2017年05月26日

【ベストバイ】、大方の予想を裏切る1.4%増加!ベストバイの株価が過去最高値を更新?

170526ベストバイ
■ベストバイが25日に発表した第1四半期(2月〜4月期)決算は、大幅な減益となったものの大方の予想を裏切って既存店ベースが前年を上回った。売上高は85.3億ドルと前年同期の84.4億ドルから1%増加した。大型店など一部店舗を閉鎖したものの、Eコマースやゲーム機などで売上を伸ばした。一般販売管理費率は前年同期の20.7%から20.2%と0.5ポイント圧縮できたものの、粗利益率は販促により前年同期の25.4%から23.7%と1.7ポイントも減少し、営業利益率は前年同期の4.4%から3.5%となった。純利益は1.88億ドルとなり、前年同期の2.29億ドルから約18%の減少となった。既存店・売上高前年同期比は1.6%増となった。3月に発売されたニンテンドーゲーム機のスイッチの人気に加え、ベライゾンやAT&Tからの新しいキャリアプランが発表され予想外に売上を押し上げた。なおオンライン売上は前年同期比22.5%の増加だった。売上全体の9割を占めるアメリカ国内の売上高は、前年同期の78.3億ドルから79.1億ドルと1%の増加。国内の既存店ベースは1.4%の増加だった。商品カテゴリー別では売上の47%を占めるコンピューターとモバイルフォン(Computing and Mobile Phones)が、スマートフォンとタブレットの不調等で既存店ベースで0.3%の微減となった。一方、売上全体の6%占めるエンターティメントがニンテンドースイッチ・スイッチ効果で既存店ベースで11.3%の増加になった他、好調な住宅市場を反映し全体の10%を占めるアプライアンス(白物家電)も既存店ベースで4.6%の増加と売上に寄与、全体の5%を占めるサービスも4.2%の増加だった。大型4Kテレビを含むコンシューマーエレクトロニクス(全体の33%)は、0.7%の増加となっている。
 ベストバイCEOのヒューバート・ジュリー氏は今年3月、2012年から始動した「リニューブルー(Renew Blue)」戦略を終了し、次フェーズに「ベストバイ2020:ビルディング・ザ・ニューブルー(Best Buy 2020 : Building the New Blue)」戦略を行うことを発表した。ビルディング・ザ・ニューブルーには「カスタマーサービス改善」「Eコマース拡大」「海外店(メキシコとカナダ)のテコ入れ」などがある。また、ジュリー氏は年末までに全店にて顧客の自宅に伺い家電製品のアドバイスを行うコンサルティング・サービスを展開することも明かした。  続きを読む
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2017年05月25日

【コンテナストア】、バレンタインデーを愛する社員の日も従業員を収納できず人員整理?

170525コンテナストア
■フォーチュン誌「最も働きがいのあるベスト企業100社」に18年間選出されている整理・収納の専門店コンテナストアが24日、店舗スタッフなどを対象にしたリストラを発表した。従業員のレイオフは同社が第4四半期(1月〜3月期)決算時に発表した4パート計画の一つ。リストラの時期や人数など詳細は明らかにしていない。今のところ、店舗閉鎖の計画はない。コンテナストアの4パート計画は価格見直しなどによる売上増大にレイオフを含む配置削減、エルファ組織の改編、コスト減&効率化となっている。同社が発表した第4四半期の売上高は2.21億ドルと前年同期の2.10億ドルから約5%の増加となった。売上増は前年同期の79店から86店舗に店舗が増えたことが要因。純利益は前年同期の340万ドルから840万ドルと2倍以上に増加した。粗利益率が販促などで57.6%と前年から0.2ポイント減少したものの、一般販売管理費率では医療費の削減に店舗オープニングなど経費が圧縮されたことで営業利益率を大幅にアップした。既存店・売上高前年同期比はイースターの変動により0.2%の微減となった。これによりコンテナストアは会計年度日程を変更した第1四半期から既存店ベースは4四半期連続して前年を下回ったことになる。なお、オンライン売上高は前年同期比で12.8%の増加だった。この数値にはオンラインで購入した商品をお店でピックアップする「クリック&ピックアップ(Click & Pick Up)」は含まれていない。
 通年ベースでは売上高は8.20億ドルと前年比3%の増加、純利益は1,500万ドルと前年から3倍の大幅増となった。既存店・売上高前年比は2.4%の減少だった。  続きを読む
2017年05月24日

【ハンバーガー】、ファイブガイズがトップ!イン&アウトバーガーのモバイル化は遅い?

170524ファイブガイズ
■「アメリカといえばハンバーガー」と言われるほど、アメリカ人のハンバーガー好きは異常だ。アメリカ人は年間、140億食のハンバーガーを食べている。人口3億人で計算すると、年間一人当たり46.6回食べていることになる。日本人にとってラーメンは国民食だが、それでも一人当たりの平均摂取回数は年間35.9杯(バルクリサーチ調査)だ。アメリカ人は月間にすると平均で週に1度はハンバーガーということになる。ハンバーガー大好きアメリカ人は、ハンバーガーショップにこだわりを持っている人が少なくない。そんなこだわりを持つアメリカ人をざわつかせるランキングが発表された。世論調査機関のハリス・ポールが行ったハンバーガーチェーンの人気ランキング「2017年ハリスポール・イクイトレンド(2017 Harris Poll EquiTrend)」によると、1位となったのはファイブガイズ・バーガー&フライ(Five Guys Burgers and Fries)だった。2年連続で1位だったイン&アウトバーガー(In-N-Out Burger)を押しのけて、1,500店舗展開のハンバーガーチェーンが1位となったのだ。1948年創業のイン&アウトバーガーは信者客が多いことでも知られているハンバーガーチェーン。テキサス州1号店のオープニングではドライブスルーに150台が列をなしたほどだ。世界的人気シェフの「アンソニー世界を喰らう(Anthony Bourdain: No Reservations)」という番組を持つアンソニー・ボーディン氏や、ロンドンにある3つのレストランで合計7つのミシュランの星を持つゴードン・ラムゼイ氏、アイアン・シェフ・アメリカでイタリアンの鉄人として出演しイータリーの創業にも尽力したマリオ・バターリ氏など、錚々たる著名シェフらもイン&アウトバーガーのファンを公言している。今年4月にはイン&アウトバーガー好きが高じてお店で結婚披露宴を行ったカップルもいた
 一方、1986年創業のファイブガイズはファンベースにオバマ前大統領がいることでも知られている。しかし、比較的新しいハンバーガーチェーンが人気で不動の老舗ハンバーガーチェーンを上回ったことは大きな話題となっている。イン&アウトバーガーの本部がある南ロサンゼルスにはイラつく人もいるようだ。1,500店舗展開のファイブガイズと310店展開のイン&アウトでは、認知度に大きな差があるとする向きもある。

2017年ハリスポール・イクイトレンド・バーガーランキング
1.ファイブガイズ・バーガー&フライ(Five Guys Burgers and Fries)
2.イン&アウトバーガー(In-N-Out Burger)
3.シェイクシャック(Shake Shack)
4.ウェンディーズ(Wendy's)
5.カルバーズ(Culver's)
6.ワッタバーガー(Whataburger)
7.マクドナルド(McDonald's)
8.ソニック・アメリカ・ドライブイン(SONIC America's Drive-In)
9.スマッシュバーガー(Smashburger)
10.ステークン・シェイク(Steak'n Shake)  続きを読む
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2017年05月23日

【モバイルオーダー】、ディズニーのレストランも開始!一度に数百人の注文が入ったら?


■フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの「ディズニー・アニマルキングダム」で5月27日、映画「アバター」をテーマにした「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」がオープンする。オープンに合わせて、同園内のファスト・カジュアル・レストラン「サトゥリー・キャンティーン(Satu'li Canteen)」がモバイルオーダー&ペイを始める。また、同園内の他の3つのレストランにも今夏からモバイルオーダー&ペイを拡大する。モバイルオーダー&ペイはスマートフォンのアプリ経由で、注文と決済を事前に済ませておくことで混雑時のレジ行列に並ぶことなく商品を受け取れるサービス。2年まえからモバイルオーダー&ペイを始めたスターバックスでは、需要急増で対応が追い付かないほど人気となっている。同園内のレストランでモバイルオーダー&ペイを利用するには、ウォルトディズニーワールドの公式アプリ「マイ・ディズニー・エクスペリエンス(My Disney Experience)」をダウンロードし、クレジットカードなど自分のアカウントを登録する。アプリ・メニューの「フード・オーダー(Food Order)」をタップし、レストランを選択。メニューからトッピングやソースなどのオプションまで選び「購入(Purchase)」ボタンをタップする。レストラン到着後「到着しました。調理を開始してください(I'm Here, Prepare My Order)」をタップすると決済され、メニューの調理が始まる。料理ができるとアプリ経由で告知され、モバイル・オーダー専用ピックアップ・カウンターで受け取れる仕組みだ。
 なお、マイ・ディズニー・エクスペリエンス・アプリはモバイルオーダー&ペイの他、チケットの購入からアトラクション待ち時間やショーやグリーティング時間を確認、レストランの予約なども行えるという。

トップ動画:マイ・ディズニー・エクスペリエンス・アプリによるモバイルオーダー&ペイの使い方。ディズニーのテーマパークは、アトラクションには行列を作らせ、レストランはレジ待ち行列を緩和する。しかし、一度に数百人からのモバイル注文がきたら?  続きを読む
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2017年05月22日

【トレーダージョーズ】、SNSで大人気はカリフラワーのピザ生地!1ドルのワイン缶?

