予告どおりに組み付いて倒しに来たときにホンマンがどう対応できるかだろう。踏み込んでの足技に対応できるか、片足タックルを踏ん張れるか。そのまま脇を抜けてバックにつかれても冷静に対処できるか。そんなとこだろうか。とにかくこれだけ語れるほど展開がイマイチ読めない楽しみなカードなのだ。

でも万が一ホンマンが勝っちゃったりすると、ますます格闘技界が巨人最強傾向になり、非常につまらなくなるだけでなく、僕ですら寂しさを感じているPRIDE幻想崩壊が決定的になるので、それは勘弁して欲しいと思ってたりする。



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2007年10月07日

「ざまあみろ」でいいじゃない

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PRIDEがとうとう消滅したようで。

結局想定していた最悪の結果になったというか、やっぱりというか。
とにかく怪しげなトップや黒いバックはともかく、現場の人たちはそれは凄い働きっぷりだったそうで、実際あれだけの選手を世界中から集めて、あれだけの名勝負を次々と生み出して楽しませてくれたんだから、それがもはや完全に途絶えたと考えると残念だ。特に五味の覚醒なんかはPRIDEがなきゃ絶対起こらなかったし。
ただひとついえるのはやっぱりプライドの経営者は儲からなくなったのでやめちゃったってこと。黒いと噂される人たち特有のドライなセンスなんだろうけど、儲からなければやる意味無いわけで、格闘技が好きな以上にお金が大事だったわけで。やっぱりそういう人達だったんだと思いつつも、ホント見事な引き際だったのかもしれない。

もう重量級、中量級の選手でUFCが欲しいのは、みんな契約が済んでいるようなので、あとは軽量級の選手はどこに行くのかって話が気になる。五味、川尻、石田、青木くんがやっぱり注目の的のわけだけど、どこに行くのか。みんなのインタビュー聞いていると、特にUFCにこだわっている選手は誰もいない模様。当たり前の話だけどやっぱり日本で試合がしたいんだろうね。普通に考えればHERO'Sが移籍先になるわけで。でも飽和状態といえば飽和状態だし。どうなるんでしょ。他に上がるところといってもせいぜい修斗、DEEP、ケージフォースとかなりスケールは下がるわけだし。みんなモチベーションも選手としてのピークもあるだろうし、どんどん試合をしてほしいんだけど。

当然思うのは、みんなたまには修斗の大会出ないのかなってこと。やっぱりギャラが二桁ぐらい違うのかな。難しいと思うけど、こういう選手を修斗の会場で見てたまにはワクワクしたいんだよね。率直な希望として。

ところで前田日明がPRIDE廃業について「ざまあみろ」と発言したらHERO’S実行委員会が謝罪したとか。僕は全然前田ファンじゃないけど、ずっと前田を見てきているからあのぐらいの発言が普通というか当たり前というか、ああいう発言をする経緯もあるわけだし、全然問題ないと思うけど違うのか。そもそも前田はプロレスラーだし。あれでHERO’S実行委員会が謝らないといけない事情があるとしたらなんて窮屈なというかつまらないというかめんどくさい業界なのかと思ったりした。



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2007年02月26日

PRIDE33雑感【みんなコンディション崩しすぎ】

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日本の大会のほうが洗練されている気がするけどアメリカの大会のほうがゴージャスな気がする。それは派手な金髪グラマーがたくさんいるだけじゃない気がする。

でもPRIDEガールはいつもの細身の日本人。これはどうなんだろう。向こうの趣味に合ってない気が。

高田は前回と同様に英語で頑張ってスピーチ。いいと思うけど、相変わらず単語で区切るしゃべり方。もう芸だね。

▼第1試合 ライト級ワンマッチ 5分3R
○ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
一本 3R2分33秒 ※腕ひしぎ十字固め
●ジェイソン・アイルランド(アメリカ/TAP OR SNAP)

ハンセン相変わらず寝技上手いねぇ。あのレオ的なバックの取り方はアメリカファンもしびれた模様。アイルランド全体的に頑張ってたけど最後は頑張りすぎ。タップしてよ。見てるほうが冷や冷やする。

