
■ネット通販最大手のアマゾンは12日、プライム会員限定セール「プライムデー」が1日当たりの販売数で過去最高だったことを発表した。プライムデーは2015年、創業から20年を迎えることを記念し始めた時限セール。今年のプライムデーは10日午後9時(東部標準時間)から開始、12日の早朝3時までの30時間となる。3回目のプライムデーは、アメリカや日本、イギリスなど昨年の10ヶ国に、中国やメキシコ、インドの3ヶ国を加え13か国で行われた。セール対象商品も世界で10万品目以上と発表されていた。年会費99ドルのプライム会員限定のセールだが、非会員でも30日間のお試し無料会員に登録することでプライムデーに参加可能。今年のプライムデーの売上高は1日の売上で過去最高だった2016年のサイバーマンデーやブラックフライデー(感謝祭後の金曜日)の実績を超え同社史上、最大となった。またマーケットプレイスに出品する中小のサードパーティ企業が牽引したことで売上高は昨年の60%以上増加したという。
アメリカ国内でベストセラーとなったのは音声アシスタント端末の「アマゾン・エコー(Amazon Echo)」とその姉妹機。一部の報道によると、エコー・ファミリーは昨年のプライムデーから2倍売れていた。特に49.99ドルから34.99ドルと大幅に値下げされた「エコー・ドット(Echo Dot)」は全カテゴリーで最も売れた商品となった。その他には130ドルから90ドルに値下げされたマルチユースの電気圧力なべ(Instant Pot DUO80 7-in-1 Multi-Use Programmable Pressure Cooker)や、200ドルから100ドルにディスカウントされたDNAテストキット(23andMe DNA Tests for Health + Ancestry)がベストセラーとなっていた。一方、日本のプライムデーでベストセラーになったのは、約50%オフとなった「ザバス・ホエイ・プロテイン」や、約3割引きとなったアマゾンのプライベートブランド「Happy Belly 岐阜・養老 天然水」のミネラルウォーターだった。
なおアマゾンはプライムデー売上やプライム会員の新たな加入者数は明らかにしていないが、JPモルガンのアナリストの試算では売上高10億ドルと見ている。
トップ画像:プライムデーのストリーミング・ショッピング・イベント。テレビショッピングのようにエコー・ドットなどの人気商品をデモンストレーションしていた。