170522シンプラーワイン@トレーダージョーズ
■41州に464店舗を展開するトレーダージョーズは、話題となる新しい商品が続々と発表されている。トレーダージョーズでは8割の商品がプライベートブランド(PB)であり、20人近くで構成される同社の開発チームが妥協せず作っているのだ。トレーダージョーズのPBは大きくわけて3種類あり、再入荷のない一元品(15〜20%)に、ワインやビール、キャンディーなどローカルメーカーから仕入れた準PB商品(20〜40%)、そして定番のPB品で構成されている。PBでも需要が乏しくあまり多くが出ないボトム商品10%は棚から撤去されるため、常に新しい商品が並んでいるのだ。PBは化学調味料のフリーフロムであり、人口着色料や保存料、MSG(グルタミン酸1ナトリウム:中華料理店で使われる化学調味料でアレルギーを起こす人が多い)など化学調味料は原料に含まれていない。したがって安心して買い物ができるようになっている。また、新商品についての商品情報は1970年から続くニュースレター「フェアレスフライヤー(Fearless Flyer)」に掲載している。
 SNSなどで話題沸騰なのがトレーダージョーズの「カリフラワー・ピザ・クラスト(Cauliflower Pizza Crust)」だ。トレーダージョーズには人気で定番商品となっている「カリフラワー・ライス(Riced Cauliflower)」があるのだが、発売間もないカリフラワー・ピザ・クラストはカリフラワーを原料にしたピザ生地だ。価格が4ドルにグルテンフリー、そして1ピース当たり80キロカロリーの低カロリーで女性に大人気なのだ。また、自分好みのトッピングにした画像をあげることで、ツイッターやピンタレストでも人気が拡散している。南カリフォルニアなど一部店舗で品薄状態となっているのはスパークリングワインの「シンプラー・ワイン(Simpler Wines Italian Sparkling Wine)」。シンプラー・ワインは4本セットの缶ワインだ。アルミ缶なので持ち運びが便利で、どこでも気軽に飲むことが可能だ。しかも、日本人でも飲みきれる、ちょうど良いサイズの187ミリリットル。1本あたり1ドルと手軽なので、飛ぶように売れているのだ。種類はホワイトとロゼがあり、4本セットの価格は4ドルとなっている。
 一方で、日本へのお土産で人気となっていたコナコーヒー・ショートブレッド・クッキーやエダマメチョコレートは生産中止となっている。人気商品は少し多めに買っておくのがトレーダージョーズでの買い物の仕方かもしれない。

トップ画像:トレーダージョーズの新商品「シンプラー・ワイン(Simpler Wines Italian Sparkling Wine)」。187ミリリットルのスパークリングワイン缶が4本入って4ドルだ。種類はホワイトとロゼで、一部店舗では人気で品切れとなっていた。  続きを読む
2017年05月21日

【アマゾン・ブックス】、LAもアマゾン書店!「読み始めたら止まらない」ランキング?

170521アマゾンブックス
■ネット通販最大手のアマゾンは、同社のリアル書店「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」をロサンゼルス近郊にも出店する。アマゾンが9日ロサンゼルス市に提出した建設許可申請で明らかになったのは、出店場所はウエストフィールド・センチュリーシティSC内。同SCは2015年から10億ドルのコストをかけた大改装を行っており、ニューヨークやシカゴに展開するグローサラントの「イータリー(Eataly)」やカナダで人気のファッションブランド「アリツィア(Aritzia)」も新たなテナントとなる。アマゾン・ブックスは約150坪での展開となる予定だ。アマゾンは2015年11月、シアトル近郊にアマゾン・ブックス1号店をオープン後、2016年9月にサンディエゴ郊外に2号店、同年10月オレゴン州タイガード地区に3号店をオープンしている。今年に入って2月にマサチューセッツ州デダム地区に4号店、3月にはシカゴ近郊のレイクビュー地区に5号店、4月にはマサチューセッツ州リンフィールド地区に6号店をオープンしている。また近い将来、北カリフォルニアのウォルナットクリーク地区のブロードウェイ・プラザSC、サンノゼ地区にあるサンタナロウSC、ニュージャージー州パラマス地区のウエストフィールド・ガーデンステートプラザSC、ニューヨーク・マンハッタンのショップス・アット・コロンバス・サークルSC、ワシントン州ベルビュー地区等にもオープンが予定している。
 100坪〜200坪となるアマゾン・ブックスは多くの点で通常の書店と異なっている。すべての書籍の表紙を正面に向けた陳列方法「面陳(面陳列)」「面展(面展示)」を採用している。セクション毎にカスタマーレビューや予約注文数、売上データなどを参考にしたキューレーション(括り)展開による分類も異質だ。最も異なるのはカスタマーレビューはあるものの、プライスカードによる価格表示がされていないことだ。アマゾン・ブックスはアマゾンのオンライン価格と同一にしているのだが、アマゾンはダイナミック・プライシングを採用している。需給状況に応じて価格が毎日のように変動しているため、店頭での価格表示が電子値札でもないかぎり不可能なのだ。そのため、店内にあるスキャナーで本の裏表紙にあるバーコードをかざすことで表示されるようになっている。スマートフォンのアマゾン・アプリにあるカメラ機能によるスキャニング撮影でも検索でき、価格が表示されるようになっている。アマゾン・アプリのカメラ機能はバーコードだけでなくOCR(光学式文字読取装置)としても使える。読み取った画像から書籍タイトルの文字を認識し、検索できるようにもなっているのだ。アマゾン・ブックスにはキンドルやファイアTVなどの製品も販売しているが、製品の形状からも検索できるのだ。
 アマゾン・ブックスの際立った特徴に、決済がキャッシュレスということがある。クレジットカードやデビットカードのみの支払いで、現金決済ができないようになっている。アマゾン・ブックスではアプリから支払える決済機能も追加されている。アマゾン・ブックスではレジ近くにPOPで「アプリからのお支払い」と案内している。利用者はアマゾン・アプリのカメラ機能で、POPにあるQRコードを読み込むと利用者のアカウントにアクセスするQRコードが表示されるのだ。それをレジ係りのスタッフにスキャニングさせることで、アマゾン・アカウントから支払いが可能となる。アマゾン・アカウントに登録しているクレジットカードで決済できる他、ギフトカード(ギフト券)の残高からも支払いが可能となるのだ。最近ではドラッグストアチェーンのCVSで、現金をアマゾン・アカウントに入金できるようにもなっている。
 アマゾンのレジ不要コンビニエンスストア「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」の公開がシステムの不具合で送れているが、アマゾン・ブックスは徐々に店舗数を増やしている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アマゾンは18日、販売数データによるベストセラー・ランキングとは別に 、同社のキンドル書籍やオーディオブックのオーディブル(Audible)のデータをもとに新たな書籍ランキングを始めました。単に購入されるだけでなく、購入後に最も読まれた本(most read)の週間ランキング「アマゾン・チャート(Amazon Charts)」です。話題・人気になっているから、面白そうだから、役にたちそうだからなどで本を買って、そのまま机の上などに積んでいる「積ん読」状態になっている人も多いのではないかと思っています。後藤はまさにそうで、最近は読む時間がなかなかとれないこともあり、積ん読が増えています。アマゾン・チャートは、読書途中と読書完了した読者数でランキングされているものです(オーディブルの場合は視聴途中と視聴完了した視聴者数)。キンドル書籍とオーディオブックに限りますが「売れている本が必ずしも広く読まれているわけではない」がわかる順位です。  続きを読む
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2017年05月20日

【リドル】、ドイツのディスカウントスーパーマーケットが6月15日、米国1号店を開店!


■ドイツのディスカウント・スーパーマーケット・チェーンのリドル(Lidl USA)は15日、アメリカ1号店を6月15日にオープンすることを発表した。オープン予定の20店舗の住所リストも公開した。同社は本部のあるバージニア州アーリントンやノースカロライナ州、サウスカロライナ州に20店舗をオープン後、年末までにさらに順次オープンする。また2018年末までにニュージャージー州からジョージア州に最大100店舗まで拡大する予定だ。リドルはすでに、アメリカ国内に最大600店の展開目標を公表している。リドルのアメリカ進出店はヨーロッパで展開する店舗よりも広く、売場面積もは600坪以上となり、アメリカには40年前から進出している競合アルディの2倍以上の売場となる。店内は余分な装飾を施さない「ノーフリル」。ディスカウントを強調したリドルのヨーロッパ店舗や競合アルディとは異なり、店内でパンを焼きあげるインストア・ベーカリーの導入などディスカウントスーパーとは異なる展開となる。生鮮品やワイン、コーヒーなどを中心に高品質な商品を取りそろえ、オーガニックの品揃えも拡大。商品の9割はプライベートブランドで、人工着色料やトランス脂肪酸、MSG、グルテンなどを含まないフリーフロムで訴求するとしている。「ハリスティーターとトレーダージョーズのハイブリッドなフォーマットになる」としながらも、通路(Aisle)は6つシンプルなレイアウトを強調している。トレーダージョーズに近いフォーマットでも、扱い商品は食品や日用品にとどまらず、一部に小型家電や家具、ファッション・アパレルも取り扱う。リドルのディストリビューションセンターは建設予定を含めるとバージニア州フレデリックスバーグやノースカロライナ州メバネ、メリーランド州セシル郡に展開されるという。
 リドルはテキサス州での拡大も視野に入れており、すでにロケーションハンティングを進めている。リドルはヨーロッパ27ヶ国に約1万店を展開している。
 一方、1976年にアメリカに進出した競合のアルディは2018年までに2,000店舗の展開を目指している。アルディは2月、リドルのアメリカ進出に合わせて、16億ドルを投じる国内1,300店以上のアップグレード改装計画も発表した。

トップ動画:15日にアップロードされたリドルの販促「フレッシュ5スペシャル」の説明動画。リドルの販促では毎週、月曜と木曜日に在庫が尽きると販売終了となる限定商品を特価販売する。動画を見る限り、生鮮品から家電までフレッシュ5スペシャルの限定商品で販促を行うようだ。  続きを読む
2017年05月19日

【ウォルマート】、ECが63%増加!デジタル企業に宣言して「EC拡大、店売り成長」?

