
■トイザラスは12月22日午前6時からクリスマスイブとなる24日午後9時まで、連続63時間の営業を行っている。特にクリスマス前の最後の土曜日となる23日の「スーパーサタデー(Super Saturday)」では、ネットにお客を奪われているリアル店も大盛況を見込まれている。オモチャをオンラインで注文しても24日までに間に合わないからだ。しかしトイザラスの多くの店舗にとって今年は最後のクリスマスになるかもしれない。9月に連邦破産法11条の適用申請を余儀なくされたトイザラスでは、すでにクリスマス後の大量閉店が噂されているのだ。ニュースサイトのブルームバーグによると内部事情に詳しい関係者の話として最低でも100店はスクラップされる。経営破綻のニュースでトイザラスの客離れが加速し、今年の年末商戦は昨年に比べてすでに15%も落ち込んでいるという。アメリカ国内の約880店のうち最大200店舗の閉店もありうるとしているのだ。トイザラスは実際、大変厳しい状況にあるのは直近の決算からでも明らかとなっている。トイザラスが17日に発表した第3四半期(8月〜10月期)決算では売上高が7.5%減少し21.1億ドルとなった。純損益は赤字幅が前年同期の3倍以上に膨れ上がり6.22億ドルの赤字なのだ。しかも既存店ベースは連結で4.4%の減少となり、国内の既存店ベースは7.0%減と大幅に落ち込んでいる。特にネットとの競争でベビー用品と知育玩具のカテゴリーでの落ち込みが酷いのだ。同社CEOのデイブ・ブランドン氏はリストラなどの言及は避けながらも「大きなストレスであり、大変厳しい状況で、ネガティブな影響を受けている」と吐露している。
トイザラスは以前、カテゴリーキラーと言われ、大量で激安の玩具を取り扱い、多くの中小玩具店を破綻に追い込んでいた。時代の流れでトイザラスさえもガラクタになるのだ。