2017年12月18日

【アマゾン】、クリスマスイブ注文も送料無料で当日深夜に届く!プライム会員数が頭打ち?

171218アマゾン
■ネット通販最大手のアマゾンは13日、送料無料の当日宅配サービス「プライムナウ(Prime Now)」の対象エリアを増やし、クリスマス直前注文の対応を拡大したことを発表した。プライムナウは、年会費99ドルのプライム会員が利用できるスピード宅配サービス。日用品から食品、家電品までプライムナウ対象商品(注文金額35ドル以上)なら送料無料で注文から最短2時間で届く(1時間宅配は有料)。アマゾンはプライムナウの対象エリアを以前発表していた5,000ヵ所から、8,000以上の市や町に拡大した。プライムナウ利用では、12月24日の午後9時までに注文すれば多くの場所で当日に届くとしている。またアマゾンはリアル書店の「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」をニューヨークやロサンゼルスなど13店を展開している。アマゾン・ブックスでは、人気の書籍からエコーやファイアタブレットなどのアマゾン製品をクリスマスイブの閉店時間(午後5時もしくは午後6時)まで購入可能としている。アマゾンの傘下となったホールフーズ・マーケットでもアマゾン製品を販売している。モール等に展開しているポップアップストア(Pop-Up Stores)を導入したホールフーズではファイアTVや電子書籍のキンドルなどを、午後6時(もしくは午後7時)の閉店時間まで購入できるとしている。アマゾンはホールフーズ店内やセブンイレブンなどにピックアップ用のアマゾンロッカーも設置している。アマゾンロッカーで24日のクリスマスイブにピックアップする場合、プライム会員は前日の正午までに注文する必要があるとしている。
 アマゾンでは非プライム会員でも宛先が対象エリアなら送料8.99ドルに注文1品毎に99セントを支払えば当日宅配サービスを受けられる。  続きを読む
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2017年12月17日

【セブンイレブン】、宅配&ピックアップサービス!コンビニの利便性向上でお客を奪う?

171217セブンイレブンナウ・アプリ
■セブンイレブンは13日、同社のアプリ経由で宅配や店でのピックアップができるサービスを始めることを発表した。無料アプリ「セブンイレブンナウ(7-ElevenNow)」を使ったテストはテキサス州ダラス地区にある10店舗のセブンイレブンで行う。使い方はアプリを起動後に「配達(Delivery)」「ピックアップ(Pick Up)」を選択し、最寄りのセブンイレブンの場所を確認後にスナックや飲み物などの商品を購入していく。購入額に応じてポイントがたまる「セブンリワード(7Rewards)」にも対応している。セブンリワードではコーラなどソフト飲料6カップで1カップが無料になるなどポイントシステムを採用している。一部の商品にはボーナスポイントもある。現在はダラスの17店舗が対応しているという。セブンイレブンナウで配達を選択した場合、商品は買い物・宅配代行サービス「ポストメイツ(Postmates)」などの宅配業者に渡されて利用者宅まで届けられるという仕組みだ。セブンイレブンナウは2018年、他のセブンイレブンでも展開する。
 セブンイレブンはまた、顧客がいつでも質問ができるようフェイスブックのメッセンジャー上でチャットボットサービスを開始している。このボットはセブンリワードのサインアップや最寄りの店舗情報、ディスカウント情報などを提供する。セブンイレブンは先月初め、アマゾンと提携し銀行口座やクレジットカードを持っていなくてもネットを利用できるサービス「アマゾンキャッシュ(AmazonCash)」を始めている。利用者はアマゾンの自分のアカウントから専用のバーコードを印刷する。もしくはスマートフォンにあるアマゾン・アプリに表示させるか、アイフォンではバーコード表示後にウォレットに取り込むこともできる。このバーコードをレジのスキャンで読み込ませて入金する。入金後はアマゾンのオンライン・アカウントにすぐに反映され、利用可能となる。すでにアマゾンキャッシュはドラッグストアチェーンのCVS、オハイオ州をベースにガソリンスタンド併設型(GS)コンビニを展開するスピードウェイ(Speedway)、中西部など11州で約400店を展開するGSコンビニのカム&ゴー(Kum & Go)、東部地区のGSコンビニのシーツ(Sheetz)などで利用可能だ。

トップ画像:「セブンイレブンナウ(7-ElevenNow)」アプリ。使い方はアプリを起動後に「配達(Delivery)」「ピックアップ(Pick Up)」を選択し、最寄りのセブンイレブンの場所を確認後にスナックや飲み物などの商品を購入していく。  続きを読む
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2017年12月16日

【アグリー・クリスマス・セーター】、日本では流行らない!アメリカかぶれと思われる?

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■今年もアグリー・クリスマス・セーターの季節がやってきた。「アグリー(Ugly)」とは、「醜い」「ダサい」という意味であり、アグリー・クリスマス・セーター(ugly christmas sweater)は、クリスマスをモチーフにした趣味の悪いダサいセーターのことだ。真っ赤なセーターにサンタや雪だるま、トナカイ等の絵柄などが付いた、恥ずかしくて着るに着れないセーターをさす。子供の頃「おばあちゃんからのクリスマスプレゼント」でもらった嫌な思い出が昇華され、アグリー・クリスマス・セーターが数年前から「最もホットなファッション」とブームになっているのだ。毎年12月の第3金曜日は「全米アグリー・クリスマス・セーター・デー(National Ugly Christmas Sweater day:今年は12月15日)」と制定され、パーティ等であえて悪趣味なセーターを着て友達と楽しむ日となっている。最近ではインスタグラムでもシェアするようになっているのだ。数年前からはメーシーズやターゲット、コールズ、JCペニーなど大手チェーンストアもアグリー・クリスマス・セーターを展開するようになっている。フォーエバー21やH&Mなどのファストファッションブランドも同様にアグリー・クリスマス・セーターの取り扱いを増やしているのだ。アマゾンや大手チェーンストアのオンラインストアも「アグリー・クリスマス・セーター(ugly christmas sweater)」「アグリーセーター(ugly sweaters)」と検索すると数えきれないほどの商品がヒットする。
 アグリー・クリスマス・セーターが習慣化し一般的に認知されるようになると、付加価値化への流れも始まっている。クリスマス・シーズンのみ営業を行うポップアップのアグリー・クリスマス・セーター専門店(Ugly Christmas Sweater Shop)では、60年代や70年代の手編みのビンテージを中心に扱っている。真っ新なものより古びれた感じが若い人に受けるのだ。シューズメーカーのナイキはボストンにあるセレクトショップの「コンセプツ(Concepts)」とコラボして作った「コンセプツXナイキSBダンクハイ(Concepts x Nike SB Dunk High)」を発表した。バスケットシューズにアグリー・クリスマス・セーターをテーマにしたデザインを大胆に取り込んだモデルだ。赤いニット帽をかぶった雪だるまやジンジャーブレッドマン、トゲトゲのヒイラギの葉っぱ、ド派手な色のプレゼントボックスなどのクリスマス定番の柄を施し、ダサさを楽しむ仕上がりとなっている。125ドルのシューズには、青色や赤色、黄色、白のシューレース(靴ひも)が付いている他、中底となるインソールにもニット帽の雪だるまが描かれているほどのこだわりだ。
 ブームから定番化しつつあるアグリー・クリスマス・セーターは、ファッションを扱う大手チェーンストアやアパレル専門店で冬の風物詩ともなりそうだ。

トップ画像:ターゲットで販売していた、ありえない「アグリー・クリスマス・スーツ」。これを着るのは、罰ゲームでしかない。よく「アメリカで流行ったものは日本でも流行る」と言われているが、例外もある。  続きを読む
2017年12月15日

【ターゲット】、宅配サービスのシプツ買収!投資回収で競合店の顧客データを利用する?

171215ターゲット@ヒューストン
■ターゲットは13日、オンデマンド買物代行・宅配サービスのシプツ(shipt)を買収したことを発表した。買収総額は5.5億ドル(約620億円)。ホールフーズを買収したアマゾンや、宅配サービス業者を買収したウォルマート等に対抗するのが狙い。この買収により、ターゲットは2018年初頭から1,800店以上となる全店舗の約半数で、当日宅配サービスを開始する。また、2018年の年末商戦までにほぼすべての店舗で当日配送を可能にするという。アラバマ州バーミンガムに本部を置くシプツはクラウドソーシングを採用したビジネスモデルだ。アプリを通じて注文が入るとショッパーと呼ばれる登録者(現在約2万人)がスーパーで買い物し、注文から最短1時間で顧客に配達する。シプツのサービス手数料は1回7ドル。年会費99ドルのメンバーシプツに加入すると、発注金額が35ドル以上は手数料無料で何度でもサービスを受けられる(35ドル以下は1回7ドル)。シプツによると、宅配商品は35ドル分で5ドル程度マークアップされているという。シプツは2014年の創業当初、ターゲットやベストバイ、ホームデポからの宅配をおこなっていた。翌年からは買物先をスーパーマーケットに絞り(一部地域ではアルコール専門店からも宅配)、一部の都市を除いて多くはスーパーマーケットも1社に特定している。提携先チェーンストアはパブリクスやコストコ、HEB、マイヤーなど。72の大都市で展開中だ。
 ターゲットは現在、出遅れたオムニチャネル化でキャッチアップしている。同社は今年7月、洗剤やシリアルなど日用品や非生鮮食品などを翌日に宅配する「ターゲット・リストック(Target Restock)」を始めている。ターゲット・リストックの対象商品は毎日の生活で欠かせない日用品や雑貨、健康、ベビー、ビューティ関連、パーソナルケア、ペット用品など1万品。注文は月曜日〜木曜日の午後7時までに行うと翌日には宅配される。手数料は一律4.99ドル。またターゲットは8月、当日宅配ロジスティック・プラットフォーム企業でスタートアップの「グランド・ジャンクション(Grand Junction)」を買収することを発表した。買収金額など詳細は明かしていない。グランド・ジャンクションとはNYの一部ターゲットで当日宅配のテストで提携し、買収を通じて今後、当日宅配サービスの拡大を図るとしていると明かしていた。ターゲットはまた、カーブサイド・ピックアップの「ドライブアップ(Drive Up)」の拡大を行っている。カーブサイド・ピックアップは利用者がネットで注文した商品を指定されている店舗駐車場にて店のスタッフから受け取るサービス。通常、利用者は車から降りる必要はなく、注文品はスタッフがトランクに積んでくれる。ミネアポリス・セントポールに展開するターゲットや次世代プロトタイプ店で行われているドライブ・アップはターゲット・アプリ経由の注文のみに対応。対象商品は日用品や家具、玩具、ベビー用品など20万品目にも上っている一方で、生鮮品やデリ、冷凍・冷蔵食品はサービス対象外となっている。

トップ画像:テキサス州ヒューストン郊外にあるターゲット次世代プロトタイプストアのドライブアップ。  続きを読む
2017年12月14日

【アマゾン】、トレジャー・トラックがサイバーマンデーで大人気オモチャを定価販売!?