170519ウォルマート・ピックアップ
■ウォルマートが18日発表した第1四半期(2月〜4月期)決算は、Eコマースが60%以上急拡大したことで増収に寄与した。会員費等を含む総売上高は1.4%増となる1,175.4億ドル。イースターホリデー時の食品と日用品の売上の伸びが成長を支えた。一方、純利益は前年同期から1.3%減となる30.4億ドルとなった。Eコマース企業の買収等、IT投資により営業経費が上昇し利益を圧迫した。
 売上高の約6割を占める国内のスーパーセンターやディスカウントストアなどウォルマートUSの売上高は754.4億ドルと前年同期比2.9%の増加だった。ウォルマートUSの既存店・売上高前年同期比(ガソリン販売は除外)は食品売上の改善により1.4%の増加となった。これによりウォルマートUSの既存店ベースは11四半期連続で前年を上回ったことになる。内訳は客単価が0.1%減少したものの、客数が10四半期連続プラスとなる1.5%の増加となった。また取扱品目数が5,000万品目(前期は約3,500万品目、前年同期は1,000万品目)に達しているEコマースは売上高が前年同期比63%増となり、前期の同29%増から成長が大幅に加速した。またEコマースの取引総額(GMV:Gross Merchandise Volume)は69%の増加だった。Eコマースの急拡大は、35ドル以上の買い物をすれば年会費無料で2日間配送サービスの「無料2日間シッピング(FREE 2-Day Shipping)」に、Eコマースでラスト・ワン・マイルのコスト節約分を顧客に還元する「ウォルマート・ピックアップ・ディスカウント(Walmart Pickup Discount)」が寄与している。ウォルマートは今年に入ってEC企業のモドクロスやシューバイ、ムースジョーなどを買収しているが、EC成長のほとんどがウォルマート・コムのオーガニックな成長としている。
 また、スキャン&ゴーを昨年9月末、全店に展開したサムズクラブの既存店ベース(ガソリン売上除外)も1.6%の増加となった。サムズクラブの既存店ベースのプラスは5四半期連続で、内訳は客数が1.1%の増加、客単価が0.5%の増加となった。サムズクラブのECもGMVも21%の増加となった。サムズクラブの「インドア・クラブ・ピックアップ端末(Indoor Club Pickup kiosk)」や「ドライブスルー・ピックアップ(Drive-through pickup)」「カーブサイド・ピックアップ(Curbside pickup)」などクラブピックアップがEコマースの成長を後押ししているという。

ウォルマート第1四半期(2月〜4月期)
総売上・前年同期比:1.4%増
純利益・前年同期比:1.3%減
既存店・売上高前年同期比:1.4%増(アメリカ国内)
ウォルマート店舗数(17年4月30日)
 アメリカ国内店舗数:5,354店
  スーパーセンター:3,534店
  ネイバーフッドマーケット:698店
  ディスカウントストア:412店
  小型店など:48店
 サムズクラブ:662店

 海外店:6,369店

 総店舗数:11,723店  続きを読む
2017年05月18日

【ターゲット】、EC成長、店売り低迷!日本のチェーンもEC成長に驚くもお店に悩む?

170518ターゲット
■ターゲットは17日、第1四半期(2月〜4月期)決算で既存店・売上高前年同期比が1.3%の減少だったことを発表した。売上高は前年同期比1.1%減となる160.0億ドル。純利益は6.81億ドルと前年同期の6.32億ドルから7.7%増加した。粗利益率は前年同期の30.9%から30.5%と0.4ポイント低下した。一方、一般販売管理費率は19.6%と0.2ポイント増加したものの支払利息を前年同期より大幅に圧縮したことで営業利益が増加した。店舗とネット経由を合わせた既存店・売上高前年同期比は水着やニンテンドー「スイッチ」など家電が牽引したものの食品・飲料が落ち込み1.3%の減少となった。内訳は客数が0.8%の減少、客単価も0.6%落ち込んだ。またボピスなどオンライン経由の売上は既存店ベースを0.8%押し上げている一方で、オンライン経由の売上を除いた実店舗の既存店売上は2.2%の減少となった。なおターゲットの既存店ベースは4四半期連続して前年を下回っている。オンライン売上は同22%の増加と二桁増を維持している。ターゲットのオンライン売上高は第1四半期、全体の4.3%となっている。ターゲットは国内に1,807店を展開しており、その内訳はスーパーセンター業態など4,760坪以上の大型店が276店(前期から横ばい)、1,400坪〜4,760坪未満の通常のディスカウントストア・フォーマットは1,505店(前期から1店増加)となっており、「フレキシブル・フォーマット(flexible format)」と呼ばれている1,400坪以下の小型店は前期から2店舗増やし24店舗となっている。
 ターゲットは8日、洗剤やシリアルなど日用品や非生鮮食品などを最短2日で宅配する「ターゲット・リストック(Target Restock)」のテストを始めることを発表した。来月から本部社員のみを対象に行い、約8,000品目(最大45ポンド≒約2キログラム)を宅配するというもの。手数料は決まっていないが、競合アマゾンの同サービス「アマゾン・パントリー(Amazon Pantry)」の5.99ドルと同価格かそれ以下になるという。夏には一般客へのテスト展開を始めたいと考えており、その場合も対象者はターゲットの自社クレジット・デビッドカードの「レッドカード(Red Card)」保有者としている。  続きを読む
2017年05月17日

【マーシュ】、老舗スーパーが破綻!情熱と生産は反比例をし社長には5人も愛人が居た?

170517マーシュ
■インディアナ州の老舗ローカルスーパーのマーシュが11日、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請し倒産した。負債総額は最大1億ドルと見られている。1931年創業のマーシュは2006年、インディアナ州を中心に120店舗以上を展開していた。かつてはバーコードスキャナーなど新技術を他社より先に取り入れたマルチリージョナル・スーパーマーケットも今年に入って数店をスクラップしており、破産時にはインディナ州に54店舗、オハイオ州に6店舗まで縮小している。マーシュは2006年も当時の経営者ダン・マーシュ氏の放漫経営により破産の瀬戸際に立たされていたが、投資企業のサン・キャピタル・マネジメントの子会社に約3.3億ドルで売却されたことで破綻をまぬがれた経緯がある。それ以降もスーパー側が前CEOのマーシュ氏を訴えた民事裁判など、企業を巡るスキャンダルが続き顧客離れが進んでいった。店舗改装などイメージの刷新を行うもウォルマートやクローガー、アルディ等競合店からの価格競争も厳しく、売上は低迷していた。 なおマーシュ・トロイ店(オハイオ州)で1974年6月24日に使われたバーコードスキャナーは現在、国立アメリカ歴史博物館に保管されている。最初にスキャンされた商品は10枚入りガムだったという。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤は小学〜中学生の時、井上陽水が大好きでギターの弾き語りをしていました。文化祭にはフォークギターをもって「能古島の片思い」という曲を全校生徒の前で歌った記憶があります。陽水が作るメロディもいいのですが、歌詞も素敵なんですね。名曲「傘がない」は「愛している」「好きだ」など安易に言葉を使わず、純粋なラブソングになっています。「なぜか上海」では「流れないのが海なら、それを消すのが波です」という訳のわからない歌です。が、何か深い意味を含んだようにも思えるイメージが歌詞にあります。「娘がねじれる時」なんて「娘には父親が5人も居たが父親の会社には守衛も居ない。情熱と生産は反比例をし社長には8人も愛人が居た」という、なんともスゴい歌詞です。歌詞にあるように愛人は8人もいませんでしたが、マーシュ創業者の息子で、2006年まで四半世紀にわたりCEOを務めていたダン・マーシュ氏には愛人が5人いました(笑)。  続きを読む
2017年05月16日

【ストーリー】、ウォルマート傘下EC企業ジェットと提携!EC企業のショップでない?

170516ジェット@ストーリー
■NYマンハッタンにあるコンセプトショップ「ストーリー(STORY)」は10日、ウォルマート傘下のEC企業ジェットと提携し、食をテーマにキュレーション雑貨の販売を始めた。チェルシー地区(144 10th avenue new york ny 10011)に2011年オープンしたストーリーは、ブランド・コンサルタントのレイチェル・シェフマン氏のトレンド&コンセプトショップ。4週間〜8週間の限定で大手企業と提携しながらテーマに沿った商品を揃え販売も行う。過去にはペプシコやヒューレット・パッカード、GEなどと提携しており、2014年のホリデーシーズン中にはターゲットと提携し、ホリデーギフトなどを集めた(キュレートした)ホリデーショップを行っていた。ジェットと提携したコンセプトショップは5月10日〜6月18日までの予定となっている。約50坪となるショップにはトマトから作られたフェイスマスク(顔用パック)やケール風味のチョコバー、アイスクリームや寿司をあしらったソックス、バナナシェイプの小物入れなど一部生鮮品を含め、約700アイテムを揃えている。価格は5ドルの芝生ペンから1,500ドルのAI電子レンジなどで平均価格は38ドル。ほとんどの商品はストーリーで購入でき、ジェットでもオンライン注文が可能としている。ストーリーではイベントも多数開催され、イタリア料理の著名シェフでありイータリーの創業にも尽力したマリオ・バタリ氏の料理実演や有名メイクアップアーティストのボビー・ブラウン氏の講演会、またピザやクッキーを焼いた試食会なども行う予定としている。  続きを読む
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2017年05月15日

【クローガー】、新業態はミニスーパー!GS薬局スタバ+グローサラントにモバイルも?

