2016年08月27日

【アマゾン・ブックス】、4店舗目はシカゴ!アマゾンの実店舗はO2Oの動線ではない?

160827アマゾンブックス
■ネット通販最大手のアマゾンは26日、4店目となる書店をシカゴ郊外にオープンする計画であることを明らかにした。シカゴの地元メディアが報じたところによると「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」の出店予定地はシカゴから北に20分のところにあるレイクビュー地区。4店目となるアマゾン書店は、地元のレストランなどが集まる商店街「サウスポート・コリドー(Southport Corridor)」で、今年1月に閉店したレストランの跡地(3443 N Southport Ave, Chicago, IL 60657)となる。敷地面積200坪のアマゾン・ブックス・シカゴ店は2017年にオープン予定としている。
 アマゾンは昨年11月、アマゾン・ブックス1号店を本社のあるワシントン州シアトルに開店した。約5,000冊を売り場面積約150坪(店舗面積は約210坪)で展開するアマゾンブックスは、顧客からの評価の高い書籍に絞り込み、表紙を正面に向けて陳列する「面陳(面陳列)」や「面展(面展示)」で陳列している。すべての書籍には星数評価やカスタマーレビューを記載したカードも添えられている。一方で書籍価格はアマゾンストアと同一となっており、プライスカードによる価格提示は行っていない。本が気に入らなかった場合など購入から30日以内に返品すれば返金する返品制度もある。アマゾンブックスには書籍のほか、アマゾンが手がける電子書籍用リーダーのキンドルやタブレットのファイア、人工機能(AI)を搭載した音声アシスタント端末「エコー(Echo)」など、各種デバイスも展示・販売しいる。営業時間は感謝祭とクリスマスを除き、平日は9:30am〜9:00pm、日曜日は11:00am〜6:00pmとなっている。なお、オンラインのアマゾンストアで購入した商品をお店でピックアップする等のサービスは行っていない。
 アマゾン・ブックスの2号店目はサンディエゴ郊外のウエストフィールドUTCモール(Westfield University Towne Center Mall)内、3号店目はオレゴン州タイガード地区にワシントン・スクエア(Washington Square)内にオープン予定となっている。また、未確認だがニューヨーク市の都市再開発プロジェクトで複合施設「ハドソンヤード(Hudson Yard)」への出店も噂されている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤はコンサルタントやコンサルティング企業に対してもコンサルティングを行っています。コンサルタントではなくても、スーパーマーケットなどの大手小売チェーンをクライアントにもつ技術系サービス企業に対してもコンサルティングやセミナーを行っています。彼らとは同業他社でライバル関係にもなりえるのですが、後藤に直にアドバイスを求めてきます。コンサルタントの一部には体裁からか、内容はコンサルティング依頼にもかかわらず「インタビュー」件名での依頼です。数年前には外資系系で某有名コンサルティングファームから「情報交換したい」というリクエストもありました。お金をかけずに情報収集したいという思惑で「情報交換」という名目になったのでしょう。が、後藤はコンサルタントから仕入れたい情報はありません。一方で、コンサルタントは後藤から情報を仕入れたいという需要があります。情報価値では非対称性にあり、等価交換になりません。  続きを読む
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2016年08月26日

【ベストバイ】、IoT体験型ショールームを開設!モノにつながるIoTも人には圏外?

160826テックホーム@MOA
■ベストバイは22日、ミネソタ州ミネアポリス・セントポールのモール・オブ・アメリカにIoT体験型ショールーム「テック・ホーム(Tech Home)」をオープンした。IoTとは「モノのインターネット(Internet of Things)」を意味し、コネクテッドホーム(Connected Home)やコネクテッド製品(Connected Device)などを総じて「スマート家電」と訳されることがある。ベストバイではIoTを分かりやすくテック・ホームと呼んでいる。ベストバイがオープンしたテック・ホーム・ショールームはモール・オブ・アメリカのシアーズ近くのロタンダ(広間)。ショールームといっても骨組みを組んだような簡素な模型のポップアップであり、9月17日までの期間限定となっている。テック・ホーム・ショールームはキッチンやリビング・ルーム、ベッドルーム、オフィス、家の玄関で構成されており、照明や音楽システム、ホームセキュリティなど様々なスマート家電を展示している。テック・ホームの目的は、身の回りの製品がネットを通じてスマートフォンやタブレットと繋がることで、便利で安全になることを啓蒙することだ。したがってショールームにはベストバイのスタッフ「ブルー・シャツ(Blue Shirt)」やサービススタッフの「ギークスクワッド・エージェント(Geek Squad Agent)」が常駐し、IoT製品の説明を行う。
 シアーズは昨年6月、大手チェーンストアとしては最大となるIoT体験型ショールーム「コネクテッド・ソリューション(Connected Solution)」をオープン、ターゲットも昨年7月、サンフランシスコのメトレオンにIotの体験型ショールーム「ターゲット・オープンハウス(Target Open House)」をオープンした。いずれも啓蒙や情報発信、実験用を目的にしているため拡大や店舗への導入は行っていない。  続きを読む
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2016年08月25日

【アルディ】、ビスタ店はウォルマートの隣!卵が最安値87セントもウォルマートが圧勝?

160825アルディ
■ディスカウント・スーパーマーケットのアルディは3月末、南カリフォルニアのロサンゼルス郊外に8店舗をオープンした。4月にはロサンゼルス近郊に10店舗を同時オープン、翌月はサンディエゴ郊外などに7店舗をオープンした。6月もロサンゼルス郊外シミバレーに1店舗をオープンしている。年末までに45店舗展開を予定しているアルディは、現在までに26店舗を南カリフォルニアでオープンしているのだ。出店先の多くはショッピングセンターであり、競合するスーパーが隣接しているところもある。一部にウォルマートと同じショッピングセンター内に出店している。例えば、アルディ・ベーカーズフィールド店はウォルマートとロウズが核テナントになっているショッピングセンターの一角に位置している。サンディエゴから東でメキシコとの国境に近いカレクシコ地区のアルディもウォルマート・スーパーセンターと同じショッピングセンター内に位置している。ただ両者とも広大な駐車場を挟んだ対角線上にある。地図上で見るとビューモント地区にあるアルディもウォルマートと並列しているように見えて近い。が、別のショッピングセンターとなっており、車でアクセスするには車道に出なければならず、歩いての行き来も厳しい。南カリフォルニアにオープンした26店舗の中で、最もウォルマートと接近して競争しているアルディがある。5月にサンディエゴ郊外ビスタ地区にオープンしたアルディ(1750 University Dr, Vista, CA 92083)は文字通りウォルマートと隣接している店舗となっている。ビスタ地区はサンディエゴ・ダウンタウンから北へ40マイル(64キロメートル)、ロサンゼルスからは南に90マイル(140キロメートル)に位置する。「ノース・カウンティ・スクエア(North County Square)」SCはウォルマートやアルディの他、ターゲット、ペットスマート、リビングスペース、ベビーザラスなど大手チェーンストアが軒を連ねるパワーセンターとなっている。アルディ・ビスタ店はウォルマート・スーパーセンターから駐車場の通路を挟み1軒(ブリッジストーン)おいて隣にあり、ドア・ツー・ドアで30〜40メートル程度で徒歩で行き来できるのだ。集客の違いなど両者を比較することが可能となる。
 ロサンゼルスからは2時間近くかかってしまうが、ウォルマートとアルディの競争を視察するにはこれほど適したところはないだろう。

トップ画像:サンディエゴ郊外ビスタ地区にあるアルディ。ノース・カウンティ・スクエアのサイトプランをみると、隣接するウォルマートとはドア・ツー・ドアで30〜40メートル程度で徒歩で行き来できる近距離にある。下の画像にあるようにアルディは他のアルディと異なり、EDLPながら一部商品の価格を下げている。ウォルマートに対して苦戦しているようだ。  続きを読む
2016年08月24日

【ベストバイ】、ECが24%伸びて実店舗も頑張ったパート2!アイフォン7でどうなる?

160824ベストバイ
■ベストバイが23日に発表した第2四半期(5月〜7月期)決算は、引き続きオンライン売上が奏功、一般販売費の削減も増益に寄与した。売上高は85.3億ドルと前年同期から横ばいとなった。フィットビットなどのヘルス&ウェアラブルやホームシアター、大型白物家電、コンピューターの売上増で、低迷したモバイルやゲームに加え、大型店13店舗とスタンドアローンのベストバイ・モバイルの閉店による売上減を相殺した。純利益は1.98億ドルと前年同期の1.64億ドルから20.7%の増加となった。粗利益率は前年同期の24.6%から24.2%と0.4%減少したが、一般販売管理費率を21.2%から20.8%に0.4%抑制した。営業利益率は3.4%と前年同期と横ばいだった。既存店・売上高前年同期比は0.8%の増加。前年同期は同3.8%の増加だった。オンライン売上高は同23.7%の増加となり、売上高に占めるオンライン売上は前年同期の8.6%から2%も増加し10.6%となった。ベストバイのオンライン売上高は9億ドルとなっている。
 売上全体の9割以上を占めるアメリカ国内の売上高は店舗閉鎖もあったが前年同期の78.8億ドルから78.9億ドルと0.1%の微増となった。国内の既存店ベースは0.8%の増加。商品カテゴリー別では売上全体の46%を占めるコンピューターとモバイルフォン(Computing and Mobile Phones)が0.3%の微増だった。スマートフォンとタブレットは予想したほど不振にはならなかったという。大型4Kテレビを含むコンシューマーエレクトロニクス(全体の33%)は4.0%の増加となった。また好調な住宅市場を背景に白物家電のアプライアンス(全体の11%)は8.2%の増加した。アプライアンスは23四半期連続して前年を上回っている。一方で、売上の5%を占めるエンターテイメントは18%の減、売上の5%を占めるサービスはギークスクワッドの料金を一部値上げしたことが影響し7.2%の減少となった。
 ベストバイは8月22日、ベストバイの前身であるカーステレオ&オーディオ機器専門店「サウンド・オブ・ミュージック」を1966年にオープンして50周年を迎えた。  続きを読む
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2016年08月23日

【ラルフス】、全米最大スーパーマーケット・チェーンの最新イノベーションを現場検証!