171214フィンガーリング@アマゾン・トレジャー・トラック
■昨年のハッチマルズのように、今年の年末商戦でも大人気で手に入りにくい状態となっているオモチャがある。15センチほどのフィンガーモンキー・ロボット「フィンガーリング(Fingerlings)」だ。日本で「小っちゃな手のりモンキー ハグミン」の商品名で販売されているフィンガーリングの製造元は、カナダの玩具メーカーのワォウィー。5歳〜15歳を対象にしたフィンガーリングはハッチマルズのように、2009年のズーズーペット騒動を思い起こさせるほど、子供からせがまれるオモチャになっているのだ。そのため、ウォルマートやターゲット、アマゾンなどでも扱っているのだが、どこもソールドアウトの状態となっている。メーカーは空輸で対応しているのだが、店のウェイティングリストも一杯になっているほどで、入荷と同時に完売になってしまう。フィンガーリングの価格が15ドルという安さも、60ドルのハッチマルズ以上に人気に拍車をかける要因となっている。その一方、アマゾンのマーケットプレイスでは、3倍以上となる40ドル前後で取引されており、オークションのイーベイでは40ドル〜400ドルで出品されるほど高騰している。
 これを11月27日のサイバーマンデー時に販売して大きな話題になったのが、アマゾンの移動販売サービス「トレジャー・トラック(Treasure Truck)」だ。トレジャー・トラックは数量限定となるセール商品を利用者に渡し販売が完了する、移動式ピックアップ拠点。利用方法はスマートフォンであらかじめテキスト通知を申し込んでおく(非プライム会員でもOK)。利用者の近所にアマゾンが選んだ1日1品の商品を載せたトレジャー・トラックが来る直前に、セール品内容とピックアップ場所・時間の通知が届くことになる。アマゾン・アプリ経由でセール品を購入すれば、指定の場所に来るトラックで注文品を受けとれる仕組みだ。商品の受け取りは、購入後に送信されるレシートQRコードをスキャンさせるだけ。アマゾンはニューヨークやロサンゼルス、ヒューストンなど20都市に複数のトレジャートラックを展開しており、これまで家電製品やステーキやシーフード、ミールキットなどの生鮮食品を販売している。トレジャートラックのフィンガーリングは15ドルと定価と変わらなかったが、品薄状態が続いていたことで各地で瞬く間に完売となっていたのだ。
 大人気のオモチャをお店で販売してもニュースにはならないが、アマゾン・トレジャー・トラックでお祭り販売する光景は絵になる。トレジャートラックでフィンガーリングを喜んで受け取る母親の姿はニュースになっていることで、アマゾン・トレジャー・トラックのテキスト通知を申し込む人は増えたはずだ。巧みなマーケティングで、アマゾンのマインドシェアはさらに上昇するだろう。

トップ画像:サイバーマンデーにアマゾン・トレジャー・トラックは大人気のオモチャ、フィンガーリングを15ドルで販売した(画像はアマゾン・アプリのスクショ)。定価でも即完売となったばかりでなく、ニュースにもなっていた。  続きを読む
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2017年12月13日

【リドル】、出店を見直し!卵1パック(12個入り)25円の競争で3億かけた出店を保留?

171213リドル (2)
■来年末までに100店展開を掲げているディスカウント・スーパーマーケット・チェーンのリドルは一部に新規出店の見直しを行っている。競合店からの価格攻勢で客数が伸び悩み、出店戦略の変更を余儀なくされているのだ。今年6月、ドイツからアメリカ進出を果たしたリドルは現在、バージニア州など6州に47店舗を展開している。リドルは今月初め、ニュージャージー州で2号店目となるマンチュア・タウンシップ地区での出店を延期した。リドルは出店予定地となる約6,000坪の土地を325万ドルで取得しており、自治体からも出店承認も得ていた。困惑を隠せない関係者の話しによると、リドルは出店保留の理由に「予算の制約」と挙げた。リドルはまたバージニア州スタントン地区の出店を「小商圏」を理由に棚上げした。先月にはペンシルバニア州イーストランピーター・タウンシップ地区とオハイオ州オースティン・タウンシップ地区での出店プロジェクトをスクラップしたばかりなのだ。一部には、競合店からの思いがけないほどの攻防にリドルの客足が低迷していることを指摘している。調査会社のインマーケット(inMarket)によると、リドルは進出当初の6月、2.6%の集客シェア(Share of Visits)を得ていた。それが7月に2.3%、8月には1.7%と客足は落ち込んでしまった。9月は1.9%と若干盛り返したものの、苦戦している。リドルの進出に警戒していた競合店が一斉に安売りを始めたことで、当初、物珍しさがあったリドルの集客が途絶えてしまったとの分析だ。インマーケットによると、競合ウォルマートの5月の集客シェアは30%だった。6月には29%となり、リドル進出の影響をうかがわせたが、結局、集客シェアはリドル進出前の状態に戻している。なおリドルは9月、アメリカ進出店の立て直しにスペイン・リドルのトップだったマイケル・アランダ氏を起用した。
 リドルは最近、ニュージャージー州アッパー・ディアフィールド・タウンシップ地区の土地を160万ドルで買収した。他にも幾つかのプロジェクトが進行中であり、100店舗展開の姿勢は崩していない。ヨーロッパなど28ヶ国に1万店以上の実績があるリドルでさえ、アメリカ市場では思い通りにはいかないようだ。  続きを読む
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2017年12月12日

【アマゾン】、エコーを原価割れセール!アレクサPOPを使った新ビジネスモデルとは?

171212エコーショー&エコードット@アマゾン・ブックス
■ブラックフライデーやサイバーマンデーは終わったが、アマゾンではキンドルなど自社製品を中心に再び期間限定の激安セールを行っている。スマートスピーカーのエコーなど一部の商品は、ブラックフライデーやサイバーマンデー時の値引きを凌ぐほどのセールとなっている。エコー・ファミリーでは最も安価となる50ドルのエコードット(Echo Dot)はブラックフライデーやサイバーマンデーと同じ価格の30ドルでセールされている。エコードットは昨年の年末商戦セールで40ドルに値引き、今年のプライムデーで35ドルだった。30ドルの価格は原価を割っていると思われるほどの最安値となっているのだ。発売されたばかりのエコー(スタンダードモデル:Echo)新機種も100ドルから80ドルとなり、ブラックフライデーやサイバーマンデー時のディスカウント価格となっている。エコーにホームネットワークハブの機能を搭載した最上位モデルのエコープラス(Echo Plus)も150ドルから120ドルに値引きされており
ブラックフライデー&サイバーマンデー価格となっている。ブラックフライデーやサイバーマンデー時のセール価格よりも安くなっているのは今年7月に発売サれたばかりのエコー・ショー(Echo Show)だ。230ドルのエコーショーは先日のセールで180ドルとなり、現在は230ドルから80ドル引き(35%オフ)となる150ドルとなっているのだ。エコーショーを使うことで双方向動画チャットも可能な、120ドルのセキュリティーカメラのクラウドカム(Cloud Cam)もブラックフライデーやサイバーマンデーの価格(100ドル)より10ドル安い90ドルでセールとなっているのだ。その他、7インチのファイア・タブレット(Fire 7 Tablet with Alexa, 7" Display, 8 GB, Black)が50ドルから30ドル、8インチのファイア・タブレット(Fire HD 8 Tablet with Alexa, 8" HD Display, 16 GB)も80ドルから50ドルと値引きとなっている。
 調査会社ジュニパーリサーチは、アメリカ国内でエコーなどスマートスピーカーの世帯普及率が2022年に55%となると予測している。アマゾンは原価を無視したエコーの安売りでさらに普及率を上げシェアを圧倒的なものにしようとしているのだ。

トップ画像:アマゾン・ブックスで展示・販売されているスマートスピーカーのエコー・ショーとエコー・ドット(テレビ映像)。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アマゾン・ブックスがニューヨークやロサンゼルスの大都市など13ヶ所に拡大していることから、視察する機会が増えています。クライアントが食品関係者でもアマゾン・ブックスを見学してもらうのです。理由は二つ。一つ目はチェーンストア理論の陳腐化を、アマゾンとアマゾン・ブックスの展開から学ぶことにあります。もう一つはそこで販売しているスマートスピーカーのエコーから未来の小売のあり方を学ぶことです。アマゾン・ブックスの展開によるチェーンストア理論の陳腐化は別の機会に書きたいと思います(なぜ陳腐化なのか分かります?)。エコー実演では時間や天候、タイマーセットなどに音楽をかけたりしています。スクリーンのついたエコーショーでは好きなミュージシャンのアルバムを表示させ、選んだアルバムから曲をかけさせたりします。で、エコーショーによるショッピングリストのデモンストレーションに、今日の特価セールまで表示させるのです。  続きを読む
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2017年12月11日

【インスタカート】、アマゾンのホールフーズ買収はナマコの水槽にカニを入れたと同じ?

171211インスタカート@ホールフーズ
■ネット通販最大手のアマゾンが6月、自然食品スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを137億ドルで買収することを発表した。IT企業がスーパーマーケットチェーンを約1.5兆円で買収したことで世界中から注目を集めたニュースとなったのだ。当初、アマゾンによるホールフーズの買収で多くの変化が期待されていた。買収発表から半年が経過し、最も顕著な変化はそれ自身ではなかった。ホールフーズを取り巻く競合店にあったのだ。突如として大手、中小に関わらずスーパーマーケットは宅配サービスを始めだしたのだ。食品スーパーの宅配サービスでいえば、オンデマンド買物代行&宅配サービスのインスタカートだ。インスタカートはスーパーマーケットでの買い物を「パーソナルショッパー」と呼ばれるスタッフが代行し、自宅に送り届けるサービスを展開する。注文ごとに宅配手数料を払う場合は2時間の宅配が5.99ドル(35ドル以上)となっており、年会費149ドル(月額の場合は14.99ドル)を払ってインスタカート・エクスプレス会員になると手数料は無料となる。インスタカートはホールフーズと2014年から正式提携し、多くの地域で宅配サービスをおこなっている。生鮮品の宅配部門をもつアマゾンがホールフーズを買収したことで当初、ホールフーズとの提携が白紙になり、大打撃を被ると思われていた。一部にはインスタカートもアマゾンに買収されるとの話もあったほどだ。しかし、アマゾンの脅威が、競合スーパーマーケットをインスタカートとの提携や提携拡大に拍車をかけることになったのだ。インスタカートの創業者でCEOのアポルボ・メタ氏は、アマゾンによるホールフーズの買収が発表された途端に「全米中の大手食品スーパーから連絡がきた」と話している。インスタカートとの提携はひっきりなしだ。35州に2,200店を展開するスーパーのアルバートソンズは先月末、インスタカートとの提携を発表した。2018年末までに1,800店で宅配サービスを展開するのだ。このニュースの数日前には全米最大のスーパーマーケットチェーンのクローガー傘下のラルフスが、インスタカートと提携したことが報じられた。2,800店近くを展開するクローガーでは、シアトルに展開する傘下のQFCもインスタカートの顧客となる。インスタカートはアルバートソンズやクローガーばかりでなくアホールド、パブリクス、HEBなど大手食品スーパー6社にコストコやアルディまで顧客に抱えるようになったのだ。ウェグマンズやプライスチョッパーなど中堅食品スーパーとの契約も加速している。これによりインスタカートは食品スーパーなど165社以上と契約を結び、宅配サービスを展開している。
 いまのところ企業価値が34億ドルを突破したインスタカートが大笑いしている状況なのだ。

トップ画像:サンフランシスコ市内のホールフーズ。インスタカートの冷蔵庫には入りきれないほどの宅配物が置いてあった。手前のレジはインスタカート用だ。  続きを読む
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2017年12月10日

【返品】、オンデマンド返品代行サービス!消費・返品大国でも市場として成立するのか?

