2009年03月11日

【CVSケアマーク】、90ヵ所の店内クリニックを季節営業へ

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 CVSケアマークは9日、店内にある90ヵ所(全体の16%)のクリニック『ミニッツ・クリニック(MinuteClinic)』を季節営業に変え、一時的に閉鎖していることを明かした。同社は店内クリニックのミニッツ・クリニックを2006年に買収し、現在までに550ヵ所に展開している。店内クリニックの数では、競合ウォルグリーンの340ヵ所を上回り、全米トップ。
 店内クリニックは週7日営業(10:00am〜6:30pm)で看護士が常駐、アポ無しで風邪などの軽い症状の診断を受けられる。
 同社スポークスマンは再開の詳細については未定としながらも、予防接種が必用な時期にはオープンするとしている。
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29ドル〜59ドルで提供されている他、ワクチン接種(30ドル〜)から軽い症状の治療(62ドル)もある。

⇒ロスアンゼルスタイムズ紙にはUCLAやUSCのバスケットボール選手にインフルエンザが広がっているとの記事がありました。恐ろしく鍛え上げられている身体をもってしても、インフルエンザにやられるのです。プロの選手も同様で、遠征が続くと疲れがたまり免疫システムが脆弱になりインフルエンザには注意しているそうです。ひとりでも感染すれば、汗からボール、ボールから手、とばい菌が移りチーム内に瞬く間に感染していきますからね。で、やっぱり基本の予防は手を洗うことだとか。

⇒CVSのミニッツ・クリニックの90ヵ所にも及ぶ一時的な閉鎖は、景気後退の深刻化による感染です。オマハの賢人として知られる著名投資家のウォーレン・バフェット氏は9日、テレビ番組で「アメリカ経済は崖から落ちた」と語り、同氏が想像した中で最悪のシナリオをたどっているとの懸念を示しました。さらに「人々は見たこともないような習慣に変化させている」としています。どういうことかというと、消費において節約志向に走るばかりか、それが習慣化しているということです。これが、店内クリニックにも影響しているのです。

⇒ミニッツ・クリニックは1年前、500ヵ所目をオープンしました。さらに年内までに200〜300ヵ所をオープンするとも発表していました。しかし、景気悪化で患者さんがお薬まで節約するような状況では、ちょっとの咳きや鼻水ぐらいでは誰もクリニックにも行かなくなっているのでしょう。今回、一時的に閉鎖されるクリニックの集中している州が、フロリダとカリフォルニアということからもそれが理解できます。両州とも住宅バブルの崩壊で大きな打撃を受けており、1月の失業率がそれぞれ8.6%と10.1%ですから。
 この景気では、ウォルマートを含め大手チェーンの多く店内クリニック展開に二の足を踏むのもしかたがないのかもしれません。
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