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■全米最大手のスーパーマーケットチェーンのクローガーの傘下で南カリフォルニアで展開するラルフスは5日、オンラインショッピング「クリックリスト(ClickList)」を始めた。場所はサンディエゴ郡北部の太平洋岸にあるリゾート都市のカールスバッド地区のラルフス・フレッシュフェア。ロサンゼルス・ダウンタウンからは南に87マイル(140キロメートル)、サンディエゴ・ダウンタウンからは北に35マイル(56キロメートル) に位置し、世帯年収の中央値は8.4万ドル(約840万円)となる。カリフォルニア州では初の展開となるクリックリストはネットで注文してお店の駐車場で車から降りずに受け取れることができるサービス。ラルフスのオンラインサイト(www.ralphs.com/ClickList)にある約4万品目から注文・決済し、翌日の午前8時〜午後9時までに1時間のピックアップスケジュールを指定して受け取る。
 今回はクリックリストを利用して果物や野菜、精肉、シーフード、CPG(パッケージ製品)などの食品を実際にネットから注文し、ピックアップに行った。ポイントは3つあり、一つは「クリックリスト価格は店の販売価格と同じか」、二つ目に「精肉のカット対応はどこまで可能なのか」、さらに「コストに見合わない注文対応では」を探ったのだ。また、対応にあたったスタッフから直接、話を聞いてみた。ピックアップ前日、ラルフスのクリックリストにアクセスし、住所や電話番号、ロイヤリティプログラムのリワード会員登録を済ませて、12品目を注文した。1ポンド(450グラム)当たり12.99ドルのチョイス級リブアイ・ステーキの注文では備考欄に「しゃぶしゃぶもしくはすき焼きを調理したいので、霜降りリブアイ肉で極めて薄いスライス(extremely thin of marbled ribeye)にしてほしい」と記入。またサーモン・フィレの注文でも「3分の1ポンドのみ必要で、皮は取ってほしい」と記入し、皮つき(skin on)で1ポンド6.99ドルでも対応するのかを調べたのだ。
 事前にお店で価格調査を行ってみた。クリックリストの12品目の価格は、店の販売価格と同じであることが分かった。クリックリストでも店のセール価格を利用できるのだ。ピックアップ時に車を所定の場所に停め連絡すると2〜3分程度で専用の出入り口からスタッフが商品を荷台に乗せて運んできた。またアシスタント・マネージャーも対応に出てきた。「極めて薄いスライス」の注文で確認が必要だったからだ。リブアイ肉は1センチの厚さで、しゃぶしゃぶやすき焼きに利用できるものではなかった。アメリカの通常のスーパーマーケットでは、専用のスライサーがないため、超極薄スライス肉への加工が不可能なことはわかっていた。ただ、ピックアップの前に店から代替商品について連絡を受けるかを確認したかったのだ。事前に連絡はなかったもののその場のキャンセルも可能で、さらに薄くカットできるかどうか精肉部門にも掛け合ってくれた。一方、皮つきで1ポンド6.99ドルのサーモンは、3分の1ポンドとなる0.36ポンドで皮を剥がしていた。
 クリックリストを利用した感想はおおむね対応はよく受け渡しもスピーディで、システムとして良く練られている印象を持った。クリックリストの手数料はラルフスで6.95ドルと他の傘下スーパーに比べて高い。が、開聞時間を節約したい人や高齢者、小さな子供を持つ母親などは利用するだろう。

トップ画像:カリフォルニア州で現在、唯一クリックリストを行っているラルフス・フレッシュフェア・カールスバッド店。「グランド・オープニング(Grand Opening)」となっているがラルフスをアップグレードして「ラルフス・フレッシュフェア」として再オープンした。なお店看板の真下にあるのがクリックリスト専用の出入り口となる。外からはカードキーがないと開かないようになっている。クリックリスト用にドアを工事したのだ。下の画像にあるように店内にもクリックリスト専用の冷凍・冷蔵庫が置かれている。  続きを読む
2016年08月22日

【ホームデポ&ロウズ】、EC売上の50%がモバイル経由で42%が店ピックアップの意味?

160822ホームデポ
■ホームデポが16日に発表した第2四半期(5月〜7月期)決算は、住宅市場が堅調でプロ売上が伸びたことで増収増益となった。純利益は前年同期の22.3億ドルから9.3%増加し24.4億ドルだった。売上高は前年同期比6.6%となる264.7億ドル。既存店・売上高前年同期比は客数が2.2%増、客単価が2.5%増加し4.7%の増加となった。国内の既存店ベースは5.4%増となっている。引き続きプロの集客が伸び、高額品や買上点数も伸びていることで900ドル以上の決済処理が8.1%の増加となった。商品カテゴリーでは全体的に伸びていたが特に好調だったのはHVAC(暖房や換気、空調機器)やアプライアンス、ルーフィング(屋根関連)だった。オンライン売上は19.0%の成長だった。オンライン売上の42%がネットで注文しお店でピックアップの「ボピス(BOPIS:Buy Online Pick-up In Store)」となっており、既存店売上に貢献した。返品の90%がお店に持ってきており、輸送コストの節約となっている。オンラインで注文し店から現場に配達する「ボドフス(BODFS:Buy Online Deliver From Store)」をすでに700店以上で行っており、今年度中には全店展開を予定しているという。

ホームデポ第2四半期(5〜7月期)
総売上・前年同期比: 6.6%増
純利益・前年同期比: 9.3%増
既存店・売上高前年同期比: 4.7%増
店舗数:2,275店(海外店含む)

160822ロウズ
■ロウズが17日発表した第2四半期(5月〜7月期)決算は、北部における5月の天候不順で園芸用品やパティオ家具などアウトドア・プロジェクトが不振となり既存店ベースが予想を下回った。2月に買収したカナダのロナ(RONA)の決算も含んだ純利益は3.6%増となる11.7億ドルだった。前年同期11.3億ドル。売上高は182.6億ドルで前年同期比5.3%の増加となった。既存店・売上高前年同期比は客単価が1.7%の増加だったが、客数が0.3%の増加にとどまり、2.0%の増加となった。国内の既存店ベースは1.9%の増加だった。前期ではEコマース売上が前年同期比23.5%の増加だったが、第2四半期のEコマースについての発表はなかった。

ロウズ第2四半期(5月〜7月期)
総売上・前年同期比: 5.3%増
純利益・前年同期比: 3.6%増
既存店・売上高前年同期比: 2.0%増
店舗数:2,355店(カナダのロナや海外店含む)

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ホームデポの決算声明では、興味深い数字がでていました。エントリー記事にもあるようにオンライン売上の42%がネットで注文しお店でピックアップの「ボピス(BOPIS:Buy Online Pick-up In Store)」で、返品の90%がお店に持ってきているということ。ホームデポが数字で強調しているのはO2Oで成功していることになります。チェーンストアにとってオムニチャネルで重要なことはネットだけで売上が完結しないこと。ネットでの購入を完了させないで、お店に来てもらうことで、店売上にもつながります。チェーンストアにとって実店舗は商売の要。オンラインからオフライン(実店舗)の流れができていないとオムニチャネルとはいえません。オムニチャネルで上手くいっている企業の場合、ボピスはネット売上の半数前後を占めています。ホームデポは返品も9割が実店舗の利用です。これは強い。返品しにお店に訪れたお客は代替品などを購入する可能性が高いですから。  続きを読む
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2016年08月21日

【ペットスマート】、1,466店の最新フォーマット店はドッグウォッシュに無料コーヒー?

160821ドッグウォッシュ@ペットスマート新店
■ペットスマートは17日、テスト展開となる新フォーマット「ペットスマート・ペット・スパ(Petsmart Pet Spa)」をオープンすることを発表した。ニューヨークのジョンFケネディ空港から東に20分にあるオーシャンサイド地区にオープンするペット・スパは210坪。ペットスマートの500坪〜600坪の半分にも満たない店舗面積となっている。20日にオープン予定となっているペットスパは、白を基調とした明るい店内に加えてセルフサービスのドッグウォッシュがあるのが特徴だ。小型犬から大型犬まで洗えるセルフ・ドッグウォッシュは3つのステーションがあり、ペットオーナーが用途に応じてシャンプーやコンディショナーを自由に使ってシャワーができ、ドライヤーとタオルも利用できるようになっている。ペットサービス施設ではペットホスピタルで最大の広さとなるバンフィールド・ペット・ホスピタル(Banfield Pet Hospital)があり、手術室やレントゲン室も完備している。ペットスマートではお馴染みのグルーミングサロンは5つのグルーミングステーションで400時間のトレーニングを受けた専任スタッフがトリミングやブラッシングなどのグルーミングを行う。また、グルーミングで待っているオーナーのためにペット・スパではコーヒーバーを導入している。12席あるコーヒーバーではエスプレッソーやカブチーノ、ラテなどを提供しており、グルーミングで待っているペットオーナーから一般客までコーヒーの無料サービスもある。物販はハイエンドなリードやカラー、ドッグウェア、オモチャ等を取りそろえ、ペットフードもナチュラルでオーガニックな生食などを中心に品揃えにしている。
 ペットスマートは北米に1,466店舗を展開しており、犬猫専用の宿泊施設ペットホテルも同店内に203ヵ所導入している。同社は昨年50店舗を新規にオープンしており、今年度も80店の新規オープンを予定している。ペットスマートは2014年12月、投資企業BCパートナーズが率いるコンソーシアムに87億ドルで買収され非上場企業となり、昨年3月には新CEOに、ペイレス・ショーソース(Payless ShoeSource)を率いるコレクティブ・ブランドCEOだったマイケル・マッシー氏が就任している。

