2018年01月11日

【年末商戦】、アマゾン・エフェクトに大手チェーンは好業績!アトランティスのその後?

180111コールズ
マスターカード・アドバイザーズの小売調査部門スペンディングパルスが発表したデータによると、11月1日〜12月24日までの小売売上高は前年同期比4.9%の増加となった。前年は3.7%の増加だった。昨年の年末商戦は低失業率や好調な株式市場や不動産市場に支えられ、6.8%増だった2011年以来の高い伸長率となったのだ。大手チェーンストアもこのデータに呼応して好業績を発表している。メイシーズでは11月〜12月期の既存店ベースが1.0%の増加となった。前年同期は2.7%の減少だった。店内で展開する提携業者からのコミッションを含めると11月〜12月期は1.1%の増加だ。メイシーズの11月〜1月期はおよそ3年ぶりにプラスになる可能性が高い。昨年だけで不採算店138店を閉めたJCペニーも好調だ。アメリカ国内に875店を展開するJCペニーの11月〜12月の既存店ベースは3.4%の増加となった。前年同期は0.8%の減少だった。49州に1,100店を展開するコールズも前年から反転して調子がよい。コールズの11月と12月の既存店ベースは6.9%増となった。前年同期は2.1%の減少。高級デパートメントストアのノードストロームも年末商戦の既存店が1.2%増となった。内訳ではオフプライス業態で232店を展開するノードストローム・ラックは2.9%の増加だった。本体デパートメントストアのノードストロームも同1%の増加だ。ターゲットも既存店ベースを伸ばしたチェーンとなった。アメリカ国内に1,800店以上を展開する同社の11月〜12月期の売上高・前年同期比は3.4%の増加だ。前年同期は1.3%のマイナスだった。大手チェーンストアによる好業績が発表されている一方で低迷しているチェーンもある。北米にアンテーラーやレーンブライアント、ロフトなど4,800店を展開するアセナ・リテール・グループが発表した11月〜12月期の既存店ベースは3%の減少となった。103店のスクラップを発表しているシアーズも同16%〜17%の減少だ。
 アマゾンが成長するたびにチェーンストアなどの業績が悪化する「アマゾン・エフェクト」は2017年の年末商戦だけ見れば限定的だったかもしれない。が、チェーンストアのメルトダウンが終了したわけではないのは確かだろう。

トップ画像:11月〜12月の既存店ベースが6.9%増となったコールズ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。激安・大安売りによる集客が功を奏したのか、オムニチャネル化が上手くいったのかなど詳細はまだわかりません。ただ、極めて景気がよかったのは確か。全体的にみて消費者の財布のひもは緩かったのです。見るべきポイントは、サステナブルかどうか(継続可能かどうか)です。テレビ番組にありがちな低迷して集客に苦労しているお店が(なんとか請負人?がやって来て)奇抜なことをやって売上回復、「よかった、よかった♪」でエンディングが流れて番組終了&次回予告という40分構成です。その後、お店がどうなっているのかが分かりません。創業100年の足袋を製造する老舗会社「こはぜ屋」の復活・成長より、大手スポーツメーカー「アトランティス」の営業部長のその後ですね。ドラマ「陸王」で彼は利益至上主義で悪役ですが、仕事から離れると家族思いのめっちゃ良い人とか期待したい。一方、カリスマ・シューフィッターはスーツの下にブラジャー着用で、プライベートはド変態...
 何事も一過性で判断するのではなく、長期継続して研究・分析するということです。