▼第2試合 ウェルター級ワンマッチ 5分3R
○フランク・トリッグ(アメリカ/RAW Team)
判定3-0
●三崎和雄(日本/GRABAKA)

体調が悪かったらしいが、それにしても…。三崎はタックルで抑え込まれたら何も出来ないタイプなのか。そんな穴がある選手がグランプリ優勝者なのか。ヘンダーソンとの2連戦はなんだったのか。今日の会場のアメリカ人はこの三崎がヘンダーソンに勝っただなんて誰も信じないだろう。

▼第3試合 ミドル級ワンマッチ 5分3R
○ジェームス・リー(アメリカ/マッシュ・アカデミー)
一本 1R0分39秒 ※フロントチョーク
●トラビス・ビュー(アメリカ)

あれだけ刺青入れられるとなんかただのガラの悪いオヤジに見えるな。お互いアグレッシブで良かったね。

▼第4試合 ミドル級ワンマッチ 5分3R
○ソクジュ(カメルーン/チームクエスト/アフリカ支部)
TKO 1R0分23秒 ※左フック
●アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)

いやーこれショック。ホジェリオが筋肉馬鹿をテクニックで完封してくれると思ったら衝撃の一発失神KO。あの硬いアゴを持ったホジェリオが。あの兄よりボクシングテクニックのあるホジェリオが。ミドル級最強という声もあったショーグンを追い込んだホジェリオが。ソクジュやばいかも。

▼第5試合 ライト級ワンマッチ 5分3R
○桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)
TKO 2R4分1秒 ※右クロスカウンター
●マック・ダンジグ(アメリカ/レジェンドファイトチーム/チームエクストリーム)

やせたマッハはかっこいい。短髪と無精髭が超似合う。鋭い眼光がなおさらかっこいい。絶対ホモにももてるタイプだね。

ダンジグもまあまあの選手だったが、マッハの打撃もかなりいい。投げは相変わらずの切れ。そして前回を超える見事なクロスカウンター!正に矢吹丈!昔のほうが全体的に切れはあったかもしれないけど、パンチの技術は上がってるかも。今回はかなりマッハ良かった。

▼第6試合 ヘビー級ワンマッチ 5分3R
○セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/ロシアン・トップチーム)
一本 1R3分46秒 ※腕ひしぎ十字固め
●マイク・ルソー(アメリカ)

ハリトーノフっていまいちだよね。シュルト戦が凄かったからインパクトあるけど、腰もあんま強くないし、寝技もいまいち。今回もあんまり腕十字上手いように見えなかったけどなぁ。でもタップしたのにストップに抗議するルソーはもっとダサい。

▼第7試合 ミドル級ワンマッチ 5分3R
○マウリシオ・ショーグン(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
TKO 1R3分37秒 ※パウンド=右フック
●アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)

序盤こそショーグンのバランスが悪く、アリスターがペースを握る。でも総合力が違うわけで。飛び込んでのパウンド2発で終わりました。ああいうパウンド打てるのはやっぱショーグンのセンス。

▼第8試合 ライト級ワンマッチ 5分3R
○ニック・ディアス(アメリカ/シーザーグレイシー柔術)
一本 2R1分46秒 ※フットチョーク
●五味隆典(日本/久我山ラスカルジム)

五味はリーチの長いボクサーに苦戦するかもって思った。でも地力が違うって思った。だから五味が最初にタックルに行った以外はまあ予想通りだった。でもなんだあの五味のガードは。あのスタミナの切れ方は。あの粗すぎるパンチは。相性なのか。やっぱり穴がありまくりの絶対王者なのか。それともまたモチベーションの問題なのか。とにかくアメリカ人からはヒューズやGSPに挑戦するには程遠いと認識されたのではないか。
ディアスは顔をボロボロにしながらよくやった。右ジャブで距離を殺して出鼻を挫き、最後は打ち勝った。そしてまさかのテイクダウン直後のフットチョーク!おいおいあの技がアメリカじゃ常識なのか。乱闘ぶち切れキャラで有名だけど技術も凄いよ!兄貴!