トップ画像:ペットスマートの新フォーマット「ペットスマート・ペット・スパ(Petsmart Pet Spa)」内にあるセルフサービスのドッグウォッシュ・ステーション。物販は品揃えをアップグレードして絞り、サービスに特化したため、通常店の半分以下の面積となっている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。今日はいきなりクイズです。チェーン展開しているペットストアと提携し、スーパーマーケット内に110坪のペットストアを導入し、ペット用品やペットフードの他、ドッグ・ウォッシュ・ステーション(セルフとフルサービス)まで展開しているスーパーマーケットはどこでしょう?ペットストアはアメリカとカナダに770店以上を展開するペットバリュ(Petvalu)です。ちなみにペットバリュは先月、ペットストア165店舗を展開するペット・スーパーマーケット(Pet Supermarket)と合併して930店以上となっています。ペットバリュをもつスーパーは外からでも入れるし、スーパー内からもアクセスできるようになっています。ヒントは、このスーパーマーケットの店舗面積が2,900坪もあることです。ペットバリュはガラスでスーパーと仕切られていますが、スーパーの中にあります。で、なんとペットバリュは、青果とベーカリーのコーナーにあるのです。  続きを読む
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2016年08月20日

【ラルフス】、カリフォルニアでクリックリスト!スーパー視察もイノベーションを試せ?

160820クリックリスト注文
■スーパーマーケット最大手クローガーの傘下で南カリフォルニアで展開するラルフスは5日、オンラインショッピング「クリックリスト(ClickList)」をカールスバッド地区にあるラルフス・フレッシュフェアで始めた。カールスバッドはサンディエゴ郡北部の太平洋岸にあるリゾート都市。ロサンゼルス・ダウンタウンからは南に87マイル(140キロメートル)、サンディエゴ市からは北に35マイル(56キロメートル) に位置する。世帯年収の中央値は8.4万ドル(約840万円)だ。カリフォルニア州では初の展開となるクリックリストはネットで注文してお店の駐車場で車から降りずに受け取れることができるサービス。ラルフスのオンラインサイト(www.ralphs.com/ClickList)にある約4万品目から注文・決済し、翌日の午前8時〜午後9時までに1時間のピックアップスケジュールを指定して受け取る。ピックアップでは所定のパーキングスポットに車を停め、コールボックスから連絡すれば、スタッフが商品をもってトランクに詰めてくれるのだ。ラルフスのクリックリストは1回あたりの注文手数料6.95ドルとなる。初回から3回までの注文手数料は無料となっている。クリックリストは「カーブサイド・ピックアップ」「クリック&コレクト」とも呼ばれ、競合のウォルマートも同サービス「グローサリー・ピックアップ(Grocery Pickup)」を行っており、すでに60ヵ所のマーケットにあるスーパーセンターなでに拡大している。なお、クローガーのクリックリストは扱い品目数が約4万品目で1回の手数料が4.95ドル〜6.95ドル(初回3回までは手数料免除)、一方の約3万品目となるウォルマートのグローサリー・ピックアップは手数料は無料だが、1回の注文金額は30ドル以上となっている。クリックリストは一定金額以上の注文となる条件はない。
 ラルフスは12月末までにロサンゼルス郊外のバーバンクやグラナダヒル、インディオ、ロングビーチ、ラデラハイツ、パサディナ、ランチョ・クカモンガ、レドンドビーチ、シールビーチ、バンナイズ、ウエストチェスターの11ヵ所の地区でもクリックリストを展開するとしている。クローガーによると、クリックリストは6月の時点で25地域の269店舗(ハリスティーターの同サービス「エクスプレスレーン・オンラインショッピング」含む)で展開されており、ほぼ毎日のペースで拡大している。

トップ画像:クリックリストの注文画面。クローガーはカリフォルニア州で初となるクリックリストをラルフス・フレッシュフェア・カールスバッド地区で行っている。注文画面ではすでにショッピングカートにある商品(事例はリンゴ)には緑で白抜き文字のマーク「7つがカートにあります(7 in Cart)」とある。カートにある商品で価格が赤文字で黄色にハイライトされているのはセール品となっている。  続きを読む
2016年08月19日

【ウォルマート】、ITや従業員への投資が実を結んだ!強い企業はフットワークも軽い?

160819ウォルマート
■ウォルマートが18日に発表した第2四半期(5月〜7月期)決算は、競合チェーンがアマゾンからの攻勢にあえぐ中、Eコマース売上を伸ばし好調を維持した。会員費等を含む総売上高は、0.5%の増加となる1,208.5億ドル(前年同期は1,202.3億ドル)。純利益は37.7億ドルと前年同期の34.8億ドルから8.6%の増加となった。
 ス総売上高の約6割を占める国内のスーパーセンターやディスカウントストアなどウォルマートUSの売上高は3.6%増加となる762.4億ドル。同部門の既存店・売上高前年同期比(ガソリン販売は除外)は1.6%の増加となった。これによりウォルマートUSは8四半期連続で前年を上回った形だ。従業員への投資や生鮮部門の「フレッシュ・アングル」へのアップデート等が実を結んだ。既存店ベースの内訳は客単価が0.4%増加し、客数は7四半期連続プラスとなる1.2%の増加となった。650店以上の展開となっているネイバーフッドマーケットの勢いは衰えておらず、同フォーマットの既存店ベースは6.5%の増加となった。一方、国内でもメンバーシップ・ホールセールクラブのサムズクラブの売上高は1.3%の減少となる145.4億ドルだった。同部門の既存店ベースは0.6%増加した。客単価が1.0%増加したものの客数が0.4%減少した。扱い品目が1,000万品目を超えたEコマースは売上高が前年同期から11.8%の増加となった。Eコマースは7月、49ドル以上の注文額で送料無料になる最低注文金額を一時停止した販促キャンペーンで、3四半期ぶりに二桁成長に戻した。Eコマースの成長率は昨年の第1四半期が17%増、第2四半期が16%増、第3四半期10%増、第4四半期8%増、今年度第1四半期も7%増と成長率は前期まで鈍化し続けていた。
 なおウォルマートは7月初めまでに独自のモバイル決済システム「ウォルマートペイ(Walmart Pay)」をウォルマート全店で展開した。またオンラインから注文し、お店で車から降りる必要なく生鮮品などを持ち帰れる「グローサリー・ピックアップ(Grocery Pickup)」も60ヵ所のマーケットに拡大している。ウォルマートによると、ピックアップ・グローサリーの利用者の9割がリピーターで、注文商品の90%は青果や精肉等の生鮮品としている。

ウォルマート第2四半期(5月〜7月期)
総売上・前年同期比:0.5%増
純利益・前年同期比:8.6%増
既存店・売上高前年同期比:1.6%増(アメリカ国内)
ウォルマート店舗数(7月31日)
 ウォルマートUS合計:4,629店
  スーパーセンター:3,499店
  ディスカウントストア:428店
  ネイバーフッドマーケット:668店
  小型フォーマット:34店
 サムズクラブ:654店  続きを読む
2016年08月18日

【ターゲット】、2年ぶりに既存店減!オムニチャネルは実際に買物しなきゃわからない?

160818ピックアップ@ターゲット
■ターゲットが17日発表した第2四半期(5月〜7月期)決算は店舗内にあるファーマーシー部門をドラッグストアチェーン大手のCVSヘルスに売却したことで減収減益となり既存店ベースも約2年ぶりに前年を下回った。売上高は前年同期比7.2%減となる161.7億ドル。純利益は6.80億ドルと前年同期の7.53億ドルから9.7%減と10%近い減少となった。粗利益率は利幅の薄いファーマシー部門を売却したことで改善し、前年同期の30.9%から31.3%に0.4%アップした。一方、一般販売管理費率は19.9%から20.1%へ増加し、利益を圧迫した。既存店・売上高前年同期比は、客単価が1.1%増加したものの客数が2.2%減少した。既存店ベースは1.1%の減少だった。前年同期は2.4%の増加。ターゲットの既存店ベースが前年を下回ったのは、0.3%減となった2014年第1四半期(2月〜4月期)以来となる。商品では重点カテゴリーとしている「ファッション(Style)」や「ベビー(Baby)」「キッズ(Kids)」「健康(Wellness)」が牽引したものの、アイフォンやアイパッドなどアップル製品を含む家電カテゴリーが20%以上を落ち込んだ。また、売上全体の20%を占める食品も期待に反して低迷したという。オンライン売上は前年同期比16%の増加だったが、前年同期の23%の増加からは伸び幅が減少している。ターゲットのEコマース売上高は全体の3.3%となっている。なお、5%の値引きを行っているレッドカード使用の買い物は全体の23.9%に達した。ターゲットは下期の既存店ベースについて、厳しい小売環境を反映し、当初予想の1.5%〜2.5%増から2.0%減〜横ばいの範囲になるとの見通しを示した。
 ターゲットは国内に1,797店を展開しており、その内訳はスーパーセンター業態など4,760坪以上の大型店が278店、1,400坪〜4,760坪未満の通常のディスカウントストア・フォーマットは1,505店となり、ターゲット・エクスプレスと呼ばれていた1,400坪以下の小型店は14店舗となっている。

トップ画像:ターゲットのLA25にあるカスタマーサービス。オンラインで注文した商品を店でピックアップする「ボピス(BOPIS:Buy Online Pick-up In Store)」で、カスタマーサービス部門を「注文受け取り(Order Pickup)」に改名している。が、アマゾンのプライムデーに対抗したセールでは後藤が実際に試したら、ボピスができなかった!それが既存店減の一因だ。  続きを読む
2016年08月17日

【HEB】、ダラス・フォートワースで6店舗を買収!ウォルマートの牙城を崩せるか?