170515フレッシュイーツマーケット@クローガー
■スーパーマーケット最大手のクローガーは19日、新コンセプト店「フレッシュ・イーツ・マーケット(Fresh Eats MKT)」をオープンする。オハイオ州コロンバス郊外(930 N Waggoner Rd Blacklick OH 43004)にソフトオープンで10日から営業を開始しているフレッシュ・イーツ・マーケットはコンビニエンスストア以上、スーパーマーケット以下となる小型サイズのハイブリッド店だ。340坪の店舗面積には生鮮食品などのミニスーパーにドライブスルーを併設したファーマシーやスターバックスを導入している。ガソリンスタンドも併設されておりコンビニ以上、食品スーパー以下となる補助的な役割の買い物「フィルイン(Fill-In)」サービスの業態店となっている。また店内にはメイド・ツー・オーダー(Made-to-Order)の「フレッシュ・イーツ・キッチン(Fresh Eats Kitchen)」があり、お客からの注文に応じてサンドウィッチやピザ、ブリトー、スムージーなどをその場で調理して提供している。注文は店内にある3台のタブレット端末からもカスタマイズ注文ができ、同店のアプリ経由によるモバイルオーダーも可能だ。なお、フレッシュ・イーツ・マーケット内外にシーティングエリアが設けられており、グローサラント業態にもなっている。グローサラントとはスーパーマーケットを意味するグローサリー(grocery)とレストラン(restaurant)を合わせた造語。レストランのような高品質のプリペアドミールを販売しながら店内でも食事を提供する業態で、数年前からアメリカのスーパーマーケット業界のトレンドになっている。24時間営業のフレッシュ・イーツ・マーケットのスタッフ数は60名。
 クローガーCFOのマイク・シュロットマン氏は9日、NYで開催された投資家を集めた会議でフレッシュ・イーツ・マーケットを「コンビニエンスストアは異なる業態(a different kind of convenience store)」と評している。クローガーは「クイックショップ(Kwik Shop)」や「クイックストップ(Quik Stop)」等の店名で約800店のコンビニエンスストアを展開。フレッシュ・イーツ・マーケットはあくまでもテストとしながらも、6月にはオハイオ州内に2号店目がオープンする予定で、さらに2〜3ヵ所でオープンの計画があるという。


オハイオ州コロンバスの地元局が報じた、クローガーの新業態店「フレッシュ・イーツ・マーケット(Fresh Eats MKT)」。ソフトオープンで10日から営業を開始しているフレッシュ・イーツ・マーケットはコンビニエンスストア以上、スーパーマーケット以下となる小型サイズの新業態店だ。340坪の店舗面積には生鮮食品などのミニスーパーにドライブスルーを併設したファーマシーやスターバックスを導入している。映像ではリポーターが「フレッシュ・イーツ・キッチン(Fresh Eats Kitchen)」でタブレット端末でサンドウィッチを注文している。


上記の続きとなるニュース動画。フレッシュ・イーツ・キッチンのほか、店内のスターバックスやミニ生鮮品、ワイン、カード等も映し出されている。ガソリンスタンドも併設されているミニスーパーのフレッシュ・イーツ・マーケットでは今後、クローガーが開発したミールキット「プレップ+ペアド(Prep + Pared)」も販売されるだろう。店舗面積が340坪(1.2万平方フィート:12,000-square-foot)とあるが、もっと広いように感じるのは、什器が低いからだろうか?  続きを読む
2017年05月14日

【ミールキット】、パブリクスも販売開始!ホールフーズ旗艦店で購入し調理実習が可能?

170514ミールキット@パブリクス
■スーパーマーケット最大手のクローガーがミールキット販売を拡大した。それに合わせるように大手スーパーもミールキット販売を始めている。ミールキットとは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。食材を洗ったり皮をむく手間もなく同封レシピに従って調理すれば20分で高級レストラン並みの食事を楽しめる。ミールキットは通常、直販でブルーエプロンなどのオンライン定期購入サービスを利用しての宅配となる。ミールキットのテスト販売を始めたのは、フロリダなどに1,118店を展開するパブリクス・スーパーマーケット。パブリクスはフロリダ州オーランド地区とタンパ地区の2店で同社のミールキット「エプロンズ・ミールキット(Aprons Meal Kits)」を販売している。エプロンズ・ミールキットは二人分〜四人分とあり、価格は9.99ドル〜37.99ドル。ミールは調理の簡単さに合わせ3段階に分かれており、最大でも6ステップの手順という。パブリクスは今のところエプロンズ・ミールキットを他店に拡大する計画はないとしている。ビーガン用ミールキットを扱うパープル・キャロット(Purple Carrot)と提携してボストン郊外の店舗でテスト販売を始めたホールフーズが先週、ロサンゼルスの店舗でもミールキット販売を開始した。ホールフーズのロサンゼルス・ダウンタウン旗艦店やウエストハリウッド店、ベニス店、プラヤビスタ店で扱い始めたのは昨年、創業したばかりの「ソルテッド(Salted)」。ソルテッドのミールキット価格は二人分で12ドルだ。ロサンゼルス郊外で展開するローカルスーパーのゲルソンズでも約半数のお店で販売しているという。ソルテッドではさらに提携店を増やして2018年末までに2,000店舗で販売する目標を立てている。ホールフーズやクローガーより先にミールキットを販売しているのが、アイオワ州など中西部に約240店のスーパーマーケットを展開するハイヴィーだ。「ハイヴィー・フレッシュ・ミールキット(HyVee Fresh Meal Kits)」の価格は14.99ドル(二人分)で、ハイヴィーのオンラインショッピング「ハイヴィー・アイル・オンライン(HyVee Aisles Online)」でも購入は可能となっている。
 直販から始まったミールキットはスーパーマーケットの店頭でも手軽に買えるようになり、さらに百花繚乱の競争状態となっていくだろう。  続きを読む
2017年05月13日

【メイシーズ】、不採算店閉鎖後も客離れ!オムニチャネル化の失敗は経営者の思い込み?

170513メイシーズ
■メイシーズが11日に発表した第1四半期(2月〜4月期)は、不採算店のスクラップなどリストラ効果が薄く減収減益に既存店も前年を下回った。売上高は店舗閉鎖で53.4億ドルと前年同期の57.7億ドルから7.5%の減少となった。純利益は7,000万ドルと前年同期の1.15億ドルから約40%の減少だった。粗利益率は競争による販促などで38.1%と前年の39.1%から1.0ポイント減少した。一方、一般販売管理費率は不採算店の閉鎖による経費圧縮で前年同期の34.1%から34.0%と0.1ポイント改善した。粗利益率が大幅に落ち込んでいることで本業の儲けを示す営業利益率は前年同期の4.6%から4.1%と落ち込んだ。メイシーズ店内で展開する提携業者からのコミッションを除く既存店・売上高前年同期比は5.2%の減少だった。商品カテゴリー別では婦人服に婦人靴に高級ジュエリー、フラグランス、家具&マットレスは好調だったが、ハンドバックやファッション・ジュエリー、ウォッチなどが低迷し既存店を押し下げた。既存店ベースの減少は9四半期連続となっており、リーマンショック時に記録した11四半期連続前年割れに迫っている。Eコマース売上高は二桁成長とのみ発表で具体的な数字は明かしていない。なお、メイシーズは2年前に買収した高級美容・スキンケア用品スパチェーンのブルーマーキュリーをスタンドローンを2月〜4月に10ヵ所オープン、処分品や返品などを扱うオフプライス業態「メイシーズ・バックステージ(Macy's Backstage)」も11か所のメイシーズ店内にオープンしている。メイシーズ・バックステージは婦人服や紳士服、子供服、下着、靴、アクセサリー、ジュエリー、ホームファーニッシング(小型家具や室内装飾品)などを扱い通常価格の20%〜80%オフで提供する業態。
 メイシーズは今年1月、昨年8月に発表した本体デパートメントストア100店舗閉鎖で、68ヵ所の店舗閉鎖と従業員の約7%に当たる1万人以上を解雇を発表。同社は2017年度の既存店・売上高前年比を2.2%減〜3.3%減と予想している。

トップ画像:メイシーズのエントランス。入り口のドアにネットで注文した商品をお店で受け取れるボピスの案内が貼ってあるものの(急ごしらえだ)、店に入るとピックアップではどこに行けばいいのかわからない。いまだボピス仕様になっていないのだ。  続きを読む
2017年05月12日

【ホールフーズ】、7四半期連続の客離れ!CEOマッキー氏が上梓したタイトルがダメ?

170512ホールフーズ・ジャンボリー
■1,200店舗展開を棚上げし景気後退以降初となる店舗閉鎖を発表したホールフーズが取締役の刷新を発表した。ホールフーズは10日、パネラ・ブレッドの創業者でCEOのロン・シェイク氏やフットロッカー元CEOのケン・ヒックス氏、モーニングスターの創業者ジョー・マンスエト氏を含む新たな取締役5人を指名、取締役会会長も交代させた。客離れで低迷するホールフーズは、身売りなどで圧力をかける物言う投資家、ジェナパートナーズとの争い回避に躍起なのだ。ホールフーズはまた、2020年までに3億ドル相当のコスト削減も発表した。同社が同日発表した第2四半期(1月〜3月期)では売上高が37.4億ドルと前年同期比1.1%の増加となった。純利益は9,900万ドルとなり、前年の1.42億ドルから30.3%減と大幅に減少した。粗利益率は販促により前年同期の34.9%から34.1%と0.8ポイント減少した。一方、一般販売管理費率は前年同期の27.8%から28.3%と0.5ポイント増加したことで、営業利益率は4.6%と前年同期の6.5%から1.9ポイントも減少した。既存店・売上高前年同期比は2.8%の減少となった。既存店ベースは7四半期連続して前年を下回っている。ホールフーズは現在、アメリカを中心にイギリスとカナダを含め465店舗を展開している。その中にはロサンゼルス近郊シルバーレイク、ワシントン州ベルビュー、オレゴン州レイクオスウィーゴ、テキサス州オースティン地区にオープンした新フォーマット「365バイ・ホールフーズ・マーケット」4店も含まれている。
 ホールフーズは今年2月、業績低迷を受けて4年前に掲げた1,200店舗展開を棚上げ、9店舗に及ぶ店舗閉鎖を発表した。4月にはジェナパートナーズがホールフーズの株式9%近くを取得第2位となる株主となった。株式取得の目的として、収益が下回っているホールフーズに対して改善を求め、課題に取り組むために取締役の刷新、新フォーマット「365・バイ・ホールフーズ」の再検討、競争力を強化するためのITと運営効率の改善化をあげている。また、ホールフーズの買い手となる候補者がどれだけ支払う用意があるかなど売却を含めた戦略的選択肢も探ろうとしている。  続きを読む
2017年05月11日

【オンライン食品注文&宅配】、ホテルチェーンもテスト!ハワイの長期滞在では大活躍?

