2017年05月20日

【リドル】、ドイツのディスカウントスーパーマーケットが6月15日、米国1号店を開店!


■ドイツのディスカウント・スーパーマーケット・チェーンのリドル(Lidl USA)は15日、アメリカ1号店を6月15日にオープンすることを発表した。オープン予定の20店舗の住所リストも公開した。同社は本部のあるバージニア州アーリントンやノースカロライナ州、サウスカロライナ州に20店舗をオープン後、年末までにさらに順次オープンする。また2018年末までにニュージャージー州からジョージア州に最大100店舗まで拡大する予定だ。リドルはすでに、アメリカ国内に最大600店の展開目標を公表している。リドルのアメリカ進出店はヨーロッパで展開する店舗よりも広く、売場面積もは600坪以上となり、アメリカには40年前から進出している競合アルディの2倍以上の売場となる。店内は余分な装飾を施さない「ノーフリル」。ディスカウントを強調したリドルのヨーロッパ店舗や競合アルディとは異なり、店内でパンを焼きあげるインストア・ベーカリーの導入などディスカウントスーパーとは異なる展開となる。生鮮品やワイン、コーヒーなどを中心に高品質な商品を取りそろえ、オーガニックの品揃えも拡大。商品の9割はプライベートブランドで、人工着色料やトランス脂肪酸、MSG、グルテンなどを含まないフリーフロムで訴求するとしている。「ハリスティーターとトレーダージョーズのハイブリッドなフォーマットになる」としながらも、通路(Aisle)は6つシンプルなレイアウトを強調している。トレーダージョーズに近いフォーマットでも、扱い商品は食品や日用品にとどまらず、一部に小型家電や家具、ファッション・アパレルも取り扱う。リドルのディストリビューションセンターは建設予定を含めるとバージニア州フレデリックスバーグやノースカロライナ州メバネ、メリーランド州セシル郡に展開されるという。
 リドルはテキサス州での拡大も視野に入れており、すでにロケーションハンティングを進めている。リドルはヨーロッパ27ヶ国に約1万店を展開している。
 一方、1976年にアメリカに進出した競合のアルディは2018年までに2,000店舗の展開を目指している。アルディは2月、リドルのアメリカ進出に合わせて、16億ドルを投じる国内1,300店以上のアップグレード改装計画も発表した。

トップ動画:15日にアップロードされたリドルの販促「フレッシュ5スペシャル」の説明動画。リドルの販促では毎週、月曜と木曜日に在庫が尽きると販売終了となる限定商品を特価販売する。動画を見る限り、生鮮品から家電までフレッシュ5スペシャルの限定商品で販促を行うようだ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ドイツのディスカウント・スーパーマーケット・チェーンのリドルが来月15日、いよいよアメリカで第1号店をオープンします。どこになるかはまだ決まっておらず、1号店が複数になることも考えられます。で、出店はバージニア州を中心に東海岸に集中するのは前回もお伝えした通りです。競合のアルディは昨年、南カリフォルニアに進出してきました。もう1年近くになりますが、アルディはロサンゼルス郊外ではまだ苦戦しているように見えます。平日に視察に行くと、レジが1〜2台しかオープンしていませんから、他の州の展開のようにお客は入っていません。アルディは2020年までに設備投資費16億ドルをかけて古くなったお店のアップグレードを行います。テスコのフレッシュ&イージーネイバーフッドマーケットと違い、現在は景気がよく、プライベートブランドが9割でも試して購入する方が少なくないのではと思っています。
 まあ、品質や品揃えによって、お店の雰囲気まで変わるので、今のところはなんともいえません。ただ、東部も南カリフォルニアのようにとんでもなく競争が激しくなります。
この記事へのトラックバックURL
http://trackback.blogsys.jp/livedoor/usretail/52026892