160817セントラルマーケット
■テキサス州に約370店を展開するスーパーマーケットのHEBは15日、テキサス州北部のダラス・フォートワース都市圏で展開していたサンフレッシュ・マーケットの6店を買収したことを発表した。HEBはダラス・フォートワースで店舗を増やすことで、同都市圏でシェアトップとなるウォルマートに攻勢をかける。HEBが収得したのはダラス市内のアップタウン、レイクハイランズ、レイクウッド、ノースウエストダラスのコミュニティ4ヵ所のサンフレッシュで、もともとアルバートソンズだったもの。またダラス郊外のマッキニー地区とグレープバイン地区のそれぞれのサン・フレッシュもセーフウェイ傘下のトムサムであった。いずれの店舗もアルバートソンズとセーフウェイの合併により売却されたもので、サン・フレッシュとしては1年程度の運営だった。HEBはアップスケール型スーパーマーケットのセントラルマーケットをダラスに2店舗、プレイノとサウスレイク、フォートワースに各1店舗展開している。また本体のHEBはダラス・フォートワース都市圏や北部には展開しておらず、ダラスからは南40キロメートルのところにあるウォクサハチー地区にHEB、南西に60キロにHEBプラスを展開している。HEBは今のところ、HEBやHEBプラス、セントラルマーケット等、どのフォーマットで出店するかは決めていないという。
 スーパーマーケットニュース誌などの調査によると、HEBの食品シェアが高いマーケットは本拠地となるサンアントニオ(49%)にオースティン(47%)やヒューストン(23%)などで、テキサス州でも南部に偏っている。一方、テキサス州にスーパーセンターなど579店(8月10日現在)を展開するウォルマートはダラス・フォートワース都市圏の食品シェアで28%とトップを維持している。  続きを読む
2016年08月16日

【マーティンズ】、22店舗のスーパーでもカーブサイド!なぜ乗り遅れると致命的なのか?

160816マーティンズ
■クローガーやウォルマートなど大手チェーンストアはカーブサイド・ピックアップを急拡大している。カーブサイド・ピックアップはクローガーの「クリックリスト(ClickList)」やウォルマートの「グローサリー・ピックアップ(Grocery Pickup)」、他には「クリック・アンド・コレクト(Click & Collect)」や「CVSエクスプレス(CVS Express)」など店名にエクスプレスなど名称は様々だが、ネットで注文してお店の駐車場で車から降りずに受け取れることができるサービスだ。多くは全米に4桁の店舗数で展開する大手チェーンストアが行っており、中西部に240店を展開するハイヴィーやテキサス州等に370店を展開するHEBなど、店舗数で3桁展開するスーパーも一部でも行っている。最近は需要の増加で、比較的小さなスーパーマーケットでもカーブサイド・ピックアップを始める事例もでてきているのだ。
 インディアナ州やミシガン州に22店店舗を展開するマーティンズ・スーパーマーケット(Martin's Super Markets)は15日、カーブサイド・ピックアップサービス「グローサリー・ツー・ゴー(Groceries to Go)」を開始することを発表した。グローサリー・ツー・ゴーはインディアナ州グレンジャーの1店舗で16日から開始、8月末までには半数の店舗での展開を予定している。マーティンズのグローサリー・ツー・ゴーはコンピューターや同社のスマートフォン・アプリから生鮮品などをオーダーし、平日は午前11時〜午後7時、土・日は午前11時〜午後5時にピックアップする。今のところ、注文締め切り時間とピックアップ時間の指定はされていない。またピックアップとなる受け取り時間のスケジュール予定は30分毎に決めることになっているが、ピーク時の混雑を防ぐため同じ時刻のピックアップは最大2名までとの条件がついている。グローサリー・ツー・ゴーの手数料は4.99ドルで2回目までのオーダーは無料となる。
 マーティンズではグローサリー・ツー・ゴーの開発に2年間を費やし、今年1月から実験を開始したとしている。22店舗の小さなスーパーでも、カーブサイド・ピックアップ・サービスが求められているのだ。

トップ画像:8月16日からカーブサイド・ピックアップサービス「グローサリー・ツー・ゴー(Groceries to Go)」を開始するマーティンズ・グレンジャー店。  続きを読む
2016年08月15日

【ショッピングセンター】、オフィスデポの300店にメイシーズの100店の閉鎖でどうなる?

160815モール
■今月に入って大型の店舗閉鎖発表が相次いでいる。オフィス・スーパーストアのオフィスデポは3日、向こう3年間で新たに300店を閉鎖することを発表した。これは過去2年間で閉鎖した400店に上乗せする形での追加閉鎖だ。また今年に入って41店舗の閉鎖を発表したばかりの老舗デパートメントストアのメイシーズも11日、2017年に本体のデパートメントストア100店舗を閉鎖することを発表した。それ以前にはJCペニーやシアーズの他、ステープルズが北米で50店舗を閉鎖し、紳士服チェーンのメンズウェアハウスやジョスAバンクを展開するテイラード・ブランド(Tailored Brands)が250店のスクラップ、スポーツ専門手チェーンのスポーツオーソリティが企業清算で全463店を閉鎖、スポーツ用品専門店チェーンのスポーツ・シャレーが4月に47店をスクラップ、モールにティーン向けファッションチェーン「パックサン(PacSun)」を展開するパシフィック・サンウェア・オブ・カリフォルニア(Pacific Sunwear of California)が4月に倒産したことで店舗閉鎖は不可避となっている。モールを中心にに出店するティーンアパレルチェーンのエアロポステールも倒産し113店の閉鎖だ。6月にはラルフローレンが約50店舗を閉店し、フルタイム従業員の8%を削減するリストラ策を発表している。これらの店舗閉鎖に頭を抱えるのはショッピングセンターだ。実際、メイシーズが625店舗のうちの15%となる100店舗閉鎖を発表したとき、リージョナル・ショッピングセンターのモール等を運営するサイモン・プロパティ・グループとゼネラル・グロース・プロパティの株価はそれぞれ2%、3%下落した。メイシーズが出店する多くはモールの核テナントになっている。サイモン・プロパティ・グループが所有するモールにメイシーズは122店も出店しているのだ。仮に15%が閉店すれば、その跡に大型店を誘致するのが難しいばかりでなく、モールの集客力が落ち、小さなテナントのリースに影響するのだ。
 全米77都市のショッピングセンターをモニターしている不動産調査会社レイス社によると、今年第2四半期(4月〜6月期)のモール空室率は7.9%だった。7.8%だった前期から0.1%増加しており、モール空室率が増加したのは2014年の第4四半期以来となった。アマゾンの売上伸長の衰えはなく今後もリアル店からのお客を奪っていく。今後も店舗閉鎖の発表は相次いでいき、モール運営者を悩ませることになる。  続きを読む
2016年08月14日

【コンテナストア】、女性CEOに赤字幅も縮小!前年度の投資が実を結ぶのはまだ先?

160814TCSクロゼット@コンテナストア
■整理・収納の専門店のコンテナストアが9日、変更した決算期で第1四半期(3月〜5月期)決算を発表した。売上高は新規出店効果で1.77億ドルと前年同期の1.70億ドルから4.1%の増加となった。全店で展開している高品質でアップスケールのクロゼットブランド「TCSクロゼット(TCS Closets)」も売上増に貢献した。純損益は前年の約580万ドルの赤字から200万ドルの赤字と赤字幅が縮小した。粗利益率は59.0%と前年同期から0.4%増加した。平均客単価1万ドルとなるTCSクロゼットが押し上げた形だ。一般販売管理費率はコストカットで前年同期から3.5%減少し、開店準備コストも減少したことで前年同期から営業利益が0.6%のプラスとなった。既存店・売上高前年同期比は客数が減少したことで1.4%の減少となった。
 コンテナストアはロイヤリティプログラムの「ポップ(POP:Perfectly Organized Perks)」の他、コンサルティングプログラム「コンテインホーム(Contained Home:アットホームからプログラム名を変更)」と「TCSクロゼット(TCS Closets)」の3大イニシアチブを全店で展開している。コンテナストアは現在、28州に80店を展開している。平均店舗面積は700坪、扱い品目数は約1.1万品目となる。

トップ画像:コンテナストアのTCSクロゼットのコーナー。  続きを読む
2016年08月13日

【CVSヘルス】、CVSペイ始動!社名にペイは消費者に面倒もアップルには譲れない?

160813CVSペイ
■ドラッグストアチェーン最大手のCVSヘルスは11日、独自のモバイル決済システム「CVSペイ(CVS Pay)」を開始したことを発表した。アップルの「アップルペイ(Apple Pay)」やグーグルの「アンドロイドペイ(Andorid Pay)」などIT企業や、ウォルマートの「ウォルマートペイ(Walmart Pay)」など大手チェーンストアの決済システムに対抗する。ニューヨークやニュージャージー、デルウェア、ペンシルバニアのCVSで導入を開始しており、2016年末までに全米の店舗となる9,600店に広げる計画。CVSペイは同社のスマートフォンアプリ「CVSアプリ(CVS app」に新機能として付加されており、アップルiOSやグーグル・アンドロイドでの利用が可能となっている。CVSペイは主要なクレジットカードやデビットカードの他、2004年から始まった医療費用口座カードの「ヘルス・セービング・アカウント・カード(Health Savings Account card)」や企業が従業員に対して提供する医療費カード「フレキシブル支出口座カード(Flexible Spending Account card)」にも対応している。CVSペイの使い方は、レジでCVSのアプリを開き、CVSペイを選択し、カメラを起動してQRコードを読み込ませることで決済完了となる。CVSペイでの決済では電子レシートがスマートフォンに保存される他、同社のリワードカード・プログラム「エクストラケア(Extra Care)」とも連動しクーポンディスカウントやポイントなどの販促が自動的に受けられる仕組みとなっている。なお処方箋のドライブスルーの決済では、ピックアップ番号で対応するとしている。CVSペイはアップルペイやアンドロイドペイ、ウォルマートペイ、サムスンのサムスンペイ(Sumsung Pay)など他のモバイル決済システムには対応していない。
 CVSヘルスと競合するウォルグリーンやライトエイドではアップルペイに対応しており、独自のモバイル決済システムは導入していない。  続きを読む
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2016年08月12日

【メイシーズ】、160年で黒歴史な100店閉鎖!意識改革のないオムニチャネル化は間違い?

