2015年08月04日

【ホールフーズ】、夏だ、ビールだ、地ビールだ!スーパー自ら醸造した地ビールを拡大?

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■ビール職人によって小規模生産されるクラフトビール(地ビール)が拡大している。ビール醸造者協会(Brewers Association)によると、今年上期(1月〜6月期)の地ビールの生産量は1,220万バレルに達し、前年同期比で16%の増加となった。地ビール市場拡大の背景にあるのは、ここ数年で爆発的に増えた地ビールメーカーだ。今や米国全体の地ビールメーカーは3,700社を超え、前年同期から醸造者は700社も増えているのだ。また計画されている醸造者は1,755社もあり、今後も市場が拡大するとみられている。ただし、こういった醸造業者は、ビール醸造者協会で定義しているように中小零細企業である。多くの地ビール業者が販路拡大に苦心するなか、ホールフーズ・マーケット・ブリューイング・カンパニー(Whole Foods Market Brewering Company)を保有するホールフーズのオークポスト店は自ら醸造したビールを同店内にあるタップルームで顧客に提供している。そのホールフーズが8日、ヒューストン地区の10ヵ所のホールフーズにも自社製ビールの販売を始める。38種類の自社ビールの中から選ばれたのはポストオーク・ペールエール(Post Oak Pale Ale)で来月18日にはテキサス州の全店にも同製品を拡大していく。あくまでもタップルームでの提供に限っており、缶ビールでの販売は今のところない。
 ホールフーズは昨年11月、テキサス州ヒューストン地区に醸造所を持つホールフーズ1号店をオープン、12月にはカリフォルニア州サンノゼに2号店をオープンしている。

トップ画像:カリフォルニア州サンノゼのホールフーズ・マーケット。このホールフーズにはカフェテリアを挟み、コーヒー・ジュースバーとタップルーム、それに醸造所を持つ別棟がある。今日は100枚近くに及ぶホールフーズ・サンノゼ店画像の一部を紹介する。

*なお、当社プレミアム会員向け「スカイプ・コンサルティング・セッション」では今月から3回(予定)にわたり、ホールフーズ・サンノゼ店(醸造所)、オシュボット(案内ロボット)のオーチャード・サプライ・ハードウェア、ターゲット・エクスプレス(サンフランシスコ・ダウンタウン店、バークレイ店)、シティ・ターゲット、シアーズ・コネクテッドショールーム、ウォルマート・サンブルーノ本社、IoTショールームのターゲット・オープンハウス、サンフランシスコセンター内にあるアマゾン・ポップアップストア、ナゲットマーケット(ボカビル店、エルドラド・ヒルズ店、メースデービス店、デービス店、ウッドランド店、フローリン・サクラメント店、エルクグローブ店の7店)にナゲットの最新業態であるフォークリフト・バイ・ナゲット、それにセーフウェイやレイリーズの画像1,550枚と、広角レンズを使用した動画(フォークリフト・バイ・ナゲットとナゲットの)43本を共有、厳選した画像と動画でサンフランシスコ&シリコンバレー、サクラメントの最新流通&新業態、繁盛店を解説します。  続きを読む
2015年08月03日

【フレッシュ&イージー】、14店閉鎖!華々しい出航後にヘイゲンと漂流スーパーになる?

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■数ヶ月前に50店以上のスクラップを行ったフレッシュ&イージー・ネイバーフッドマーケット(F&E)が新たに店舗スクラップを行う。同社が発表したところによると、南カリフォルニアやアリゾナ、ラスベガスに展開する不採算店舗14店舗を閉鎖する。現在、分かっているところではロサンゼルス郊外ファウンテンバレー店、レイクフォレスト店、シールビーチ店の3店の他、ラスベガスでも3店舗がスクラップされる。ラスベガスでは新コンセプトストア「スマーター・マーケット(Smarter Market)」の改装された店舗も含んでいる。昨年12月に披露されたスマーター・マーケットは中央にホットフードバーの「フレッシュ・ツー・ゴー(Fresh to Go)」を配置し、イートインコーナーも設けたコンビニエンス性を高めた店舗となっている。なお、閉鎖された店舗のスタッフをそのままレイオフされるという。同社は今年4月、南カリフォルニアに展開するF&E店舗30店舗を含む55店をスクラップしたばかり。今回のスクラップによりカリフォルニア、アリゾナ、ネバダに一時期200店舗を展開していたF&Eの店数は100店を切ることになる。
 F&Eは2007年、テスコのアメリカ進出店として南カリフォルニアに1号店をオープンしたものの、不況や住宅バブルの崩壊を受け赤字が続いていた。テスコは2013年に大半の店舗を投資会社ユカイパに売却し、アメリカ市場から撤退した。同時に連邦破産法第11条の適用を申請、ユカイパの傘下として存続しているものの低迷が続いている。

トップ画像:閉鎖となるフレッシュ&イージー・ネイバーフッドマーケット(F&E)のファウンテンバレー店。「捨てる神あれば拾う神あり」で、ここのスタッフはアルバートソンズやボンズに採用されるだろう。  続きを読む
2015年08月02日

【ホールフーズ】、新コンセプト1号店はトレーダージョーズと激突!365は2倍になる?

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■低価格を基調に若い世代をターゲットにしたホールフーズの新コンセプトストア「365バイ・ホールフーズ・マーケット(365 by Whole Foods Market)」はトレーダージョーズと1マイル(1.6キロメートル)の距離で激突することになる。ホールフーズは29日、365バイ・ホールフーズ・マーケットの1号店をロサンゼルス近郊シルバーレイク地区にオープンすることを発表した。2016年の下期にオープン予定とする新店は840坪の面積で、店内にはワインバーも有するとしている。また365はシルバーレイクの他、サンタモニカやオレゴン州ポートランド、ワシントン州ベルビュー、テキサス州ヒューストンにも計画している。
 ホールフーズが同日に発表した第3四半期(4月〜6月期*)決算は、増収増益となった。売上高は36.3億ドルと前年同期の33.8億ドルから7.6%の増加だった。純利益は1.54億ドルと前年同期の1.51億ドルから2.0%の増加となった。なお粗利益率は原価の上昇に伴い前年同期の35.9%から0.3%減少し、35.6%となったことで利益を圧迫した。一般販売管理比率は28.4%と前年から0.2%増加した。既存店・売上高前年同期比は1.3%の増加となり予想の2.5%増を下回った。12週間となる第3四半期の10週目に、ニューヨークで生鮮品等プリパッケージ品のかさ上げ表示問題が発覚し、急激に客数が落ちたことを要因としている。
 ホールフーズは現在、アメリカ国内41州とカナダ、イギリスに424店を展開しており、2017年度中に500店突破を目指している。同社は国内に1,200店展開を目標にしている。  続きを読む
2015年08月01日

【ウォルマート】、CEOからエグゼクティブへの宿題!チェーンストア関係者の必読書?

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■あなたがグローバル企業のCEOとなったら、役員や部下にどんな本を読ませたいか?ダグ・マクミラン氏が昨年2月、ウォルマートCEO就任した。就任から数週間後、マクミラン氏が役員会で出席者に渡した本がある。世界ナンバーワン企業のエグゼクティブに課された宿題は、ライバル企業アマゾン創業者ジェフベゾスの伝記を読むことだった。その本とは、ジャーナリストのブラッド・ストーン氏が書いた「ジェフ・ベゾス 果てなき野望(The Everything Store)」だ。ハードカバーの原文では400ページ近くもあり、日本語訳では500ページを超える大作となる。ジェフ・ベゾス氏の生い立ちも含め、アマゾン創業時から今にいたるまで詳細に書かれている。
 ジェフベゾス氏はアマゾンをウォルマートの「スピード」と「実験」を手本に巨大企業にした。一貫した信念を持ってアマゾンを成長させた軌跡をウォルマートの若きCEOが学ぼうとしていたのだ。ウォルマートのエグゼクティブが学ばせようとしたのはベゾス氏がウォルマートから学んだスピードや実験だけではない。オンラインショッピングと言う新たな潮流に対して、大手チェーンストアのトップや役員が学ぼうとしなかった。アマゾンがオンライン通販で急成長している時でさえ、大手チェーンストアが業界の慣習や小売の常識に囚われてしまっていた。過去の成功体験の呪縛から、小売の将来を見誤ったことが記されていることを読ませたかったのだ。ネット通販で致命的に出遅れてしまった教訓を共有したかったのだ。
 世界一の小売企業ウォルマートが読んでいる本だ。チェーンストアを標榜する日本の経営者や役員、関係者にとっては必読書となる。  続きを読む
2015年07月31日

【スプラウツ】、パラサイト戦略!確信犯な接近戦でコンベンショナルスーパーから集客?

