
■ヴァージニア州ジョージ・メイソン大学は22日、自律走行ロボットがキャンパス内を走り回ってピザやコーヒーを配達するサービスを開始したことを発表した。
ロボット開発のスタートアップのスターシップテクノロジー(Starship Technologies)と教育施設などのフードサービス事業を手掛けるソデクソ(Sodexo)と提携したロボット配達は自律走行ロボット25台を使って、オンデマンドでピザやコーヒーを配達する。
デリバリーロボットは高さが約40センチメートル、横幅が30センチメートルでカメラやセンサー、制御システム、通信機器、LED、バッテリーを搭載している。ロボットは時速4マイル(6キロメートル)で走行し6つの車輪で風や雨の強い日でも稼働できるようになっている。
上部にあるカバーを開けると注文品を入れるスペースが用意されており最大20ポンド(9キログラム)を運ぶことができる。
配達場所はキャンパス内のピックアップポイントとなり、注文から15分内に配達される。
今のところスターバックス、ダンキンドーナツ、プレイズピザの注文に対応しており、提携レストランを徐々に増やしていく。
オンデマンド・ロボット配達サービスの手数料は1.99ドル。
オンデマンド配送を利用するには専用のアプリを使用することになる。アプリでピザなどを注文し、注文品を受け取るピックアップポイントをキャンパス内のマップでピンをドロップして入力する。ロボットの動きはアプリからモニターできるようになっており、ピックアップポイントに到着するとアプリに通知が届くようにもなっている。
受け取りはアプリからカバーを開錠して開け注文品をピックアップする。自動走行だが専門スタッフがモニターも行っているという。
ロボットを利用したデリバリーは増える傾向にある。食品メーカーのペプシコは今月初め、カリフォルニア州ストックトンのパシフィック大学で同社の菓子や飲み物を移動して販売するロボット「スナックボット(snackbot)」のサービスを開始した。
UCバークレー校でも昨年からキャンパス内でスタートアップ企業のキウイ(Kiwi)が開発した小型デリバリーロボットを稼働させている。
大手小売りチェーンではスーパーマーケットチェーンのストップ&ショップが先週、自動運転の無人・移動コンビニカー「ロボマート(Robomart)」を使った実証実験を始めることを発表した。
スーパーマーケットチェーン最大手のクローガーは昨年12月から自動運転車の開発を行うスタートアップ企業「ニューロ(Nuro)」と提携して自動運転車による当日宅配サービスの実証テストを行っている。
ウォルマートも来月にもスタートアップ企業「ユーデルブ(Udelv)」と提携し、自動運転車による配達サービスの実証実験を開始するのだ。
キャンパス内のロボット配達や小売りチェーンのロボット宅配など今年は同様なニュースが続きそうだ。