160812メイシーズ
■老舗デパートメントストアのメイシーズは11日、2017年に本体のデパートメントストア100店舗を閉鎖することを発表した。実店舗の低迷を受けネットとリアル店を融合したオムニチャネル化を加速しブランド価値を高めるのが狙い。メイシーズ店舗数の15%にあたる100店舗の閉鎖は売上規模で4%を占め、160年近い歴史を持つ同社としては最大の店舗スクラップとなる。閉鎖となる店舗やリストラ人員数についての詳細は明かされていない。2017年度の第1四半期末に現CEOのテリー・ラングレン氏からCEO職を引き継ぐジェフ・ゲネット社長は「100店舗の店舗閉鎖は、実店舗の役割や私たちが提供している買い物体験のクォリティ、成長事業への投資の在り方について自分たちの考えを推し進めたことを表しています」と語っており、「短期的には事業中核の売上高が縮小しますが、成し遂げる変化は既存店売上をより迅速に押し上げ、チェーンストアの中では抜きんでた利益を生み出します」と述べている。なおメイシーズは昨年度末に発表した41店舗の閉鎖を含め、過去6年間で90店を閉鎖している。
 メイシーズが同日に発表した第2四半期(5月〜7月期)決算では店舗閉鎖により大幅な減益となった。売上高は58.7億ドルと前年同期の61.0億ドルから3.9%の減少。純利益は1,100万ドルとなり、前年同期の2.17億ドルから純利益は96%減少した。粗利益率は40.9%と前年同期から横ばいだったが、店舗閉鎖にかかった費用が2.49億ドル(売上の4.3%)計上され、利益を大幅に圧迫した。既存店・売上高前年同期比は2.6%の減少だった。メイシーズの既存店ベースは6四半期連続で前年を下回っている。メイシーズは45州に880店を展開しており、本体となるメイシーズ・デパートメントストアの675店の他、高級デパートメントストアのブルーミングデールズやブルーミングデールズ・アウトレット、オフプライス業態のメイシーズ・バックステージ、高級美容・スキンケア用品スパチェーンのブルーマーキュリーを展開している。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。大手チェーンストアにとってオムニチャネル・リテーリングは選択の余地なく導入されなければなりません。しかし、日本に伝わっているオムニチャネル・リテーリングは誤ったものが数多く見受けられます。一つには日本国内のEコマースのみには精通しているものの、オムニチャネルを記事でしか知らない専門家が少なくないことです。オムニチャネル・リテーリングのプラットフォームにある6つのステップとなる「ボッシュ(BOSH)」「ボロス(BOROS)」「ボリス(BORIS)」「ボピス(BOPIS)」「ボス(BOSS)」「ボドフス(BODFS)」のうちボッシュとボロス以外の4つは店舗オペレーションが深くかかわってきます。主に倉庫オペレーションとなるEコマースと倉庫と店舗オペレーションを融合させるオムニチャネルではまったくオペレーションレベルが変わってくるのです。言い換えればEコマースの延長線にオムニチャネルはないのですね。  続きを読む
2016年08月11日

【オムニチャネル】、新学期商戦で3.5倍儲ける!ネットはリアル店舗の延長でない理由?

160811BTS@ウォルマート
■新学期商戦(バック・ツー・スクール:Back to School)はアメリカ小売業にとって年末商戦に次ぐ繁忙期だ。9月からの新学期を前に大手小売りチェーンは現在、文具などを中心に新学期セールが過熱してきている。新学期商戦の盛り上がりはオムニチャネル化が進むアメリカ小売業界においてリアル店舗だけにとどまらない。大手チェーンはオンラインストアと併用することで売上を伸ばしている。マーケティング企業のザ・シェルフの調査によると、オンラインストアでの購入は7.9%に過ぎないとしている。これは商務省が第1四半期で発表した電子商取引シェア7.8%の数字と変わらない。購入金額のシェアではオンラインは10%以下だが、ザ・シェルフではオンラインストアによる消費への影響力という点で異なった数字を出している。消費者の半数がオンラインで下調べしてからリアル店舗などで購入しているのだ。価格リサーチを行う消費者は60%以上となる3分の2に上るのだ。リアル店舗で実物を確認後にオンラインストアで購入するショールーミングもまだ行われている。ショールーミングでの購入は67%にも達するのだ。最も顕著なデータはオンラインストアの購買への影響力だ。リアル店舗で支払う1ドルのうち37セントが、ネット検索などデジタルをツールとするインターアクション(相互作用)の影響力としているのだ。さらに興味深いデータとして、リアル店舗とオンラインストアを相互で上手く利用するオムニチェネルショッパーは片方のみで買い物をする人に比べて3.5倍の支出となる。
 ウォルマートの調査によるとウォルマートの店舗のみで買い物する場合、年間平均購入額は1,400ドルであり、ウォルマート・コムのみでは数百ドルとなっており、両方で買い物すると年間平均購入額は2,500ドルにも達するという。ウォルグリーンの調査では実店舗とオンラインストア、モバイル(アプリ)を使うオムニチャネルショッパーは実店舗のみの顧客に比べて6倍の支出となると発表していた。オムニチャネル化を推進すれば大手チェーンはこうしたデータを目の当たりにすることになり、さらにシームレスな買い物の場への転換が加速されそうだ。  続きを読む
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2016年08月10日

【ウェグマンズ】、90店舗目がオープン!CEOも残念と語ったパブリクスとの頂上対決?

160810パブ@ウェグマンズ
■今年で創業100年となるウェグマンズは7日、バージニア州ショートパンプ地区に90店舗目となる新店をオープンした。ウェグマンズ・ショートパンプ店はバージニア州では5月にオープンしたミッドロージアン店に次いで9店目となる。ショートパンプ店の店舗面積は、89店舗目となるミッドロージアン店(3,220坪)より140坪大きい3,360坪。6.5万品目に上るアイテムには、地ビールを含む1,000種類のビールも含まれている。店内には同社のフルサービス・レストラン「ザ・パブ(The Pub)」も入っている他、ハイテク・チーズ熟成室「チーズケーブ(cheese caves)」で製造されたチーズを扱うチーズショップには、自動ミスティング(霧吹き)を行う特製ケースを導入している。また他店と同様にアウトドアとインドア用に約300席をもつイートインコーナーの「マーケット・カフェ(Market Cafe)」、朝食から水出しコーヒーなどスペシャルティコーヒーまでサーブする「バズ(The Buzz)」、デリには焼きたてピザの「ピザショップ(Pizza Shop)」やホットサンドウィッチまで扱う「サブショップ(Old-fashioned Sub Shop)」なども展開している。
 ウェグマンズ・ショートパンプ店は、創業から100年で90店目というマイルストーン(節目)という意味だけではない。出店速度が遅いながらも拡大するウェグマンズにとって将来を占う試金石になる店なのだ。というのもウェグマンズはパブリクスと初めて激突することになるのだ。フロリダなどを中心に1,122店を展開するパブリクスと規模は違えど、両者はスーパーマーケットの人気ランキングでは常に上位にランクしている。特にカスタマーサービスにおいては両者は常に比較されるほどトップクラスなのだ。先月、オランダの食品スーパー大手のロイヤル・アホールドとベルギーのデレーズの合併に際して両者は傘下のスーパー86店の売却を発表した。その中にはパブリクスが買収したバージニア州リッチモンド等で展開するマーティンズ(Martin's)の10店舗も含まれている。マーティンズ・ショートパンプ店(3460 Pump Road Richmond VA 23233)は、ウェグマンズ・ショートパンプ店(12200 Wegmans Blvd.Henrico, VA 23233)と車で7分(3.5キロ)の近距離にあるのだ。
 ウェグマンズCEOのダニー・ウェグマン氏はパブリクスと接近戦になることについてローカル紙に「パブリクスは全くもって大変素晴らしい人たちです。実は私の父(ロバート・ウェグマン:2006年に死去)とパブリクス創業者のジョージ・ジェンキンス氏は親友のような親しい間柄だったのです。今回、パブリクスと競争するのは残念に思います」とコメントしている。

トップ画像:パブリクス・ショートパンプ店にも導入されているフルサービス・レストランの「ザ・パブ(The Pub)」。新店を中心にすでに11ヶ所の店内で展開されており、地ビールやワインを提供するバーにプチ創作料理もメニューにある。  続きを読む
2016年08月09日

【ウォルマート】、ジェット買収で過去最大規模!3,300億円は起業家ロア氏を雇うため?