150731スプラウツ
■南カリフォルニアはいくつものスーパーマーケット激戦区が存在する。他の地域では考えられないほど狭い範囲でスーパーマーケットが競い合っている。道を隔てて競合スーパーが向かい合っているところもある。徒歩圏内で競合店が競っている地域もあるのだ。ロサンゼルス郊外では激しくシビアにぶつかり合う地域はいくつか存在している。例えばタスティン地区ではニューポート通り(Newport Avenue)沿いの1キロメートル内でヘイゲンやアルバートソンズ、スプラウツ、ラルフス(7月8日に閉店)、トレーダージョーズが5店が競合している。ロサンゼルス・ダウンタウンから北にあるラキャナダ(La Canada)地区では、フットヒル大通り(Foothill Blvd.)沿い約1キロメートルの区間内でトレーダージョーズ、ラルフス、ゲルソンズ、スプラウツが競合している。ロサンゼルスから南のコスタメサ地区では1キロ圏内でラルフス、スプラウツ、ボンズ、トレーダージョーズの4店が競争している。ウッドランドヒルズではベンチュラ大通り沿いにトレーダージョーズ、ホールフーズ、スプラウツ、ラルフス・フレッシュフェアが並んでいるのだ。
 競合が近接している場所をみると必ずスプラウツとトレーダージョーズが顔を出している。アルバートソンズやボンズ、ラルフスなどコンベンショナルスーパーマーケットのお客を横取りするように接近戦をしかけているのだ。特にスプラウツは意図的に接近戦に挑んでいる。スプラウツの既存店売上が伸びはコンベンショナルスーパーからお客を奪っているからだ。スプラウツは、同商圏内というよりコンベンショナルスーパーマーケットと同じショッピングセンター内に出店している場合もある。それがアーバイン地区にあるウエストパーク・プラザ・ショッピングセンター(Westpark Plaza Shopping Center)だ。ウエストパーク・プラザSCは核テナントがアルバートソンズ、スプラウツ、マーシャルズ、ライトエイド、映画館のエドワードシネマとなるコミュニティショッピングセンターだ。1,700坪近いアルバートソンズとスプラウツ(680坪)が同じSC内にあるだけでなく、異常に近い距離にあるのだ。アルバートソンズとスプラウツの距離を歩数で計ってみると125歩だった。1歩45センチメートルとして、55メートルの距離間。アルバートソンズが先にオープンし、2007年にスプラウツがオープンした。当時、アルバートソンズはスプラウツを競合と思っていなかったようで、接近戦を許したのだろう。  続きを読む
2015年07月30日

【アマゾン】、ラストマイルはドローン専用ハイウェイ!タケコプターも飛行禁止になる?

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■ドローンによる宅配を研究開発するネット通販最大手のアマゾンは28日、NASA主催の会議にて無人貨物飛行の飛行空域の提案を発表した。アマゾンのドローンプログラムの責任者が明らかにしたことによると、高度200フィート(約61メートル)〜400フィート(約122メートル)の範囲を、輸送用ドローンの専用空域「高速輸送空域(High-Speed Transit)」に定めることを提案している。500フィート以上は、人が操縦する飛行機等のゾーンとする一方、400フィート(約122メートル)〜500フィート(約152メートル)は飛行禁止ゾーンとする。200フィート未満は、空撮や測量調査などの低速飛行用ドローン空域「低速制限空域(Low-Speed Localized Traffic)」と提案している。また、輸送用ドローンには「現在地を把握できるGPSトラッキング機能の搭載」「リアルタイムに位置情報を示すためのインターネット常時接続」「飛行経路の事前提出」「ドローン同士の衝突やニアミス回避の相互通信機能」「鳥や建物、高圧線などの障害物を避けるセンサー内蔵」も盛り込まれている。
 アマゾンは輸送用ドローンの規制に関与することで、同社が開発を進めるドローン配送システム「アマゾン・プライム・エア(Amazon Prime Air)」の実用化を進めたい考えだ。同社は5年以内に都市部でのドローン運用を目標としている。

トップ画像:アマゾンが提案したドローンの飛行空域。高度200フィート(約61メートル)〜400フィート(約122メートル)を、輸送用ドローンの専用空域としている。この「高速輸送空域(High-Speed Transit)」では、ドローンが60ノット(時速110km)で飛行できる高速ハイウェイとなる。未来の空は、タケコプターも飛行が制限されるようだ。  続きを読む
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2015年07月29日

【シプツ】、買い物代行サービスのインスタカートに競合!イーベイ・ナウはスクラップ?


■スーパーマーケットの買い物代行サービスといえばインスタカート(Instacart)だ。クラウドソーシングモデルのインスタカートは顧客から注文が入ると、登録している「ショッパー(時間の空いている主婦や学生ら)」がスーパーで購入し最短1時間で商品を届ける代行サービス。2012年の創業ながらサンフランシスコやロサンゼルス、ニューヨークなど20ヵ所近くの都市で展開している。急成長しているインスタカートの陰で、スタートアップ企業が同様なサービスで拡大を模索している。
 アラバマ州バーミンガムで今年創業したばかりのシプツ(shipt)は8月、フロリダ州タンパ地区で買い物代行サービスを開始する。ナッシュビルやダラスでも買い物代行サービスを展開しているシプツは、クラウドソーシングモデルを採用。アプリを通じて注文が入るとパイロット(pilot)と呼ばれる登録者がスーパーで買い物し商品を宅配してくれる。シプツのサービス手数料は1回7ドル。年会費99ドルのメンバーシプツ(MemberShipt:現在は年会費49ドル、月額では14ドル)に加入すると、発注金額が35ドル以上は手数料無料で何度でもサービスを受けられる。営業時間は午前8時〜午後10時で週7日となる。
 インスタカートと同じビジネスモデルとなるシプツは、1マーケット1スーパーマーケットを採用している。一方、インスタカート・ショッパーの購入先は、戦略的提携を行っているホールフーズをはじめ、セーフウェイやコストコなど大手チェーンストアの他、一部に地元スーパーも利用可能となっている。ユーザーはジップコード(郵便番号)を登録すると、3店以上で買い物代行サービスを受けられる。例えば、マンハッタン・アッパー地区ではホールフーズ、コストコ、フェアウェイ、ペトコに老舗高級スーパーのゼイバーズ(Zabar's)での利用が可能となる。1マーケット1スーパーのシプツは、パブリクスのみとなっているのだ(ダラスはクローガー)。なおシプツはパブリクスと提携等を行っていない。
 シプツは購入先を絞り込むことでコストをかけず拡大しようとしているようだ。

トップ動画:買い物代行サービス「シプツ(shipt)」のプロモ動画。先行するインスタカートは購入先がホールフーズやコストコなど複数あるのに対して、シプツの購入先はパブリクスのみだ。なお、インスタカートはサービス向上を図るため、登録しているショッパーとなる独立契約者(independent contractors)にパートタイマーになれる権利を与えた。イーベイは27日、買い物代行サービスのイーベイ・ナウ(ebay now)の廃止を発表した。  続きを読む
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2015年07月28日

【アマゾン】、ドライブスルー専用スーパーをテスト!小売スペースは特許申請の技術も?

