2018年07月10日

【移動式スーパーマーケット&コンビニ】、自動運転車のロボマートが実証テストを開始!


■自動運転の無人・移動スーパーマーケットの「ロボマート(Robomart)」が今秋にも実証実験を始める。今年1月に開催された世界最大級の技術見本市となる「CES(Consumer Technology Association)」で披露されたロボマートはオンデマンド&セルフ・ドライビングカーだ。

ワンボックスのような流線形を帯びた車両の側面には、食品スーパーでディスプレイされているようにプロデュース・ラックが並んでおり、野菜や果物も陳列できるように冷蔵システム(保温システム)が搭載されている。

ロボマート6台を使って、カリフォルニア州のサンタクララ地区に野菜や果物、菓子類のテスト販売を始める。

ロボマート創業者のアリ・アーメド氏によると、利用者はあらかじめロボマートの専用アプリをダウンロードし、支払い情報などを登録しておく。利用の仕方は、ウーバー・アプリのように、近くで走行している(もしくは停まっている)ロボマートの手配から始める。ロボマートが到着すると利用者は、アプリを操作してロボマートのドアを開け、野菜や果物をピックする。支払いはキャッシャーレスとなっており、グラブ&ゴー技術(特許出願中)により自動的に利用者に課金するとしている。

温度管理されている陳列スペースは70立法フィート(2立方メートル)で50〜100品目を置ける。電気自動車(EV)のロボマートは連続走行距離が80マイル(約130キロメートル)で最大スピードは時速25マイル(時速40キロ)となっている。

なおテスト期間中、ロボマートは自律走行はさけ、遠隔操作で行うという。

 自動運転車ではスーパーマーケットチェーン最大手のクローガーが宅配で実験を行う。スタートアップのニューロ(Nuro)と提携した宅配サービスは、ニューロが開発した自動運転車「R1」を、クローガーのカーブサイド・ピックアップ・サービス「クリックリスト(Clicklist)」と利用した宅配となる。R1は通常の車両と比べて細くコンパクトであり、トースターに車輪をつけたような形となっている。上部にあるカメラやレーダーなど様々なセンサーが機能しており、オートパイロットで動く。

利用の仕方はクローガー・アプリから生鮮品などを注文する。店内で専任スタッフがピッキングした注文品をR1に詰め込み、利用者宅にまで自動で運ぶのだ。R1が目的地に到着すると近くの車道で路肩に寄って停車する。到着の知らせを受けた利用者はアプリ経由でコード番号を入力するか、もしくは顔認証など生体認証といった検証システムでR1のサイドにある跳ね上げ式ドアを開け注文品を受け取ることになる。

クローガーはR1を使ったテストを今秋にも始める予定だ。場所は明らかにされていないがカリフォルニアかアリゾナと見られている。

 ロボマートが移動式スーパーマーケット(もしくは移動式コンビニエンスストア)なら、R1はスーパーマーケットの注文品を利用者宅に運ぶ宅配車だ。

 今年3月には自動運転車による事故(事故発生時、運転席にいたスタッフが携帯電話でテレビ番組を視聴していた)が起き、自動運転車の安全性で再びクローズアップされている。遠隔操作でも決して安全とはいいがたく、実用までにはまだ時間がかかるとみられている。

トップ動画:ロボマートのPRイメージ動画。日本でもロボマートが実現するなら、過疎地域や山間部などフードデザートに住む「買い物弱者」を救うことになるだろう。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。西日本を襲った記録的豪雨により、各地で土砂崩れや河川の氾濫が相次ぎ、大きな被害がでています。相次ぐ避難指示や大雨特別警報の発令により、小学校や公民館などで避難生活を強いられる被災者も少なくないと聞きます。避難生活が長引いている被災者支援には、必要な物資を必要なタイミングで届けることが重要だと思います。それには自動運転もしくは遠隔操作による移動式スーパー(もしくはコンビニ)が適切だろうと思います。つまり全体をオーガナイズできる国の支援があることが前提だということ。自動運転車を使ったスーパーからの宅配や移動式スーパーは安全面が保証されても商用化に時間がかかると思います。避難生活者を含め、フードデザート化した地区や過疎化が進んだ僻地などを中心に移動式スーパーの活躍が予想できます。自動運転車による移動式スーパーなど必ずしも高い開発投資の割にリターンはそれほど多くはないのではと...
 したがって国の補助なりそういったバックアップでやらないとサステナブルにはならないと思うのですが。