171210リターンランナー
■アメリカは消費大国と同時に返品大国でもある。購入日から一定期間、購入した商品が気に入らなければ簡単に返品できるのだ。全米小売業協会(NRF)が11月に発表したデータによると、今年の返品率は11%に達する。返品率が8%だった2015年の調査から3ポイントもアップだ。また今年、11月〜12月のクリスマス商戦期中の返品率は13%にも上るとの試算だ。アメリカではギフトレシートを添えて贈ることで、プレゼントも返品可能となる。ギフトレシートとは商品の返品・交換用の領収書のことで、金額は載っていない。購入の支払い時に贈り物であることを伝えれば、通常の領収書とは別にもらえるのだ。ギフトレシートには店名や返品条件、バーコードなどが記載されている。どんな場合であっても返品できることは常識であり、たとえサンタクロースからのプレゼントも、気に入らなければ返品できるというのがアメリカの考え方なのだ。購入した商品の1割が店への返品になるのなら、これをビジネスにできないだろうか?と考えることができる。実際に返品を代行するビジネスが始まった。「リターンランナー(ReturnRunner)」はオンデマンド返品代行サービスだ。時間に追われる忙しい人に代わって、返品する品をもってお店に行き、長い行列に並び、返品をおこなってくれる。手数料は9.99ドル。返品する商品が増える毎に99セントアップする。対象はアパレル、靴、バッグ、小型家電製品などで、80X80センチぐらいの箱に入り重量は20ポンド(9キログラム)まで。宝石など高価なジュエリーや高額なバッグ、毛皮などは対象外となっている。リターンランナーは、ダウンロードした専用アプリで返品する人と返品代行する人(ランナーと呼ぶ)をマッチさせる仕組みだ。返品する人は事前にアプリ経由でレシートを画像で送り、時間を決め(週7日の午前8時〜午後6時)ランナーにピックアップしてもらう。返品が完了すると返品レシートが送られてくるのだ。ただスタートしたばかりであり、サービス地域はシカゴに限定され、返品を行える対象店もノードストロームやターゲット、ニーマンマーカスなど20社程度となっている。リターンランナーはオンラインストアへの返品代行も行っており、宛先ラベルがあれば輸送会社のUPSやフェデックス、郵便局に行き返品手続きを行うとしている。
 ストアピックアップやオンデマンド買物代行サービスが徐々に拡大する中、オンデマンドの返品代行の市場もあるのかもしれない。

トップ画像:リターンランナーのランディングページのスクリーンショット。オンデマンド返品代行サービスのリターンランナーはいわばインスタカートの返品バージョンと言えるだろう。手数料10ドルで返品代行サービスの市場はあるのだろうか?  続きを読む
2017年12月09日

【ミールキット】、ついにウォルマートも販売!調理してみたいと思うミールキットとは?

171209ミールキット@ウォルマート・コム
■小売の巨人がついにミールキットの販売を始めた。ミールキットとは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。食材を洗ったり皮をむく手間もなく同封レシピに従って調理すれば20分で高級レストラン並みの食事を楽しめる。通常はネット販売による定期宅配の形をとっており、3食分(1食二人分)が入ったパッケージなど、まとめて宅配される。ウォルマートが12月3日から始めたミールキットは、ウォルマート・コム(Walmart.com)上での販売となり、カリフォルニア州サニーベールに本社のあるテイクアウト・キット(Takeout Kit)社によるもの。翌日4日にはイリノイ州シカゴのホームシェフ(Home Chef)社のミールキットの取り扱いも始めている。4人分の入ったテイクアウト・キットは32ドル〜35ドル。一方のホームシェフは2〜3種類のミールキットを2人分〜4人分となっており、価格は39.80ドル〜79.60ドルとなる。ウォルマートは紹介料など少額のコミッションを受け取ることになり、ミールキットはそれぞれのセンターから宅配される。
 ネット宅配から始まったミールキットは最近、大手の食品スーパーを中心に拡大している。スーパーマーケット最大手のクローガーは、自社開発のミールキット「プレップ+ペアド(Prep + Pared)」の販売拠点を拡大中だ。ローカル紙の報道によると今週中にも200店舗でプレップ+ペアドの販売を開始する。競合アルバートソンズは9月、ミールキット宅配サービスのプレーテッド(Plated)を買収した。2,300店以上を展開するスーパーマーケットチェーンもミールキットを販売計画だ。フロリダなどに1,200店近く展開するパブリクス・スーパーマーケットでは一部店舗で自社開発のミールキット「エプロンズ・ミールキット(Aprons Meal Kits)」の販売を行っている。またパブリクスでは精肉コーナーでお肉だけが入っていないミールキット「スロークッカー・ミールズ(slow cooker meals)」のテスト販売を一部店舗で行っている。ミールキットで使用するお肉だけは対面販売で購入するというものだ。テキサス州の地場スーパー、HEBも自社製ミールキットの店頭販売を行っている。約400店舗で販売されているのは「HEBミール・シンプル(Meal Simple)」。そのHEBのアップスケール・スーパーであるセントラル・マーケットではインストア・ミールキットを販売している。パッケージではなくプラスティックバッグに入った「ミール・イン・ミニッツ(Meals in Minutes)」は店内で販売されている食材等をその場でパックしているのだ。
 ミールキットをネット販売から始めたウォルマートは近い将来、店頭での取り扱いも開始すると予想されている。

トップ画像:ウォルマート・コムで販売されているベトナム料理の平たい米粉麺フォーのミールキット。小売の巨人もネットでミールキットの販売だ。  続きを読む
2017年12月08日

【ウォルマート】、47年間守った社名を変更!小売の地殻変動は店舗見学も変えてしまう?

171208ウォルマート
■アメリカの小売業界では消費構造の変化となる地殻変動が起こっている。オムニチャネル化が進んでいることで、チェーンストア理論の考え方では今の消費者に対応できなくなっているのだ。そして小売の地殻変動は、小売業界の巨人が50年近く守ってきた社名にまで影響を及ぼした。ウォルマートは6日、次の会計年度の始まりとなる2018年2月1日から、登記上の社名を「ウォルマート・ストアーズ・インク(Wal-Mart Stores Inc.)」から「ウォルマート・インク(Walmart Inc.)」に変更すると発表した。社名から「ストアーズ(Stores)」を省くことで実店舗の提供にとどまらない、オンラインなどを併用しながらシームレスな買い物やサービスを提供できるとの理由だ。ウォルマートCEOダグ・マクミラン氏は「お客様は実店舗で買い物するだけでなく、オンラインやアプリ経由でも買い物をしています」とし「お客様が好きな方法で買い物ができるという考え方と一致する社名にするのが、最善だと考えました」と社名変更の理由を述べた。なお、登記名「ウォルマート・ストアーズ・インク(Wal-Mart Stores Inc.)」は1970年の上場時からだ。前年の10月、「ウォルマート・インク(Wal-Mart Inc.)」の社名で会社を設立。創業者のサム・ウォルトン氏は1962年、アーカンソー州ロジャースにウォルマート1号店をオープンした。
 ウォルマートの実店舗に縛られない展開は設備投資にも現れている。ウォルマートは10月、2019年度のアメリカ国内の開店数を25店に抑えることを発表した。ウォルマートは2019年度(2019年1月期)の国内におけるスーパーセンターの新規開店数を15店舗、ネイバーフッドマーケットを10店舗に絞るのだ。25店舗の新規開店数は過去20年間で最低となる。一方、ネットで購入した生鮮品等を店の駐車場で受け取る「ウォルマート・グローサリー(Walmart Grocery)」の対応店舗数を2,000店舗とする。また店内でネット注文品をピックアップできる、高さ5メートルのピックアップタワーも500店に導入予定だ。ウォルマートはEコマースやIT企業などの買収にも積極的だ。ウォルマートは昨年8月、ネット通販のジェットを3.3億ドルで買収した。買収直後、ジェット創業者でCEOのマーク・ローリィ氏はウォルマートのEコマース部門のトップに就任している。その後も靴のオンラインショップの「シューバイ(ShoeBuy)」、アウトドア用品販売の「ムースジョー(Moosejaw)」、ビンテージ・レディースファッションの「モドクロス(Modcloth)」、オンライン・メンズアパレル・ブランドの「ボノボス(Bonobos)」、ニューヨーク市を基点にする宅配サービスの「パーセル(Parcel)」を買収している。
 ウォルマートはアーカンソー州ベントンビルにハイテク企業のようなキャンパス本社を建設することも計画しており、小売からIT色の強い企業に変貌を遂げていく。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤は、参加者数が20名以下となるコンサルティングセミナーの依頼をお受けしています。理由は人数が多くなると、事例研究となるワークショップで対応できないからです。現在のアメリカ小売業を視察する上で原則、小売アプリを使った実習は外すことができません。特にウォルマートでは「ショッピングリスト」「ウォルマートペイ」「セービングキャッチャー」「モバイル・エクスプレス・リターン」などのアプリ機能は実際に使ってもらわなければなりません。説明だけでは、その威力や意味を理解できないのです。先日、後藤にコンサルティング依頼をしてきた企業経営者がいました。某協会によるNY流通視察に参加したのちに後藤のコンサルティングセミナーを受けたのです。視察先など日程の一部は重複したものの、当社がアプリを使ったワークショップを行っていることで「某協会の視察研修とは全然レベルが異なるものになった」と喜んでいました。  続きを読む
2017年12月07日

【ターゲット】、モバイル決済システムのウォレット!アップルペイに5%値引きで対抗?