150728アマゾン?ドライブスルー専用スーパーマーケット
■不動産開発業オピダン・インベストメント社が先々週、カリフォルニア州サニーベール市にドライブスルー専用スーパーマーケットの計画案を提出した。同市が掲載した資料によると、「食品店」とした商業施設は約320坪で、オーチャード・サプライ・ハードウェアの隣に位置する。商業施設の概要は「ネットから注文した商品を15分〜2時間の枠でピックアップする専用施設」となっており、ドライブスルー専用スーパーマーケットを示唆している。また建物の外には専用の駐車スペース8台と駐輪スペースが設けられ、施設内にもウォークイン用に商品の受け渡しコーナーが設置される。この計画案には運用者の名前が掲載されていない。このオンライン食品店はアマゾンのドライブスルー専用スーパーとの可能性が指摘されているのだ。シリコン・バレー・ビジネス・ジャーナル紙が関係者筋の話として報じたところによると、この施設はアマゾンが運営する「ドライブアップ・ストア(drive-up store:車に乗ったままサービスが受けられる店舗)」コンセプトだという。利用者がネットで注文した生鮮品などを、車から降りずに商品を受け取る店舗をアマゾンはテストしようとしているのだ。アマゾンのネットスーパーと見られる店舗は早ければ8月中に着工され、年内にはオープンする予定となっている。
 ウォルマートはアーカンソー州ベントンビルにドライブスルー専用スーパー「ウォルマート・ピックアップ・グローサリー(Walmart Pickup Grocery)」をオープンし、カリフォルニア州サンノゼやコロラド州デンバーのスーパーセンターで同様なサービスを行っている。今のところ確認はされていないものの、アマゾンがいわゆるドライブスルー専用スーパーを作るとなれば、スーパーマーケットにとって大きな脅威となるだろう。

トップ画像:サニーベール市に提出された資料にある「ネットから注文した商品を15分〜2時間の枠でピックアップできる専用施設」のイメージ図。屋根のついた駐車スペースに車をとめ、ネットで注文した商品を受け取るようだ。自転車の人も描かれているため、サイズの小さい商品のピックアップ用にも使われるのだろうか?また店は「サイン(Signage)」となっており店名は今のところ隠されている。下にある設計図を見てもらうと分かるが建物の面積は320坪(11,600平方フィート)だ。ウォルマートのピックアップ・グローサリー(420坪)より小型だ。  続きを読む
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2015年07月27日

【アマゾン】、メイシーズを抜き全米ナンバー1のファッション小売業!8つと4つのE?

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■投資・調査会社のコーエン&カンパニーは20日、アマゾンが2017年にメイシーズを抜いて全米トップのファッション小売企業になるとの予測を発表した。同社が集計したデータによると、アマゾンのアパレル(アクセサリー含む)の国内売上高が2015年の160億ドルから2020年には520億ドルとなり、市場シェアも5%から14%に成長するとしている。ファッション小売業の成長が平均で年率2.5%増に対して、アマゾンは2020年まで同26.1%で成長するとみているのだ。同調査ではアマゾンのアパレル売上高が今年、163.3億ドルと予想しており、ターゲットのアパレル売上高140.0億ドルを突破するとしている。2016年には215.1億ドルと予想しており、ウォルマートのアパレル売上高(210.0億ドル)をも追い越すことになる。また、2017年には277.7億ドルに達することでメイシーズ(246.9億ドル)を抜き去り、アマゾンが全米トップのファッション小売企業となると予測している。2020年にはアマゾンのアパレル売上高が、メイシーズ(258.1億ドル)の2倍に到達するとの予想だ。
 同調査によるとアマゾンのアパレル成長を支えているのは8つあると指摘。ファッション専門家の採用、ファッション向け検索機能の投資、デザイナーブランドとのパートナーシップ、ザッポスなどオンラインストアの買収、ファッション撮影用フォトスタジオの開設、ファッションイベントへのスポンサー出資で企業イメージを強化、そしてアマゾン・プライムやアマゾン・ナウを通じた当日配送など配達スピードとしている。さらに品揃えは、オンラインストアを含めたsku(Stock-keeping Unit:色・柄・サイズまで細分化した単品単位)でターゲットが3.5万sku、メイシーズやノードストロームで8.5万sku、ウォルマートの29.2万skuなどに対して、アマゾンは34.3万skuと競合を上回っているとしている。

トップ画像:2017年にはファッション小売業で全米トップの座をアマゾンに渡すと予想されているメイシーズ。10年前、オンラインストアがアパレル売上でメイシーズを超えるとは誰も考えられなかった。買い物の常識が変えたアマゾンの4つのEとは?  続きを読む
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2015年07月26日

【ヘイゲン】、再びレイオフ最大800人!スピード撤退にスーパー業界で前代未聞な事例?

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■サンディエゴにあるテレビ局は24日、ヘイゲン・フード&ファーマシー(Haggen Food & Pharmacy)が新たに人員解雇を行うと報じた。ヘイゲンは2週間ほど前にもパートタイマーのレイオフや労働時間の削減などを行ったばかり。食品労働組合などの取材で明らかになったことによると、2回目のレイオフではロサンゼルスからサンディエゴなど南カリフォルニアに展開する83店舗700人〜800人が対象になる。ヘイゲン・パシフィックサウスウエスト地区CEOのビル・シャーナー氏は24日、「可能な限り効率的に店舗運営するため、人員削減という難しい決定となりました。削減数は店舗によって異なります」と声明を発表しているものの、詳細は明かしていない。アルバートソンズとセーフウェイの店舗合併に伴う連邦取引委員会(FTC)の審査により両社は昨年末、傘下スーパーマーケット168店舗の売却を合意した。ヘイゲンはそのうち9割近くとなる148店を買収。同社は3月からカリフォルニアやネバダなどに展開するボンズやアルバートソンズを改装し、先月には100店舗に及ぶ改装を済ませていた。一方、高価格が原因で客離れが深刻化し、改装完了から1ヶ月もしないうちにパートタイマーのレイオフや労働時間の削減を行った。アルバートソンズは、ヘイゲン側に売却した在庫の支払いが一部滞っていると訴訟を起こしている。

トップ画像:風光明媚な海岸線のあるサンペドロ地区のヘイゲン。駐車場からは海とサンタカタリナ島(40キロ沖)も見える。ここのヘイゲンもお客が少ない。ヘイゲンは10店舗ほど視察しているが、どこもお客が驚くほどいないのだ。サンペドロ地区にあるヘイゲンには道を隔てたところに競合のボンズ(セーフウェイ系列)がある。下の画像を確認するとわかるが、ボンズは駐車場に車がびっしりと並んでいる。  続きを読む
2015年07月25日

【ニーマンマーカス】、委託販売ECサイトと戦略的提携!三方良しより四方良しとなる?


■高級デパートメントストアのニーマンマーカスは22日、セレクトショップ型ファッションリセール通販サイトのリアルリアル(The RealReal)と戦略的提携を結んだことを発表した。リアルリアルは、顧客から委託されたラグジュアリーブランド商品をフラッシュセールで委託販売するECサイト。委託される中古品はルイヴィトンやグッチ、エルメスなど高級ブランドに限られており、専門の鑑定士がチェックすることで、委託者となる顧客には売価の60%以上が手元に入る仕組みだ。戦略提携によりニーマンマーカスではスタッフが顧客にリアルリアルを紹介し、鑑定士となるリセールコンシェルジュが直接自宅にうかがい商品を査定して預かる「ホワイトグローブサービス」のアポを設定するというもの。委託販売払いをニーマンマーカスのギフトカードを選択した場合、換金率が10%プラスされるサービスも行う。リアルリアルでは年間の支払額が7,500ドル未満だと換金率が売価の60%となる一方、7,500ドル以上では70%となる。ニーマンマーカスのギフトカードでの支払いを選択することでさらに高い換金率となるのだ。ニーマンマーカスでは2月から6店舗でテストを行っており、好評により34店舗で同様なサービスを実施する。
 2011年に創業したリアルリアルは昨年、売上高が1億ドル以上となり今年は2億ドルを目標としている。

トップ画像:セレクトショップ型ファッションリセール通販サイトのリアルリアルの説明動画(日本向け)。リアルリアル(the realreal.jp)は日本にも2年前に進出している。  続きを読む
2015年07月24日

【ウォルマート】、最新フルフィルメントセンターがオープン!単に物流センターと言うな?


■ウォルマートは22日、ペンシルベニア州ベツレヘム地区に最新型のフルフィルメントセンターをオープンした。先にオープンしたリーハイバレーインダストリアルパーク7にフルフィルメントセンターは3万坪に満たないのに対して、最新型となるフルフィルメントセンターは3.4万坪にも及ぶ。スタッフ数は400人となっており、繁忙期の年末には800人まで増える見込みだ。二つのフルフィルメントセンターでは最大1,000人近くが働くことになる。フルフィルメントセンターで取り扱うアイテム数はDSの10倍となる50万品目以上となる。Eコマース売上高が昨年度120億ドルだったウォルマートは2018年までには3倍近くとなる350億ドルの売上を目標としており、フルフィルメントセンターの増設が急務となっている。また配達スピードを15%アップし、配達コストを22%抑えるためには、より巨大で効率化されたFCの新設が重要になってくる。ウォルマートは現在、小型フリフィルメントセンターを10ヵ所以上保有している。調査会社フォレストリサーチによると、2015年のEコマース売上高は3,340億ドルと見込んでおり、ECは小売全体の10%になる予測している。同社はまた2019年には4,800億ドルと見込み、全体の13%に成長すると予想している。一部には2030年までにECが小売全体の30%にも及ぶという見方もある。
 ウォルマートでは今年中にも5ヵ所のフルフィルメントセンター開設を予定している。

トップ動画:22日にオープンしたペンシルベニア州ベツレヘム地区にあるウォルマートの最新型フルフィルメントセンター動画。フルフィルメントセンターではメーカーから納品された商品は箱からだされて入荷処理が行われる(入荷行程)。その後、商品サイズ・カテゴリーにより階層・区分けされた棚に自動的(一部はマニュアルか?)に保管されるのだ(在庫行程)。お客から注文が入るとスタッフがデータを照合しながら棚出しが行われ(注文ごとではなく複数の注文の棚出しとなる)、注文ごとに自動仕分けされた後、梱包され発送となる(出荷行程)。  続きを読む
2015年07月23日

【ホームデポ】、プロ部門に保守・修理の17億ドル企業を買収!出店控えてプロ向け投資?