▼第9試合 PRIDEミドル級タイトルマッチ 5分5R
○ダン・ヘンダーソン(アメリカ/チーム・クエスト/PRIDEウェルター級王者)
TKO 3R2分8秒 ※左フック
●ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー/PRIDEミドル級王者)
※ヘンダーソンが第2代王座に就く。

シウバは40度の熱があったそうだ。それでもよく試合するね。恐ろしい。シウバってこんなに大振りだったっけ。パンチに切れが無かったっけ。って思ったけどそういうことか。逆にダンヘンはコンディションよさそうだったな。三崎とやったときとは大違い。パンチが鋭い鋭い。一発で終わらせるパンチをブンブンコンパクトに振ってた。でも前回もダンヘンは互角に打ち合ってたから実力差ってこんなもんかも。コンディション仕上げてきたダンヘンは超強いってことでいいんじゃないですかね。ミドル級最強と思われるショーグンとの対決が見たい。

番狂わせが多くて面白かったけど、GP王者が3人も一日で敗れるって超とんでもないことだ。日本でやってたことはレベルが低かったのって思われかねない。まあいろんな意味で動きのある大会でした。



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2007年01月03日

「あれは俺がシンヤに教えたんだ」ってロックスターが言ってそう

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今年も大晦日は忙しかった。

すき焼き食べながら、紅白見て、フィギアも見て、除夜の鐘を聞いた後は、じっくりと男祭り。一応寝た後にダイナマイト。毎年疲れるね。でもこれだけの楽しい番組が見られる日本の大晦日は最高。

まずは男祭り。

第1試合 ミドル級 1R10分・2-3R5分
○田村潔司(日本/U-FILE CAMP)
×ミノワマン(日本/フリー)※美濃輪育久から改名
1R 1'18" KO (ボディへの左膝蹴り→サッカーボールキック)

美濃輪が入場曲戻してくれたのはうれしい。やっぱこの曲がかっこいい。いつも乗ってしまう。曲がかっこいいのは田村も。いまだに手拍子して乗ってしまう。これぞプロレスラー。いや刷り込みか。他の選手の入場は飛ばすが、この二人は飛ばさなかった。そんな僕も僕だ。

基本的に田村は強いと思う。シウバとかより弱いだけで。ずるいというか、不思議というか、変な立ち位置で格闘技界を生き抜いてきた田村。あんまひどい負け方もせずひどいダメージも受けず。。桜庭の状況なんかを見ると世間的な知名度はないが、これはこれで田村はとても上手く生きているのでは、なんて思ってしまう。今やれば桜庭にも吉田にも勝てるのでは。このタイミングで誰が見たいんだって話だが。

美濃輪はちょっとドランカーだと思うから本当に今後は相手を選んでほしい。リアルプロレスラーが選ぶわけないが。この前やったでかいプロレスラーとの試合なんかはホント早く止めるべき。人が壊れるのは見たくない。田村は正しい。

第2試合 ライト級 1R10分・2R5分
○青木真也(日本/パラエストラ東京/修斗ミドル級(76kg)世界王者)
×ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー/修斗ウェルター級世界2位)
1R 2'04" フットチョーク

これが第2試合。男祭り素晴らしい。
ハンセンキャラ変え過ぎ。君は髪伸ばしちゃだめ。髭も駄目。弱そうに見える。青木くんのスパッツは…。もう芸の域に。ゲイとかけたわけじゃないが。

それにしてもラバーガードからゴゴプラータ。それがPRIDEで見れるとは。完璧な入り、完璧な極め。教則本を見てるかと思った。本当にテレビの前で立ち上がって叫んでしまった。なんかめったに見れないものを大晦日に見せてもらったうれしさというか。ありがとう青木くん。まあ世界で一番喜んでいるのはカルフォルニアのエディだろうけど。でも西海岸のグラップラーはみんな狂喜乱舞じゃないのかな。本当に青木くんは異質、そして貴重。あまりに特異な強さで、相対的比較ができないのが困るけど。

