2017年06月06日

【ステープルズ】、店内シェアオフィス!集客も人が集まれば良いってものではないような?

170606ワークバー・アット・ステープルズ
■オフィススーパーストア最大手のステープルズはシェアオフィスを展開するワークバー(Workbar)と提携して店内に貸しオフィス「ワークバー・アット・ステープルズ(Workbar at Staples)」をボストン市内の3ヵ所でテスト展開している。ディスカウントで文具を販売するウォルマートやオフィス販売を急拡大させているアマゾンに対抗し、ステープルズはシェアオフィスのサービス事業者と手を組むことで新たな市場を開拓しているのだ。店舗内オフィスのシェアオフィスは70坪〜100坪でオフィス用のコワーキング(共有)スペースやプライベート・カンファレンスルーム、プライベート電話室を設け、ハイスピードWiFiやプリンター、無料コーヒーやティーを提供する。ワークバー・アット・ステープルズでは最大50人が利用できるという。マサチューセッツ州ボストンに2009年に創業したワークバーは、ワークバー・アット・ステープルズの他、ボストンやケンブリッジなどで14ヵ所のシェアオフィス・コワーキングスペースを展開している。ワークバーは1日30ドルから利用でき、月額350ドル(週7日24時間)や月40時間のプライベートオフィス利用が付いた月額600ドルなどの利用が可能だ。一方、ワークバー・アット・ステープルズは会員制となっており月額130ドルで、共有スペースが自由に使える他、会議室の2時間の利用が無料となり、他のワークバーを2日間使える特典がつく。また共有スペースではハイスピードWiFiやコピー(白黒)機も無制限に使え、コーヒー&ティー、スナックが無料となる。また、会員にはステープルズの商品やサービスがディスカウントとなるベネフィットもあるという。ロッカーや郵便サービスも月額40ドルで利用でき、100ドルで会議室10時間利用できるオプション・サービスもついている。
 スーパーマーケットが店内にレストランを導入して集客を図るようにオフィススーパーストアは貸しオフィスで集客するのだ。

トップ画像:ステープルズ店内にある「ワークバー・アット・ステープルズ(Workbar at Staples)」。持て余したスペースの有効活用にはいいが、店の売上にはそれほど貢献しないと思うのだが...メリットがあるのなら、空きテナントの多いショッピングセンターが真似をするはずだ。
16年4月6日 - 【ステープルズ】、シェアオフィスのワークバーと業務提携!ステープルズで起業し上場?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ステープルズ内の貸しオフィス「ワークバー・アット・ステープルズ」は、店の売上にはそれほど貢献しないと思います。お客がいないよりは、空きスペースにオフィスを設けて働かせているほうが活気があるように見えます。でも、ステープルズで何かを購入することにはなりません。シェアオフィス企業にとっては、ステープルズ店内に貸しオフィスを展開できるのはメリットがあります。ステープルズにはメリットはそれほどないと思います。仮に貸しオフィスを店内に展開するチェーンストアに大きなメリットがあるのなら、テナントの閉鎖や撤退でスペースを持て余しているショッピングセンターが貸しオフィス市場に参入するはずです。メイシーズやJCペニーなど核テナントが撤退した後、広いスペースを持て余しているモールも少なくないです。全く賃料が入らないより、シェアオフィスもないよりあったほうがいいでしょう。利用者はフードコートでランチをしますから。
 「ワークバー・アット・ステープルズ」が昨年9月にオープン以降、他のステープルズに拡大していないのが状況を表しているような...
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