150723プロ顧客用デスク@ホームデポ
■ホームデポは22日、住宅や設備の保守・修理・点検(MRO:Maintenance, Repair and Operation)サービスと商品を手がけるインターライン・ブランド(Interline Brands)を現金約16.3億ドルで買収することで合意したと発表した。インターラインは「サプライワークス(Supplyworks)」や「メンテナンスUSA(MaintenanceUSA)」「ハードウェアエクスプレス(Hardware Express)」など8つのブランドを通じ、住宅や設備の清掃・保守・修理サービスや関連商品を提供するリーディングカンパニー。同社の売上高17億ドルの半数は学校や政府・医療機関の管理(保守・点検、清掃、保全など)企業からで、商品売上では45%が清掃・衛生関連品となっている。また、北米にある67ヵ所の配送センターと21ヵ所のコントラクター用ショールームを通じ商品の翌日配達(98%の地域)や当日配達(大都市圏)をおこなっている。インターラインは現在、ゴールドマン・サックス・キャピタル・パートナーズとP2キャピタル・パートナーズに所有されている。
 ホームデポCEOクレイグ・メニア氏は「ホームデポの最優先事項はプロフェッショナルの顧客ニーズに対応することです。インターラインの優れたチームとともに店舗以外でもプロ顧客に満足していただけるように強化していきます」とプロ部門の拡充を強調した。ホームデポは第3四半期をめどにインターライン・ブランドの買収を完了するという。また現在ホームデポのカナダ事業の社長を務めているビル・レニー氏が統合を監督し、インターラインをプロ部門に加えた後、保守・修理・点検(MRO)や設置サービスなどの事業を統括する。

トップ画像:ホームデポのプロ顧客用デスク。プロは顧客全体の5%以下だが、ホームデポの売上に占める割合は35%にも及び、年に1万ドル以上を購入する優良セグメントなのだ。  続きを読む
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2015年07月22日

【ヘイゲン】、アルバートソンズが提訴!泣きっ面に蜂もダメ事例の最適ケーススタディ?

150722ヘイゲン@ロングビーチ
■客足が遠のいているヘイゲン・フード&ファーマシーに新たな問題が生じた。アルバートソンズがヘイゲンを訴えたのだ。ヘイゲンはアルバートソンズとセーフウェイの店舗合併に伴う146店の買収により譲り受けた在庫の支払いが滞っているという。訴状によると、買収した32店舗の在庫3,600万ドル分の支払いをヘイゲンは拒否しており、21日に期限となっている6店舗500万ドルの支払い分を合わせると4,100万ドルにも上る。アルバートソンズは「ヘイゲンの行為はアルバートソンズの権利を踏みにじるものであり、悪意のある詐欺的行為」としている。これに対してヘイゲンは声明で「当社は6月、アルバートソンズ側に売買契約による違反および、米連邦取引委会(FTC)と州当局からの要求に関しても違反の可能性があることを通知している」と反論している。ヘイゲンは契約の詳細を明かにしていない。
 アルバートソンズとセーフウェイの店舗合併に伴う連邦取引委員会(FTC)の審査により両社は昨年末、傘下スーパーマーケット168店舗の売却を合意。ヘイゲンは売却分の9割近くとなる148店を買収した。ヘイゲンは3月からカリフォルニアやネバダなどに展開するボンズやアルバートソンズを改装し、先月には100店舗に及ぶ改装を済ませていた。ただ同社は価格が高いとの批判から売上が低迷、改装完了から1ヶ月足らずでレイオフや勤務時間の短縮を発表していた。  続きを読む
2015年07月21日

【ジェット】、有望視される会員制オンライストアがオープン!アマゾンがまた買収する?


■コストコやサムズクラブなどメンバーシップ・ホールセールクラブ(MWC:Membership Wholesale Club)は、商品やサービスを販売して利益を上げるのではなく、年会費から儲けるビジネスモデルだ。MWCではモノやサービスを販売しても、人件費や維持費などの経費は10%程度の売上高総利益(粗利益)が消えていく。言い換えれば利幅が薄い分、会員に低価格を提供できる。ネット通販最大手のアマゾンは、MWCのビジネスモデルをアマゾン・プライムで行っている。MWCでは低価格で商品を得られるメリットがある一方、アマゾンでは年会費99ドルで2日間配送や場所によっては当日配送、音楽の無制限ストリーミング、映画の見放題の特典がつく。ただし購入する商品の価格は非会員と変わらない。アマゾンプライムでは価格以外でメリットを提供している。一方、MWCのビジネスモデルをEコマースで行おうとする企業がある。会員制オンラインストアのジェット(Jet.com)は21日、正式にオープンする。50ドルの年会費でネット上で最も安い価格を提供するジェットは、会費以外では儲けをださず、コストが安くなるものは全て利用者に還元する。発注ごとに最適なオンラインストアを選び、送料や手数料などの還元分を販売価格に反映する。また、ユーザーが返品なしのオプションや、クレジットカードの代わりにデビットカードを使う選択肢を選ぶことで、さらに安くなるアルゴリズムを取り入れているという。ジェットの創業者はマーク・ロア氏(44)。ロア氏は2005年に定期購入サイトのダイパーズ・コム(diapers.com)などを運営するクィッジー(Quidsi)を創業、2010年には同社をアマゾンに5.45億ドルで売却した。ロア氏の実績からジェットは2.25億ドルをすでに調達しており、投資家には中国Eコマース最大手アリババ・グループも含まれている。
 2020年までに1,500万人の会員数を目標とするジェットは、アマゾンやウォルマート、コストコにとって大きな脅威となりそうだ。  続きを読む
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2015年07月20日

【アマゾン】、フロントエンドなプライムデー大成功!ノイズはキャンセルして再セール?

150720ノイズキャンセリングヘッドフォン@コストコ
■アマゾンは16日、前日の15日に開催したプライム会員限定セール「プライムデー(Prime Day)」イベントが大成功であったことを発表した。アマゾンは15日の売上金額を明かしていないものの、2014年のブラックフライデーを18%上回ったとしている。また前年同日と比較すると226%の増加だった。プライムデーは創業から20年を迎えることを記念し、プライム会員のみ参加できる1日限定のフラッシュセール。プライム会員でなくても、30日間のお試し無料会員に登録することでプライムデーに参加可能となる。プライムデーはアメリカ以外で、日本やイギリス、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストリアの8か国でも行われた。プライムデーでの受注は全世界ベースの3,440万アイテムを記録し、毎秒398アイテムを売り上げたという。今回のセールに際してプライム会員にお試しでなった人数も新記録を達成した。プライムデーで最もよく売れたのはファイアーTVスティック(Fire TV Stick)やタブレットのキンドルファイア(Kindle Fire)、ロード・オブ・ザ・リング3部作セットなど。イギリスではレノボのノートパソコン、スペインではSSDドライブ、ドイツではクロックスのサンダルとなっている。日本ではグリーンスムージーミックスがベストセラーとなった。

トップ画像:コストコで販売されていたノイズキャンセリング機能付きヘッドフォン「ボーズ・クワイエットコンフォート(BOSE QuietComfort15)」。後藤は「ちょっと高めな耳栓」として使っている。プライムデーでは「安くなかった」「セール品がしょぼい」などネガティブなコメントが続出した。大成功で気を良くしたアマゾンもノイズをキャンセルして、フロントエンドなプライムデーを再び行う可能性がある。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。当社が配信している「メールレター 月刊アメリカ流通事情」でも書いたのですが、後藤が最近、購入したモノで「本当に買って良かった」「もっと早く買っておけばよかった」と思えるものがあります。ノイズ・キャンセリング・ヘッドフォンです。ノイズキャンセリングとは、外部の音(騒音)をマイクで拾いながら騒音の逆位相の音を出すことにより、騒音を打ち消すことです。音は空気の振動で波です。波が持ち上がった時に、全く同じ形の下がった波をぶつけることで、波が無くなります。つまり振動がなくなるので音が無くなるという仕組みのヘッドフォンです。コストコに行ったときノイズキャンセリング機能付きヘッドフォン「ボーズ・クワイエットコンフォート(BOSE QuietComfort15)」を見かけました。何の気なしに試してみたら、ほんとビックリ!思いのほか外部の騒音をカットできていたので「これは使える!」と思い購入したのです。  続きを読む
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2015年07月19日

【ホームデポ】、パーツ名やツール名が不明でもビジュアル検索!これは英語で何という?