ちなみに青木くんパウンドも上手かったね。あとやっぱテイクダウン上手いのが魅力。あの立ったハンセンをすぐ寝かしたのに痺れた。

バックステージでヤスミンも中井さんも映ってるしいろいろしゃべってるし、パレ関係者には見所満載だったね。

ハンセンあっさり負けちゃったけど、2月はどうするのかね。王者も…だしね…。

第3試合 ウェルター級 1R10分・2R5分
○郷野聡寛(日本/GRABAKA)
×近藤有己(日本/パンクラスism/パンクラス・ライトヘビー級(90kg)王者) 判定2-1 (足立=近藤/都鳥=郷野/三宅=郷野)

郷野あまり入場に凝るのは良くない。もっとさっぱりと笑わせてほしい。僕は昔の鋭い毒舌が好きだった。いまの下ネタと駄洒落は郷野本来の持ち味じゃないと思うんだが。

試合は十分ドローでいい内容。前に出る近藤とかわしながら試合をコントロールする郷野。郷野の「客もジャッジも見る目がない」は言いすぎじゃないの。因縁の再戦が地味な試合になって残念。1戦目は生で見てたからなおさら。郷野が右拳怪我しちゃったらしいからしょうがないかもしれないけど。

郷野は類まれなテクニックと毒舌でもっと正当な評価を受けてほしいな。

近藤はどうも神秘性が薄れてしまった…。何がいけないんだろう。でもひとついえることは昔の近藤って凄く張りのある良い身体してたんだよね。今回も明らかに郷野より小さかったし、なんか全体的な圧力がなくなっちゃったよな。寂しい。ただただあの強い近藤復活希望。

第4試合 ミドル級 1R10分・2-3R5分
○マウリシオ・ショーグン(ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)
×中村和裕(日本/吉田道場)
判定3-0 (大橋=ショーグン/足立=ショーグン/都鳥=ショーグン)

カズのベストバウトじゃない。それは言いすぎか。とにかくスタンド打撃が強いね。K−1出てたときから才能あるな〜って思ってたけどショーグンに打ち勝つんだからたいしたもんだ。なのに柔道家があまりにもテイクダウンされすぎでしょ。寝技で凹れれたのも情けないけど、あれだけ倒されちゃ柔道家としての優位性が無さ過ぎ。でもとにかく人気もないし、つまらないけどカズは基本的に強いってことが良く分かった。

それよりもショーグンの寝技ですよ。やばいでしょ。シウバみたいな総合黒帯じゃなくて、本当の柔術黒帯じゃないの。テイクダウンはもちろんのことあの足の抜き方上手すぎ。そして世界中の柔術家に感嘆のため息を出させたのがデラヒーバからヘリコプターそして後転スイープ!憧れのムーブだっていう白帯、青帯は多いはず。とにかくあれだけ寝技できるんだったら、スタンドで勝つしかないね。ああ大晦日って素晴らしい。

第5試合 ライト級 1R10分・2R5分
×川尻達也(日本/T-BLOOD/修斗ウェルター級(70kg)世界王者)
○ギルバート・メレンデス(アメリカ/ジェイク・シールズ・ファイティング・チーム/修斗ウェルター級世界3位)
判定0-3 (ヒューム=メレンデス/三宅=メレンデス/大橋=メレンデス)
※1Rロープつかみの反則によりメレンデスにイエローカード1

いやいや予想通り凄かったね。もうお見事。凄かったの一言に尽きる。でも二人ともなんであんな思いパンチ喰らいまくって平気なの?効かないの?ある意味二人とも怪物だ。

でも3:0でモジャかな?確かに最後までフットワーク使ってたし、顔も腫れてないし、パンチ当ててた。でも川尻選手も負けないぐらいパンチ当ててたし、何度もテイクダウン取った。意外と川尻選手にプライド厳しいのね。モジャが勝ったほうが都合がいい?そうでもないだろうし。

あと凄く気になるのはモジャのロープ掴み。序盤の重要な部分で2回もやったよね。判定に影響しないらしいけど、こういうやり得なケースって凄く納得いかないんだよね。修斗でも何度かこういうのあったけどさ。2回目は絶対減点で良いと思う。そもそもプライドのルールに減点があるのかどうか知らないんだけど。

川尻選手ここで黒星ついたのは残念。でも本人は全然気にしてないみたいだから今後の成長に期待。課題としてはリーチが短い分、フットワークを今回以上に使って、少し見せた踏み込んでの左フックとかをもっと生かしてほしい。あとはせっかくテイクダウンしたときはもっと自分のペースにする押さえ込みが欲しかった。

モジャはますます怪物振りを発揮。もうこいつをKO出来る選手はいなんじゃない。打たれ強すぎ。しかもスタミナ全然切れないし、気持ちも全然切れないし、倒されてもすぐ立つし、超いやな選手。個人的に最強幻想継続中。個人的には早く五味vsモジャが見たい!

