
■オバマ大統領は9日、ABCテレビのニュース番組インタビューで同性婚の支持を公式に表明した。最近の世論調査では、同性婚は認められるべきと考えている人が50%を超え、違法にすべきとの回答22%を大幅に上回っている。現在、同性愛者に対する世間の風向きは大きく変わっている。大手チェーンストアでも、この流れにのってマーケティングを変化させている企業もでてきた。特に象徴的なのはJCペニーの事例だろう。
コメディアンや女優、またトークショー・ホストとして活躍するエレン・デジェネレス氏は1997年、自分のコメディ番組を通じて自身が同性愛者であることをカミングアウトした。当時、この番組のスポンサーだったJCペニーは、カミングアウトしたエピソードのスポンサーを降りたのだった。それから15年後、JCペニーはデジェネレス氏を同社のスポークマンとして起用し、コマーシャルにも使っている。また、JCペニーの5月号「母の日」カタログでは、同性愛者カップルと子供をモデルに起用しているのだ。同性愛カップルのリアルな家族だ。こういったJCペニーの同性愛マーケティングには批判も起きている。
保守派団体のワン・ミリオン・ママ(One Million Moms)は「JCペニーはアメリカの一般的な家族が買物するお店であり、その店がレズビアンという宗教モラルに反するスポークスパーソンを雇うべきではない」と非難した。また、カタログに同性愛カップルを起用したことに対して、近所のJCペニーの店長にクレームをするよう会員に呼びかけている。しかし、保守派団体からの非難にもかかわらず、JCペニーは消費者から支持を取り付けているのだ。企業のブランド力を測るブランドインデックス(BrandIndex)によると、「母の日」カタログ配布前のJCペニーの数値80が、配布後には88へと大きく上昇しているのだ。
JCペニーの事例から他のチェーンストアの広告でも同性愛者モデルを多く見かけることにもなるかもしれない。
トップ画像:JCペニーの「母の日」カタログ。11ページ〜12ページには、同性愛者パートナー(ウェンディさんとマギーさんの薬指には婚約指輪だ!)と二人の子供、さらにお母さん(左)も登場している。リアルな家族だ。
