2013年10月23日

【ニトリ】、アキホーム初進出!後藤のファーストインプレッションですが、ご免なさい?

131023アキホーム00
■家具・インテリア大手チェーンのニトリが19日、ロサンゼルス郊外に2店舗をオープンし、アメリカに初進出した。「アキホーム(Aki-Home)」という店名でオープンした場所はロサンゼルス郊外オレンジ郡のタスティン市とフルトン市。タスティン市にあるディストリクト・アット・タスティン・レガシーSC(District at Tustin Legacy)の店は、昨年春に閉店したベストバイの跡地で隣にはホールフーズ・マーケットがある。840坪の店にはベッドやソファなどの家具類からベッドシーツやカーテンなどのインテリア用品約7,000品目を扱っている。フルトン市では、アメリッジ・ハイツ・タウンセンターSC(Amerige Heighs Town Center)のロス・ドレス・フォー・レスとスポーツジムのゴールドジムに挟まれた560坪でオープン、同じSC内にターゲットがある。
 同社ではアメリカ国内に1,000店舗展開を目指しているという。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤がアキホームを訪れたのは10月6日(土曜日)。場所はディストリクト・アット・タスティン・レガシーSCのお店です。グランドオープニングが19日でしたから、ソフトオープニング中に訪れたことになりますね。通常、ソフトオープニングはグランドオープニングの数日前〜1週間ぐらい前に開店することをいいます。ソフトオープニング中は広告などをほとんどしませんが買い物はできます。控えめに営業をしながら、グランドオープニングに向けて、オペレーションの課題や問題点をみつけ修正するための期間となります。私が訪れたのはグランドオープニングから2週間も前のことですから、下にある店内画像と今とでは少し異なるかもしれません。が、流通コンサルタントとして、また生活者としてアキホームのファーストインプレッションを記したいと思います。
131023アキホーム01

131023アキホーム02

131023アキホーム03

131023アキホーム04

131023アキホーム05

⇒タスティン市は白人に次いでアジア人が多く、比較的裕福な層が住んでいます。アジアでは中国系が圧倒的だと思います。ディストリクト・アット・タスティン・レガシーSCの回りはコンドミニアムなど閑静な住宅街が広がっています。ちなみにこの近辺には美味しいチャイニーズレストランが多数あります。で、アキホームのすぐ隣には、駐車に苦労するほど繁盛しているホールフーズ・マーケットがあります。以前はベストバイの小型店がはいっていた場所です。5分程度ですが、店内を視察してみた感想は、ポジショニングが不明瞭であり、家具やインテリア、キッチン用品を買いにこの店に来る必要はあるのだろうか?ということです。ディストリクト・アット・タスティン・レガシーSCから10分圏内にパワーセンターのタスティン・マーケットセンターSCがあり、ベッドバス&ビヨンドが入っています。

⇒また、西に10分程度のところに9,000坪以上となるイケアがあります。家具やインテリア等を買う場合、品揃えが圧倒的なイケアに行きます。家具を買う場合、一人でいくより家族で行くことになりますから、食事もでき小さい子供も預かってくれるイケアが便利です。ベッディングなどのリネンやカーテンならコーディネートが楽しめるベッドバス&ビヨンドでしょう。両社ともスタイル・ブランド力は抜群です。アキホームは競合店に対する差別化が漠然としているのです。日本製は好まれるでしょうが、「アフォーダブル・プライス」で、この地区の住民を競合店より集客できるとは思えません。一方で低価格を武器にすると、客層が悪くなります。すると返品も予想以上となります。日本人の多くはアメリカ人の返品を甘く見積もっていますから(笑)。「誰が顧客か?」を考えても、ニッチな層しか思い浮かばないのですね。その顧客は「なぜベッドバス&ビヨンドやイケア等に行かず、アキホームに行くのか?」も。
 挑戦している日本企業に対して厳しいことを言って申し訳ありません。似鳥昭雄さん、ごめんなさい。近いうちにまた視察したいと思います。

131023イケア01 131023イケア02
売り場面積が9,000坪以上となるイケア。品揃えも圧倒的だ。また、カフェテリアやキッズスペースもあるので、家族で買い物するには便利な店だ。

131023ベッドバス&ビヨンド01 131023ベッドバス&ビヨンド02
コーディネートが楽しくなるベッドバス&ビヨンド。レジストリーを忘れてはならない。
この記事へのトラックバックURL