
■コンシューマーレポート誌1月号は、スマートフォンや携帯電話通信サービス(ワイヤレス・キャリア)の評価ランキングを掲載した。
スマートフォンで76ポイントと最も高い評価を受けたのは、サムスンのギャラクシーS(Galaxy S)シリーズ機種であるAT&Tキャリアの「キャプティベイト(Captivate)」とTモバイル「ヴィブラント(Vibrant)」、そしてスライド式のQWERTYキーボードを持つスプリントの「エピック4G(Epic 4G)」。アップル・アイフォンの対抗機種として注目されているサムスンのギャラクシーSが、コンシューマーレポート誌の評価でトップを独占した形だ。なお、ギャラクシーSの基本ソフト(OS)は、グーグルのアンドロイドの採用している。次いで75ポイントを獲得したモトローラの「ドロイドX(Droid X)」と「ドロイド2(Droid 2)」で、キャリアはベライゾン。サムスンのベライゾン「ファシネイト(Fascinate)」やTモバイル「G2」も75ポイントを獲得している。こちらの4機種ともアンドロイドOSだ。74ポイントとなったのは、キャリアがスプリントではHTC「Evo 4G」、AT&Tではアイフォン3GS、同キャリアのHTC「アリア(Aria)」とブラックベリー「トーチ9800(Torch)」だ。同誌はアイフォン4を76ポイントと高い評価をしているが、アンテナ問題が根本的に解決されておらず「推奨しない(not recommend)」となっており、ランキングでは除外されている。
また、ワイヤレス・キャリアの顧客満足度評価ランキングでは、アイフォンの通信サービスを独占的に提供しているAT&Tが大手キャリアの中で60ポイントと最低の評価となった。AT&Tは、サービス品質やカスタマーサポートなど9項目のうち8項目で最悪と評価された。一方で、評価が最も高かったのはUSセルラーの82ポイント。次いで、最大手のベライゾン・ワイヤレス(74ポイント)が2位となり、僅差でスプリント(73ポイント)が3位となった。
トップ画像:ベストバイ・モバイル。ワイヤレス・キャリアのAT&TとTモバイルのスマートフォン。それにしてもAT&Tの評価は悪すぎる。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。コンシューマーレポート誌は2011年1月号を発売し、1936年の創刊から75年の歴史となりました。定期購読者は現在、雑誌とオンライン版の合計で730万部となっています。公平性や独立性から、広告が一切掲載されていません。アメリカでは最も影響力のある雑誌ではないかと思います。で、先日、自動車メーカー、スズキの会長兼社長が著わした「俺は、中小企業のおやじ」を読みました。社長就任時の売上高3,232億円から30年間で3兆円企業にまで育て上げた鈴木修氏の自伝です。その中で、コンシューマーレポート誌が1988年6月、スズキのサムライが「横転しやすい」と発表したことで、約10億ドルもの集団訴訟に発展しそうであったことが書かれています。鈴木氏自身がアメリカに速攻で飛んで対処したことや、敏腕弁護士の働きにより集団訴訟はまぬがれました。が、サムライの売上は激減したことはよく知られていますね。
10年7月19日 -
【コンシューマーレポート】、ジョブズ氏が謝罪!異例の会見と対応は、同誌の影響力か?
⇒で、アイフォン4を「推奨しない」と発表した今年7月、あのスティーブ・ジョブズ氏もスピード対処しています。アイフォン4の受信感度の問題を謝罪して、この問題を改善する専用バンパー・ケースを無償提供することを発表しました。アップルでは通常、返品に10%のリストッキング・フィー(再在庫費)を徴収していますが、アイフォン4の返品に関しては購入から30日以内であれば全額返金されることも発表していました。ジョブズ氏については「スティーブ・ジョブズ 神の交渉力」や「スティーブ・ジョブズ 神の策略」の本もあるぐらいですが、コンシューマーレポート誌の「推奨しない」の前では、策略も交渉も通用しないということです。ジョブズ氏の異例の会見などにより、アイフォン4の売上に影響はでていません。今回、同誌では、アイフォンの通信サービスを独占的に提供しているAT&Tが最低の評価となっていますが、来年にはベライゾン・ワイアレスでも取り扱う可能性が高まっていますから、アイフォンはまだ成長を維持しそうです。
ところで、約7割もの携帯電話ユーザーが、スマートフォンに乗り換えていないそうです。で、携帯さえもっていない私は...
Posted by usretail at 04:50│
Comments(0)│
TrackBack(0)