160809マークロア@ジェット
■ウォルマートは8日、会員制ネット通販ジェット(Jet.com)を買収することを発表した。買収額は現金30億ドルと3億ドルの株式で33億ドル(約3,300億円)。ジェットの買収でウォルマートはEコマースのコスト削減などのノウハウを得て、競合アマゾンに対抗する。ジェットはウォルマートの潤沢資金からテレビ広告などマーケティングを強化する。ジェットは昨年7月、会員制通販サイトとして正式にスタートした。同社のビジネスモデルは当初、50ドルの年会費で利益を上げながら、ネット上で最も安い価格を提供し、コストが安くなるものは全て利用者に還元するものだった。昨年10月にはビジネスモデルの根幹となる年会費50ドルを撤廃したことで、アマゾンなどの競合より15%の安さが4%〜5%の安さに落ち着いている。会員費に加え注文をまとめることや最寄りの業者から発送することで利益を出す構造だが、大胆なビジネモデルの変更で利益も出にくくなり赤字が続いていた。買収時のウォルマートの発表によると、1,200万アイテムを扱うジェットは毎月40万人で会員を増やし、毎日平均で2.5万件の注文を得ている。また2,400社の事業パートナーで初年度の総取扱高(GMV:Gross Merchandise Valu)が10億ドルを達成した。
 ウォルマートCEOのダグ・マクミラン氏は「私たちは価格を下げ、取り扱い品目を増やし、最もシンプルで簡単なショッピング体験を提供する方法を模索しています。なぜなら、お客様が求めているからです。ジェットの買収により、こうした優先事項の実現を加速することができると考えています。ウォルマート・コムは迅速に成長し、私たちが追求しているシームレスなショッピング体験は近いうちに実現し、さらに短い期間でジェットを成功させます。つまりお客様が勝利するのです。また、さらなる起業家精神がウォルマートに加わります」と語っている。ジェット創業者のマーク・ロア氏(45)は「新たなショッピング体験を創造するというビジョンを掲げて、ジェットを創業しました。今日、ウォルマートに加わることで、このビジョンの実現を加速できることに大変、ワクワクしています。ウォルマートの小売知識や購買力の大きさ、仕入能力、配送拠点の広さ、デジタル資産とつながることで、ジェットが築いてきたチームやテクノロジー、事業をもってよりお客様に大きな価値をもたらします」と述べている。
 なおマーク・ロア氏はウォルマートのグローバルeコマース事業部CEOに就任する見通しだ。ロア氏は2005年に定期購入サイトのダイパーズ・コム(diapers.com)などを運営するクィッジー(Quidsi)を創業した。2010年には同社をアマゾンに5.45億ドルで売却している。一部の報道では、内部の関係者の話しとしてグローバルeコマース事業部CEOのニール・アッシュ氏が近々退社すると報じている。アッシュ氏は2012年からCEOを務めている。

トップ画像:ジェット創業者のマーク・ロア氏。ウォルマートのグローバルeコマース事業部CEOに就任する見通しだ。  続きを読む
2016年08月08日

【ターゲット】、再びアマゾン製品販売!コンサルタントがなぜ後藤にコンサル依頼する?

160808ターゲット
■ブルームバーグは4日、ターゲットがネット通販最大手アマゾンのタブレットや電子書籍リーダーを販売すると報じた。同社の製品から顧客を奪われると危惧し、販売を中止していたターゲットが再びキンドル等を取り扱うのだ。すでにターゲット・コムでは電子書籍リーダー「キンドル・ペーパーホワイト(Kindle Paperwhite)」の販売が行われている。ブルームバーグがターゲットに確認したところによると、今年10月から1,800店にてキンドルに加え「ファイア・タブレット(Fire Tablet)」やテレビ端末の「ファイアTVスティック(Amazon Fire TV)」の販売を始める。一方、人工機能(AI)を搭載した音声アシスタント端末「エコー(Echo)」や姉妹製品の「タップ(Tap)」や「エコードット(Echo Dot)」は取り扱わないという。ターゲットは2010年、大手チェーンストアの中では先駆けてアマゾンの電子書籍リーダーの販売を始めた。2011年のブラックフライデーセールではキンドルがベストセラーになるものの、翌年5月には理由を明らかにしないままアマゾン製品の販売を中止した。当時の社内メールでは「我々の実店舗がオンライン専業ストアのシュールームとなり、より安く売らせることは我々の意思に反する」としていた。またウォルマートも同年9月、アマゾン製品の取り扱いを止めている。一方、ベストバイやステープルズ、ベッドバス&ビヨンドは現在もアマゾン製品を販売している。
 ターゲットが5月に発表した第1四半期(2月〜4月期)決算はファーマーシー部門の売却から減収減益となった。売上高は前年同期比5.4%減となる162.0億ドル。純利益は6.32億ドルと前年同期の6.35億ドルから0.4%の減少となった。既存店・売上高前年同期比は、同社が重点カテゴリーとしている「ファッション(Style)」「ベビー(Baby)」「キッズ(Kids)」「健康(Wellness)」が牽引し1.2%の増加となった。オンライン売上は前年同期比23%の増加。Eコマース売上高は全体の3.5%となっている(前年同期は2.8%)。ターゲットは国内に1,793店を展開している。アマゾンの第2四半期(4月〜6月期)決算では売上高が前年同期の231.9億ドルから304.0億ドルと31%の増加し、純利益が8.57億ドルとなった。純利益は前年同期から9倍の大幅な伸びとなり過去最高益を記録した。アマゾンは5四半期続いて黒字化を達成している。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。コンサルティング業界でちょっとした異変が起きています。後藤にコンサルティング企業やコンサルタントから依頼が増えているのです。コンサルタントが募集した視察参加者に向け、研修セミナーも行いました。コンサルタントに直接、ビデオ通話によるコンサルティングも行なっています。同業他社として以前なら競合になるため敬遠されていたのですが、環境が大きく変わったことで後藤のクライアントにはコンサルタントも含まれています。誰もがスマートフォンを持って検索する時代となりネットからの情報収集が常識となっています。流通関連のキーワードで検索すると多くの場合、「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」が検索結果の上位になっています。米国の流通情報の検索では、当ブログがほぼトップに挙げられます。「在米流通コンサルタントの後藤さんを知っていますか?」と日本人の流通コンサルタントに尋ねてみてください。  続きを読む
2016年08月07日

【スプラウツ】、アルディとは13店で激突!スーパーの競争度合いは後藤の艶肌で分かる?

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■スプラウツ・ファーマーズ・マーケットは4日、第2四半期(4月〜6月期)決算を発表した。売上高は10.3億ドルと前年同期から14%の増加となった。純利益は3,720万ドルと前年同期の3,130万ドルから19%の増加となった。粗利益率はデフレ環境によりシーフードや肉類の卸値が下落、高粗利益率商品の利幅が増加したことで、前年同期の29.2%から29.6%に増加した。一方、一般販売管理費や店舗運営コストなどの経費率は人件費や研修コストがかさみ前年同期の22.5%から23.4%と増加した。本業の儲けを示す営業利益率は前年同期の6.7%から6.2%となった。なお、既存店・売上高前年同期比は客数が3.5%増加したことで4.1%の増加となった。これにより既存店ベースは37四半期連続で前年実績を上回ったことになる。競合のアルディが南カリフォルニアに26店舗を展開していることについて、スプラウツ・ファーマーズ・マーケットCEOのアミン・マレディア氏は「13店舗がスプラウツの3マイル(約5キロメートル)圏内にあるものの、売上等の実質的なインパクトはない(we've not seen any material impact from ALDIs)」と語っている。なお、スプラウツは4月〜6月期中に12店舗を新規オープンし8月4日現在、13州に243店を展開している。
 スプラウツ・ファーマーズ・マーケットは700坪〜800坪の売り場にオーガニック青果の生鮮品やバルク商品(ナッツ類の量り売り)、ビタミンを含むサプリメントなど16,500sku(プライベートブランドは約1,500sku)を販売する自然食品スーパー。売り場の中心に位置する青果は売上高の4分の1となる26%占め、青果を含む生鮮品は全体の50%を占めている。同社ではアメリカ国内に約1,200店の展開が可能だとしている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。スーパーマーケット関係者を対象にしたアメリカ流通視察の案内で、南カリフォルニア以外の地域(例えばニューヨークやダラスなど)を「全米で最も競争が激しい地域」とあったら、視察参加者を増やすために煽って書いていると疑って下さい。後藤は「全米で最も競争が激しいスーパーマーケット激戦地区は南カリフォルニア」と断言します。流通の専門家として(文字通り)毎日、調査・観察していますし、消費者として生活者として実際に毎日の買い物しているので断言できるのです。確かにニューヨークやダラス、シカゴなどその他の地域には魅力的なスーパーはあります。私は好きな地域スーパーとしてウェグマンズやHEB、フェアウェイ(ニューヨークの「Fireway Market」ではなく、アイオワ州の「Fareway Stores」)、パブリクス、ハイヴィーなどがあります。が、スーパーの競争市場の厳しさにおいては南カリフォルニアが一番です。  続きを読む
2016年08月06日

【アマゾン】、自社専用の貨物機!貨物機サービス企業買収から貨物専用ハブ空港もアリ?

160806アマゾンワン
■ネット通販最大手のアマゾンは4日、ワシントン州シアトルで自社専用の輸送ジェット機をメディアに公開した。ボーイング社の工場で初めてのお披露目となった専用機は「アマゾン・ワン(Amazon One)」と呼ばれ、中型機のボーイング767型旅客機を貨物用に改修したもの。機体の前方には「プライムエア「Prime Air)」の文字と、垂直尾翼にスマイルの矢印マークが描かれている。アマゾンの自社専用・輸送ジェット機は、貨物航空サービスのアトラス航空(Atlas Air)からのリース。アトラス航空の他には貨物機リースのエア・トランスポート・サービス・グループ(Air Transport Services Group)ともアマゾンは契約を交わしており、向こう2年間で最大40機までリース機を増やし自社貨物オペレーションに運用する。
 アマゾンは輸送ジェット機の運用の他、クラウドソーシングを活用したオンデマンド買物代行・ハイスピード宅配の実行部隊「フレックス(Flex)」や4,000台の配送トラック、輸送サービス大手UPSやフェデックスの提携等を行なっている。なお、過去最高益となったアマゾンの第2四半期(4月〜6月期)決算では、中核となる北米事業部の売上高が176.7億ドルと前年同期から28%の増加となっている。7月13日に行われた「プライムデー」セールでは注文数がアメリカだけでも50%を超える増加となり、1日当たりの注文数で過去最高となった。
 自社専用に輸送ジェット機までリースするアマゾンは今後、貨物数の増加に伴い貨物機の購入もあるだろう。


アマゾンの自社専用・輸送ジェット機「アマゾン・ワン(Amazon One)」の塗装を映した動画。ボーイングの工場で塗装されているのは767型1994年製の中古機だ。機体の前方に「プライムエア「Prime Air)」の文字と、垂直尾翼にスマイルの矢印マークが描かれている。あなたがプライム会員だったら、この機体を見てどう思うかを考えてみて欲しい。  続きを読む
Posted by usretail at 03:47Comments(0)TrackBack(0)Eコマース
2016年08月05日

【ウォルマート】、ジェット・コム買収?マクミランCEOが役員に命じた課題図書を読め!