150719ビジュアル検索@ホームデポアプリ00
■日曜大工などDIYで、パーツ名やツール名、製品名がわからないことは珍しくない。商品検索しようにも名前や商品名がでてこなければ検索しようがないのだ。類似品の名前も出てこなければ検索できず、途方に暮れることもあるだろう。仕方なくお店にまで出向いてスタッフに見せ、パーツ名やツール名を教えてもらうしかない。商品名が分かっても、スマートフォンでは手入力や音声入力するのに手間もかかってしまう。そんなわずらわしさをホームセンター最大手のホームデポはアプリで解消した。
 ホームデポが先月14日にバージョン4.10にアップデートしたアプリには、ベータとしてビジュアル検索機能が付加されている。ビジュアル検索とはスマートフォンで撮影した画像を使用し、同一もしくは関連する商品を検索する機能だ。利用は簡単。ホームデポ・アプリのメインメニューから「ビジュアル検索(Image Search)」をタップし、パーツやツールを撮影するだけでリアル店舗在庫の約3.5万品目とホームデポ・コムが扱う約60万品目の中から商品を検索する。検索の手間を削減することで、つぎはぎのないシームレスな買い物を実現でき、ホームデポのオムニチャネル化が一層進む。また、利用者が競合店内でビジュアル検索することでお客がホームデポに流れることも考えられ、競争上の優位性をもたらすことにもなる。
 ビジュアル検索機能をアプリに取り入れている大手チェーンストアはメーシーズやJCペニーなど一部企業に限られている。アパレルのビジュアル検索はデザインにより検索が使えなかったりもする。競合ロウズやウォルマートに先んじてホームデポがビジュアル検索機能を付加したことは大きな意味を持つことになるだろう。

トップ画像:ホームデポ・アプリのメインメニュー。メニューには「商品検索(Search & Browse)」「買い物リスト(Lists)」「閲覧履歴(Recently Viewed)」「店検索(Store Finder)」「広告(Local Ad)」「特価品(Specials & Offers)」「ホームデポからのお知らせ(Message Center)」「ギフトカード(Gift Cards)」「ワークショップ日程(Workshops)」「ツールボックス(Toolbox)」「インフォメーションと設定(Information)」と並んでおり、テストとして「ビジュアル検索(Image Search)」が加えられた。ビジュアル検索をタップし、パーツやツールを撮影するだけでリアル店舗在庫の約3.5万品目とホームデポ・コムが扱う約60万品目の中から商品を検索する。パーツ名やツール名、商品名が分からなくても商品検索が可能となる。  続きを読む
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2015年07月18日

【コストコ】、ブラピも抗議に参戦!チキン問題に塩対応では益々チキンな企業イメージ?

150718コストコ
■映画俳優のライアン・ゴズリング氏が先月、劣悪環境な養鶏場の改善を訴えるためコストコに公開書簡を送った。ゴズリング氏はコストコが酷い環境で飼育している鶏の卵を販売していると抗議したのだ。その彼に強力な助っ人が現れた。日本でも大変に人気を誇るブラピことブラッド・ピット氏も16日、コストコに対して養鶏改善を求める公開書簡(PDF)を送った。「畜産動物の権利擁護団体ファーム・サンクチュアリー(farm sanctuary)にいる友人や劣悪の養鶏場に反対する人たちを代表して書きます」と始まった書簡には「コストコで売っている卵の鶏は、ひとつの鳥カゴに5羽以上がギューギュー詰めされています。1羽の鶏が羽を伸ばすには小さすぎる鳥カゴです」と記している。ピット氏は「何年も動けない状態に置かれた鶏は筋肉や骨の委縮に苦しむのです。鳥カゴはヨーロッパの大半で違法とされ、カリフォルニア州の住民投票では数年前、圧倒的多数で鳥カゴが禁止とされました」と指摘している。同氏は「はっきりいえば、鶏を死ぬまで鳥カゴの中に詰め込んでおくことは動物虐待です。彼らにももっと良い生活を送る権利があるのです」とコストコを批判し、「バーガーキングやユニリーバなど大手企業は、鳥カゴでの養鶏を廃止しています。ホールフーズでは何年にも亘って鳥カゴ飼育の卵を販売していません」と主張している。最後に「社会的意義のある活動を行っているコストコに、私は誇りに思います。コストコはこれまで様々な問題に対して勇気ある行為や誠意を示しています。どうか鶏にもその感性や品位で対処していただけないでしょうか」と結んでいる。
 テレビ司会者で俳優のビル・マー氏も9日、ニューヨークタイムズ紙にコストコの問題を取り上げたコラムを書いている。

トップ画像:映画俳優のライアン・ゴズリング氏にビル・マー氏、さらにはブラッド・ピット氏から劣悪環境な養鶏場の改善を訴えられているコストコ。セレブからの抗議にダンマリを決め込み、いつまでもスルーしていると企業イメージは悪化するだろう。もしくは、他の映画スターも参戦し、さらに社会的なプレッシャーにさらされるだけだ。  続きを読む
2015年07月17日

【コスモポリタン・マーケットプレース】、スーパーにオーロラやレストランに最新レジ?

150717オーロラ01@コスモポリタン・マーケットプレイス
■イリノイ州シカゴ郊外のオーロラ地区に近未来的ともいえるアップスケールスーパーが7月10日オープンした。コスモポリタン・マーケットプレース(Cosmoplitan Marketplace)にはスーパーマーケットにバーを含むフルサービスのレストランがあり、白物家電やキッチン家電、キッチンウェア、さらに同店のオリジナルとなるソファも販売している。ホームセンターのロウズの跡地に作られたコスモポリタン・マーケットプレイスには、1,700坪の精肉加工所や840坪のパン工場も併設されている。約1,800坪の広さを生かしたスーパーマーケットは什器を目線の高さに抑え、見渡しの良い空間となっている。広い天井から輝いているが、オーロラをイメージしたクリスタル・シャンデリアだ。LEDライトでオーロラのような輝きを放っているシャンデリアはスーパーマーケットらしからぬ光景であり、同店のモットーである「これまで経験したことのないお店(Like Nothing You've Ever Experienced)」を印象付けている。また、近未来的といえば、このスーパーにはECRSソフトウェア・コーポレーションが開発したチェックアウト・レジシステム「ラプシャー(Raptore:Retail Application Prototype Testing of Operational Robotics)」を導入している。ラプシャーは通常のレジ台のようなベルトコンベアにスキャナーをもったシステムだ。ベルトコンベアに置かれた商品は14台のカメラからなる360度トンネルスキャナーを通過することで商品を認識する。商品バーコードを一つ一つスキャンする必要がないためレジ時間を短縮でき、人件費を削減できるメリットがある。なお、量り売り商品やコンベアに置けない商品等はスタッフがマニュアルで処理する。
 店の営業時間は午前10時〜午後8時30分、レストランは正午〜午後8時30分となっている。コスモポリタン・マーケットプレースは今後、6店〜8店をシカゴ郊外に展開する計画という。

トップ画像:コスモポリタン・マーケットプレースにはオーロラをイメージしたクリスタル・シャンデリアが印象的だ。視界を遮らないよう什器を目線の高さに抑えているため、1,800坪の広さとなっている。下に貼ってある画像とYouTube動画(コスモポリタン・マーケットプレイスのコマーシャルと最新レジシステムのラプシャー)も確認してほしい。  続きを読む
2015年07月16日

【新学期商戦】、一転して支出減!ボピス利用が半数となり今から着手しないと出遅れる?

