2009年04月17日

【オフィスデポ】、解雇された店長が不正な販促手法を認める

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 オフィスデポの不正な販売手法の問題で、元店長が30日、テレビに出演し上からの指示があったことを認めた。
 ロスアンゼルスのローカル局KCBSは先月、隠しカメラを使い不正な販促を行っているオフィスデポの実態を暴く報道を行った。オフィスデポ・ラクレセンタ店では、高額な有料延長保証を購入しないかぎり、広告にあるノートブックコンピューターを購入できないのだ。同店では有料保証を買う意思がないお客には、嘘を言って品切れさせていた。
 この放送直後、解雇された店長がKCBSに「地区長からの指示で、お客様に嘘をついていました」と証言した。また、「自分の潔白を晴らしたいので、番組にでて証言しているのです」と語った。
 オフィスデポの不正な販売については、ラップトップ・マガジン誌でも取り上げている。オフィスデポが会社ぐるみで不正を奨励しているわけではないにしても、歩合の給与体系が不正販売を生み出している原因だとしている。
09年3月19日 - 【オフィスデポ】、テレビ局のおとり調査により不正販促が発覚

⇒面白いもので、企業の業績が悪くなると同じようにカスタマーサービスも悪化します。悪くなるというか、巧妙に悪質化するという感じですね。で、パターンとしては、悪質化が半端ではないのでインターネットで悪いうわさが広がり、テレビ局がそれに飛びついて、隠しカメラを使って調査するという道筋です。業績が悪化し始めたホームデポも3年前、NBC局のニュース番組で「ホームデポの悪質リフォームの実態を暴く」とやられました。それでも、企業が悪意をもって不正を行わせているというよりは、現場に間違った方向で伝わっているというものが多いような気がします。

⇒オフィスデポも直近で15億ドルの赤字を出したりと業績が思わしくありません。で、店長は、有料延長保証から、プリンタケーブルなど粗利の高いアクセサリーまで、ノルマを持たされているのです。もちろんノルマを達成しないと、上司(地区長)から叱責されるどころかボーナスもカットされます。そして、最終的には、店長をクビというケースもあるのです。現場スタッフも同様で、テックデポ部門(パソコンやデジカメなどの部門)を担当するスタッフは有料延長保証を販売するノルマが与えられています。で、店長からの指示には逆らえないこともあり、有料延長保証を買う気がないお客には「ノートブックは売り切れた」と嘘をいって帰ってもらっているのです。セールになっているノートブックはロスリーダーですから、売れば売るだけ損なのです。
 失業率が急悪化し、企業にしがみつく人が増えていることも背景にあります。
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