160805マークロア氏@ジェット・コム
■ウォルマートが創業から1年程度のネット通販ジェット・コム(Jet.com)を買収しようとしていると大手メディアが報じている。ウォール・ストリート・ジャーナル紙やブルームバーグが複数の関係筋からの話として報じたところによると、ウォルマートはジェット・コムを買収する方向で交渉を行なっている。ジェット・コムは昨年7月、会員制通販サイトとして正式にスタートした。同社のビジネスモデルは当初、50ドルの年会費で利益を上げながら、ネット上で最も安い価格を提供し、コストが安くなるものは全て利用者に還元するものだった。ただ昨年10月にはビジネスモデルの根幹となる年会費50ドルを撤廃したことで、アマゾンなどの競合より15%の安さが4%〜5%の安さに落ち着いている。会員費に加え注文をまとめることや最寄りの業者から発送することで利益を出す構造だが、大胆なビジネモデルの変更で利益も出にくくなっていた。同社は2020年までにネット販売の総取引額を200億ドルとする計画を明らかにしている。一方のウォルマートは、Eコマースの売上高が140億ドルとなっているものの、ここのところ成長が鈍化している。ウォルマートCEOダグ・マクミラン氏はネット販売を最優先事項としているものの、売上高1,070億ドルのアマゾンの前では手詰まり感が否めないのだ。大手メディアなどはウォルマートによるジェット・コムの買収額は30億ドルと報じているところもある。ウォルマートがジェット・コムを買収すれば、価格設定のソフトウエアや倉庫、顧客データへのアクセスも可能になる。
 なお、ジェット・コム創業者のマーク・ロア氏は2005年に定期購入サイトのダイパーズ・コム(diapers.com)などを運営するクィッジー(Quidsi)を創業した。2010年には同社をアマゾンに5.45億ドルで売却している。

トップ画像:ジェット・コム(Jet.com)のマーク・ロア氏。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ダグ・マクミラン氏がウォルマートCEOに就任後、役員会でエグゼクティブに配った本があります。役員にだされた課題の一つは、なんとアマゾン創業者ジェフベゾスの伝記を読むことだったのです。その書籍とは、ジャーナリストのブラッド・ストーン氏が書いた「ジェフ・ベゾス 果てなき野望The Everything Store)」です。ハードカバーの原文は400ページ近くあり、日本語訳では500ページを超える大作となっています。ジェフ・ベゾス氏の生い立ちも含め、アマゾン創業時から今にいたるまで詳細に書かれています。世界一の小売企業であるウォルマートの役員全員が読んでいる本であり、チェーンストアを標榜する日本の経営者や役員、関係者にとっては必読書です。なぜなら、ベゾス氏がウォルマートやチェーンストアを研究しているのがよくわかるからです。逆にいえば研究しているからこそ、チェーンストアの弱点も分かっているということです。  続きを読む
2016年08月04日

【オフィスデポ】、300店閉鎖!アマゾンの680万品目に対してサービス事業拡大も厳しい?

160804オフィスデポ跡
■オフィス・スーパーストアのオフィスデポは3日、向こう3年間で新たに300店を閉鎖することを発表した。2014年から始動しているリストラ計画「米国小売店事業・最適規模化(U.S. Retail Store Optimization)」の一環であり、過去2年間で閉鎖した400店に上乗せする形での追加閉鎖となる。今回明らかにされた300店に及ぶ閉鎖は2018年までに順次行い、リストラにより2.5億ドルの事業節約を見込んでいるという。今のところリストラ対象となるスタッフ数などは明らかにしていない。オフィスデポが同日に発表した第2四半期(4月〜6月期)決算では売上高が32.2億ドルと前年同期の34.4億ドルから6.3%の減少となった。純利益は前年の5,800万ドルの赤字から2.1億ドルの黒字へと反転した。北米小売事業は12.5億ドルと前年から6.7%の減少となり、既存店・売上高前年同期比は1%の減少だった。前年同期の既存店ベースも1%減。同社は第2四半期中に42店舗を閉鎖しており、6月末時点でのオフィスデポの北米店舗数は1,513店となっている。オフィスデポによると米国小売店事業・最適規模化の第1フェーズとなる400店舗の閉鎖は第2四半期を持って完了し、今後300店舗の閉鎖は第2フェーズとして位置づけている。今年は年末までに25店舗を閉鎖する予定。オフィスデポは一方で、「未来店舗フォーマット(Store of the Future format)」も発表している。新フォーマットは420坪タイプの小型店で品揃えを絞込み、コピーなどのサービス部門を拡大した店舗。テスト展開での好結果から、今年度中には24店舗を出店し、来年度中には100店舗を出店するとしている。なお、北米小売事業部以外のセグメントでは、北米ビジネスソリューション事業部の売上が7%減となる13.3億ドル、海外事業部も同4%減の6.4億ドルとなっている。
 オフィスデポは5月、同業1位のステープルズとの合併を断念したことを発表した。買収の仮差し止め命令が、連邦地裁によって出されたことを受けたステープルズからの判断。この買収契約の破棄により、ステープルズはオフィスデポに2.5億ドルの違約金を支払っている。

トップ画像:2014年から始動しているリストラ計画「米国小売店事業・最適規模化(U.S. Retail Store Optimization)」で閉鎖したオフィスデポ。ファサードに薄っすらとオフィスデポの文字が残っている。  続きを読む
2016年08月03日

【ウォルマート】、週客数1.4億人では事件事故が日常茶飯事!ワンコも運転して事故る?

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■世界最大の小売チェーンのウォルマートの昨年度の売上高は4,821億ドルだった。1ドル100円計算でも48兆円という莫大な売上高となる。アメリカ国内だけでも3,000億ドル(約30兆円)近くにも達するのだ。6月30日現在、多くが24時間営業となるスーパーセンターが3,000店近くあり、傘下のサムズクラブなど他の業態を含めると5,300店近くを展開している。ウォルマートの国内の週客数は1.4億人にも上る。日本の人口より多い人が毎週、ウォルマートに来店しているのだ。しかもウォルマートの中心顧客はお金に余裕のない低所得者層だ。したがってウォルマートでは、一国で起こるような犯罪が5,000坪の店内や駐車場で度々発生することになる。毎日のようにどこかのウォルマートの敷地内で殺人や強盗、発砲騒ぎ、誘拐、強姦、立てこもり、痴漢、暴力、ケンカ等が起きるのだ。試しに「ウォルマート(Walmart)」「殺人(murder)」で検索しているとよい。記事になった殺人事件が検索結果に大量に表示される。ウォルマートでは悪いことが起こるだけでもない。1.4億人が行き来する場所なので時には感動するような良いことも起きる。クリスマスになると毎年のように「レイアウェイ・エンジェル(お取り置きの天使)」が各地に出現して、匿名で他人の支払い分を支払っていく。度々報じられるのが、ウォルマートのレジで支払いに困っている人を見ず知らずの他人が助ける行為だ。例えばサウスダコタのウォルマートのレジで、オムツの支払いに困っていた若いお母さんに、関係のない73歳の女性が120ドル分のオムツを買ってあげたことが話題になっていた。たまたまレジ待ちの人がその一部始終を撮影していたことからバイラルビデオとして評判になっていた。最近でもジョージア州のウォルマートで外にいたホームレスの男性にウォルマートの若いスタッフが自分の靴をあげていたことが話題になっていた。これに感動したお客が、靴下姿のスタッフの画像をSNSに投稿したのだ。週客数1.4億人をほこるウォルマートでは不思議なことも起こっている。先日、ペットの犬を乗せた無人車が店の壁にぶつかるという事故を起こしていた。犬のためにエアコンを効かせたままエンジンを止めず買い物していたのだ。どうやら犬がコラムシフト(ハンドルのところについているシフトレバー)を動かしてしまったようなのだ。大事に至らなかったのが不幸中の幸いだろう。
 週客数1.4億人のウォルマートでは毎日のように何かしら様々な出来事が起きているのだ。

トップ画像:ウォルマートに車をぶつけてしまった無免許ワンコ。「ボク、何も悪いことしてないもん!」とどこか悲しそうな表情だ。  続きを読む
2016年08月02日

【遺伝子組み換え】、連邦規格でGMO表示義務化!曖昧でアメリカ人の知る権利を否定?