150716新学期商戦@ウォルマート
■全米小売業協会(NRF)は15日、子供を持つ世帯が計画している商戦期間中の世帯支出額について、昨年を下回る見通しを発表した。NRFによると、幼稚園児から高校生までを持つ世帯(K12)の新学期支出額は計249億ドルで前年の265億ドルから6%の減少。1世帯当たりにすると平均で630.36ドルとななり、前年の669.28ドルから5.8%下回り、一昨年の634.78ドルを下回る見通しだ。また、アパートや寮住まいになる大学生を持つ世帯では、支出合計が431億ドルとなり前年の484億ドルから約11%も減少すると予想する。1世帯当たりでは899.18ドルの支出となり、昨年の916.48ドルの支出から2%減と予想されている。幼稚園児から大学生までをもつ世帯の支出総額は計680億ドルで前年の749億ドルから9%の減少となっている。カテゴリー別で最も支出が控えるとされたのは家電製品で、K12の世帯が7%減、大学生の世帯が15%の減少となっている。
 なお、NRFでは先月発表した早期データでは、6歳〜17歳の子供を持つ世帯の29%が昨年より支出が増えるとし、24%となった昨年の調査結果から増加傾向となっていた。また、国際ショッピングセンター協会が発表した新学期商戦の調査結果でも67%が支出が増えるとし、今年の新学期商戦は昨年より賑わう予測を発表していた。
 約6,500人を対象に6月30日〜7月8日まで行われた調査では、オムニチャネルショッピングについてもリサーチが行われた。ネットで購入してお店で受け取る「ボピス(BOPIS:Buy Online Pickup in Store)」を利用すると答えた人は約半数となる48.4%となった。ボピスは特にミレニアムなど若い層が利用する傾向で18歳〜24歳は65.7%、25歳〜34歳は65.0%が利用するとしている。これらの若い層はボピス・リバース(店で購入して自宅に配送させる)も利用する傾向となり、平均が9.1%に対して15.4%が利用するとしている。また、18歳〜24歳は当日配送も好む傾向で23%が利用するとしている(平均は10.2%)。一方、送料無料はほぼすべての人となる92.1%が利用するとし、より早い配達の利用については17.3%となっている。  続きを読む
2015年07月15日

【ウォルマート】、アマゾン・プライムデーに対抗!プライム会員はマーシーな横浜問題?

150715ウォルマート
■ウォルマートは13日、ウォルマート・コムで電化製品や玩具など2,000品目以上のセールを実施することを発表した。ウォルマート・コムのセールは3ヶ月にわたり行われ、さらに期間限定セールの「アトミック・ディールズ(Atomic Deals)」も開催する計画という。また送料が無料となる最低購入額を現在の50ドルから35ドルに引き下げる。最低購入額の引き下げは30日間実施され反応に応じて延長する可能性があるとしている。ウォルマート・コムCEO兼社長のフェルナンド・マデイラ氏は同社のブログで「ある企業はお客様に100ドルを支払ってもらいセールに参加させていると聞いています。セールなのにお客様に余計なお金を支払ってもらうことは私たちの道理にあいません。私たちは今週中に、参加費や隠した費用がなく、1日限りでもない、誰でも参加できるセールを始めます」と記しており、アマゾン・プライムデーセールに対抗したセールであることを示唆している。
 アマゾンは創業から20年を迎えることを記念し、7月15日からプライム会員限定に「プライムデー(Prime Day)」セールを行う。15日深夜0時から開始されるプライムデーは24時間限定で、数十分から数時間ごとに新しいセール商品が出品されるフラッシュセール。プライム会員でなくても、30日間のお試し無料会員に登録することでプライムデーに参加可能となる。プライムデーはアメリカ以外で日本やイギリス、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストリアの8か国でも行われる。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。一足先に始まった日本アマゾンのプライムデーセール。日本時間の深夜0時過ぎでも繋がらないし、繋がりにくい。繋がっても人気商品はすでにソールドアウト。数量から考えて瞬殺だったことが分かります。残っている商品の大半は食指が動くほどのモノがなく、ディスカウント率も期待したほどでもなく微妙。プライム会員(お試しで参加した人も)は不満タラタラでしょう。予想できたこととはいえ、肩すかしを食らっている方も多いと思います。アメリカのブラックフライデー(最近は前倒ししていますが)等に行われるネット通販セールは、評判が大きいほど「繋がらない&瞬殺」です。買えなかったクレームの嵐は、もう、お馴染みの光景です。アマゾンのプライムデーは「アマゾン誕生日パーティ」。事前に誕生日会を盛り上げ、にわか会員のパーリーピーポーを集め、そのうち何%かをプライム会員にすることを目的にしていることは先日指摘した通りです、アーイ!  続きを読む
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2015年07月14日

【ヘイゲン】、改装完了から1ヶ月もせず人員削減!スーパー激戦区ではラルフスも撤退?

150714ヘイゲン00
■ロサンゼルス郊外サンタバーバラにある地元局(KEYT-TV)のニュース番組が10日、ヘイゲン・フード&ファーマシー(Haggen Food & Pharmacy)で人員削減が行われていることを報じた。同ニュース番組のインタビューに答えた従業員のデクラン・ミニシスさんによると、6週間の新人研修後にお店で働きだしたもののすぐに勤務時間が短縮され、12日にはリストラを言い渡されたという。解雇されたのは彼だけでなく、他のスタッフもレイオフをされているのだ。ミニシスさんはお客がヘイゲンにほとんど来ていないと証言している。ヘイゲン・パシフィックサウスウエスト地区CEOのビル・シャーナー氏は「南カリフォルニア、ネバダ、アリゾナへの進出に対して、私たちは競合店から前例のない競争にさらされています。できるだけ効率的なオペレーションを行うため、勤務時間の削減という決断に至りました。人員削減等は店によって異なります」との声明を発表した。
 アルバートソンズとセーフウェイの店舗合併に伴う連邦取引委員会(FTC)の審査により両社は昨年末、傘下スーパーマーケット168店舗の売却を合意。ヘイゲンはそのうち9割近くとなる148店を買収。同社は3月からカリフォルニアやネバダなどに展開するボンズやアルバートソンズを改装し、先月には100店舗に及ぶ改装を済ませていた。

トップ画像:スーパーマーケット超激戦区(タスティン地区)にあるヘイゲン。視察を行った日は7月12日(日曜日)。日曜日の午後3時頃にも関わらず店内は相変わらず閑散としていた。レジは1台しかオープンしておらず、3週間前から改善がまったく見られない。一方、競合のスプラウツでは金曜日〜日曜日の週末に行う「スプラウツ72時間セール!(72 Hour Sale!)」を強化し、さらに「ダブルちらし水曜セール!(Double Ad Wednesday!)」戦略も始めている。下の画像を見てもらうと分かるように、スーパーマーケット超激戦区からラルフスが7月8日に撤退していた!  続きを読む
2015年07月13日

【ショッピングセンター】、空室率横ばい!繁盛店で閑散としたシアーズの将来を考えた?

150713ディンタイフォン00
■不動産調査会社レイス社は3日、第2四半期(4月〜6月期)のショッピングセンターの空室率データを発表した。全米77都市のスーパーリージョナルSC(SRSC)とリージョナルSC(RSC)などモールの空室率は第2四半期、7.9%となり前期から横ばいとなった。前年同期からは0.2%の改善となっている。モールの空室率は2011年第3四半期(7月〜9月期)にピークとなる9.4%を記録した。過去最悪の水準から3年以上経過しているものの景気後退期前の空室率5%〜6%のレベルにはまだ達していない。一方、ネイバーフッドSCとコミュニティSCなどを含めたストリップセンターの空室率は10.1%となり、こちらも前期から横ばいとなった。10.3%だった前年同期からも0.1%改善している。ストリップセンターの空室率は2011年第2四半期から3期連続して11.0%を記録した。3年以上経過しているものの景気後退前の7%の水準までまだ程遠い状況となっている。
 また、ショッピングセンターの賃貸料はモールが1平方フィート当たり41.12ドルとなり前期から0.6%の増加となり、16四半期連続で増加している。ストリップセンターの賃貸料も前期から0.5%増加し、1平方フィート当たり19.89ドルとなり、こちらも15四半期連続で上昇している。
 カジュアルアパレルチェーンのGAPが6月、北米の不採算店175店舗を閉鎖することを発表した。赤字が続いているシアーズも店舗閉鎖や追加売却が予想され、ショッピングセンターの空室率が改善するにはまだ時間がかかりそうだ。

トップ画像:サウスコーストプラザSCに昨年秋にオープンした小籠包の名店「ディンタイフォン(Din Tai Fung)」。店名に英語、漢字、カタカナが同時表記されており、顧客に日本人が多いことを示している。ディンタイフォンは20年以上も大改装していない赤字続きのシアーズの真ん前にある(マクドナルドがあった場所だ)。下の画像にあるように閑散としたシアーズと対照的な繁盛ぶりだ。  続きを読む
2015年07月12日

【トイザラス】、自社直営のEコマース!あつものに懲りてなますを吹いた遅すぎる決定?

