
■スマートフォンやタブレットなどのモバイルでいつでもどこでも簡単に買い物ができるようになったことで、これまでになかった市場が出現している。酔った勢いで買い物をする、飲みすぎてオンラインショッピングする、いわゆる酩酊ネットショッピングだ。
メルマガ・サービスのハッスルの調査から、ほろ酔い気分から泥酔状態でネットで買い物をする「飲酒eコマース」市場が450億ドル(約5兆円)規模であることがわかったのだ。
成人2,174人を対象に3月11日〜18日の調査によると、アルコールをたしなむ人の79%が飲酒後に1回以上、オンラインで買い物したことがあると回答している。
女性(80%)は男性(78%)よりもへべれけでもネットショッピングをする傾向があり、収入が多くなればなるほど酔った勢いでネットショッピングする割合が高くなっているのだ。
アルコールの種類はビールが最も多い34%で、次に29%のワイン、そしてウイスキー(17%)、ウォッカ(10%)、ジン(4%)、テキーラ(3%)、ラム(3%)となっている。
男性の45%がビールで、女性の50%がワインでネットショッピングを行う。
覚えのない注文品が自宅に届く、酔っ払いネットショッパーは週平均で10本もお酒を飲むという。飲んでもネットショッピング経験がない人は、週平均で5本しか飲まない。のんべえほど、知らないネット注文品が届くことになるのだ。
調査から酔っ払い1人当たりの平均年間支出額は444ドルと試算している。男性の酔っ払いは平均支出が448ドル、女性は441ドルとなり、男性の場合は酔った勢いで高い買い物をする特徴があるのかもしれない。
飲酒時に最も多く購入されているのが「衣類」および「靴」で、特にアマゾンは酔っ払いご用達のオンラインストアとなっている。
「飲酒ネットショッピングで年間どれほどお金を使ったか?」の平均値を州別でみると、東海岸側の州の平均支出が特に高く、内陸部の州は支出が少ない傾向となっている。
飲酒時のオンラインショッピングで買ってしまった最も変な商品では「重さが100キロ近くある3メートルの竹」や「第二次世界大戦時代の銃剣」、男性なのに「搾乳機」、「元NBAスター選手の足から取り除かれた破片」、「映画『バック・ツー・ザ・フューチャー』でマイケルJフォックスが着ていたベスト」、「24万円もする暗視ゴーグル」などがあった。
当然、「飲酒時のネットショッピングで購入した商品を返品したことがあるか?」の質問では、20%が返品経験ありと回答している。
今やビールやワインなどもネットショッピングで自宅に届けてもらえる時代だ。宅飲みからへべれけでポチる「記録はあるけど、記憶のない」ネットショッピングが増えるのだ。