171207ターゲット・ウォレット
■ターゲットは6日、アプリを使った独自のモバイル決済システム「ウォレット(Wallet)」を発表した。ウォレットはウォルマート・ペイのようにスマートフォン・アプリにカード情報を事前に登録しておき、レジのQRコードを読み取ることで決済を行う。ターゲットによると他の決済に比べて最大4倍の速さで支払いが完了するしている。対象となる利用者はターゲットの自社カード「レッドカード(REDcard)」の保有者。レッドカードによる支払いで5%引きとなる。またアプリ機能のカートウィール(CartWheel)との併用も可能。1回のスキャニングでカートウィールのクーポン値引きにレッドカードの5%オフ、決済まで完了するとしている。使い方はターゲット・アプリを起動後、メニューからウォレットを選択する。タッチIDで本人認証を行ってQRコードを表示させ、レジのスキャナーで読み込ませるだけだ。レッドカードやカートウィールの情報もレジに同期するようになる。リアル店舗のみ使用可能となるカートウィールはターゲットが提供する500〜700アイテムのディスカウントを受けることができるアプリだ。値引き対象となる多くの商品が「アーチャーファーム(Archer Farms)」「アップ&アップ(Up & Up)」などターゲットのプライベートブランド(PB)商品で、多くが5%〜10%の値引きとなっている。年末商戦では玩具が50%オフとなる販促も行っている。値引き期間も短いものでは「当日1日のみ」から、最大1ヶ月以上にも及ぶ長期間のものもある。ユーザーは購入したい商品をタップしてリストに加えていくだけ。カートウィールは期限内であれば同一商品の値引きを何度も受けられることも人気の秘密となっている。カートウィールのホームページによると、節約された総額は11億ドル以上にも及んでいる。
 なおターゲットではお店でのアップルペイの利用は不可にしており、アプリ経由のショッピングのみアップルペイの使用が可能となっている。

トップ画像:ターゲット独自のモバイル決済システム「ウォレット(Wallet)」のスクリーンショット。レッドカードの5%オフにカートウィールでチェックを入れた商品もQRコードのスキャニングで値引きされる。  続きを読む
2017年12月06日

【クローガー】、メイン&バインが23ヶ月で閉店!新フレッドマイアーとの共食い回避?

171206メイン&バイン
■スーパーマーケットチェーン最大手のクローガーは1日、昨年2月にオープンしたばかりの新コンセプト店を閉店することを発表した。クローガー本部のあるオハイオ州シンシナティの地元紙が報じたところによると、来年1月9日にスクラップとなるのはワシントン州シアトル郊外にある「メイン&バイン(Main & Vine)」。760坪のメイン&バインは、2015年8月に閉店したQFCギグハーバー店を600万ドルのコストをかけて2016年2月にオープンした。なおQFCはワシントン州に約60店舗を展開するクローガー系列のスーパーマーケット。メイン&バインはオープン当初、「新鮮でお手軽価格の青果と精肉」「広い品揃えの地ビールとワイン」「インストアキッチンで提供するユニークな料理・味覚体験」と謳っていた。クローガーではテスト店の閉店理由を明かしていない。一方で、メイン&バインから道を挟んだ隣にフレッドマイアーの新店がオープンすることが背景にあると指摘されている。フレッドマイアーの新店は1月10日、オリンピック・タウンセンター(Olympic Towne Center:5500 Point Fosdick Drive NW, Gig Harbor WA 98335)SC内に1,800坪でオープンする。クローガー傘下のフレッドマイアーはオレゴン州やワシントン州などに130店を展開している。スクラップ後、メイン&バインで働くスタッフ80名はフレッドメイヤーやQFCに振り分けられるという。
 クローガーが30日に発表した第3四半期(8月〜10月期)決算では、急拡大するクリックリスト効果により売上高が前年同期比4.5%増となる277.5億ドルだった。ガソリンの売上を除外すると売上高は同3.0%の増加となった。純利益は3.97億ドルとなり、前年同期比1.4%の増加。既存店ベースは市場予想の0.9%増を上回る1.1%の増加だった。クリックリストによるデジタル売上は109%の増加。クリックリストはネットで注文してお店の駐車場で車から降りずに受け取れることができるサービス。クローガーでは 年末までにクローガー傘下のスーパーマーケット1,000店にクリックリストを拡大する。またクリックリストを応用した宅配サービスの拡大も進めており、南カリフォルニアで展開するラルフスなど300店で宅配を行っているという。クローガーの宅配サービスは、インスタカートやウーバー、ローディー(Roodie)等と提携したものとなっている。またクローガーは来年秋、クローガー・マーケットプレイスやフレッドマイアーで新アパレルブランドを発売するとしている。

トップ画像:来年1月9日にスクラップ予定となる「メイン&バイン(Main & Vine)」。オープンからわずか23ヶ月間で閉店だ。閉店の翌日となる10日にはフレッドマイアーの新店が道を挟んだ隣にオープンする。なお、メイン&バインがクローガーにとって異例なフォーマットだったのは下にアップした店内レイアウトからも明らかだろう。  続きを読む
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2017年12月05日

【CVS】、薬局チェーンが保険会社を買収!食品スーパーを買収したアマゾンへの対策?

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■ドラッグストアチェーンのCVSヘルスは3日、医療保険会社のエトナを690億ドル(約7.8兆円)で買収することを発表した。これによりコンビニのように点在する薬局チェーンから医療クリニックに、医療保険サービスまで展開する垂直統合したヘルスケア業界の巨大企業が誕生する。製薬会社への価格交渉力を高めるとともに、処方箋販売などヘルスケア業界への参入が報じられているアマゾンに対抗するのが狙い。CVSによると同社はエトナ株を1株207ドルで取得するという。現金145ドルと残りは株式で充当する。1株207ドルとなる株価はCVSがエトナを買収すると報じられた前日の株価に29%のプレミアムとなる。これにより2017年中に明らかになった企業買収で最大規模となる。なお買収完了は2018年の下半期(7月〜12月期)との予定としている。CVSのCEOラリー・メルロ氏とエトナCEOマーク・バートリーニ氏は4日に行われたCNBCのインタビューで、両社が統合されることで、薬価だけでなく医療サービス全てのコストが低減されると説明した。
 CVSはアメリカ国内に9,700店(ターゲット内1,670ヵ所の薬局を含む)を持ち、簡易医療所となる「ミニッツ・クリニック(MinuteClinic)」を店内など1,100ヵ所に展開している。CVSはウォルグリーン並ぶ2大ドラッグストアチェーンであり、店内にはドライブスルーを併設した薬局に、食品や生活必需品も販売。デジタル画像の現像などのサービスを拡充するとともに独自のモバイル決済システム「CVSペイ(CVS Pay)」も展開し、アメリカでドラッグストアチェーンはコンビニエンスストアに近い役割を担っている。CVSは最近、ネットで注文した商品を当日に店の前の駐車場で受け取れる「カーブサイド・ピックアップ(Curbside Pickup)」も開始している。またアマゾンで現金で買い物ができるアマゾン・キャッシュ(Amazon Cash)も今年4月より全店で始めている。CVSの小売薬局部門の売上高は720億ドルとなっている。一方の医療保険3位となるエトナは規模を拡大するため、2015年7月に同業で4位となるヒューマナの買収計画を発表した。しかし、市場の寡占化が進むことで競争が減り、結果的に消費者の利益につながらないとして独占禁止当局から承認を得られず計画を断念。2010年に成立した医療保険制度改革(オバマケア)によって健康状態の悪い加入者が増えたことで利益率が低下していた。エトナ保険への加入者数は2,200万人。  続きを読む
Posted by usretail at 03:53Comments(0)ドラッグストア
2017年12月04日

【ベストバイ】、20日間ドアバスター!アマゾンよりお店のほうが安心と思う決定的瞬間?

171204ドアバスター商品@ベストバイ
■全米最大の家電チェーンのベストバイが1日、数量限定の激安時限セール「毎日連続20日間ドアバスター(20 Days of Doorbusters)」を開始した。毎日連続20日間ドアバスターはノートブックパソコンやテレビ、スマートフォンなどをベストバイの取り扱い中、最安値で販売するというもの。ドアバスターはベストバイ・コムで深夜0時01分から開始され24時間もしくはセール品がなくなり次第、終了となる。一部のドアバスターは実店舗でも販売されるという。1日目となった12月1日は60インチLGスマートLEDテレビが300ドル引きの600ドルになった他、ゲームソフトの「デスティニー2」が50%オフ、スマートスピーカーのグーグル・ホームが2つセットで129.98ドル、エイスース製ノートブックパソコンが216ドルとなっていた。2日にはアップルのマックブック・プロ(13インチ)の128GBモデル、256GBモデル、512GBモデルがそれぞれ200ドル引きとなった。またワイヤレス・スピーカーのビーツ・ピル+が80ドル引きとなり150ドルとなっていた。3日目はダイソンのコードレスクリーナー「ダイソンV6(Dyson V6)」が半値となる250ドル、レノボ・ノートブック(15.6インチAMD A6-Series、4GB、500GB)が220ドル、レノボ製タッチスクリーン・デスクトップが170ドル引かれ780ドルとなっている。ドアバスターは毎日、商品の詳細が発表されるまでシルエットでの表示しかされていない。ドアバスター・スケジュールにあるシルエットでは5日目がタッチスクリーンのノートブック、6日目は大型4Kテレビ、11日目はアイフォン等となっている。
 ベストバイが先月16日に発表した第3四半期(8月〜10月期)決算では既存店ベースが市場予想に届かなかった。テキサス州とフロリダ州を襲った大型ハリケーンが影響を及ぼした他、アップル・アイフォンの最新機種の発売が9月から11月にずれ込んだことも業績に影響した。売上高は93.2億ドルと前年同期比4.2%の増加だった。純利益は2.39億ドルとなり、前年同期比23.2%の増加となった。既存店・売上高前年同期比は4.4%増となった。またオンライン売上は前年同期比22.3%の増加となった。売上全体の9割を占めるアメリカ国内の売上高は85億ドルとなり3.6%の増加。国内の既存店ベースは4.5%の増加だった。

トップ画像:数量限定の激安時限セール「毎日連続20日間ドアバスター(20 Days of Doorbusters)」のスケジュール。ドアバスターは毎日、商品の詳細が発表されるまでシルエットでの表示しかされないのだ。スケジュールにあるシルエットでは5日目がタッチスクリーンのノートブック、6日目は大型4Kテレビ、11日目はアイフォン等となっている。  続きを読む
Posted by usretail at 03:49Comments(0)家電専門店
2017年12月03日

【EC】、サイバーマンデー最大!実店舗では55インチ4Kテレビが3万円弱も売れ残り?