150712トイザラス
■トイザラスは9日、アメリカ国内のEコマース事業を自社直営に置くことを発表した。同社は2016年夏までにトイザラス・コム(Toysrus.com)、ベビーザラス・コム(Babiesrus.com)、FAO・コム(FAO.com)の事業をすべて自社の管轄にする。トイザラスはこれまですべてのEコマース事業を世界最大のEコマース・アウトソーシング企業GSIコマース(GSI Commerce)に委託していた。なおGSIコマースは2011年にイーベイに買収され、現在はイーベイ・エンタープライズ(Bay Enterprise)となっている。トイザラスがEコマースを自社の直営とするのは、同社が掲げる「TRUトランスフォーメーション(TRU Transformation)」戦略の一環。オムニチャネル化を進める一方でオンラインとリアルとのシームレスな買い物体験を実現するために直営に踏み切った。
 トイザラスが先月12日に発表した第1四半期(2月〜4月期)では売上高が23.3億ドルと前年同期比6.2%の減少となった。最終損益は前年同期の1.96億ドルの赤字から1.40億ドルの赤字に縮小した。国内の既存店・売上高前年同期比は客単価が1.8%の増加となったものの客数が4.1%減少し、2.3%の減少となった。国内の既存店ベースは5四半期連続で減少している。一方、海外店は同1.2%の増加となった。トイザラスは国内にトイザラスやベビーザラスを866店を保有し、海外37ヶ国では730店と240ヵ所のライセンス契約店を展開している。
 トイザラスでは2013年10月からCEOとなっているアントニオ・アースレイ氏が辞任し、後任に元ドミノピザCEOのデイブ・ブランドン氏が7月1日付で就任している。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。やらなきゃいけないと分かっているもののできない先延ばし行動を英語で「プロクラスティネーション(Procrastination)」と言います。自己啓発の書籍を読むと必ず出てくる言葉です。覚えにくいワードでも何度も目にするので覚えてしまいます。やるべきことを遅らせる人、ぐずぐずと先延ばしにする人は「プロクラスティネーター(Procrastinator)」と言います。後藤もそういった部分はあります。研修前にテキスト資料やレジュメのアップデートをしなければならないのに机を片付けてみたり、ネットサーフィンをしてみたりと行動の優先順位がおかしくなります(笑)。個人では笑い話になるのですが、企業などがやらなければならない重要事項をグズグズと先延ばしすれば、それこそ命取りになります。羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹き、必要以上の用心から重要事項さえ先延ばしでは大やけどで済まないのです。  続きを読む
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2015年07月11日

【ターゲット】、IoTショールームのオープンハウス!アップルストアのような実験室?

150711オープンハウス
■「モノのインターネット(IoT:Internet of Things)」が注目を集めている。ホームオートメーションにモノのインターネット(IoT)を取り入れたコネクテッド・ホームやスマホのアプリと連動したスマート家電がよく報じられている。しかし、一般的には、あまり知られていないのが実情だ。利用者にとってどのような利便性があるのかもよくわかっていない上、最近ではセキュリティの問題を指摘されることもある。メーカーが「イノベーション」と叫んで発表しても、大手小売チェーンが店内に特設コーナーを導入して販売を始めるもまだ大きな潮流に至っていない。そんな中、大手チェーンストアが「モノのインターネット」で、これまでとは全く異なる取り組みを始めた。
 ターゲットは10日、サンフランシスコのメトレオンにIotの体験型ショールームをオープンした。透明のアクリル壁で仕切られた入り口が印象的な「ターゲット・オープンハウス(Target Open House)」は100坪ほどのスペースにコネクテッド・ホーム製品やスマート家電品を販売・展示している。アップルストアを思わせる店内にはネスト(Nest)のスマート・サーモスタットやソノズ(Sonos)のワイヤレス・ネットワーク・プレーヤー、リング(Ring)のスマートドアベルなど13ドル〜250ドルの35品目がスマートフォンやタブレットと共に展示され操作もできるようになっているのだ。店内にはIot製品の説明用にインターアクティブ端末テーブルが設置され、コネクテッド・ホームやスマート家電の実際を分かり易く解説している。操作用に「ヨノミ(Yonomi)」アプリをアップしており、ユーザーは自分のスマートフォンからもデモが可能となっている。展示されている製品の3分の1程度はターゲットのホームページで購入できるが、残りはオープンハウスのみの取り扱いとなっている。ターゲットはオープンハウスを「学習実験室(learning laboratory)」として位置付けている。販売や売上を目的とせず、製品のフィードバックを得るため、返品条件を寛大にしているという。また、IoTを開発するスタートアップ企業用に製品のテストドライブとしても解放するとしているのだ。
 オープンハウスはターゲットのイノベーション部門となる「エンタープライズ・グロース・イニシアティブ(Enterprise Growth Initiatives)」が開発しており、あくまでも啓蒙や情報発信、実験用としてしているため店舗への拡大は考えていないという。
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2015年07月10日

【アルバートソンズ】、新規株式公開を申請!間引きにオンライン注文のカーブサイドも?

150710アルバートソンズと傘下の分布
■スーパーマーケットチェーンのアルバートソンズは8日、証券取引委員会(SEC)に上場申請書を提出し、株式を上場することを発表した。アイダホ州ボイジーに本社を置くアルバートソンズは、投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメントなどの投資家連合が保有。昨年3月には業界第2位のセーフウェイ買収を発表、今年初めには統合を完了していた。同社は現在、アルバートソンズやセーフウェイのほかにボンズ、ジュエル・オスコ、アクメ、トムサムなど18のストア名で2,205店を33州で展開しており、業界最大手となるクローガーに次ぐ店舗数となっている。上場申請書によると、昨年の売上高は272億ドル、純損益が12億ドルの赤字となっている。またセーフウェイの業績を含んだプロフォーマ(見積もり)売上高は575億ドル、純損益が4億ドルの赤字だった。
 サーベラス・キャピタル・マネジメントは2006年、投資企業と連合でアルバートソンズから650店以上を買収しアルバートソンズLLCを運営。同社は2013年、スーパーバリュからアルバートソンズを含む傘下スーパー877店を買収した。
 なお、直近(2014年度)の既存店・売上高前年比の内訳は、2006年に買収したアルバートソンズの「レガシー・アルバートソンズ(Legacy Albertsons Stores)」が2.5%増、2013年にスーパーバリューから買収したアルバートソンズの「SVUアルバートソンズ(SVU Albertsons Stores)」が8.2%増、2013年にスーパーバリューから買収したアクメとジュエル・オスコ、ショーズ、スターマーケットの「NAI(NAI Stores)」が9.1%増、今年初めに統合を完了した「セーフウェイ(Safeway Stores)」が3.0%の増加となっている。

トップ画像:アルバートソンズはセーフウェイのほかにボンズ、ジュエル・オスコ、アクメ、トムサムなど18のストア名で2,205店を33州で展開している。  続きを読む
2015年07月09日

【コンテナストア】、5四半期連続で既存店がマイナス!赤字幅増は投資に重点を置く年?

150709コンテナストア
■整理・収納の専門店のコンテナストアが7日に発表した第1四半期(3月〜5月期)決算では新規出店などコスト高となり赤字幅が増加した。売上高は前年の1.73億ドルから2.1%減少し1.70億ドルとなった。スウェーデン通貨のクローナを為替調整した場合、売上高は0.9%の増加となる。コンテナストアは1999年にスウェーデンのワイヤーストレージ・システムのエルファを買収、エルファは売上全体の10%を占めている。純損益は前年同期の360万ドルの損失から、520万ドルの損失と赤字幅が40%以上増加した。粗利益率は前年同期の58.1%から58.5%と0.4%増えたが、一般販売管理費率が52.4%から55.3%と3%近く増え、新規出店コストもかさんだことで赤字幅が増加した。既存店・売上高前年同期比は0.9%の減少。既存店ベースは5四半期連続で前年を下回った。
 コンテナストアは昨年7月から全店に展開しているロイヤリティプログラムの「ポップ(POP:Perfectly Organized Perks)」、現在47店舗で行われているコンサルティングプログラム「コンテインホーム(Contained Home:アットホームからプログラム名を変更)」、36店で導入している高品質でハイエンドのクロゼットブランド「TCSクローゼット(TCS Closets)」を展開している。客単価が2,500ドルのコンテインホームと1万ドルとなるTCSクローゼットを年度末までに全店に拡大する予定。
 コンテナストアは25州に71店を保有し、今年中に10店舗を新規にオープンする計画。  続きを読む
Posted by usretail at 03:13Comments(0)TrackBack(0)その他
2015年07月08日

【新学期商戦】、今年は熱い!アマゾンの過去最大「プライムデー」セールは実はXデー?