170511ホーソンスイート
■生鮮食品などをオンラインで注文してお店でピックアップしたり、食材を宅配してもらうオンライン食品市場は爆発的な成長となっている。オンライン食品注文&宅配(online grocery ordering and delivery)市場は昨年、420億ドルに達しており前年から160%の増加となった。スーパーマーケットなどが加盟する食品流通業団体「食品マーケティング協会(FMI:Food Marketing Institute)」と調査会社ニールセンでは、オンライン食品注文&宅配市場が2025年に1,000億ドルの市場に成長すると試算しているのだ。食品&飲料売上全体の20%がオンライン経由からの注文等になれば、人々のライフスタイルも大きく変化してくる。旅行でさえこれまでと異なった旅行スタイルになるのだ。オンライン食品注文&宅配が一般化する前に大手ホテルチェーンが新たなサービスを始めた。ハワードジョンソンやラマダなどのホテルを展開するウィンダム・ホテル&リゾートは傘下のホテルでオンライン食品宅配サービス業者と提携して部屋まで食材を届けるサービスのテストを始めた。長期滞在者向けにフルキッチン付きホテルを展開する「ホーソン・スイーツ・バイ・ウィンダム(Hawthorn Suites by Wyndham)」は、シカゴやオーランドの8ヵ所のホテルでオンライン食品宅配を受けている他、同ホテルが提供するオンラインレシピの食材をインスタカートやピーポッドが届けるサービスを行っているのだ。同ホテルのオンライン上に著名シェフが考案したアントレやデザートなど14品のレシピが掲載されている。レシピは1人前と2人前があり、調理時間も5分〜30分となっている。好きなレシピを選択して「宅配用に食材を購入」をクリックして購入すれば、インスタカートやピーポッドが部屋まで届けてくれるのだ。まだ食材のみの宅配となっており、今後はミールキットの宅配も行うと見られている。  続きを読む
2017年05月10日

【アマゾン】、エコー・ショー発表!居間や寝室でなくキッチンに置く最高のAIツール?


■ネット通販最大手のアマゾンは9日、同社が開発したスピーカー型AI音声アシスタントの新機種「エコー・ショー(Echo Show)」を発表した。7インチのタッチスクリーンが搭載したエコー・ショーはエコーシリーズの機能に加えて、画像表示や動画の再生、ビデオ通話も可能となる。価格は229.99ドル(約2.6万円)で6月28日に発売する。エコーショーは天気やスケジュールを音声のみで反応するだけでなく視覚的に閲覧することができ、画面をタッチして操作できることもポイントとなる。またエコー・ショーを使った通話機能「ドロップ・イン(Drop In)」では、ハンズオフで「アレックス、〇〇に連絡して(Alexa, drop in on XX)」と呼びかけることでアレックス・アプリを搭載した端末を持っている相手と通話ができる。エコー・ショーを所有している相手とは、ビデオ通話が可能であり、音声のみの通話に切り替えることも可能だ(アプリでもビデオ通話は利用可能のようだ)。なおビデオ通話は、前面にある500万画素のカメラと8つのマイクと2つのスピーカーを使って行う。発表と同時にアップされたエコーショーの紹介動画では、双子を授かり育児に忙しい夫婦に、孫娘と一緒に室内ペインティングを行う祖父を映し、ハンズオフでエコー・ショーを操作する場面を紹介している。ビデオ通話も音声で受信を承認、YouTubeのDIYハウツー動画をスタートさせ、オムツの再注文に照明やサーモスタットなどIoTの操作なども音声操作で可能だ。
 アマゾンは2014年11月に「アマゾン・エコー(Amazon Echo)」を発売し、2016年3月には廉価版で小型の「エコー・ドット(Echo Dot)」と携帯型端末の「タップ(Tap)」を発表。今年4月にはカメラ付きの「エコー・ルック(Echo Look)」を発表している。タッチスクリーン搭載は初となる。エコー・ショーは一度に2台購入すると合計で360ドルとなる100ドル値引きキャンペーンを行う。

トップ動画:エコー・ショーの紹介動画。双子を授かり育児に忙しい夫婦に、孫娘と一緒に室内ペインティングを行う祖父を映し、ハンズオフの音声でエコー・ショーを操作するシチュエーションを紹介している。  続きを読む
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2017年05月09日

【クローガー】、ミールキット拡大!食品スーパーがミールキットを脅威に思う理由とは?

170509ミールキット@マーサスプーン
■スーパーマーケット最大手のクローガーはミールキット販売を4店舗に拡大した。ミールキットは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。食材を洗う手間もなく同封レシピに従って調理すれば20分で高級レストラン並みの食事を楽しめる。ミールキットは通常、ブルーエプロンなどオンライン定期購入サービスで宅配となる。クローガーのミールキット「プレップ+ペアド(Prep + Pared)」は二人分で14ドル〜18ドル。本部のあるオハイオ州シンシナティのクローガー・オークレー・マーケットプレイス店(4613 Marburg Ave. Cincinnati, OH 45209)から販売を開始し、現在までにハイドパーク店、ハーパーズ・ポイント店、シャロンビル店に拡大している。クローガーでは今後、さらにミールキット販売を拡大する一方、オークレイ店やシャロンビル店で行われているクリックリストにもプレップ+ペアドを対象商品に含めるとしている。
 急成長しているミールキットを扱う企業は増えている。生鮮品宅配サービスのアマゾンフレッシュ(AmazonFresh)は3月、マーサ・スチュワート氏のミールキット「マーサ&マーリー・スプーン(Martha & Marley Spoon)」の取り扱いを開始。オンライン食品宅配サービスのピーポッドは、メキシコ料理の著名シェフとして知られるリック・ベイレス氏と大手食品メーカーのコナグラフーズが始めたミールキット「フロンテラ(Frontera)」から3品目の提供をシカゴ地区で開始している。すでにミールキット宅配を行っているピーポッドによると、同社のミールキット売上は昨年、前年比250%の増加だった。手軽さにより急成長しているミールキット市場は現在、150社以上が参入。調査会社パッケージ・ファクトは、ミールキットの昨年の市場規模が約15億ドル(約1690億円)と推計しており、5年後に50億ドル規模に成長すると見込んでいる。外食業界を専門にする調査会社テクノミックも、5年で10倍にも急成長すると予想。別の調査でも2025年までに350億ドル市場に成長していると試算している。
  ミールキットの急成長やクローガーのミールキット販売拡大、さらに奪われつつあるコア顧客で多くのスーパーがミールキット販売に踏み切ると予想されている。

トップ画像:マーサ・スチュワート氏のミールキット「マーサ&マーリー・スプーン(Martha & Marley Spoon)」のプリマベラ風リゾット(Risotto Primavera)食材。出来上がりの画像を下に貼っておく。  続きを読む
2017年05月08日

【ホームデポ】、店舗数がまったく増やしていないチェーンストアの非常識な成功事例!?

170508ホームデポ
■それまでのチェーンストア理論の考え方を止めて成長している企業がある。チェーンストアではまずは店数を増やすことだと教えられる。店数を増やすことで価格交渉力を上げていくのだ。店数を倍に増やすことで交渉力も倍にする。店舗を倍々に増やして交渉力が倍々となれば、販売価格を下げられるようになる。価格を下げれば競争力が増し、さらに店舗を増やせるという考え方だ。チェーンストア展開による規模の経済性の追求は、ネットで買い物ができる時代にはそぐわない。チェーンストア展開が時代に適さくなっているため、大量閉店に追い込まれるチェーンストアが後を切らない。チェーンストア理論の考え方を止めるということは、店舗を増やすことによる規模の経済性の追求をしないということだ。オムニチャネル・リテーリング化で成功しているホームセンター最大手のホームデポはその典型事例だ。
 ホームデポの2016年度(2017年1月29日)の国内店舗数は1,977店だった。7年前の1,976店だった2009年度から1店舗しか変わらない。一方、ホームデポは2001年〜2005年まで毎年100店舗以上を新規に出店していたのだ。過去5年以上にわたり店舗数は変わらないが、過去5年間の既存店・売上高前年比の平均は5.6%の増加なのだ。しかも無理な値下げを行っておらず粗利益率は34.2%と高いレベルで推移している。ホームデポは新規に出店をせず、設備投資の多くをITなどオムニチャネル・リテーリング化に注力しているのだ。他社に先駆けホームデポは昨年度、ネットで購入した商品を店から配達する「ボドフス(BODFS:Buy Online Delivery From Store)」を全店に導入した。アプリ経由からもボドフスで簡単に注文できるようになったのだ。これにより売上950億ドルのうち5.9%がネット売上になっているのだ。ネット売上が増大するばかりでなく、店の売上につなげているのがホームデポがオムニチャネルで成功している要因となっている。
 それを支えているのが「ボピス(BOPIS:Buy Online Pickup In Store)」と「ボス(BOSS:Buy Online Ship to Store)」だ。ボピスでは利用者が店に在庫としてある商品をピックアップしにくることであり、ボスはフルフィルメントセンターから店に配送し、利用者にピックアップしてもらうことになる。ボピスとボス、さらにネットで購入した商品を店で返品する「ボリス(BORIS:Buy Online Return In Store)」と合わせてネット注文の約45%が来店するようになっているのだ。利用者の一部がお店でついで買いをおこなうので、既存店ベースの伸びを支えていることになっている。ホームデポはオムニチャネル化の投資でもシステムやハードの導入だけでは終わらない。カスタマーサービスにも注力をしているのだ。店舗スタッフの実働の約60%を接客時間に当てられるようバックオフィス業務を極力省く措置をとったのだ。ミーティングやメール報告、報告書の作成など不要なバックオフィス業務を削減し、売り場での接客を重視したのだ。
 オムニチャネル化でも競争力の源泉になるのはカスタマーサービスなのだ。技術が進んでも、小売で必要とされる人間同士の触れ合いとなるハイタッチサービスはハイテク時代だからこそ強調されるべきところなのだ。  続きを読む
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2017年05月07日

【ウォルマート】、ダッシュボタンよりすごい技術!「ボタンを押す注文」すらしなくなる?

