2018年05月15日

【セブンイレブン】、デッドプールでARプロモーション!「売り場を見る」は旧態依然?

180516デッドプールAR@セブンイレブン
■北米に1.2万近くのコンビニエンスストアを展開するセブンイレブンは8日、映画「デッドプール2」の公開でAR等を使った期間限定プロモーションを発表した。

ARとは「拡張現実(オーグメンティッド・リアリティ:Augmented Reality)」の意味で、スマートフォン等に実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を仮想的に拡張するというもの。スマホの画面を見ながら街を歩いて隠れているポケモンのキャラクターをつかまえるスマートフォンアプリ「ポケモンゴー(Pokemon GO)」や犬やうさぎの耳をつける自撮りアプリ「SNOW(スノー)」でAR技術が使われている。

セブンイレブンのARでは、5月18日に上映開始予定の「デッドプール2」のスーパーヒーロー、デッドプールのキャラクターがスマートフォンのスクリーンに現れて様々な面白体験をガイドしていく。

使い方はセブンイレブン・アプリのホーム画面からカメラを起動後、スクリーン右下にあるデッドプール・アイコンをタップする。すでに公開されているAR体験メニュー「デッドプール(Deadpool)」「デッドプール・ドリーム(Deadpool Dream)」「デッドプール自撮り(Deadpool Selfie)」の他、封切りに合わせて様々なインストアAR体験メニューが用意されている。

体験メニューにあるデッドプールをタップすると、自分撮り用のインカメラになり自分の顔が映し出されるとデッドプールが赤いペンで顔に耳や無精ひげなど落書きをしていくというもの。スクリーンをタップするとスポンジで落書きが消され、新たな落書きを施される。

デッドプール・ドリームではインカメラに映った自分の顔とセブンイレブンのフローズンドリンク「スラーピー」が現れ、ストローをふくんだ口を動かすとデッドプールのアイコンが顔を埋め尽くし、花火や派手な音楽が鳴り響くようになる。

デッドプール自撮りでは、スラーピーを2本のストローでデッドプールと仲良くシェアするツーショットになる。順次オープン予定のメニューでは、カメラを起動して店内を映すとデッドプールによるインストアAR体験を楽しめる他、映画チケットやラスベガス旅行が当たる懸賞も用意されているという。

AR体験と同時にセブンイレブンではデッドプールのコレクターアイテムも販売する。

 セブンイレブンのようにARを使ったインストア・エクスペリエンス事例はまだ少ないが、ARの進化とともにリアルな売場を拡張させた店内体験が今後増えていくかもしれない。

トップ画像:セブンイレブンのデッドプールAR体験では、カメラで顔を映すとデッドプールが赤いペンで耳や無精ひげなど落書きをしていく。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。米国流通視察で小売業アプリは必須カリキュラムです。売り場を見て回って途中に店長インタビューを挟む内容では、今のアメリカ小売業を見ていません。「少々割高になっても少人数で行え」というのは個々にIT&オムニチャネル体験をしてもらいたいからです。クライアントから「旧態依然の『売り場を見る』だけでは、買い物の仕方が見えてこなかった」との感想がありました。ホールフーズを買収したアマゾンは昨年、研究開発に2.4兆円の投資です。一方、大手チェーンストアも店内体験を向上させるためITに莫大な投資を行っています。ウォルマートの「ウォルマートペイ」「セービングキャッチャー」「リオーダーナウ」、ホームデポの「イメージ検索」「リアルタイム在庫」「3Dマッピング」、ターゲットの「カートウィール」「ウォレット」、ファストフードチェーンのモバイル注文などのワークショップ(実演)は不可欠です。
 ARを使ったインストア・エクスペリエンスはまだ始まったばかり。今後や応用可能な様々な事例が出てきますね。