171203ターゲット@感謝祭
■11月27日のサイバーマンデー(感謝祭の次の月曜日)は、オンライン売上高が史上最高額に達した。オンラインストア100社をモニターしているアドビ・アナリティクスのデータによると、サイバーマンデーに消費者が支出した総額は前年比16.8%増となる65.9億ドル。また、23日の感謝祭のオンライン売上高は前年比18.3%増となる28.7億ドル、翌日24日のブラックフライデーのオンライン売上高は16.9%増となる50.3億ドルだった。サイバーマンデーのECサイトへのウェブトラフィックは全体で11.9%増加し、ショッピングシーズンの平均である5.7%を大きく上回った形だ。また、モバイルトラフィックも、スマートフォンで39.9%増、タブレットで7.6%増と大幅に増加した。その結果、モバイルでオンラインショッピングをした人が増え、サイバーマンデーのECサイトのモバイル売上高シェアは約33.1%(スマートフォンは24.1%、タブレットは9.0%)となった。特にスマートフォン経由での売上高は前年比39.2%となる15.9億ドルとなりと史上最高を記録した。なおアマゾンは29日、サイバーマンデーの注文数が7月に実施したプライムデーを超え、同社史上最大の売上を記録したことを発表している。アマゾンもスマートフォンからの注文が増え、モバイルアプリ経由の注文数が50%以上の増加となった。一方、実店舗の客数は微減している。実店舗の客数を推計するデータ分析会社のショッパートラックによると、今年のブラックフライデーの客数は昨年より1%弱減少した。予想されたほどの減少幅ではなかったが、感謝祭とブラックフライデーの両日では前年比1.6%の減少となった。実店舗についてはもっと悲観的な数値もある。調査会社リテールネクストによると、ブラックフライデーの実店舗の客数は前年比4.5%の減少となった。
 ブラックフライデーもサイバーマンデーも昨年から買い物の主戦場がオンラインに移っており、今後も徐々にEコマースが店売上を侵食していくのだ。

トップ画像:感謝祭日の夕方、ターゲットのブラックフライデーセールに並ぶ行列。今年は昨年にも増して、買い物客の(獲物を狙う?)ピリピリ感が薄れている印象だった。  続きを読む
Posted by usretail at 03:42Comments(0)Eコマース
2017年12月02日

【ウォルマート】、進化するセービング・キャッチャー!くじに当たったような感覚とは?

171202セービングキャッチャー
■ウォルマートのアプリ機能「セービング・キャッチャー(Savings Catcher)」はマイナーアップデートを行いながら使いやすく進化している。セービング・キャッチャーとはウォルマート価格より下回った競合店のセール価格に合わせるアプリで、競合店との差額分をキャッシュバックする。ユーザーはウォルマート・レシートのQRコードをスキャニングするだけで、72時間以内にeレシートに差額分を表示してくれる。独自のモバイル決済システム「ウォルマートペイ(Walmart Pay)」では、eレシートでの表示となるため、紙のレシートをスキャニングする必要なく、セービング・キャッチャーをシームレスにワンタップで使えるのだ。セービング・キャッチャーで比較する競合店は、買い物したウォルマートの近隣にあるクローガーやターゲット、ウォルグリーンなど大手チェーンストアだ。競合店のチラシにあるセール商品と比較して差額分をユーザーのeレシートに自動的に反映させる。このセービング・キャッチャーで得た差額分はこれまで、「リワードダラー(Rewards Dollars)」として積み立てながら利用者が使いたいときにまとめて使っていた。これに加えて、セービング・キャッチャーで得た差額分が次の買い物で自動的に値引きされるシステム「ウォルマート・リワードeギフトカード(Walmart Rewards eGift Card)」もオプションとして用意されている。また一つ購入すれば二つ目が無料となる販促の「ボゴフ(BOGOF:Buy One Get One Free)」も競合店のチラシに価格が記されていれば、セービング・キャッチャーが対応するようにもなった。またフロリダ州のみとなるが、例えば競合店のチラシに「ホーメル社のスパムハムが一つ購入すれば二つ目が無料。価格は5.00ドル(Hormel Spam, buy one, get one free. Save up to $5.)」とあれば二つで5ドルのため(1個2.50ドル)、ウォルマートで3ドルで購入していれば50セントのバックとなる。これはフロリダ州のパブリクスとウィンディキシーに絞ったセービング・キャッチャー販促となっているのだ。一方でボゴフも価格がチラシに表示されていない場合は対象外となるという。クーポン使用でもセービング・キャッチャーは面白い利用となる。3ドルのクッキーに50セント引きのクーポンを使って2.50でウォルマートで購入した場合、仮にセービング・キャッチャーが競合店で2.00ドルで販売されている同クッキーを見つけたなら、1.00ドルのバックとなるのだ。
 セービング・キャッチャー機能により、目を皿のようにしてチラシ価格を比較することはなくなった。セービング・キャッチャーはウォルマートにとって重要な販促ツールになっているのだ。

トップ画像:セービング・キャッチャーをレシートをワンタップで送信すると、登録したメルアドに「レシートから査定中です(We're processing your receipt)」のメールが届く。レシート送信から48時間以内に競合店との差額分をキャッシュバックするのだ。  続きを読む
2017年12月01日

【ウェグマンズ】、NY市から最短距離に新店!ウェグマンズは女性に優しいピンク企業?

171201ウェグマンズ@モンテベールNJ
■創業から101年となるウェグマンズは9月24日、ニュージャージー州モントベールに新店をオープンした。ニュージャージー州では9番目の店舗となるウェグマンズ・モントベール店(100 Farm View Montvale, NJ 07645)は3,000坪を超える店舗面積に6.5万品目を持つ。同社では94店舗目となるモントベール店には7ヶ所目となる「バーガーバー(Burger Bar)」を導入しており、マーケットカフェのホットデリとは別に、人気メニューの「メイプル・オニオン・ベーコン・ハンバーガー」「サンタモニカ・ターキーバーガー」などを注文に応じて調理するスタイルをとっている。バーガーバーの隣にあるコーヒーショップの「バズコーヒー(Buzz Coffee)」では、スムージーの他、コーヒーに窒素を注入してビールのように泡立てた「ニトロコーヒー」の販売も行っている。同社のハイテク・チーズ熟成室「チーズケーブ(cheese caves)」で熟成したチーズを販売するチーズショップには、ナチュラル・チーズ用に自動ミスティング(霧吹き)を行う特製ケースも設置している。自動ミスティングは湿度90%、摂氏4度で新鮮さを保ちながらナチュラルチーズの呼吸を助ける、いわばウェッグマンズこだわりの装置となっているのだ。NYマンハッタンから40分程度で行ける距離にあるモントベール店には、顧客の度肝を抜く商品が陳列されている。1ポンド当たり999ドルという目の飛び出るような価格の夏トリュフを販売しているのだ。輸入物の夏トリュフが450グラム当たり約11万円となり、100グラムでは2万4千円となる計算だ。ウェグマンズの新店は、数十億円のNYマンハッタン・ペントハウスに住む超富裕層も顧客にしているのだろうか。
 なおウェグマンズは11月5日、マサチューセッツ州ボストン近郊のメドフォード地区に3,360坪の新店をオープンした。95番目となるメドフォード店は新店ではおなじみとなったグローサラントブランドのバーガーバー、ニトロコーヒーを販売するバズコーヒー、200席のマーケットカフェなどを展開している。  続きを読む
Posted by usretail at 02:42Comments(0)スーパーマーケット
2017年11月30日

【ターゲット】、新プロトタイプストアはゆっくりショッピングとお急ぎ用の二つの入口!

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■ターゲットは9日、テキサス州ヒューストン郊外にお客の目的に合わせた二つのエントランスを持つ、次世代プロトタイプストアをオープンした。向こう3年間で70億ドルの設備投資を発表しているターゲットは、この新プロトタイプストアに準じた店舗改装を行っている。3,500坪の新フォーマット(10241 West Grand Parkway South, Richmond TX 77406)はヒューストン郊外リッチモンド地区で、HEBも出店するパワーセンター「ザ・マーケット・センター・アット・アリアナ(The Market Center at Aliana)」にオープンした。ターゲット・リッチモンド店の際立った特徴はターゲットのスーパーセンター「スーパーターゲット(Super Target)」のように二つの入り口をもっていることだ。お客の買い物の目的やスタイルに合わせ、ゆっくりショッピングを楽しみたい人用と、スピード重視の急ぐ人用の買い物とエントランスを分けている。向かって左側の「ライフスタイル」エントランスは、ファサード全面がガラスになっており太陽光を取り入れた入り口だ。ここにはアウトドア・シーティングをもつスターバックスと、返品と交換のカスタマーサービスデスクが向かいレイアウトをとっている。ライフスタイル側の売り場にはアパレルやアクセサリー、ハウスウェア、化粧品など、プライベートブランドを強化した従来型のターゲット売場となる。コーヒー片手にゆっくりとショッピングを楽しみたいお客用となるのだ。一方、スピード重視のエントランスは、近くにボピス用ストアピックアップの「オーダー・ピックアップ(Order Pickup)」専用カウンターが導入している。正面には一部生鮮品を含め、サンドウィッチや飲み物などグラブ&ゴー商品のコンビニ・セクションも配している。ワイン&ビールの専用売場も入り口近くに導入しているのも特徴的だ。素早く会計ができるようセルフ・チェックアウト・レジもエントランス近くに設置されている。スピード重視となるエントランスの外には、急ぎのお客用に10分間パーキングの専用スペースが路肩に設けられている。ネット注文した商品を受け取れるカーブサイド・ピックアップの「ドライブアップ(Drive Up)」専用パーキングが導入されており、ここに車を停めるとスタッフが注文品を車まで持ってきてくれるのだ。
 ターゲットは、リッチモンド店が全米に展開している1,000以上の店舗をリニューアルする際のプロトタイプとなるとしている。

トップ画像:ヒューストン郊外リッチモンド地区にオープンしたターゲットの新プロトタイプストア。向かって左側の「ライフスタイル」エントランスは、ファサード全面がガラスになっており太陽光を取り入れた入り口だ。  続きを読む
2017年11月29日

【ホールフーズ】、全米屈指の犯罪地区に出店して1年!他店より犯罪が少ない理由とは?