170507ウォルマート・ピックアップ01
■アマゾンは2年まえ、ボタンを押すだけで補充が必要な日用品を手軽に注文できる「アマゾン・ダッシュボタン(Amazon Dash Button)」を発表した。発表日が4月1日の前日だったこともあり、誰もが当初、エイプリルフールのジョークだと疑っていた。戸棚の内側に貼ったボタンを押すだけで、注文が完了するダッシュボタンは現在までに、250種類のブランドまで拡大している。フォーチュン誌では、ダッシュボタンからの注文は1日で5,760件と推測している。アマゾン全体の注文数に比べてダッシュボタンからの注文はわずかだが、一部にショッピングの仕方を変えてしまったという向きもある。消耗品の補充注文という、わずらわしさがなくしたからだ。しかしアマゾンのダッシュボタンで驚くのは早い。「ボタンを押す」注文すらしなくなるIoT技術が、ウォルマートによってパテント申請されたのだ。
 ウォルマートが昨年10月、米国特許商標庁(USPTO)に特許出願した「IoT環境の小売サブスクリプション(Retail Subscription in Internet of Things Environment)」は、ネットにつながった商品タグが商品の使用状況に応じて再注文などを行うシステムだ。センサー技術を応用したハイテクのタグが商品の使用や消耗をモニタリングするという画期的な仕組みなのだ。タグはブルートゥースやRFID、赤外線、NFC(近距離無線通信)など何らかの方法でネットと常時つながっており、例えばミルクやコーヒーなど食品の残量を検知して消費者に伝え、再注文を自動でおこなうという。衣類なら洗濯の回数、食品なら賞味期限など、メーカー側が設定したしきい値を超えたところで自動注文を行うことも可能となる。また特許にはAI(人工知能)と組み合わせることで、ある商品を買っている利用者に別の商品を奨めることことも示唆している。今のところ、ウォルマートがこの技術を使い、製品開発やテストを行っているという情報はない。
 ウォルマートは利用者がいつも購入する定番商品の再注文し、お店でピックアップする「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」を始めている。リオーダー・ナウはアプリに保存されているeレシートから購入頻度の高い商品から、再注文をおこなう機能だ。生鮮品など冷蔵・冷凍での保存が必要な商品以外をアプリ経由で簡単に注文でき、ウォルマートのピックアップ・カウンターで受け取ることで買い物時間を節約できる。
 IoTを使った自動サブスクリプションサービスが出てくれば注文を考える手間さえ省けてしまうのだ。

トップ画像:ウォルマート・アプリ機能の「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」で再注文&ストアピックアップを行った。パスタや缶詰などいつも購入する店在庫の商品なのだが、店内ピッキングによる店内在庫ではなく、3ヵ所のフルフィルメントセンターから送られてきたものだった。  続きを読む
2017年05月06日

【クローガー】、1店のみでミールキットのテスト販売!12食分を調理し実食した感想は?

170506ミールキット@マーサ&マーリー・スプーン
■スーパーマーケット最大手のクローガーは本部のあるオハイオ州シンシナティの店舗でミールキットの販売を始めている。ミールキットは料理がすぐに調理できるよう、あらかじめレシピに合わせて必要な分量の食材や調味料のみがセットされたもの。同封されているレシピに従って調理すれば、自宅でも高級レストラン並みの食事を簡単に楽しめる。クローガーがミールキット販売のテストを密かに行っているのは、2015年9月にオープンしたクローガー・オークレー・マーケットプレイス(4613 Marburg Ave. Cincinnati, OH 45209 )。クローガー・ミールキットの商品名は「プレップ+ペアド(Prep + Pared)」で、プラスの文字にはナイフとフォークが使われている。またプレップ+ペアドのPOPには「100%量ってご用意(100% Measured & Prepard)」と記されている。クローガーのミールキットは二人分で14ドル〜となっている。
 手軽さにより急成長しているミールキット市場は現在、150社以上が参入している。調査会社パッケージ・ファクトは、ミールキットの昨年の市場規模が約15億ドル(約1690億円)と推計しており、5年後に50億ドル規模に成長すると見込んでいる。外食業界を専門にする調査会社テクノミックも、5年で10倍にも急成長すると予想。別の調査でも2025年までに350億ドル市場に成長していると試算している。ミールキット市場には最近、セレブとコラボしたプランが誕生している。スーパーモデルのシンディ・クロフォード氏が提案する「アーバン・レメディ&シンディクロフォード(urbanremedey/cindy-crawford)」や歌手のビヨンセさんと夫ジェイZ氏のプラン「22日間ミールキットプラン(22 Days Nutrition guided Beyonce and Jay-Z on a 22 Days Vegan Challenge)」があり、パープル・キャロット(Purple Carrot)もアメリカンフットボール選手のトム・ブレイディ氏のミールキットプランを始めている。
 宅配で行われているミールキットをホールフーズなど一部のスーパーが店頭でのテスト販売を行っている。スーパー最大手のクローガーがミールキットのテスト販売を始めたことで競合スーパーも参入する可能性が高い。

トップ画像:後藤は先日、マーサ・スチュワート氏のミールキット「マーサ&マーリー・スプーン(Martha & Marley Spoon)」をオーダーし12食分を調理し食べてみた。画像にあるのは、エチオピアの伝統的な香辛料を使ってオーブンで揚げるバルバレ・チキンに、ほうれん草となつめやしとアーモンドのサラダの食材とレシピ。一番下に出来上がりの画像をアップしておく。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤はコンサルタントやコンサルティング企業にコンサルティングを行うことがあります。誤解をしないよう強調しておきたいのですが、自分が彼らより優れているというわけでは決してありません。逆に、彼らは後藤より優れているから、コンサルティングを受けるのです。言い方を換えればコンサルティングを依頼することで、スマートに利用しているのです。なぜかというと、後藤は彼らが得られない情報やノウハウ、知見、体系を得ているから、それを利用しているというわけです。私は常に仮説と検証を実践しています。例えば先日、事前にウォルマートの「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」で注文した商品をウォルマートにピックアップに行ってきました。帰りにはサムズクラブに寄り、クラブ・ピックアップで注文した商品を「店内クラブ・ピックアップ端末(Indoor Club Pickup kiosk)」を使ってピックアップしました。  続きを読む
2017年05月05日

【スプラウツ】、食品デフレも成長!パラサイト戦略でフロリダのパブリクスと全面戦争?

170505スプラウツ
■スプラウツ・ファーマーズ・マーケットは4日、第1四半期(1月〜3月期)決算を発表した。売上高は前年同期から30店以上を出店した新規店のオープン効果で前年同期比13.8%増となる11.3億ドルだった。純利益は4,630万ドルとなり、前年同期から0.2%の微増となった。粗利益率は売上の約5割を占める生鮮品が食品デフレの影響や価格競争により値下げで29.8%となった。前年同期の30.9%から1.1ポイントも低下した。一方、一般販売管理費率と店舗運営コストなどの経費率は人件費がかさんでいることで23.4%となり本業の儲けを示す営業利益率は6.4%と、前年同期から1.4ポイントも圧迫した。既存店・売上高前年同期比は1.1%の増加だった。これにより既存店ベースは40四半期連続で前年実績を上回った。スプラウツ・ファーマーズ・マーケットは第1四半期中に8店舗を新規オープンした。その中にはフロリダ州で1号店となるタンパ地区キャロルウッド店(2月オープン)や、ノースカロライナ州で初店舗となるノース・ローリー店(3月)が含まれている。同社は4月以降から既に7店をオープンしており5月4日までに15州に268店を展開している。
 スプラウツ・ファーマーズ・マーケットは700坪〜800坪の売り場にオーガニック青果の生鮮品やバルク商品(ナッツ類の量り売り)、ビタミンを含むサプリメントなど18,900sku(プライベートブランドは約2,150sku)を販売する自然食品スーパー。売り場の中心に位置する青果は売上高の4分の1となる26%占め、青果を含む生鮮品は全体の50%を占めている。店舗スタッフは80〜90名となり、ストア・マネージャーにアシスタント・マネージャー、8人の部門マネージャーと5人のアシスタント部門マネージャー、オフィススタッフ等で構成されている。同社の従業員数は2.5万人以上となる。
スプラウツではアメリカ国内に約1,200店の展開が可能だとしている。  続きを読む
2017年05月04日

【ウォルマート】、リオーダー・ナウ!いつもの定番商品はネットの再注文で時間を節約?

170504リオーダー・ナウ@ウォルマート・アプリ
■主婦はスーパーマーケットの買い物で毎度、同じものを購入する。牛乳なら低脂肪乳、炭酸飲料はコカ・コーラ、パスタならバリラ、ケチャップはハインツ、ポテトチップスはレイズ、パンケーキミックスはクラスティーズなどいつも購入している定番商品の補充のための買い物が多くを占める。一方で一つ一つ形の異なる生鮮品は自分の目で確かめて購入したい。ネットで注文してスタッフがピックアップして店の駐車場まで持ってきてくれるカーブサイドピックアップ・サービスの場合、時間がなく忙しい時など、たまに利用するのはいい。それでも果物や野菜など青果品は自分で選びたいと思うものだ。ウォルマートは同社のアプリで、いつも購入する補充用の商品は再注文してお店でピックアップするサービス「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」を始めた。リオーダー・ナウはアプリに保存されているeレシートから購入頻度の高い商品の再注文をおこなう機能だ。eレシートはウォルマート・ペイやセービングキャッチャーを利用するとアプリに保存される。ウォルマート・アプリを起動し、リーダー・ナウをタップする。これまで購入した商品が画像とともに提示される。そこから次回の買い物でピックアップする商品を選んで決済すれば(35ドル以上)店のほうで用意してくれることになるのだ。ウォルマートスーパーセンターは5,000坪以上もあるため、お客がコカ・コーラやパスタ、パンケーキミックスなどをピックアップしていくだけでも時間がかかってしまう。アプリ経由のリオーダー・ナウで購入しておき、店ではピックアップするだけにしておけば大幅な時間の節約を期待できるのだ。その一方でバナナやレタス、牛肉のなどの生鮮品はお店で自分の目で確認しながら購入する。
 なおウォルマートのアプリ機能にはモバイル決済システム「ウォルマートペイ(Walmart Pay)」やウォルマート価格より下回った競合店のセール価格に合わせる「セービング・キャッチャー(Savings Catcher)」があり、これらの機能を使うことでeレシートがアプリに保存されるようになっている。

トップ画像:ウォルマート・アプリの「リオーダー・ナウ(Reorder Now)」。リオーダー・ナウをタップすると、アプリにあるeレシートから購入頻度の高い商品が並べられる。CPG(食品や飲料、日用品、衣料品、洗剤のような消耗品)商品はリオーダーナウでネットで購入しお店でピックアップする。生鮮品は自分の目で選んで購入することで時間の節約になる。後藤がウォルマートでいつも何を買っているのかが分かってしまい、ちょっと恥ずかしい...  続きを読む
2017年05月03日

【モバイルオーダー&ペイ】、業界誌が創刊!モバイルオーダー&ペイはニューノーマル?