ところで川尻選手もハンセンも負けました。2月に噂される修斗ウェルター級タイトルマッチはどうなるんですかね。正直最悪な状況。個人的には新鮮なカードのほうがいいなぁ。



急にひとつお願いです。昨年末のパソコン不具合の都合で、リカバリーに失敗し、過去の大切なメールが全て消えてしまったようです。もしよろしければ以前メールを僕にくれたそこのあなた。簡単なメールをCZL02347@nifty.com(@は小文字で)にいただけたらうれしいです。「あけおめ」「○○の観戦記書け!」「○○についてどう思う?」中身はなんでも結構です。よろしくお願いします。必ず返信しますので。そこのプロシューターさんも、そこのパレ仲間も、そこの僕がお世話になってるあなた様も是非よろしくお願いします。



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2006年11月06日

武士道とは長すぎること…

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いつもどおりPRIDEをHDDに録って追っかけてみてました。
いやー素晴らしい判定試合ばかり。武士道なのに正直退屈しました。
でもなんだかんだいっていつも4~5時間で終わるんだよね。

そんなつもりでHDDをセットしてたら…

五味vsアウレリオの直前で画像がプツンと切れましたとさ。

PVV買うよ…もう1個…。



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2006年08月30日

モジャに影響され髪型を変えたうシュ(嘘)

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モジャについてはまだ語り足りない。
今回初めて見た人もいあるだろうが、見てのとおり見た目は冴えない。モジャっとしてボテッとしている。昔はもっと酷かった。

しかし強いのだ。あの圧力。あのワンツーの伸びと威力。あのしつこいタックル。あのスタミナ。
3年前にパーリングがボコられたのを見た時にはこんな「こんなデブに負けてパーリングだらしないな」と思ったものだが、とんでもない見込み違いだった。

そもそも65キロの時代から異様にでかかった。ただ減量が苦しく
力が100%発揮できていなかったそうだ。今回は73キロ契約だが
やっぱりでかかった。帯谷選手より一回りでかかった。帯谷選手は
背が高くないが、凄い体をしている。この前間近で見たが、
他のプロ選手とは全く別の体をしていた。あの分厚すぎる上体。
あのゴツイ肩。まるで岩、まるで牛だった。そんな帯谷選手にも
高さはもちろん厚みでもモジャは負けてなかった。

今回、試合の序盤で帯谷選手の強烈な右フックをカウンターで
喰らっていたはず。しかし全く動じることなくその後、攻め勝って
いた。なんなんだあれは。とんでもなく打たれ強いのかもしれない。

そして前述のあのワンツー。長いリーチを生かし、おもいっきり
体重をかけて打ってくる。当て勘もかなりのもの。ことごとく
帯谷選手のアゴを打ち抜いてた。そして試合の序盤から終盤まで
ことごとく仕掛けてくるタックル。切られたように見えても
長いリーチでクラッチし、強引に引っこ抜いてくる。

例えば五味が勝てるだろうか?スタンドの打ち合いもそう簡単に
勝てると思えない。コンビネーションでは勝っても圧力では
負けかねない。しかもいまの五味ならタックルを取られテイクダウン
されるような気がする。他のライト級選手も勝てる姿が想像
つかない。

ただ唯一の弱点と思われるのが寝技である。グラップリングマッチ
ではハニ・ヤヒーラにボコられたりしている。レスリングは強いが
柔術的強さはさほどでもないようだ。柔術道場出身だけど。
ということは唯一相性がいいと期待できるのはあの黄色いロング
スパッツで度肝を抜いた男か。まだ当分その組み合わせ見たく
ないけどね。



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