171129ホールフーズ@イングルウッド
■約1年前となる2016年9月28日、ホールフーズ・マーケットはシカゴ近郊で全米屈指の犯罪多発地区イングルウッド(Englewood)に500坪の店舗をオープンした。イングルウッド地区では、約半数となる48.3%の世帯が貧困状態にあり、平均年収は11,281ドルとなっている。シカゴ市内から南にあるイングルウッドは全米でも屈指な凶悪犯罪発生地区に挙げられているのだ。昼間であってもイングルウッドでは一人で歩いてはいけない場所なのだ。かりにイングルウッドに夜の12時間いるだけでも、普通の人が生涯で体験するより多くの問題に直面すると言われている。イングルウッド地区は3.07平方マイル(約8平方キロメートル)。東京では約10平方キロメートルとなる中央区、台東区、荒川区より小さく、8平方キロメートルの国立市とおなじぐらいの広さだ。国立市と同じ面積に凶悪犯罪は1年間(昨年9月初めまでの365日間)で強盗が313件、暴行が324件、傷害が179件、強姦が27件も起こっており、殺人は49件も起こっており、毎月3件〜4件の割合で殺人事件が発生している。窃盗犯罪はさらにひどく、泥棒が801件、侵入罪が283件、車両盗難も235件起きており、放火も14件も発生している。こういった犯罪の巣窟となる地域に大手小売チェーンは出店しない。スーパーマーケットも入ってこないので、イングルウッドはフードデザート地区にもなっているのだ。
 ホールフーズがイングルウッド地区にオープンして1年が経過した。ホールフーズにとってイングルウッド地区での展開はまさに実験。店舗拡大を続けるホールフーズにとって、こういった下層地区での展開が実現可能かどうかを探るためのテストとなっているのだ。そればかりか犯罪等、集客からオペレーションまでどのような影響があるのかも精査している。文字通り、サバイバルな展開となっているのだ。このホールフーズ・イングルウッド店のスタッフは約100人。黒人比率が98%となるイングルウッド地区に住むスタッフは40人となる。「ホール・ペイチェック(Whole Paycheck:給料の大半が高額なオーガニック食品に使われるという意)」と揶揄されるホールフーズにとって、貧困地区での店舗売上高は、あまり芳しくないことは想像に難しくない。では万引きなど店内の盗難などはどうだろうか。シカゴ警察署によると、日本で110番通報にあたる911番の緊急通報についてイングルウッド店は、他のホールフーズに比べて少ない。これはあまり喜べたことではない。なぜなら客数の多さと店内犯罪の多さは比例しているからだ。例えばウォルマートでは場所によっては警官が毎日のように出動するだけでなく犯罪の多さに手錠も尽きてしまうほどなのだ。ただ悪いことばかりではない。ホールフーズの出店している近くに、地ビール業者のイングルウッド・ブリューズ(Englewood Brews)が造りたてのベールが飲めるタップルームをもった醸造所をつくるというのだ。
 ビジネスが増えることによる地域の活性化と犯罪の減少、所得改善によりさらにビジネス機会の増加がこの町の成否を握っているのだ。  続きを読む
Posted by usretail at 03:26Comments(0)スーパーマーケット
2017年11月28日

【ホームデポ】、HPにルームカタログ!インスタ映えにAirbnbの拡大で新たな価値提案?

171128DIYプロジェクト@ホームデポHP
■ホームセンター最大手のホームデポはオムニチャネル・リテーリングで6つのプラットフォームをほぼ全て実現している。6つのプラットフォームとはネット注文に受け取りは自宅となる「ボッシュ(BOSH:Buy Online Ship to Home)」、ネット注文の返品をオンラインストアに送り返す「ボロス(BOROS:Buy Online Return to Online Store)」、ネット注文の返品は店で行う「ボリス(BORIS:Buy Online Return In Store)」、ネット注文を店の在庫から店で受け取る「ボピス(BOPIS:Buy Online Pickup In Store)」、ネット注文で倉庫在庫を店に送って店で受け取る「ボス(BOSS:Buy Online Ship to Store)」、ネット注文を店から宅配してもらい自宅で受け取る「ボドフス(BODFS:Buy Online Deliver From Store)」だ。ホームデポではオムニチャネル化のインフラが整備されているのだ。ホームデポは今後、全プラットフォームの対象品を拡大しながら、ラストマイルを短縮していく。一方で永遠に模索を続けなければならないことがある。それはコンテンツだ。コンテンツはお客にとって有益な情報であり、購入決定を後押しする事柄である。ホームデポの刷新されたランディングページを見ると、シンプルなデザインながらコンテンツが豊富になっていることがわかる。
 ホームデポ・コム(homedepot.com)には「白物家電(Appliances)」「ペイント(Paint)」「ツール&ハードウェア(Tools & Hardware)」など商品を分類しているプルダウン・メニューの「カテゴリー(All Departments)」がある。カテゴリーの隣には以前までなかったルームカタログとなる「お部屋別の買い物(Shop by Room)」が作られているのだ。お部屋別の買い物のプルダウン・メニューには6つの部屋の画像が用意されている。6つの部屋とは「バスルーム(Bathroom)」「ベッドルーム(Bedroom)」「リビングルーム(Living Room)」「キッチン(Kitchen)」「ダイニング(Dining)」「パティオ(Patio)」だ。各部屋をクリックするとテーマ別に装飾品などでコーディネートされたカタログが用意されている。例えばバスルームには「ニュー・トラディション・バス(New Traditions Bath)」「グローバル・バス(Global Bath)」「アーバン・バス(Urban Bath)」など21種類のテーマでセッティングされたバスルームのカタログを見ることができるのだ。さらにそれらをクリックすると部屋のデザインに使われた商品などを閲覧でき注文が可能だ。ベッドルームが24種、リビングルームが19種、キッチン12種、ダイニング15種、パティオ8種のテーマがあり、これらのカタログを見ていくだけでも楽しみが広がる。
 ホームデポではコンテンツを豊富にしながら、暮らしの豊かさをコンテンツで提案しているのだ。  続きを読む
Posted by usretail at 03:23Comments(0)ホームセンター
2017年11月27日

【ショップライト】、グローサラントはサードプレイス!改装も前のほうが良かったとは?

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■ニューヨーク州など6州に90店舗以上を展開するウェグマンズは7月、ニュージャージー州ハノーバー地区に新店をオープンした。ニュージャージー州では8番目の店舗となるウェグマンズ・ハノーバー店(32 Sylvan Way Parsippany, NJ 07054)は3,000坪を超える店舗面積に6.5万品目を持つ。ウェグマンズ・ハノーバー店にはグローサラント・ブランドの「バーガーバー(Burger Bar)」を導入しており、マーケットカフェのホットデリとは別に、人気メニューの「メイプル・オニオン・ベーコン・ハンバーガー」「サンタモニカ・ターキーバーガー」などを注文に応じて調理するスタイルをとっているのだ。実はウェグマンズ・ハノーバー店から10分弱のところにはグローサラント業態を強化し、カーブサイド・ピックアップも行っているショップライト・ハノーバー店(178 E Hanover Ave Cedar knolls NJ 07927)がある。2,200坪のショップライトには店内にイタリアンレストランの「ラ・ピアッゼラ(La Piazeetta)」やイタリアン・コーヒーの「ラバッツァ・カフェ(Lavazza Cafe)」などフードコートを取り入れた「ビレッジ・フード・ガーデン(Village Food Garden)」を展開している。ソファや暖炉のあるシーティングエリアにはキッチンを設け、プロのシェフによる料理教室なども開催。また、スーパーマーケット店内にウェルネスセンターがあり、ヨガやエアロビなどを定期的に行うフィットネススタジオも完備し、栄養士による無料カウンセリングも行っている。母親がゆっくり買い物できるように3〜8歳の子供の預かり所「チャイルド・ラーニング・センター」では保育士も常駐する。コミュニティーセンターの機能を有しながら、グローサラントとしても展開しているのだ。ショップライトは今年8月、イートインスペースの改装を行った。2013年のオープンから5年目でイートインスペースを改装したことになる。今日は新しくなったサードプレイスを画像で紹介する。  続きを読む
Posted by usretail at 03:10Comments(0)スーパーマーケット
2017年11月26日

【アマゾン】、トレジャートラックで初のミールキット!ネット通販最大手のチンドン屋?

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■ネット通販最大手のアマゾンは今年7月、シアトル市内のみで行なっていたトラックによる移動販売サービス「トレジャー・トラック(Treasure Truck)」を全米の都市にも拡大した。トレジャー・トラックは数量限定となるセール商品を利用者に渡し販売が完了する、移動式ピックアップ拠点。利用方法はスマートフォンであらかじめテキスト通知を申し込んでおく。利用者の近所にアマゾンが選んだ1日1品の激安商品を載せたトレジャー・トラックが来る直前に、セール品内容とピックアップ場所・時間の通知が届くことになる。アマゾン・アプリ経由でセール品を購入すれば、指定の場所に来るトラックで注文品を受けとれる仕組みだ。商品の受け取りは、購入後に送信されるレシートQRコードをスタッフに見せ、スキャンさせることになる。セールとなる商品は最新の家電製品やステーキやシーフード、ミールキットなどの生鮮食品、アウトドア商品、キッチン用品など。トラックに積み込めるだけの数量限定であるため、セール品が人気商品の場合は瞬時に売り切れてしまう可能性がある。また指定した時間内にピックアップに行かなかった場合は、自動的にキャンセル扱いとなる。今のところ非プライム会員でも利用可能だ。
 トレジャートラックは7月29日、ニンテンドー・クラシックミニ・ファミリーコンピューターを60ドルで販売した。8月10日には「ポーター&ヨーク(Porter & York)」熟成ステーキ肉(710グラムX2枚)を30ドル、8月16日には124.49ドルのポラロイドZipインスタント・モバイル・プリンタを80ドル、9月13日には「ポーター&ヨーク(Porter & York)」ハンバーガー(バン、チーズ、和牛パティ8人分)を35ドル、9月29日にはスーパー・ニンテンドー・エンターテイメント・システム・クラシック・エディションを80ドルでそれぞれ販売したのだ。また10月12日はハワイ料理のポケ(ビンナガマグロとキハダマグロ)のミールキットを25ドルで販売した。ロサンゼルスではショッピングセンターや駐車場などの人通りの多い場所にトレジャートラックを停めて販売した。
 アマゾン・トレジャー・トラックはセール品の限定販売の他、映画の封切りや演奏会、感謝祭やクリスマスのお祝い事、プロモーションを兼ねたアイスクリームなどの食品の無料配布などにも使われる。

*10月21にはホールフードマシーン「バイタミックス5200(Vitamix 5200)」を34%オフとなる298ドルを販売。10月26日にはハロウィン用の3〜4キログラムのパンプキンと約2キログラムのチョコレート&キャンディーを10ドルで販売した。11月10日はBBQ食材のベビーバックリブ3本を16ドル、15日には149ドルのネスプレッソコーヒーメーカー(Nespresso Essenza Mini Espresso Machine by De'Longhi)を70ドル、19日には冷凍していない4.5〜5.4キログラムの七面鳥を20ドルで販売した。ブラックフライデーとなった24日にはナーフスポーツ・シグネイチャーボウ(Nerf Sports Dude Perfect Signature Bow)を30ドルで販売した。

トップ画像:ロサンゼルス・ダウンタウンの7番街の「ザ・ブロック(The Bloc)」SCに停まっているアマゾン・トレジャー・トラック。  続きを読む
2017年11月25日

【HEB】、人をダメにする食品スーパー!カーブサイドPUにドライブスルーで不健康?