170503モバイルオーダー・アヘッド・トラッカー
■ファストフードなどの外食チェーンだけでなくコンビニエンスストアまでモバイルオーダー&ペイを採用する企業が急増している。モバイルオーダー&ペイとはスマートフォンのアプリ経由で、注文と決済を事前に済ませておくことで混雑時のレジ行列に並ぶことなく商品を受け取れるサービス。2015年9月から全直営店でモバイルオーダー&ペイを始めたコーヒーチェーン最大手のスターバックスでは需要急増で対応が追い付かないほどの事態に陥っているほどだ。このモバイルオーダー&ペイに専門誌が遂に創刊された。デジタル決済やeコマースの話題を扱うニュースサイトのPYMNTSは1日、モバイル注文・決済などに特化したオンラインマガジン「PYMNTSモバイルオーダー・アヘッド・トラッカー(PYMNTS Mobile Order-Ahead Tracker)」を創刊した。モバイルオーダー・アヘッド・トラッカーは顧客にモバイルオーダーを提供している企業についてのニュースやトレンドを扱うコンテンツだ。創刊号ではチック・フィレのモバイルオーダー&ペイを開発したデジタル・エクスペリエンス部のトップとのインタビューを特集記事にしている。43州に約2,000店を展開するチキンサンドウィッチチェーンのチックフィレは昨年6月、全店でモバイルオーダー&ペイの「チックフィレ・ワン(Chick-Fil-A One)」を始めた。チックフィレのモバイルオーダーのメリットはモバイルから事前に注文することで注文行列に並ぶ必要がないことに加え、購買履歴で無料プレゼントのトリーツ(treats)がもらえるのだ。デジタル・エクスペリエンスのクレイマー・ジョンソン氏によると、チックフィレ・ワンは利便性だけでなく、顧客にパーソナライゼーションも提供していることで成功した。食事を細かくカスタマイズできることで人気を集めているというのだ。乳製品や卵、大豆などに食物アレルギーを持つ利用者がフィルター化することで、それらの原料を扱っていないメニューの選択が可能だ。またチーズの種類を変えたり、ピクルスやトマトを抜いたりと自由に選択できるようになっている。チックフィレ・ワンのパーソナライゼーションはメニューに留まらない。支払いもモバイル経由で可能であり、アプリのQRコードからレジ払いも対応しているのだ。QRコードでレジとアプリがシンクすることでオーダー履歴がアプリに残ることになる。
 またモバイルオーダー・アヘッド・トラッカーは、アプリの使いやすさや利便性、ロイヤリティを高める顧客リテンションの工夫などを得点化したモバイルオーダー・ランキングも掲載している。  続きを読む
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2017年05月02日

【ファイブビロウ】、LA郊外に9ヵ所同時オープン!IT投資を控えていては成長減速?

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■プリティーンやティーンなど十代以下の子供をターゲットにしたファイブビロウが21日、南カリフォルニアに進出した。子どものための百均となる5ドル以下のファイブビロウがオープンしたのは、ロサンゼルス郡コンプトン地区の「ゲートウェイ・タウンセンターSC(Gateway Towne Center)」、ホーソン地区の「オーシャンゲート・コマース・センターSC(Oceangate Commerce Center)」、モンテベロ地区の「モンテベロ・プラザSC(Montebello Plaza)」、サウスゲート地区の「アザリアSC(Azalea Shopping Center)」、オレンジ郡の「アリソビエホ・タウンセンターSC(Aliso Viejo Town Center)」「アナハイムプラザSC(Anaheim Plaza)」、サンバーナディノ郡ランチョ・クカモンガ地区の「テラ・ヴィスタ・タウンセンターSC(Terra Vista Town Center)」、フォンタナ地区にある「フォルコン・リッジSC(Falcon Ridge Shopping Center)」、レッドランド地区の「シトラス・プラザSC(Citrus Plaza Shopping Center)」の9ヵ所。今月にはロサンゼルス郊外のサンディマス地区やランキャスター地区にもオープンを予定している。
 ファイブビロウが3月に発表した第4四半期(12月〜2月期)では新規出店効果で売上高が前年同期比19%増となる3.8億ドル、純利益も同19%増となる5,000万ドルだった。既存店・売上高前年同期比は1.0%の増加だった。前年同期は3.6%の増加だった。通年ベースでは積極的な出店に支えられ売上高が前年比20%増となる10億ドルとなった。純利益は約25%増となる7,200万ドル。既存店・売上高前年比は2.0%の増加だった。既存店ベース2.0%増は2008年以来最も低い伸び率となっている。平均店舗面積220坪のファイブビロウは現在、32州に549店を展開している。同社は目標店舗数を2,000店としており、カリフォルニア州にも250店を展開する計画だ。

トップ画像:ロサンゼルス郡ホーソン地区「オーシャンゲート・コマース・センターSC(Oceangate Commerce Center)」にオープンしたファイブビロウ。同SC内にはフード4レス、マイケルズ、ホームデポ、トイザラス、ベストバイなどがある。  続きを読む
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2017年05月01日

【アルタ・ビューティ】、スゴアプリ!化粧品を買いたくなるメイク加工&実用的アプリ?

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■オムニチャネルで成功している企業には共通項がある。機能性に優れたモバイル・アプリを開発しているのだ。ホームデポ・アプリには「イメージ検索」や「リアルタイム在庫」「3Dマッピング&マッピング検索」「ボドフス(BDFS)」があり、ウォルマート・アプリには「セービング・キャッチャー」や「ウォルマート・ペイ」「ショッピングリスト」など利用に便利な機能が搭載されている。
 チェーンストアの多くが苦境に陥り大量閉店を余儀なくされている中で、競争とは無縁の「ブルー・オーシャン」のような別世界にいる美容品&サロンチェーンのアルタ・ビューティのアプリも実用的且つ楽しいアプリを提供している。アルタのアプリ機能にはポイントカードの履歴となる「リワードカード(My Rewards)」や広告閲覧の「チラシ(Current AD)」「新商品紹介(New Arrivals)」「セール&eクーポン(Sale & Coupons)」「eギフトカード(Gift Cards)」、ヘアカットやカラーリング等サービスの「アポ予約(Appointment)」、メイクや化粧品画像をアップする「ソーシャル・ギャラリー(Social Gallery)」などがある。中でも「グラムラボ(GLAMlab)」は優れており、リアルタイムのメイクシュミレーション機能といえるだろう。
 グラムラボはスマートフォンで自撮りした顔に市販のリップやアイライン、チークのメイクを適用して、商品を選べるのだ。使い方はグラムラボを起動して、アップされているモデルか自撮りした自分の顔に「口紅(Lipstick)」「リップグロス(Gloss)」「アイシャドウ(Eyeshadow)」「アイライナー(Eyeliner)」「マスカラ(Mascara)」「眉毛(Eyebrows)」「チークブラシ(Blush)」「ブロンザー(Bronzer)」「ハイライト(Higlighter)」の各項目から商品を選び、カラーを選択すると顔画像にメイクが施されるのだ。微妙な修正も行えるようになっており、気に入れば商品をショッピングカートにその場で入れることができるようにもなっている。メイク処理した画像は保存でき、フェイスブックなどにアップして友達とシェアできるようにもなっている。
 盛って楽しむだけでなく、化粧品を選ぶ際に便利で手軽なシュミレーターとしてグラムラボは優れたアプリと言えるのだ。

トップ画像:アルタビューティのアプリ機能「グラムラボ(GLAMlab)」を使って、自撮りした顔にメイクシュミレーションした。グラムラボはアップロードされているモデル(もしくはスマートフォンで自撮りした顔)に、市販のリップやアイライン、チークのメイクを適用してシュミレーションできるのだ。実戦的?なコンサルタントは時に超絶恥ずかしいこともしなければならない(涙)。逆に、メイクが上手すぎても、ドン引きなのだが...  続きを読む
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2017年04月30日

【ハイヴィー】、カーブサイドピックアップ&GS併設にグローサラントなミニスーパー?