150708アマゾンプライムデー
■アメリカでは9月から新学期。アメリカ小売業にとって新学期商戦(バック・ツー・スクール:Back to School)は年末商戦に次ぐ繁忙期となる。大手チェーンストアは7月4日の独立記念日までに新学期商戦用のディスプレイを完了するのだ。一部のチェーンストアでは6月初めからディスプレイしているところあり、新学期商戦の熱気が伝わってきている。全米小売業協会(NRF)が発表したデータでは、今年の新学期商戦は昨年より賑わう予測だ。
 子供を持つ6,400人以上を対象にした調査によると、6歳〜17歳の子供を持つ世帯の29%が昨年より支出が増えるとしている。24%となった昨年の調査結果から増加傾向となっている。今年、大学に進学する子供をもつ約30%で支出額が増えるとしており、昨年の23%から増加している。支出増となる一方で、経済状態が重要な関心事となっている。家計が新学期消費に影響を与えると答えた大学生を持つ世帯の32%は、オンラインで価格比較を行うとしている。これは昨年の28%より増加している。また、6歳〜17歳の子供を持つ世帯でも31%がオンラインでの価格比較を行うとしており、昨年から増加傾向だ。新学期商戦は今年、支出が増えるものの賢く買い物をする消費者が増えているのだ。
 年末商戦に次ぐ繁忙期となる新学期商戦にネット通販最大手が勝負を仕掛けてくる。アマゾンは創業から20年を迎えることを記念し、プライム会員限定に「プライムデー(Prime Day)」セールを行うことを発表した。7月15日深夜0時から開始されるプライムデーは24時間限定で、数十分から数時間ごとに新しいセール商品が出品されるフラッシュセールだ。プライム会員でなくても、30日間のお試し無料会員に登録することでプライムデーに参加可能となる。プライムデーはアメリカ以外で日本やイギリス、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストリアの8か国でも行われる。

トップ画像:アマゾンでは7月15日、プライム会員限定に「プライムデー(Prime Day)」セールを行う。過去最大のセールということだが、アメリカではこの後の新学期セールにスピード宅配サービスで利用者をプライム会員として餌付けするXデーとなる。  続きを読む
Posted by usretail at 03:36Comments(0)TrackBack(0)Eコマース
2015年07月07日

【シアーズ】、カナダ事業部のトップが1年足らずで辞任!トップがアレでは瀕死の状態?

150707シアーズ
■シアーズは1日、シアーズ・カナダCEOのドナルド・ボワ氏がCEO職を辞任することを発表した。ボワ氏は8月末までCEOにとどまり、9月8日から書籍チェーン最大手のバーンズ&ノーブルCEOに就任する。後任は決まっていない。同氏は2年前、シアーズのチーフ・マーチャンダイジング・オフィサー(CMO)に就き、昨年の10月からシアーズ・カナダのCEOに就任していた。ボワ氏は2012年までブルックストーンCEO、2009年までトイザラスの北米統括部長、2006年までベストバイの役員を歴任していた。なおシアーズ・カナダのCEOには2011年6月からカルビン・マクドナルド氏、2013年9月からダグラス・キャンベル氏、2014年10月からボワ氏とCEOが次々と代わっている。 
 シアーズ・ホールディングスが先月8日に発表した第1四半期(2月〜4月期)決算は、赤字幅が縮小した。純損失は前年同期の4.02億ドルから3.03億ドルと縮小した。売上高は店舗閉鎖や売却により25.4%減となる58.8億ドル(前年同期は78.8億ドル)。一般販売管理費率は26.5%から28.6%とコスト高になる一方、粗利益率は前年同期の23.2%から25.8%に2.6%増加した。既存店・売上高前年同期比は国内のシアーズが二桁減となる14.5%の減少、Kマートは7%の減少だった。国内店の既存店ベースは10.4%の減少。同社はロイヤリティプログラム「ショップ・ユア・ウェイ(Shop Your Way)」が買い物客の74%に達していることを強調している。
 シアーズ・カナダの2月〜4月期の売上高は店舗閉鎖により10%近くの減少となる7億ドル。既存店ベースは4.3%の減少だった。粗利益率は23.5%、一般販売管理費率はリストラ費用がかさみ32.4%となった。  続きを読む
2015年07月06日

【ベストバイ】、白物家電部門サムスン・オープンハウスのセンターステージが気になる?

150706サムスン・オープン・ハウス
■ベストバイはサムスンと3つ目となる店舗内店舗を展開しようとしている。ミネソタ州ミネアポリスとイリノイ州シカゴにあるベストバイは先月初めからアプライアンス(白物家電)売り場でサムスンの専用スペース「サムスン・オープン・ハウス(Samsung Open House)」を設置した。白物家電のショップインショップのサムスン部門は、ベストバイの専用スタッフが常駐してサムスン製の冷蔵庫や洗濯機、ディッシュウォッシャー、IHクッキングレンジ、ロボット掃除機などを扱っている。このミニショップには2メートル以上の高さとなる85インチ縦型タッチスクリーンディスプレー「センターステージ(Center Stage)」を導入している。超高解像度(UHD)のセンターステージにはサムスンの高級冷蔵庫やオーブン、電子レンジなどキッチン家電が実際のサイズで入っており、機能やスペック、店在庫にないカラー確認もできるようになっている。スクリーンをタッチしてズームイン機能を使用したり、冷蔵庫を好みの色に変えることもでき、気に入った製品のデザインや機能をスマートフォンに保存することも可能となる。店頭にある紙媒体カタログの代わりにスマートフォンに製品情報をダウンロードできるのだ。
 ベストバイは一部の店舗にある白物家電売り場に「パシフィック・キッチン&ホーム(Pacific Kitchen & Home)」を導入している。同社が2006年にカリフォルニア州トーレンスに本社がある白物家電店パシフィックセールス(Pacific Sales)を買収、ベストバイの店舗に店舗内店舗として部門化した売り場だ。パシフィック・キッチン&ホームは年内に少なくとも50ヵ所増やす一方で、サムスン・オープン・ハウスは今年末までに200ヵ所展開する予定となっている。ベストバイの白物家電売上高は全体の8%となっており、住宅市場の回復とともにここ数年、売上が伸びている。
 ベストバイはアップルと提携し店内にショップインショップを開設して以来、2013年にはモバイル部門に「サムスン・エクスペリエンス・ショップ(Samsung Experience Shop)」、パソコン部門に「ウィンドウズストア(Windows Store)」を導入、昨年はテレビ売り場にソニー部門「ソニー・エクスペリエンス・アット・ベストバイ(The Sony Experience at Best Buy)」と「サムスン・エンターティメント・エクスペリエンス(The Samsung Entertainment Experience)」を開設した。チップメーカーのインテル社と提携して新技術のデモンストレーションエリア「インテル技術体験ゾーン(Intel Technology Experience Zone)」も導入している。最近ではデジタル一眼レフカメラ主要メーカー(ソニー、キヤノン、ニコン、ゴープロ)と組んだ部門「ベストバイ・カメラ体験ショップ(Best Buy Camera Experience Shop)」も一部店舗で導入している。
 メーカーと組んだ店舗内店舗を白物家電にまで広げることで利益率の高い部門に育て上げるのだ。

トップ画像:アプライアンス(白物家電)売り場にあるサムスンの専用スペース「サムスン・オープン・ハウス(Samsung Open House)」。2メートル以上の高さとなる85インチ縦型タッチスクリーンディスプレイ「センターステージ(Center Stage)」がこの部門のキモになる。下の動画にあるように、機能やスペックの他、サムスン製品を実物大に見せるだけでなく、芸術家とコラボしたビジュアルデモンストレーションで製品を「魅せる」のだ。  続きを読む
Posted by usretail at 03:52Comments(0)TrackBack(0)家電専門店