2014年05月21日

【ステープルズ】、減収減益Q1!オンラインの扱い品増加でオフィスストアでなくなる?


■オフィススーパーストア最大手のステープルズは20日、第1四半期(2月〜4月期)決算で減収減益を発表した。北米小売事業と北米法人(コマーシャル)事業、海外事業を合わせた総売上高は前年同期の58.2億ドルから2.8%減少し、56.5億ドルとなった。店舗閉鎖による売上減やドル高による為替変動の影響を受けた。純利益は前年同期の1.70億ドルから43.4%減少し、9,600万ドルとなった。リストラ費用のほか、オンラインストアなどの競合により粗利益率が前年同期の26.0%から24.9%と1.1%も減少したことが響いた。オンラインと含む北米小売事業の売上高は27.7億ドルと前年同期比4.9%の減少。オンライン売上を除外した既存店・売上高前年同期比は4%の減少となった。客単価は横ばいだったものの、客数が4%減少した。掃除用品などのバックルーム用品にコピーサービスは牽引したものの、事業機器や周辺機器、プリンター・インクやトナー、コアなオフィスサプライ用品の売上が減少した。
 ステープルズは3月、2015年末までに全店の約10%に当たる225店を閉鎖すると発表。同社は第1四半期に16店を閉鎖しており、第2四半期も80店の閉鎖を予定している。ステープルズは今年だけでも140店の店舗スクラップを行う。
 オフィスマックスと合併したオフィスデポも今月初め、2016年末までに400店以上をスクラップすることを発表した。

トップ動画:ステープルズのコマーシャル。「ガレージからビジネスをスタートしても、ステープルズですべてそろえることができます」と何でも揃うことを強調している。オンラインでの扱い品目数が増えれば増えるほど、アマゾン化してしまい、リアル店舗の意義が薄れ、粗利も薄れていくのだが...
14年5月7日 - 【オフィスデポ】、店舗数の2割となる400店以上スクラップ!カテゴリーキラーの限界?

14年3月7日 - 【ステープルズ】、向こう2年で225店閉鎖!オンライン売上の増加で実店数の着地点は?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ステープルズの既存店ベース(オンラインは除外)の減少は、客数減が影響しています。客数が減少したのはステープルズ・コムを含めてオンラインストアで購入する客が増えているからです。ステープルズ・コムでは1年ちょっとで扱い品目数を10万アイテムから約50万アイテムに増やしています。オンラインでの扱い品目が増えれば、オンライン売上も増加します。同時にコスト構造がリアル店舗と異なるオンライン専売ストアとの競争にあいやすくなります。アマゾンと直接ぶつかり合うと商品の利幅が減少していきます。ステープルズの粗利益率は前年同期の26.0%から24.9%と1.1%も下がっています。オフィススーパーストア展開の意味が変わってきているのです。オフィス用品を購入する店からオンラインで注文したものを受け取る場所になればオフィス用品にこだわる必要はありません。
 ステープルズコムのアイテム数がさらに増えれば、オフィス用品のくくりを大幅に変更セざる得ないでしょう。
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