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■本部にIT部門を増設し組織再編を行っているスーパーマーケットのハイヴィーが、ガソリンスタンドとファストフード店を併設した新業態店をオープンする。地元メディアが報じたところによると、340坪〜450坪の小型スーパーにはネットで購入した生鮮品などを車から降りずに受け取れるカーブサイド・ピックアップのようなドライブスルーも導入される。新業態の店名は「ハイヴィー・ファスト&フレッシュ(Hyvee Fast & Fresh)」とされているが、未だコンセプト段階で決定には至っていないという。場所は本部のあるアイオワ州ウエスト・デモイン地区でオープン時期は未定。ハイヴィーはすでに一部でガソリンスタンド併設型コンビニエンスストアをハイヴィーの駐車場に展開している。新業態はガソリンスタンド併設型のコンビニ「ハイヴィーガス(Hyvee Gas)」を拡張したミニスーパーで、注文から最短4時間でカーブサイド・ピックアップ・サービス&宅配の「ハイヴィー・アイル・オンライン(HyVee Aisles Online)」を利用でき、グローサラント業態となるファストフード店も導入するハイブリッド型だ。
 GS併設型コンビニを展開するスーパーマーケットはHEBが知られている。テキサス州とメキシコに約370店を展開するHEBは現在、110坪のコンビニエンスストア業態「HEBフュール(H-E-B Fuel)」のテスト展開を行っている。HEBフュールはガソリンスタンドを併設し、サンアントニオ郊外の主にHEBプラスの駐車場内に出店している。またセルフのカーウォッシュを持っているところもあり、最近では地元で人気のバーガーチェーン「ワッタバーガー(Whataburger)」と軒を連ね、店内でつながっているところもある。HEBはGS併設型コンビニにファストフードを合わせているが、ネットで注文した生鮮品を受け取れるカーブサイドピックアップはおこなっていない。一方、ウォルマートは110坪のGS併設型コンビニにネット注文の食品をコンビニで受け取れる「ウォルマート・ピックアップ・ウィズ・フュール(Walmart Pickup with Fuel)」をテストしている。ウォルマートはピックアップ拠点のGS併設型コンビニをアラバマ州やコロラド州のスーパーセンター近くで展開しているのだ。
 ハイヴィーはHEBやウォルマートが行うコンビニのさらに上をいくハイブリッド型ミニスーパーを展開するのだ。

トップ画像:ハイヴィーがスーパーマーケットの駐車場内で展開するガソリンスタンド併設型のコンビニエンスストアの「ハイヴィーガス(Hyvee Gas)」。

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ハイブリッド型ミニスーパー「ハイヴィー・ファスト&フレッシュ(Hyvee Fast & Fresh)」の予想図。ガソリンスタンドとファーストフード店を持つ340坪〜450坪の小型スーパーにはネットで購入した生鮮品などを車から降りずに受け取れるカーブサイド・ピックアップのようなドライブスルー(図では左側に見えている)も導入される。  続きを読む
2017年04月29日

【スターバックス】、モバイル・オーダー&ペイ需要増大に対応が追いついていない不備!

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■コーヒーチェーン最大手のスターバックスは27日、第2四半期(1月〜3月期)の決算発表で「モバイルオーダー&ペイ(Mobile Order & Pay)」の対応が後手に回っていることを認めた。国内の既存店・売上高前年同期比は第2四半期、3.0%の増加だった。市場予想の3.7%増に届かなかった。客単価は4%の増加だったが、客数(トランザクション)が2%の減少だ。一方、一昨年9月からライセンスストアを除く全直営店に導入されたモバイルオーダー&ペイが、注文全体の8%にまで上昇した。前期の7%から1ポイントも伸び、前年同期(4%)からは4ポイントも急伸しているのだ。モバイルオーダー&ペイは事前注文・事前決済のことで、スマートフォン・アプリからコーヒー等を注文し、アプリ内にある金額をチャージしたギフトカード(プリペイドカード)から支払う仕組み。利用者はメインメニューの「注文(Order)」をタップし、フラペチーノやベーグルを選択。ピックアップまでの時間が表示された最寄りのスターバックス店を指定し、注文ボタンをタップすれば決済完了となる。
 同社CEOケビン・ジョンソン氏は決算声明で「モバイルオーダー&ペイが第1四半期、ランチタイムなどのピーク時に20%以上となったお店は1,200店にも上っていました。モバイルオーダー&ペイの拡大と需要急増で、現場は仕事量で大きな課題を引き起こしていました。第2四半期ではピーク時に約1,800店が20%以上となっています」とモバイルオーダー&ペイが混雑の原因で客数減になっていることを明かしたのだ。スターバックスではバイルオーダー&ペイ改善策として「ウェーブ1〜3アクション(Wave 1 to 3 action)」を行っている。ウェーブ1ではスタッフ研修の実施にピーク時での人員やモバイルオーダー&ペイ専任スタッフ「デジタル・オーダー・マネージャー(DOM:Digital Order Manager)」の追加となっている。ウェーブ2はタブレット端末を使ったDOMの具体的なアクションとなる。DOMはネットからの注文をリアルタイムでバリスタと確認し、利用者にはオーダー完了などのデジタル通知を行い、受け取りカウンターの整理を行う。ウェーブ3ではモバイルオーダー&ペイ対応の機器の導入やレイアウトなど店舗開発と改装となっている。
 同社の第2四半期の売上高は前年同期比6%増となる52.9億ドルだった。純利益は同13.5%の増加となる6.52億ドルだった。なお同社のアプリ決済「モバイルペイメント(Mobile Payment)」はアメリカ国内で29%に達しており、会員サービスの「マイ・スターバックス・リワード(My Starbucks Rewards)」の会員数も国内で前年同期比11%増となる1,330万人となっている。  続きを読む
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2017年04月28日

【ホールフーズ】、365最新店がオースティン郊外にオープン!4店目のどこが365の2.0?

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■ホールフーズ・マーケットは26日、テキサス州オースティン郊外に365バイ・ホールフーズ・マーケット(365 by Whole Foods Market)をオープンした。ロサンゼルス近郊シルバーレイク、ワシントン州ベルビュー、オレゴン州レイクオスウィーゴに次いで4店舗目となる365の新店(5001 183A Toll Rd., #16, Cedar Park, Texas 78613)はオースティン・ダウンタウンから北に20マイル(約32キロメートル)のシーダーパーク地区にある「ザ・パーク(The Parke)」ショッピングセンター内(パワーセンター)にオープンした。同SC内にはディックス・スポーティング・グッズや傘下でアウトドア用品を販売するフィールド&ストリーム、ノードストロームラック、バイバイベイビー、アルタ・ビューティなどがキーテナントになっている。840坪の新店には20代〜30代のミレニアルを中心顧客に低価格を基調にした利便性の高い小型フォーマットとなっている。365はグローサラント業態でもあり、地ビールも販売するオースティンで人気のサンドウィッチ店「イージータイガー(Easy Tiger)」と、スムージーを販売でオースティンを中心にダラスにも展開しているローカルショップ「ジュースランド(JuiceLand)」が併設されている。
 低価格を訴求する365バイ・ホールフーズ・マーケットは従来のホールフーズマーケットとは多くの点で異なる。同社の割高なイメージからつけられたニックネーム「ホール・ペイチェック(Whole Paycheck:給料の大半が高額なオーガニック食品に使われるという意)」を払拭するため、一部の野菜や果物に非オーガニックを導入している。通常3万品目の品揃えであるホールフーズに対して365は8,000品目と商品を絞り込み、プライベートブランド(PB)の比率もホールフーズの10%に対して365は40%にPBを増やしお値打ち感を演出している。人件費を抑えるため、精肉ブッチャーなど店内加工を省きシーフードや精肉はプリパッケージのみとなっている他、デジタル電子棚札(Electronic Shelf Label)の導入やタブレット端末によるワイン説明など、これまで培ったエブリデーローコストオペレーションのノウハウを隅々にまで行き渡らせている。販促としてスマートフォンによるロイヤリティプログラム「マイ365リワード(My 365 Rewards)」も行われており、会員には毎日100品目が10%オフとなるディスカウントや「10個購入で1個無料」の数量割引も提供される。
 ホールフーズは365シルバーレイク店を昨年の5月、365レイクオスウィーゴ店を7月 365ベルビュー店を9月にそれぞれオープンしている。ホールフーズ創業者でCEOのジョン・マッキー氏は今年2月の決算コンファレンスで「オースティン郊外のシーダーパーク店は365の2.0のようなもの(The Cedar Park store outside of Austin is going to be kind of 365 2.0)」と語っている。なお365の5店目は今夏、ロサンゼルス郊外サンタモニカ地区(2121 Cloverfield Blvd. Santa Monica, California 90404)にオープン予定となっている。時期は明らかにされていないが、NYブルックリン(113 Flatbush Ave.Brooklyn, New York 11217)やロサンゼルス郊外ロングビーチ(Lakewood Blvd. and Carson St.Long Beach, California 90808)、ロサンゼルス近郊ノースハリウッド(Lankershim Blvd. and Otsego St.Los Angeles, California 91601)にもオープンを計画している。  続きを読む
2017年04月27日

【Jクルー】、本社スタッフ150人のリストラ!本社スタッフ縮小の次はお店の大量閉鎖?

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■消費者の行動変化でデパートメントストやチェーンストアが大量閉鎖やリストラに見舞われている中、また大手アパレルチェーンがリストラを発表した。大手ファッションチェーンのJクルーは25日、コスト削減策として本部社員150人のリストラを発表した。現在欠員となっている本部職100人分のポジションについても補充しない方針を明らかにした。今回のリストラにより退職金など1,000万ドルを超すと計上するものの年間3,000万ドルを節約できるとしている。Jクルーが先月発表した第4四半期(11月〜1月期)決算では、本体Jクルーと傘下で姉妹ブランドのメイドウェルの連結売上高が6.94億ドルと前年同期比2%の減少だった。純利益は約100万ドルだった。前年同期は約700万ドルの赤字だった。既存店・売上高前年同期比は5%の減少。これにより同社の既存店ベースは10四半期連続で前年を下回った。既存店の内訳は売上全体の15%程度となるメイドウェルが6%の増加となったものの、Jクルーが7%減と落ち込んだ。通年では売上高が24.3億ドルと前年から3%の減少だった。純損益は2,400万ドルの赤字だった。既存店・売上高前年比は7%の減少だった。前年は同8%の減少だった。Jクルーはモールなどに278店を展開しており、メイドウェル(Madewel)は115店、39店のJ.クルー・マーカンタイルを含むJクルー・ファクトリーは179店を展開している。
 Jクルーは今月初め、26年間Jクルーに在籍したクリエイティブ・ディレクター兼社長のジェナ・ライオンズ氏の退任を発表している。ライオンズ氏はJクルーの躍進を率いた同社の顔としてだけでなく、ファッション業界の敏腕&カリスマデザイナーとしても知られていた。  続きを読む
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