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■テキサス州とメキシコに390店以上を展開するスーパーマーケットのHEBはカーブサイド・ピックアップを急拡大している。カーブサイド・ピックアップは利用者がネットで注文した商品を指定されている店舗駐車場にて店のスタッフから受け取るサービス。利用者は車から降りる必要はなく、注文品はスタッフがトランクに積んでくれる。HEBのカーブサイド・ピックアップ(Curbside Pickup)は、生鮮品など5万品目が対象となっており、午前7時30分〜午後9時までの間にピックアップ・スケジュール(30分毎)を指定して受け取ることになる。当日に受け取る場合には午前9時までに注文する必要がある。なお1回あたりの注文手数料は4.95ドルで最低購入額などの条件はない。HEBではカーブサイド・ピックアップを2年前からテストを始め、現在では80店以上に導入している。ウェーコ地区にあるHEBではカーブサイド・ピックアップの1日の注文数が50件以上に上り、年末には1日70件を超えると見込んでいる。そのため当初7名だった専用スタッフを10名に増やしていると言う。また、この店ではカーブサイド・ピックアップの客単価が115〜120ドルとなっている。
 通常、駐車場にピックアップ専用のスペースを割り当てているが、新規にオープンした店では専用のカーブサイド・ピックアップ・ステーションをサイドもしくはバックに導入したスタイルをとっている。 HEBは今年8月、サンアントニオ地区にカーブサイド・ピックアップ・ステーションをもつ3,300坪の新店をオープンした。サンアントニオの幹線ハイウェイ1604沿いにオープンした新店(17238 Bulverde Rd.San Antonio, TX 78247)では、グローサラント・ブランド「ツルーテキサスBBQ(True Texas BBQ)」のドライブスルー・サービスも併設した店舗だ。グローサラントはスーパーマーケットを意味するグローサリー(grocery)とレストラン(restaurant)を合わせた造語で、レストランのような高品質のプリペアドミールを販売しながらも、スーパーマーケットの店内でも食事を提供する業態。ドライブスルーは店の正面左側にあり、その後方にカーブサイド・ピックアップ・ステーションが位置している。専用駐車スペースも10台分が割り当てられており、カーブサイド・ピックアップ・サービスを先に導入している競合店以上に利用者の増加を見込んでいるのだ。
 HEBの新店ではドライブスルーでBBQポークサンドウィッチ等を受け取った後、カーブサイド・ピックアップに駐めた車内で食事をしながら、ネット注文した生鮮品をトランクに詰めてもらえるのだ。小さな子供を持つ主婦やお年寄りには便利だが、歩かないので太りやすくなるだろう。

トップ画像:サンアントニオ郊外にオープンしたHEB新店(3,300坪)の店内。カーブサイド・ピックアップ・ステーションに店内ファストカジュアル・レストラン「ツルーテキサスBBQ(True Texas BBQ)」のドライブスルーを併設した革新的な店舗だ。  続きを読む
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2017年11月24日

【ブラックフライデー】、前倒し!ベストバイ広告から日本の家電量販店の将来が見える?

171124ブラックフライデー@ウォルマート
■ブラックフライデーセールの前倒しで大手チェーンストアの多くが感謝祭日の夕方から始める。一方でブラックフライデーセールの前倒しを止め、先送りするチェーンもある。ステープルズは昨年と一昨年と同様、感謝祭日にセールを行わない。同社は一昨年から感謝祭日は営業せずに金曜日の朝6時からオープンとした。前年に比べて12時間も遅らせてのスタートとなったのだ。しかも今年は2時間も遅らせて、朝8時からのスタートにしているのだ。オフィスデポとオフィスマックスも前年は金曜日の朝6時スタートだったセールを今年、午前7時45分〜と遅らせている。反対に前倒ししているのがJCペニーだ。JCペニーは前年、感謝祭日の午後3時〜のセールスタートを同日の午後2時〜と1時間前倒ししている。コールズも今年、1時間前倒しして午後5時〜の開始となる。感謝祭日からブラックフライデーセールを復活させるチェーンストアもある。国内に4,000店舗以上を展開するゲームソフトのゲームストップは今年、感謝祭日の午後4時からセールを始める。ゲームストップは昨年と一昨年、感謝祭日に営業せず金曜日の朝5時からのセールを開始していた。ゲームストップは3年前まで金曜日午前0時からセールを行っていた。ブラックフライデーさえ休業にしたチェーンストアもある。アウトドア用品大手REIは感謝祭ばかりか翌日金曜日も150店以上となる全店を休業する。同社では約1.2万人のスタッフに有給休暇を与えることで、家族や友人らと登山や釣りなどのアウトドア活動を楽しんでもらいたいとしている。一方、メイシーズは昨年より1時間前倒しして感謝祭日の午後5時からセールをスタートする。またウォルマートやKマート、ターゲット、コールズ、シアーズ、ディックス・スポーティング・グッズ、スポーツオーソリティ、JCペニー、オールでネイビー、ベストバイ、トイザらス(ベビーザらス)などは昨年と同様に感謝祭日からセールをスタートする。  続きを読む
2017年11月23日

【ブラックフライデー】、客数1億6,400万人!シャープ50インチ4Kテレビも2万円台?

171123ターゲット@ブラックフライデー(感謝祭)
■全米小売業協会(NRF)が14日に発表した調査結果によると、ブラックフライデーを含む木曜日〜日曜日にかけて買い物に出かけたり、オンラインで買物をする予定のある人は今年、全体の69%となる1億6,400万人になる見通しだ。昨年の調査では全体の59%となる1憶3,740万人だった。ここ数年、大手チェーンストアなどがブラックフライデーセールを感謝祭日の夕方から前倒しで始めていることが定着しており、木曜日に買い物をするとした人は20%(前年は21%)となっており、約3,200万人が感謝祭から買い物を始めるのだ。ブラックフライデーとなる金曜日に買い物を予定している人は70%(74%)で、約1.15億人が買い物をする。土曜日と日曜日に買い物を計画している人はそれぞれ43%(47%)、21%(24%)となっており、人数ではそれぞれ7,100万人と3,500万人に上るのだ。NRFではサイバーマンデーについても調査しており、買い物を予定している人は7,80万人になり、全体の48%と前年の36%から大幅に増加している。
 大手チェーンストアは以前と違いブラックフライデーセールの内容を事前に明かしている。多くのニュースサイトでは割引率などから最もお得になる特価品を挙げている。ブラックフライデーのドアバスター(時限セールの特価品)になるのは、いつもテレビだ。今年は50インチ前後の大型LEDでスマート4Kテレビが目玉になっている。最もお得なテレビはオンラインストアのニューエッグ(newegg)だ。アヴェラ製49インチLEDの4Kが200ドルとなっている。無名ブランドでも2万円は買いだ。大手チェーンストアも負けてはいない。ベストバイではシャープ50インチLEDスマート4Kを179.99ドルを目玉にしている。6万円近いテレビがベストバイで2万円となる大盤振る舞いだ。他にもベストバイは東芝55インチLED(クロムキャスト内蔵)4Kテレビを278.99ドル、ソニー60インチLEDスマート4Kテレビを599.99ドルと激安で放出している。ウォルマートもシャープ55インチLEDスマート4Kを298ドルにしている。大型ではサムスン58インチLEDスマート4Kテレビを598ドルだ。4Kテレビではないがエレメント39インチLEDスマートを125ドルと安い。競合ターゲットはウエスティングハウス製55インチLEDスマート4Kを249.99ドルに目玉にしている。
 一部のベストバイでは、180ドルとなるシャープ50インチTVなどを求めて、すでに行列ができているという。ベストバイは感謝祭日(23日)午後5時からの開始だが、ドアバスターの買い物猛者は6時から開始となるウォルマートやターゲットなどにも寄り、セールのはしごをするのだろう。

トップ画像:昨年のターゲットのブラックフライデー・セール行列。地殻変動により店行列が年々、短くなるのは避けられない状況となっている。  続きを読む
2017年11月22日

【ホールフーズ】、プライム会員にはターキー販促!アマゾンに買収され利益率が最低に?

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■アマゾンとホールフーズは15日、ターキー(七面鳥)など感謝祭のディナーに添えられる食材を中心に多くの商品を再び値下げすることを発表した。年会費99ドルのアマゾン・プライム会員にはさらに値引きして販売し、新規会員の獲得を目指す。抗生物質を使わず飼育した七面鳥は1ポンド当たり2.49ドル。プライム会員では20%引きとなる1.99ドルとなる。抗生物質にホルモン剤なども不使用で飼育したオーガニック七面鳥は1ポンド(約450グラム)当たり3.49ドルとなり、プライム会員では2.99ドルで提供する。その他、鳥の胸肉やエビ、パンプキン、ブロッコリなども値引きするとしている。ホールフーズではほぼ全店にアマゾン・ロッカーを設置しており、100店以上の店舗ではアマゾン・エコーなどアマゾン製品の販売を始めた。一部のホールフーズでは、アマゾンがモール等で展開しているポップアップストアも導入している。
 ホールフーズが17日に証券取引委員会(SEC)に提出した年次報告書によると、直近の四半期で粗利益率が大幅に下落したことが明らかになった。アマゾンによる買収が完了した8月、ホールフーズは取り扱う幅広い商品で値下げを開始していた。ホールフーズの第4四半期(7月〜9月期)の売上高は、前年同期比4.4%増となる36.5億ドルだった。一方、買収による合併コストがかさんだことで営業赤字に陥り、純損益は5,500万ドルの赤字となった。8月からの大幅な値引きにより粗利益率は33.0%となり、前年同期の34.1%から1.1ポイントも下落した。前期の34.0%から1.0ポイントも減少している。33.0%の粗利益率は、リーマン・ショック時となった2008年7月〜9月期に記録した33.3%を下回る。ホールフーズは年次報告書に第4四半期の既存店・売上高前年同期比を明かしていない。通年ベースでは売上高は160.3億ドルとなり前年の157.2億ドルから2.0%増加した。純利益は合併に関連するコトト高で2.45億ドルとなり、前年の5.07億ドルから50%近く減少した。既存店・売上高前年比は1.5%の減少。前年は2.5%の減少、2015年度は2.5%の増加だった。既存店ベースの内訳は客単価が0.9%の増加したものの、客数が2.4%の減少だった。なお2017年度の四半期ベースの既存店・売上高前年同期比は第1四半期で2.4%減、第2四半期は2.8%減、第3四半期は1.9%減だった。年間で1.5%の減少から第4四半期の既存店は改善したと見られている。8月から行っている大幅な値下げが客数を戻しているといえるだろう。
 ホールフーズは国内42州に448店舗とカナダに13店舗、イギリスに9店舗を展開している。ミレニアル層に向けたホールフーズ・マーケット365は現在、国内に6店舗を展開している。  続きを読む
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2017年11月21日

【アマゾン】、レジなしアマゾンゴーに対抗!一般公開後にはハッキングの標的にされる?

