2011年07月22日

【新学期商戦】、一世帯当たりの支出は減少!ステープルズは有料ディスカウントカード?

110722バック・ツー・スクール@ターゲット
■アメリカ小売業にとって新学期商戦(バック・ツー・スクール:Back to School)はクリスマス商戦に次ぐ繁忙期だ。入学する子供の増加に伴い新学期商戦は拡大しているものの、ガソリン価格や失業率の高止まりで一世帯当たりの支出が昨年から減少傾向となる調査結果が示された。
 全米小売業協会(NRF)は21日、学生を持つ家計が計画している商戦期間中の支出額は合計で約688億ドルとなり、昨年(約551億ドル)に比べ25%も増加すると発表した。幼稚園児から高校生までを持つ家計の支出額は計228億ドルで、1家族当たりにすると平均で603.63ドルとなる。昨年の606.40ドルから、0.5%の減少となっている。また、大学生を持つ家計では、1家族当たり808.71ドルの支出となり、昨年の835.73ドルから3%の減少となる。
 NRFのCEOマット・シェイ氏は「親は新学期で子供が必要としているものを揃えなければなりません。ただ、買うものを決める前に、あるもので間に合わせるような節約を子供にもしてもらいたいと親は望んでいます」と語っている。






Chart: Back-to-School 2011 - B2S and B2C Spending by Year_small

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Back-to-School 2011 - B2S and B2C Spending by Year_small
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ポインタをあわせれば数値が表示されるインターアクティブ・グラフ。赤色の折れ線グラフが幼稚園児〜高校生までを持つ家計の支出(バック・ツー・スクール:Back-to-School)で、ブルーの折れ線は大学生の子供をもつ家計の支出(バック・ツー・カレッジ:Back-to-College)だ。バック・ツー・スクールは0.5%の微減、バック・ツー・カレッジは3%の減少となっている。子供の数が増えていることで新学期商戦での総支出は拡大してい
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。NRFの上記調査によると、新学期商戦での買い物先ではディスカウンター(68.4%)がトップです。次にデパートメントストア(57%)で、それからスペシャリティ・アパレルストア(48.7%)、オフィス・サプライチェーン(38%)、エレクトロニクスストア(21.7%)と続きます。ホームセンターにとって書き入れ時が、クリスマスより春先になるのと同様に、ステープルズやオフィスデポのようなオフィス・サプライチェーンにとっての書き入れ時は、クリスマス商戦より新学期商戦です。で、オフィススーパーストアではトップとなるステープルズが今年、ユニークなプロモーションを始めました。ステープルズの「バック・ツー・スクール・セービングパス(Back to School Saving Pass)」カードで、計算機やバックパック、ノートやペンなどの文具類を購入すると15%引きとなるのです。

110722ステープルズ・セービングパス

ステープルズの「バック・ツー・スクール・セービングパス(Back to School Saving Pass)」カード。10ドルのディスカウントカードで計算機やバックパック、ノートやペンなどの文具類が15%引きになるが、1日一回しか使えないなど条件も多い。

⇒このディスカウントカードは有料で1枚10ドル。9月15日まで何度でも買い物に使えます。ただ15%オフの条件は厳しいです。例えば、このカードでの買い物は1日1回しか使えません。オンラインストアのステープルズ・コムでも使用は不可。さらに、家具や食品、インクやトーナー、そしてパソコンやスマートフォン、タブレット、電子書籍リーダーなどの電化製品の購入でも使えません。例えば、114ドルのキンドルを購入できれば97ドルになりますから、10ドルのディスカウントカードのもとはとれてしまいます。が、アマゾン・コムを怒らせることになりますからねぇ。400ドルのタブレットも60ドル引きになれば、飛ぶように売れると思いますがステープルズは大赤字です。ところで、ターゲットでノートブックとタブレットがセールとなり50ドルのギフトカードの進呈という販促がありましたが、月曜日の午後に確認したら、ノートブックは売り切れで、タブレットは2台残っているだけということでした。
 今年はスペックダウンしても価格を落とさなければ、厳しいということでしょう。

11年7月18日 - 【新学期商戦】、ターゲットで激安ノートブック!タブレットにも50ドルのギフトカード?
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