2010年06月27日

【アイフォン4】、テレビ電話が標準になれば、お店のモバイルEコマースはどう変わる?

100627アイフォン4
■アップルは24日、新型スマートフォン(多機能携帯電話)の「iPhone4(アイフォン4)」をアメリカや日本など世界5ヶ国で一斉に発売した。日本でもアイフォン4を求めて300人以上のお客がアップルストア銀座店に列を作ったほか、サンフランシスコでも2ブロックにも及ぶ行列ができ、早朝からのお客にはドーナツやコーヒーが振舞われていた。ベストバイやラジオシャックでは発売初日でアイフォン4の初回分を完売し、アップルストアのホームページでも在庫は3週間待ちの状態で、次回の出荷日は7月14日と表記されている。
 アップル社では初日の販売台数を公表していない。アイフォン4の予約を開始した16日だけで予約台数は60万台以上にも上ったという。アイフォンの通信事業会社AT&Tでは、予約と同時にアクセスが殺到、1日のみで予約を一時停止することを発表していた。調査会社パイパー・ジェフリー社によると、アイフォン4は昨年発売された前機種アイフォン3GSを上回る勢いで売れており、販売台数は発売から3日間で100万〜150万台と見ている。同調査会社では「明らかに記録を塗り替えている」としている。
 アップル社はアイフォン4が世界一の薄さと画面解像度とうたっているだけあって、厚さが9.3ミリと前機種より3ミリほど薄く、また解像度も4倍高めている。またアイフォン4には、新たにフロントカメラとソフト「フェイスタイム(FaceTime)」が装備され、テレビ電話を携帯電話で実現することに成功している。価格は16ギガ・バイトモデルが199ドル、32ギガ・モデルは299ドルとなっている。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アップルの新型スマートフォンのアイフォン4が、桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」と同じぐらいバカ売れしています(笑)。桃屋は「少し辛いラー油」市場を開拓し、他社が次々に参入し追随しています。ライフサイクルで言えば、すでに導入期から成長期に入っています。が、アップルはスマートフォン市場を開拓したばかりか、競合他社をすでに大きくリードしています。こちらは成長期真っ只中です。でも、認知度では「スマートフォンといえばアイフォン」というぐらいの存在感となっているようです。その新型アイフォンですが、さらにスマート(smartの意味は、利口とか賢いです)になってきています。バッテリー寿命が旧型より長持ちし、スクリーンの解像度が格段に向上しています。この2点だけでも、スマートフォンを使いネットで買物をする「モバイルEコマース」の成長が予想できます。

⇒バッテリー寿命が延びたことで、以前ほど電池のもちを気にせずに、ネットサーフィンがより長時間できるようになります。ネットで買物するときは、あれこれ迷っていろんなサイトをホッピングします。スマートフォンをつかっての買物の可能性が高まるのです。そして解像度が格段に向上すると、画質がアップしていることで、商品を鮮明に見ることができるのです。見せ方を工夫することで買物をするチャンスが増えるというものです。したがって、アイフォンなどスマートフォンを使用したモバイルEコマースが成長するということ。後藤はスマートフォンが普及する新時代のチェーンストアとしてABC理論を書きました。Aは「Ample」の豊富さで商品在庫や情報が豊富に提供されていること。Bはお客との人間関係づくりの「Bonding」(←この言葉だけingがつく)。そしてCは「Covenient」の便利さ、つまり利便性の高さです。で、新型アイフォンにはテレビ電話が新たに装備されました。テレビ電話がスマートフォンの標準装備になれば、ABC理論のBを、テレビ電話を使ったカスタマーサービスで強化できる、もしくは強化しなければなりません。
 大手チェーンストアでもモバイルEコマースは、まだ手探り状態です。が、携帯電話でのテレビ電話が当たり前の世の中になってくると、これを使ったユニークな事例がでてきそうです。

10年6月21日 - 【クリック&モルタル】、オンライン売上が30%!チェーンストア2.0のABC理論とは?
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