160801GMO情報@ホールフーズ
■オバマ大統領は29日、遺伝子組み換え(GMO)食品表示義務化法案を署名した。これによりアメリカで販売される食品すべてにGMOについての表示が義務化される。大統領が署名した通称「GMO表示義務法」(S. 764)は、食品パッケージ上に記載される遺伝子組み換えについての連邦表示規格だ。遺伝子組み換え食品の場合、食品メーカーはパッケージに文書で「遺伝子組み換え原料を含む(contains genetically modified organisms)」と表示するか、GMO食品を含んでいることを理解できるようなシンボルマークをつけるか、スマートフォンで読み込めるQRコードをつけてネット上で詳細を明らかにするかの3つのオプションから選択するように義務化される。一方、GMO食品の表示義務化が連邦法にされたことで州ごとの法律が無効化される。バーモント州は2年前 アメリカ国内では初めてとなる遺伝子組み換え食品の表示義務化法案を可決した。この法律はGMOの原料の割合が0.9%以上含まれている食品パッケージには「遺伝子組み換え原料で製造(Produced with Genetic Engineering)」「一部遺伝子組み換え原料で製造(Partially Produced with Genetic Engineering)」「遺伝子組み換え原料から作られている可能性(May be Produced with Genetic Engineering)」と明確に表示しなければならないのだ。表示を怠った場合、最大で1日当たり1,000ドルの罰金が科されるという極めて厳しいものとなっている。今回、連邦法でGMO表示義務規格が署名されたことで、バーモントの法律は無効化し、GMO表示義務にとって代わられるのだ。これにより消費者団体等は消費者の知る権利が曖昧になるとの懸念が広がっている。
 特にスマートフォンによるQR表示の読み込みでは手間もかかり、一部の消費者にとって知る権利が遠のいてしまうと言われている。

トップ画像:ホールフーズにある遺伝子組み換え(GMO)食品に関する案内板。  続きを読む
2016年08月01日

【アマゾン】、特定の言葉だけオフになるノイズキャンセリング・ヘッドフォン特許申請?

160801アマゾンヘッドホン
■ネット通販最大手のアマゾンが、特定の言葉だけ聞き取れるノイズキャンセリング・ヘッドフォンの特許を申請していることが明らかとなった。ノイズキャンセリング機能とは周囲の騒音や雑音をマイクで拾いながら、そのノイズの逆位相の音を出すことにより、周囲の音を低減する。ノイズキャンセリング機能は、人が耳障りに感じやすい40〜1,500Hzの音を低減させる一方、周囲からの騒音をまったく遮断するわけではない。アマゾンが7月19日に米国特許商標庁(USPTO)に提出したノイズキャンセリング・ヘッドフォンの特許出願タイトルは「キーワードを聞き分けノイズキャンセリングを中断する機能(Suspending noise cancellation using keyword spotting)」。出願内容によると、このシステムは利用者が予め登録した言葉やフレーズをノイズキャンセリング・デバイスが聞き取ると、ノイズキャンセリング機能をオフにするというもの。例えば自分の名前や「あなた(you)」に、注意を促す咄嗟のフレーズ「危ない!(Watch out!)」「気をつけろ!(Look out!)」等を登録しておくことで、それらのワードが自分に向けて発せられた時、ノイズキャンセリング機能がオフになり、聞き取る事ができるようになる。友達に名前を呼ばれても無視することがなくなるのだ。いわばスマート・ヘッドフォンといえるだろう。音声を聞き分ける機能は、人工機能(AI)を搭載したアマゾンの音声アシスタント端末「エコー(Echo)」と似ている。エコーはアレクサ(Alexa)と呼びかけることで、その音に反応して作動するようになっている。
 全米家電協会(CEA)から名称を変更した全米民生技術協会(CTA:Consumer Technology Association)によると、アメリカ国内のヘッドフォン市場は今年、22億ドル(2,200億円)規模に達する。今回の特許申請がそのままアマゾンの商品開発につながるとは限らないが、スマート・ヘッドフォンが発売されれば大いに注目される製品となるだろう。

トップ画像:アマゾンが特許申請した「キーワードを聞き分けノイズキャンセリングを中断する機能(Suspending noise cancellation using keyword spotting)」のヘッドフォン・イメージ。登録した言葉やフレーズを聞き分け、ノイズキャンセリング機能をオフにする、いわばスマート・ヘッドフォンだ。  続きを読む
2016年07月31日

【HEB】、テキサス愛こだわり食品コンテスト!プリモ・ピックスでラブストーリーも?

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■テキサス州に約370店を展開するローカルスーパーのHEBは4年前から地産プロモーション「プリモ・ピックス(Primo Picks)」を行っている。プリモ・ピックスは零細食品メーカーや農家などが生産・開発・加工した食品や飲料を紹介するプロモーションだ。テキサス州内の地産業者の商品を主に選んでいるが、高品質なものであれば他州や海外の食品メーカーの商品も紹介している。季節品や限定品も少なくないため、レアな商品のプロモーションになることもある。プリモ・ピックスはHEBやHEBプラスでPOPをつけて訴求しており、一部にエンド陳列や試食コーナーでの訴求も導入している。すでにプリモ・ピックスは累計で4,500アイテム近くになっており、HEBにとって人気の販促品になっている。
 特に2014年から導入されたコンテスト「プリモ・ピックス・テキサスベスト(Primo Picks Quest for Texas Best)」で優勝した商品は、HEBのホットアイテムだ。テキサスベストはテキサス州内の地産業者のみに限ってノミネートができるコンテスト。HEBでは優れた地産品を広めていくため、賞金総額7万ドル(約710万円)を拠出してコンテストを行っている。第1回テキサスベストで優勝したのはフリオファーム(Frio Farm)の手作りバニラエッセンス。第2回となる昨年のテキサスベストはTEOジェラート(TEO Gelato)だった。第3回となる今年のテキサスベストは、475件のエントリーの中から25社のファイナリストが選出されている。テキサスベストの最終選考となる決勝戦が8月10日と11日にヒューストンで開催され、テイストや顧客アピール度、バリュー、斬新性などの面で優勝者が決定される。
 コンテスト優勝者は2.5万ドル(1位は2万ドル、2位は1.5万ドル、3位は1万ドル)が与えられる他、HEB全店やオンラインストアで大々的に販売されるのだ。  続きを読む
2016年07月30日

【アマゾン】、プライムデーを前に過去最高益!売上推移グラフで商人のセンスが分かる?

160730アマゾン
■ネット通販最大手のアマゾンが28日に発表した第2四半期(4月〜6月期)では過去最高益となった。成長を続けるネット通販にクラウド・コンピューティング・サービスの急伸が売上を押し上げた形だ。売上高は前年同期の231.9億ドルから304.0億ドルと31%の増加した。内訳は北米事業部の売上高が176.7億ドルと前年同期から28%の増加、海外事業部の売上は98.4億ドルと前年同期比30%の増加、クラウド・コンピューティング・サービスのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の売上高は28.9億ドルと前年同期比58.2%の増加となった。AWSの今年上半期となる6ヶ月間の売上高は55億ドルとなり、同社CEOジェフ・ベゾス氏が掲げる今年度のAWS売上高100億ドルを突破する勢いとなっている。同社の純利益は8.57億ドルとなり、純利益が過去最高となった。前年同期の9,200万ドルからは9倍となる記録的な伸び。アマゾンは5四半期続いて黒字化を達成している。 なお1日当たりの注文数で過去最高となったプライム会員限定セールの「プライムデー」は7月13日だっため今回の決算には含まれていない。プライムデーは昨年、創業から20年を迎えることを記念し始めた24時間限定セールだ。2回目となる今年のプライムデーは、アメリカや日本、イギリスなど10か国で同時に行われ、セール対象商品が世界で10万品目となっていた。年会費99ドルのプライム会員限定のセールだが、非会員でも30日間のお試し無料会員に登録することでプライムデーに参加可能となる。今年のプライムデーの販売数は昨年のプライムデーと比べて10ヶ国全体で60%以上増加し、アメリカだけでも50%を超える増加だった。

トップ画像:アマゾン・フレッシュの宅配バン。  続きを読む
Posted by usretail at 03:27Comments(0)TrackBack(0)Eコマース
2016年07月29日

【ホールフーズ】、既存店が1年も前年を下回った!365で買上点数が増加する理由とは?

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■ホールフーズが27日に発表した第3四半期(4月〜6月期)決算は、既存店・売上高前年同期比が2.6%の減少となり、4四半期連続で前年を下回った。売上高は37.0億ドルと前年同期の36.3億ドルから2.0%の増加。純利益は1.2億ドルとなり、前年同期の1.54億ドルから22.1%の減少となった。価格投資で販促を増やしていることで粗利益率が前年同期の35.6%から34.7%と0.9%も下がった。過去の第3四半期(4月〜6月期)で粗利益率が35%を割りこんだのは、34.4%となったリーマンショック直前の2008年第3四半期以来となる。また出店コストなど一般販売管理費もかさんだことで営業利益率が前年同期の6.8%から今期は5.6%と0.8%も減少した。既存店・売上高前年同期比は2.6%の減少となった。前年同期は1.3%の増加だった。既存店ベースは前年の第4四半期から4四半期連続して前年を下回っている。
 なおホールフーズは新フォーマット「365バイ・ホールフーズ・マーケット」を5月25日のロサンゼルス近郊シルバーレイクにオープン、今月12日にはオレゴン州レイクオスウィーゴ地区に2号店をオープンした。ミレニアル世代をターゲットに低価格をベースにした新フォーマットには人気のレストランを店内にしているグローサラント業態でもある。また、26日にオープンしたニューヨーク・ブルックリン店もルークズ・ロブスター・テール・カート(Luke's Lobster Tail Cart)など導入したグローサラントとなっている。
  ホールフーズは現在、アメリカを中心にイギリスとカナダを含め455店舗を展開している。

トップ画像:5月25日にオープンした「365バイ・ホールフーズ・マーケット」シルバーレイク店。ホールフーズCEOのロブ・ウォルター氏はテスト展開となる365で嬉しい発見があったことを明かした。シルバーレイク店の365では一人当たりの買上点数が予想を超えていたのだ。理由は「価格が安い」「お値打ち感」「365リワードプログラムの奏功」だけではない。シルバーレイク店は買上点数が増える理由が実は他にあるのだ。わかるだろうか?  続きを読む