
■レジなしコンビニを来年初めにもオープンするネット通販最大手のアマゾンが、型破りなアイデアで新たに特許を取得したことが話題となっている。米国特許商標庁(USPTO)に2年前に登録された特許出願書のタイトルは「配達用無人機を備えた空中倉庫(Airborne fulfillment center utilizing unmanned aerial vehicles for item delivery)」。概要には「空中に浮かぶフルフィルメントセンターと無人航空機を使って利用者に宅配物を届ける」というもので、上空4.5万フィート(約14キロメートル)に留まる飛行船の倉庫から、無人航空機が指定された宅配場所にいる利用者に宅配する。デリバリーの無人機が飛行船倉庫から垂直に下降することで宅配時の電力消費を抑えるとしている。また飛行船倉庫の在庫や燃料の補充には小型飛行船が使われるということだ。出願書にあるイメージ図には長いコンテナのような倉庫を持ち上げている飛行船とドローンと思われる下降する無人機、さらに補充用の小型飛行船まで描かれている。詳細な説明では例としてフットボールや野球などのスポーツ観戦イベントや野外フェスなどコンサート会場の上空に空中倉庫が留まり、イベント参加者などが注文したユニフォームや記念品などのコレクターアイテム、お土産品、食品などを届けるというもの。また飛行船が2,000フィート(約600メートル)まで下降し、イベント参加者にむけ音響や映像による広告活動も行うとしている。配達用無人機を備えた空中倉庫システムは今年4月、特許を取得していた。
アマゾンは5日、レジ清算のないまったく新しいコンビニエンスストア「アマゾンゴー(Amazon Go)」を来年から展開することを発表した。アマゾンゴーは入店時のアプリ認証後は面倒なレジ会計がなく、商品を手に取るだけで買物の決済が完了する。逆に商品を棚に戻せばその買い物がキャンセルとなる。コンピュータービジョン(画像解析システム)やセンサーフュージョン、ディープラーニングなど自動運転車と同じAI技術を使うことで、自動購入システムによりレジが必要なくなるのだ。アマゾンゴーは50坪程度であり、サンドウィッチやサラダ、コーヒーなどの飲み物、さらにアマゾン独自のミールキットを販売するコンビニエンスストアだ。この画期的なシステムについてもアマゾンは2年前、非接触で買い物ができる店舗の特許申請を行っている。
トップ画像:アマゾンが2年前に米国特許商標庁(USPTO)に登録した「配達用無人機を備えた空中倉庫(Airborne fulfillment center utilizing unmanned aerial vehicles for item delivery )」のイメージ。長いコンテナのような倉庫を持ち上げている飛行船とドローンと思われる下降する無人機、さらに補充用の小型飛行船まで描かれている。

