
■経営不振に陥っていた玩具チェーンのトイザラスは18日、連邦破産法11条の適用を申請して破綻した。負債総額は約52億ドル。破産手続き中の運営資金として銀行などから約30億ドルの事業再生融資を確保しており、店舗とオンラインサイトでの販売は継続するという。一部報道によると、直ちに不採算店の閉鎖も行うとしている。トイザラスは一時期、カテゴリーキラーとも言われ、大量で激安の玩具を取り扱い、多くの中小玩具店を破綻に追い込んでいた。またニューヨーク・タイムズクスエアにあった旗艦店は店内に観覧車まであり、観光名所にもなっていたほど。一方でウォルマートが20年前から書き入れ時の年末商戦で人気玩具をロスリーダーとして扱い始めたことでシェアが急落した。また、ここ数年はアマゾンがアプリを通じたショールーミングを仕掛けたことで、経営不振にまで陥っていた。10日前には、トイザラスが2018年に返済期限を迎える4億ドルの負債を処理するためカークランド&エリス法律事務所と契約したことが報じられた。カークランド&エリスは倒産したペイレスシューソースやジンボリーなどと契約しており、数多くの企業の財政や経営の再建を成功させている。トイザラスが6月に発表した第1四半期(2月〜4月期)決算によると、売上高は前年同期比4.1%減となる22.1億ドルだった。純損益は1.64億ドルの赤字。既存店・売上高前年同期比は連結で4.1%の減少となった。内訳は国内の既存店ベースが6.2%の減少、海外店は0.6%の減少。2017年1月28日までの通期ベースでは売上高は115.4億ドルと前年比2.2%の減少だった。純損益は2,900万ドルの赤字となっていた。トイザラスでは赤字幅が縮小傾向にあるものの4年連続でマイナス収支となっている。
トイザラスは現在、アメリカ国内の店舗を含めトイザラスやベビーザラスの店名で世界38ヶ国(ライセンスストア含む)に1,695店を展開している。