171121スキャン&ゴー@ウォルマート
■ネット通販最大手のアマゾンは昨年12月、レジのないコンビニエンスストア「アマゾンゴー(Amazon Go)」を発表した。50坪程度のアマゾンゴー(2131 7th Ave Seattle, Washington)は人工知能やコンピューターヴィジョンを駆使することで、レジでの精算なしで食品を買うことができるコンビニだ。扱う商品は卵やミルク、パンなどのステープルズ商品にサンドウィッチやサラダ、コーヒーなどの飲み物、さらにアマゾン独自のミールキットなど。しかし、今年の早い時期に一般向けにオープンする予定だとしていたが、いまだにアマゾン社員のみの利用に限られている。ウォール・ストリート・ジャーナルが今年3月に報じたところによると、アマゾンゴーのシステムに技術的な問題が生じていることから一般公開を延期しているのだ。一方でニュースサイトのブルームバーグは最近、アマゾンゴーの不具合が大幅に改善していると報じた。アマゾンゴーに課題が残っているものの、一般へのオープンは近いと関係者の証言を得ている。一般公開となれば、再び世界中から注目を集めることになる。ところでレジなしアマゾンゴーに対して、大手チェーンストアはどのような対策を立てているのだろうか?
 最も注目されているのはウォルマートの「スキャン&ゴー(Scan & Go)」だろう。スキャン&ゴーはスマートフォンにダウンロードしたアプリでお客が商品バーコードをスキャンしながら買い物を行うシステムだ。アプリ内で決済するため、レジを通らず買い物を済ませることができる。ウォルマート傘下でメンバーシップ・ホールセール・クラブ業態のサムズクラブでは昨年10月に同システムの「サムズクラブ・スキャン&ゴー(Sam's Club Scan & Go)」を全店に導入済みだ。ウォルマートでもテキサス州の11店舗やテネシー州の8店舗、カリフォルニア州の2店舗など、27店のスーパーセンターでスキャン&ゴーを行っている。これらの店舗では、スマートフォンがアプリがない場合、入り口に置かれているスキャン&ゴー端末「ハンドヘルド・スキャン&ゴー(Handheld Scan & Go)」による買い物も提供している。ハンドヘルド・スキャン&ゴーもアプリのスキャン&ゴーと同様に商品バーコードをスキャンしながら買い物をしていく。会計はレジにあるバーコードを読み込み、端末とレジを同期させてキャッシュもしくはクレジットカード、ウォルマート・ペイ等で支払う。レジで商品を出すこともないため、スキャンしながらエコバックなどに入れておけるメリットがある。
 ウォルマートと同じようなシステムを最大手スーパーマーケットチェーンのクローガーでも行っている。セルフスキャニング決済「スキャン、バッグ、ゴー(Scan, Bag, Go)」は、スマートフォンにダウンロードしたアプリもしくは店内にあるスキャニング端末で商品バーコードをスキャンしながら買い物を行うシステムだ。スキャン、バッグ、ゴー(SBG)専用セルフ・チェックアウト・レジにてスキャニング端末(もしくはスマートフォン・アプリ)のバーコードを読み込ませて、レジを同期させることで簡単に会計できる。スキャン&ゴーと同様、常に商品の合計金額を確認可能で、買い物しながら商品を顧客の買い物袋にそのまま詰め込むことができるのだ。ただ、ウォルマート・アプリのスキャン&ゴーと異なり、アプリ上での決済はできない。クローガーは来年にはSBGを400店舗に拡大する計画だ。SBGと同じシステムを早くから採用しているのがアホールド・デレーズ傘下のスーパー、ストップ&ショップだ。ニューヨークやニュージャージーなどに420店を展開しているストップ&ショップでも「スキャン・イット(Scan It)」端末によるセルフスキャン&セルフチェックアウトを提供している。5年前には「スキャン・イット・モバイル」も展開し、スマートフォン・アプリを使ったスキャニングで買い物スピードを高めている。
 スキャニングさえ必要ないアマゾンゴーのシステムは画期的だ。だが、1,000坪以上の大型店舗では天井に設置されるセンサー等でコスト面で負担が大きい。いまのところレジなしのようにレジでの待ち時間を短縮するには、端末やアプリによるスキャニングと決済が妥当なのだ。

トップ画像:ウォルマート・スーパーセンターにあるスキャン&ゴー端末「ハンドヘルド・スキャン&ゴー(Handheld Scan & Go)」  続きを読む
2017年11月20日

【ホームデポ】、ハリケーン特需!コンサルタントがわざわざボピスをおこなう理由とは?

171120ストアピックアップ@ホームデポ
■ホームセンター最大手のホームデポが14日に発表した第3四半期(8月〜10月期)決算は、テキサス州とフロリダ州を襲った大型ハリケーンによる復興需要で売り上げをおしあげた。好調な住宅市場を背景にプロ売上が続伸していることも売り上げの後押しとなった。売上高は250.3億ドルとなり、前年同期比8.1%の増加だった。ハリケーン・ハービーとハリケーン・イルマで236店が一時的に休業に追い込まれたものの、その直後にはハリケーンに関連した建材・資材の商品購入が急拡大し、売上高に2.82億ドルの特需をもたらした。好調な床材やアプライアンス(白物家電)も売上高に寄与した。純利益は21.7億ドルと前年同期比10%の増加だった。粗利益率は34.6%と前年同期の34.7%から0.1ポイント下落した。一般販売管理費率は前年同期から0.5ポイント減少し18.0%となり、本業の儲けを示す営業利益率を前年同期の14.3%から14.7%と0.3ポイント押し上げることとなった。メキシコやカナダなど海外店を含む既存店・売上高前年同期比は客数が2.7%増加、客単価が5.1%増加し7.9%の増加となった。国内の既存店ベースは8月が7.3%、9月が8.8%、10月が7.0%とそれぞれ増加したことで7.7%の増加となった。前年同期は5.9%の増加だった。引き続きプロ集客が売上をけん引しており、アプライアンスなど高額品や買上点数が伸びていることで売上の22%を占める900ドル以上の決済処理が12.1%の増加となった。客単価が50ドル以下となる決済処理は全体の16%を占めるが、1.8%の増加にとどまっている。Eコマース売上は19%の増加で、売上全体の6.2%を占めている。ホームデポでは第3四半期中、オンライン売上の45%がネットで注文しお店でピックアップの「ボピス(BOPIS:Buy Online Pick-up In Store)」となっており、オンライン売上が店舗売上に貢献していることを公表している。また、返品の85%は店での返品となっており、そこで新たな売り上げをもたらしているという。なおホームデポでは前年度中にネットで注文した商品を店から工務店や現場等に配達する「ボドフス(BODFS:Buy Online Delivery from Store)」を全店で展開している。
 ホームデポは2018年度通期の業績見通しについて、ハリケーン被災の復興需要により売上高が前期比6.3%増(従来予想は5.3%増)、既存店・売上高前同比は6.5%増(同5.5%増)にそれぞれ上方修正した。ホームデポは国内50州とカナダ、メキシコに2,283店を展開している。

トップ画像:ホームデポ・カスタマーサービス。後藤は先日、ホームデポでボピス(BOPIS:Buy Online Pick-up In Store)を行なった。ホームデポによると、同社のネット注文の45%は、お店でピックアップしているのだ。  続きを読む
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2017年11月19日

【HEB】、インストア・ミールキット!競争過多で店内で準備したピザ・ミールキット?

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■ミールキット宅配サービスのブルーエプロン・ホールディングスの株価は、公開価格から約70%下げ、3ドル台前半で推移している。ミールキットは、料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。食材を洗ったり皮をむいたり切ったりなど手間なく同封レシピに従って調理すれば20分で高級レストラン並みの食事を楽しめる。ミールキット宅配サービスでリーダーとなるブルーエプロンは2日、赤字幅が9倍近くにも拡大した第3四半期(7月〜9月期)決算を発表した。赤字幅拡大に顧客数が減少していることで同社の株価は公開価格の3分の1以下となっているのだ。顧客数の減少は、ミールキット市場の競争過多に起因している。特に最近、大手スーパーマーケット・チェーンのミールキット市場参入が相次ぎ、ミールキット宅配サービスの経営を圧迫しているのだ。スーパーマーケット最大手のクローガーは自社開発のミールキットの販売を拡大中だ。2,300店以上を展開するスーパーマーケットチェーンのアルバートソンズは9月、ミールキット宅配サービスのプレーテッド(Plated)を買収した。フロリダなどに1,200店近く展開するパブリクス・スーパーマーケットでは一部店舗で自社開発のミールキット「エプロンズ・ミールキット(Aprons Meal Kits)」の販売を行っている。ローカルスーパーもミールキット市場に参入している。
 テキサス州の地場スーパー、HEBもミールキットの店頭販売を行っている。約400店舗で販売されているのは、HEBが独自で開発した「HEBミール・シンプル(Meal Simple)」ミールキット。二人前ミールキットが14ドル〜16ドルまで8種類あり、4人前は18ドルのビーフシチュー(H‑E‑B Meal Simple Beef Stew Kit)のみとなる。HEBでは調理時間や料理の難しさによって「アルフレッドソースのチキン&ブロッコリーパスタ・キット(Chicken Alfredo with Broccoli Meal Kit)」などの「レベル1キット:初級(Level 1 Kit- MAKE IT EASY!)」と、「ピリ辛テリヤキ・サーモンと焼き飯(Chile Teriyaki Salmon with Stir Fried Rice Meal Kit)」などの「レベル2キット:中級(Level 2 Kit- STEP IT UP!)」に分けられている。HEBでは80店舗以上でカーブサイド・ピックアップも行なっており、ミールキットもネット注文が可能となっているのだ。HEBではミールキットをアップスケール型スーパーマーケットのセントラル・マーケット(Central Market)でも販売している。セントラル・マーケットで販売しているのは「HEBミール・シンプル」シリーズではなく、「ミール・イン・ミニッツ(Meals in Minutes)」となっている。ミールキットは箱ではなくプラスティックバッグに入っており、店内でミールキットを準備しているのだ。価格は2人前トマトサラダが6.99ドルや、4人前チキンヌードルスープ11.99ドルと割安な設定となっている。またデリのセクションには2人前のピザ・ミールキットまで販売しているのだ。ピザ生地ボールの入ったミールキットは9.99ドルで調理時間は25分〜30分。マルガリータ・ピザとペパロニ・ピザの2種類がある。
 店内でミールキットを準備するセントラル・マーケットのようなスーパーが増えれば、ミールキット宅配サービスはさらなる競争にさらされることになるのだ。

トップ画像:テキサス州で展開するローカル・スーパーマーケットのHEBのミールキット「ミールシンプル(Meal Simple)」。  続きを読む
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