2018年04月17日

【スプラウツ・ファーマーズ・マーケット】、シアトルに新店!ワークショップにも悩み?

180417スプラウツ
■スプラウツ・ファーマーズ・マーケットは4日、2018年度第3四半期(7月〜9月期)中に13店を新規に出店することを発表した。ネバダ州ラスベガスに3店舗追加オープンする他、ワシントン州とペンシルバニア州に進出する。

これらの新店では120人〜130人がスタッフとして採用されるという。

スプラウツはすでに1月〜3月期に10店舗をオープンしており、4月〜6月期には16番目の州となるサウスカロライナ州での新店を含む6店のオープンを予定している。スプラウツは2018年度中、約30店の新規オープンを計画しており、19州に拡大することになる。

 スプラウツ・ファーマーズ・マーケットが2月に発表した第4四半期(10月〜12月期)決算では増収増益、既存店増となった。売上高は新規出店で前年同期比16%増となる11.4億ドルだった。純利益は税制改革により4,000万ドルと前年同期から2倍の大幅増となった。

粗利益率は前年の食品デフレの影響が薄れたことで28.4%と前年同期から0.2ポイント増加した。一般販売管理費率と店舗運営コストなどの経費率は前年同期より0.1%減少した。粗利益率の増加で本業の儲けを示す営業利益率は3.2%と、前年同期から0.1ポイント増加。

既存店・売上高前年同期比は4.6%の増加だった。これにより既存店ベースは43四半期連続で前年実績を上回った。

通年ベースでは売上高は46.6億ドルと前年から15.3%の増加となった。純利益は前年比27.5%増となる1.58億ドル。既存店・売上高前年比は2.9%の増加だった。同社は2017年度中に32店舗をオープンし、15州に285店(昨年12月31日時点)を展開。

なおスプラウツは4月現在までに300店以上の展開となっている。

 スプラウツ・ファーマーズ・マーケットは780坪〜840坪の売り場にオーガニック青果の生鮮品やバルク商品(ナッツ類の量り売り)、ビタミンを含むサプリメントなど18,900sku(プライベートブランドは約2,400品目)を販売する自然食品スーパー。

売り場の中心に位置する青果は売上高の4分の1となる26%占め、青果を含む生鮮品は全体の50%を占めている。プライベートブランド売上は全体の12%を占める。

店舗スタッフは80〜90名となり、ストア・マネージャーにアシスタント・マネージャー、8人の部門マネージャーと5人のアシスタント部門マネージャー、オフィススタッフ等で構成されている。

同社の従業員数は2.7万人。スプラウツではアメリカ国内に約1,200店の展開が可能だとしている。
180417スプラウツ店舗展開(州)
スプラウツ・ファーマーズ・マーケットの各州の店舗展開状況(プレゼン資料のスライドから)。青色の部分が今年、進出を予定している州。サンベルト地帯を網羅しながら、徐々に北東部や北西部に進出するのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アマゾンゴーのオープン以来、シアトル出張の機会が増えています。シアトルのみの日程からニューヨークからシアトルの行程、シアトルからロサンゼルス(もしくはサンフランシスコ)など様々です。特にシアトルを絡めた日程での視察先選定で、いつも悩みます。今年に入ってシアトルからサムズクラブが撤退しました。したがってスキャン&ゴーを使ったワークショップでは、ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコ近郊のサムズクラブ(もしくはスキャン&ゴーを行なっている一部のウォルマート)の実施になります。一方、今年の秋にはシアトル郊外ミルクリーク地区にスプラウツ・ファーマーズ・マーケットがオープンします。シアトルというか、ワシントン州進出1号店です。で、ニューヨーク→シアトルの日程では、新たにスプラウツを入れることができます。でも最近の悩みにはワークショップの時間もあります。

⇒アプリを使った買い物実習を行うため、1店舗にかける時間が徐々に長くなる傾向となっているのです。地殻変動により売り場には変化はなくても買い方が変化しているのです。そのため実際に買い物を行う演習が必要となってきています。例えばウォルマートでは事前にネット注文しておき店でピックアップする「ウォルマート・グローサリー」と「ピックアップタワー」があり、アプリを使った実習では「リスト」「ウォルマートペイ」「セービング・キャッチャー」も行います。ウォルマートのワークショップでは30分以上、必要となります。これに5,000坪となる売り場を視察する時間を入れると1店舗にかける時間が長くなるのです。これにホームデポやターゲットでもワークショップを行うので日程の時間配分には悩むところなんですね。で、スプラウツ・ファーマーズ・マーケットが今、刷新しているのがアプリ。クーポン以外で使いやすいようにアプリ機能をアップデートしているのです。
 成功している企業に共通しているのは、アプリが業界で最先端であることです。世界最先端のアプリを使ったワークショップに比例して、時間配分の悩みも増加です。
この記事へのコメント
連日の書き込みですが、地元に関する記事なのでコメントします。ワシントン州ミルクリークに建設中のスプラウツ、元々セーフウェイだった場所で、その半分を改装して出店するようで去年からずっと改修工事をやってます。セーフウェイが閉店して2年ほどずっと空き地でしたので、開店を楽しみにしています。ただ、スプラウツは私がネットで見た限りの情報では規模的にも扱う品も中途半端な気がします。ミルクリーク地区は比較的裕福な層が住む場所で、スプラウツ予定地の南2マイルほどにあるセントラルマーケット(ローカルのチェーン)がハイエンド・スーパーとしては圧倒的な存在感があります。生鮮食品、精肉、鮮魚、デリ、アジア食材が充実しており、お値段は張りますがその分だけ質はいいです。買い物しても楽しく、セレブな気持ちになってしまう所ですね。逆にスプラウツ予定地のすぐ北側にはフレッドマイヤーがあり、客層は殺伐としてますが安さでは他を圧倒しています。最近はオーガニック製品も充実しています。鮮度や質ではセントラルマーケットには比べ物にならないですが、買うものや特売品によってこの2店を組み合わせることで双方の欠点を補うことができ、これをミルクリーク流グローサリーショッピングと私が勝手に呼んでいます。果たしてスプラウツは私の消費行動にどういう変化をもたらすか、乞うご期待〜。
Posted by UPIKO at 2018年04月17日 21:24