2018年07月13日

【ターゲット】、カーブサイド・ピックアップのドライブアップを25州に展開する800店!

180713ドライブアップ@ターゲット
■ターゲットはカーブサイド・ピックアップ・サービスの「ドライブ・アップ(Drive Up)」を25州の800店舗以上で展開している。

カーブサイド・ピックアップは利用者がネットで注文した商品を指定されている店舗駐車場にて店のスタッフから受け取るサービス。通常、利用者は車から降りる必要はなく、注文品はスタッフがトランクに積んでくれる。

カーブサイド・ピックアップは、大手チェーンストアでは競合ウォルマートが生鮮品などを対象に「ウォルマート・グローサリー(Walmart Grocery)」で行っており、年内中に2,200店舗展開を目指している。スーパーマーケットチェーン最大手のクローガーも「クリックリスト(Clicklist)」というサービス名で傘下のスーパー等1,000店以上で拡大を継続している。

なおターゲットはカーブサイドピックアップを年末までに1,000店展開の目標を打ち出している。ターゲットのドライブ・アップはアイオワ州デモインやミズーリ州カンザスシティなどの中西部に加え、フロリダ州やテキサス州の都市に展開する店舗に拡大している。

 ドライブ・アップの使い方はターゲットのアプリを起動後、ドライブ・アップを行う店を選択し、好みの商品を注文する。決済画面で受け取り方法をドライブ・アップに選び、受け取り時間を指定する。注文品の準備完了で通知が届くようになっている。

店に行くときにはチェックインとなる「お店に向かっています(I'm on the way)」をタップする。お店ではドライブ・アップと指定された専用の駐車スペースに車を停め、「到着しました(I'm here)」ボタンをタップすると、スタッフが注文品を持ってきてくれる仕組みだ。アプリに表示されたバーコードをスタッフが端末でスキャンすることで受け取り完了となる。

ドライブ・アップの注文品は2日間、保管される。2日以上超えても取りに来ない場合、注文は自動的にキャンセル扱いとなる。ドライブ・アップに手数料やキャンセル・チャージはない。

ターゲットによると昨年の10月から始めたテスト展開では、ドライブ・アップにより10%近く注文が増えた。またドライブ・アップ利用者の半数が再び同サービスを利用したという。一方、ドライブ・アップ対象商品に、青果や精肉などの生鮮品や冷凍食品などは含まれていない。

 ターゲットはまた買収したオンデマンド買物代行・宅配サービスのシプツ(shipt)による当日宅配サービスも拡大中だ。3月初めからミネアポリス郊外のターゲットで開始した当日宅配は、ニューヨークやボストン、シカゴ、サンフランシスコなど大都市圏の一部のターゲットで開始しており、最近では中西部に展開するハイヴィーでの展開も予定している。

ターゲットは昨年、シプツを5.5億ドル(約620億円)で買収後、今年中に約半数で当日宅配サービスを開始すると発表している。2018年の年末商戦までにほぼすべての店舗で当日配送を可能にすると宣言している。

トップ画像:ターゲットのドライブアップ専用駐車スペース。既存店にドライブアップ専用スペースを導入する場合、店の前の路肩から店のサイド、駐車場など様々な導入事例が見られるのだ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。先日、ウチの近所にあるターゲットに行ったら、プロトタイプ仕様に改装されていました。目立つのはネットで注文した商品をピックアップするボピスの「オーダー・ピックアップ(Order Pickup)」です。プロトタイプは昨年、ヒューストン郊外のリッチモンド地区にオープンした3,500坪店で視察しています。ターゲット・リッチモンド店はプロトタイプとはいえ、ターゲットのスーパーセンター「スーパーターゲット(Super Target)」のように二つの入り口をもっています。お客の買い物の目的やスタイルに合わせ、ゆっくりショッピングを楽しみたい人用と、スピード重視の急ぐ人用の買い物とエントランスを分けているのです。向かって左側の「ライフスタイル」エントランスは、ファサード全面がガラスになっており太陽光を取り入れた入り口。一方、スピード重視の入り口は、「オーダー・ピックアップ(Order Pickup)」のコーナーがあります。

⇒正面には一部生鮮品を含め、サンドウィッチや飲み物などグラブ&ゴー商品のコンビニ・セクションも配しています。外にはカーブサイド・ピックアップの「ドライブアップ(Drive Up)」専用パーキングもあります。ユニークなのが、スピードサイドにあるセルフ・チェックアウト・レジ。このレジには現金の投入口や釣銭の受け取り口がないのです。。なんと、お客が商品のスキャニング後、現金支払い時のみセルフレジに常駐するスタッフがきて、レジ下にあるお金を保管しているドロワー(引き出し)を開けて現金払いに対応するのです。現金支払いのみスタッフが対応する、セミ・セルフレジを導入した理由はスピード重視ということもあるでしょうが、ターゲットではターゲットペイとなる独自のモバイル決済システム「ウォレット(Wallet)」を展開しています。アプリ機能でもあるウォレットを使うと分かるのですが、現金よりも決済が早くなるのですね。しかもウォレットを使って買い物をすると5%引きになりますからお得です。
 ウォレットの他、ドライブアップやプロトタイプ仕様の改装など、最近のターゲットはキャッチアップスピードには目を見張るものがあります。

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