
■感謝祭日とブラックフライデーを含む週末4日間の買い物では、オンラインで買物する人数が実店舗で買物する人数をついに上回る結果となった。全米小売業協会が27日に発表した早期データによると、オンラインで買物をした客数は1億850万人と推計する一方で、実店舗の客数は9,910万人となった。オンラインでの買い物客数は前年同期から4.2%増となる550万人増え、実店舗は3.7%減の300万人減少した。週末4日間にオンラインと実店舗で買い物をした総数は1億5,400万人と推計しており、前年同期の1億5,100万人を上回っている。また週末4日間の平均支出額は289.19ドルだった。前年同期の299.60ドルから3.5%減少した。買い物客の多くのお目当てはオンラインでも実店舗もドアバスターとなるお買い得品であり、NRFのCEOマシュー・シェイ氏は「『セール商品しか買わなかった』と話した消費者は全体の3分の1余りとなる36.2%だった」と指摘、この割合は昨年の3倍強となった。週末4日間で最も売れたのは衣料品やアクセサリー、オモチャにアイパッドや4Kテレビなどの電化製品、ビデオゲーム、書籍、ギフトカードだった。
客数で実店舗を上回ったオンラインでもスマートフォンなどモバイル経由の売上が昨年以上に伸長した。ソフトウェア大手アドビシステムズの調査部門アドビ・デジタル・インサイツ(ADI) によると、感謝祭週末4日間とサイバーマンデーを含む5日間のEコマース売上高は前年同期比15%増となる128億ドルだった。感謝祭日のオンライン売上高は前年から11.5%増となる19.3億ドルだった。感謝祭日の翌日のブラックフライデーではオンライン売上が前年比21.6%増となる33.4億ドルだった。モバイル経由のオンライン売上は前年から33%増と記録的な伸びとなり12億ドルとなった。経由売上の内訳は全体の64%がデスクトップ経由を占める一方で、スマートフォンとタブレットのモバイル経由は36%となっている。サイバーマンデーでは、週末4日間のオンライン売上が伸びていたことで需要の先食いが予想されたものの、売上高は前年比12.1%増となる34.5億ドルとなった。
週末4日間とサイバーマンデーでオンラインが次々と記録を塗り替えたことで、実店舗からオンラインへと消費の主戦場が大きく変化していることが浮き彫りとなっている。
トップ画像:ブラックフライデーイベント(感謝祭日)のウォルマート内。ウォルマートではブラックフライデーイベント中、ウォルマート・コムのトラフィックの70%がモバイル経由と発表している。
